JPS5935110Y2 - コロツケ成形装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコロッケ成型装置に関する。

従来のコロッケ成型装置としては外周面に凹部を有する
フォーミングドラムと、前記凹部にコロッケ用の材料を
供給するホッパーと、ホッパーより供給されたコロッケ
用の材料を凹部に充填する回転羽根と、を備えたものが
知られている。

しかしながら、この装置は前記回転羽根の回転軸が複数
のかき歯車および回転シャフトとを介して前記フォーミ
ングドラムの回転軸の回転と連動して回転するようなさ
れているため、前記回転シャフトを支持する支持部材な
どが必要になり、装置全体が複雑化するとともに、大型
化するという問題点があった。

本考案は上述の問題点に鑑みなされたもので、コロッケ
成型装置において、フォーミングドラムをホッパー直下
に設け、かつ、回転羽根の回転軸をフォーミングドラム
の回転軸とホッパーの直下で直交するように設けるとと
もに、これらの回転軸にそれぞれ取り付けられたかさ歯
車同士をホッパーの直下で噛合させることにより、前記
問題点解決することを目的としている。

以下、本考案の一実施例を図面により説明する。

図面は本考案に係るコロッケ成型装置の一実施例を示す
その正面断面図であり、１はフレームであり、このフレ
ーム１の一端部にはモータ２が設置されている。

モータ２の回転軸にはプーリー３が固着されている。

４はフレーム１に図示していないブラケットなどを介し
て回転自在に支持された前記モータ２の回転軸と平行な
ウオームであり、このウオーム４の端部にはプーリー５
が固着されている。

これらのプーリー３，５間にはベルト６が掛は渡されて
いる。

フレーム１の他端部にはフォーミングドラム７が設けら
れており、このフォーミングドラム７の回転軸８は複数
のベアリング９を介してフレーム１に回転自在に支持さ
れている。

フォーミンク下ラム７の回転軸８には前記ウオーム４と
噛み合うウオーム歯車１０とかさ歯車１１とがそれぞれ
取り付けられている。

フォーミングドラム７の外周面には複数の孔１２がその
円周方向に等間隔に形成され、各孔１２内には押出部材
１３がそれぞれ装着されている。

この押出部材１３は前記孔１２内に摺動自在に挿入され
た押出プレート１４と、押出プレート１４に取り付けら
れ先端部に受は皿状の受は部１５を有する押出ロッド１
６と、前記フォーミングドラム７の内周面にねじ結合さ
れたスプリングリテーナ１７と、スプリングリテーナ１
７と受は部１５との間に介挿され押出プレート１４を常
にフォーミングドラム７の内方に付勢する圧縮スプリン
グ１８と、からなる。

したがって、フォーミングドラム７の孔１２と前記押出
プレー１・１４とは全体として四部１９を構成すること
になる。

また、前記フレーム１には下方に突出するカム２０が取
り付けられ、このカム２０に前記押出ロッド１６の受は
部１５の外端が当接すると押出プレート１４は孔１２内
を外方に移動する。

２１はフレーム１上端部に設けられた円筒状のホッパー
であり、このホッパー２１には図示していない供給機構
よりコロッケ用材料、例えばひき肉とじゃがいもとをこ
ねたものが供給される。

２２はフレーム１に形成された孔であり、この孔２２は
前記凹部１９に対応する位置に設けられ凹部１９とホン
パー２１とを連通している。

２３はホッパー２１の下端でこれと同軸のすなわちホッ
パー２１の中央から下方に向って突出する回転軸２４を
有する回転羽根であり、この回転羽根２３の下端面には
ホッパー２１から孔２２および凹部１９に供給されたコ
ロッケ材料をこれらの孔２２および凹部１９に押し付け
、コロッケ材料ゑ上端面を下端に整形するブレード２５
が形成されている。

また、回転羽根２３の回転軸２４は前記フォーミングド
ラム７の回転軸８とホンパー２１の直下で直交するよう
フレーム１にベアリング２６を介して回転自在に支持さ
れており、回転軸２４の下端には前記かさ歯車１１とホ
ッパー２１の直下で噛合するかさ歯車２７が取り付けら
れている。

