JPS5934885A - 耐熱性アルカリ金属プロテア−ゼ及びその製造法 - Google Patents
耐熱性アルカリ金属プロテア−ゼ及びその製造法Info
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- JPS5934885A JPS5934885A JP14556482A JP14556482A JPS5934885A JP S5934885 A JPS5934885 A JP S5934885A JP 14556482 A JP14556482 A JP 14556482A JP 14556482 A JP14556482 A JP 14556482A JP S5934885 A JPS5934885 A JP S5934885A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A・発1j、ll )−1:、食菌から得らノLるアル
カリ金檎プロブアーゼ及びその製造法に関し、更に詳し
くは、真正旬子菌の一種で、サルノコシカケ科マイタケ
属に属゛するマイタケ[Grifola frondo
sa(Fr、 )S、 F、 (Jray 〕の子実体
又はその培養菌体から抽出して得られるアルカリ金属プ
ロテアーゼに関するものである。
カリ金檎プロブアーゼ及びその製造法に関し、更に詳し
くは、真正旬子菌の一種で、サルノコシカケ科マイタケ
属に属゛するマイタケ[Grifola frondo
sa(Fr、 )S、 F、 (Jray 〕の子実体
又はその培養菌体から抽出して得られるアルカリ金属プ
ロテアーゼに関するものである。
従来、触媒作用を発現するために亜鉛を必須成分とする
金属プロテアーゼとしては、微生物では、枯信菌、バチ
ルス・ズブチリス(BacilJus 5ub−を目i
s)、 バチルス・テルモブロテオリチヮス(Rac
目JLIS thermoproteolytieus
)などの培養液中の中性金属プロテアーゼ、コウジ菌
、アスペルの培地から得られる二種の中性金属プロテア
ーゼ、る低分子の中性金属プロプアーゼがあシ、捷た動
物では、ハブ、マムシ、ガラガラへビの蛇毒成分である
アルカリ金属プロテアーゼとウサギの腎臓やウシの下垂
体から得られる中性金属プロテアーゼが知られている。
金属プロテアーゼとしては、微生物では、枯信菌、バチ
ルス・ズブチリス(BacilJus 5ub−を目i
s)、 バチルス・テルモブロテオリチヮス(Rac
目JLIS thermoproteolytieus
)などの培養液中の中性金属プロテアーゼ、コウジ菌
、アスペルの培地から得られる二種の中性金属プロテア
ーゼ、る低分子の中性金属プロプアーゼがあシ、捷た動
物では、ハブ、マムシ、ガラガラへビの蛇毒成分である
アルカリ金属プロテアーゼとウサギの腎臓やウシの下垂
体から得られる中性金属プロテアーゼが知られている。
これら金属プロテアーゼには0子険14.0(10〜9
0,000の範囲で多種類のものかあシ、亜鉛原子以外
にカルシウム原子を含むものもある。多くの中性金属プ
ロテアーゼは至適p14が6〜7め範囲間あるが、蛇毒
のアルカリ金属プロテアーゼにあっては、その至適pH
が8〜9の弱アルカリ側にある。また、とれらの中性及
びアルカリ金属プロテアーゼは、ナラタケ子実体の中性
金属プロテアーゼがN末端側にリジン残基を有するペプ
チド結合、−X −CO−NH−Lys−を優先的に分
解する特異性を示す以外に、N末端側のアミノ酸がロイ
シン、フェニルアラニンあるいはバIJ yであるペプ
チド結合、−X −CO−N)l −Leu−1−X−
CO−NH−Phe−1−X−CO−NJI−Val−
を主に分解する特異性もあることが知られている(Xは
アミノ酸残基を表わす)。
0,000の範囲で多種類のものかあシ、亜鉛原子以外
にカルシウム原子を含むものもある。多くの中性金属プ
ロテアーゼは至適p14が6〜7め範囲間あるが、蛇毒
のアルカリ金属プロテアーゼにあっては、その至適pH
が8〜9の弱アルカリ側にある。また、とれらの中性及
びアルカリ金属プロテアーゼは、ナラタケ子実体の中性
金属プロテアーゼがN末端側にリジン残基を有するペプ
チド結合、−X −CO−NH−Lys−を優先的に分
解する特異性を示す以外に、N末端側のアミノ酸がロイ
シン、フェニルアラニンあるいはバIJ yであるペプ
チド結合、−X −CO−N)l −Leu−1−X−
CO−NH−Phe−1−X−CO−NJI−Val−
を主に分解する特異性もあることが知られている(Xは
アミノ酸残基を表わす)。
本発明の目的は、従来の研究によって明らかにされた細
菌、糸状菌、蛇毒又は晴乳動物の臓器由来の中性又はア
ルカリ金属フロテア〜ゼと比べて、その性質及び特異性
を異にする新規な耐熱性アルカリ金属プロテアーゼを提
供することである。
菌、糸状菌、蛇毒又は晴乳動物の臓器由来の中性又はア
ルカリ金属フロテア〜ゼと比べて、その性質及び特異性
を異にする新規な耐熱性アルカリ金属プロテアーゼを提
供することである。
本発明者らは、マイタケ子実体の抽出液に含号れるタン
パク分解酵素を総合的に研究した結果、分子所が22,
000で、タンパク1分子当りに1原子の亜鉛を含有し
、カゼイン又はアゾコールの分解に対する至適pHが9
〜10にあり、ロイシン、フェニルアラニン、バリン及
びリジン残基のN末端側のペプチド結合を特異的に加水
分解するエンドベグヂターゼ活性を示すアルカリ金屑プ
ロプアーゼを見出し、