２８は回転軸２４の上端に前記回転羽根２３と対向する
よう取り付けられた前記コロッケ用材料を攪拌するアー
ムであり、２９はホッパー２１の内面にこれから突出す
るよう設けられた抵抗棒である。

したがって、前記フォーミングドラム７はホッパー２１
の直下に設けられ、その凹部１９には回転羽根２３によ
ってコロッケ用材料が充填されることになる。

次に作用を説明する。

今、フォーミングドラム７はその凹部１９がフレーム１
の孔２２の直下に位置するように回転され、ホッパー２
１内には図示していない供給機構よりコロッケ用材料が
供給されている。

この状態で、まず、モーター２を駆動回転させる。

この結果、プーリー３、ベルト６、プーリー５を介して
ウオーム４は回転される。

このウオーム４の回転によっでウオーム歯車５は回転さ
れ、回転軸８は回転する。

すなわち、ウオーム４およびウオーム歯車１０とによっ
てモータ２の回転力は減速されてフォーミングドラム７
の回転軸８に伝達される。

また、この結果、回転羽根２３の回転軸２４にもホッパ
ー２１の直下でかさ歯車２７とかさ歯車１１とが噛合さ
れていることによりフォーミングドラム７の回転軸８の
回転が伝達され、回転羽根２３は回転する。

この結果、回転羽根２３は前記コロッケ用材料をフレー
ム１の孔２２および凹部１９に充填する。

すなわち、コロッケ用材料は孔２２および凹部１９内に
回転羽根２３によって押し付は充填され、ブレード２５
によってその上端面が下端に整形される。

したがって、コロッケ用材料は凹部１９内に充填される
ことによりコロッケとして成型されることになる。

次いで、フォーミングドラム７は回転し、押出ロッド１
６の受は部１５はフレーム１に取り付けられたカム２０
の突出部分に当接する。

この結果、押出ロッド１６および押出プレート１４は圧
縮スプリング１８に対抗してカム２０から離隔するよう
移動し、前述したように凹部１９内に充填されることに
より成型されたコロッケは押出プレート１４によって孔
１２から押し出され図示していない搬出装置によって次
工程へと搬出される。

なお、前述の実施例においてはフォーミングドラム７の
回転軸８をモータ２によって駆動回転するようにしたが
、本考案にあっては回転羽根２３の回転軸２４をモータ
により駆動回転するようにしてもよい。

以上説明してきたように本考案によれば、コロッケ成型
装置において、フォーミングドラムをホッパー直下に設
け、かつ、フォーミングドラムの回転軸と回転羽根の回
転軸とをホッパー直下で直交させるとともに、これらの
回転軸にそれぞれ取り付けられたかさ歯車同士をホッパ
ーの直下で噛合させるようにしたため、装置自体の簡略
化および小型化を遠戚することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るコロッケ成型装置の一実施例を示す
その正面断面図である。 １９・・・・・・凹部、７−−−−−・フォーミングド
ラム、２１・・・・・・ホッパー、２３・・・・・・回
転羽根、８・・・・・・回転軸、２４・・・・・・回転
軸、１１・・・・・・かさ歯車、２７・・・・・・かさ
歯車。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外周面に凹部を有するフォーミングドラムと、前記凹部
   にコロッケ用材料を供給するホッパーと前記凹部にコロ
   ッケ用材料を充填する回転羽根とを備えたコロッケ成型
   装置にお・いて、前記フォーミングドラムをホッパー直
   下に設け、かつ、前記回転羽根の回転軸をホッパーの中
   央から下方に向で突出させフォーミングドラムの回転軸
   とホッパーの直下で直交するよう設けるとともに、回転
   羽根の回転軸に取り付けたかさ歯車とフォーミングドラ
   ムの回転軸に取り付けたかさ歯車とがホッパーの直下で
   噛合するようにしたことを特徴とする成型装置。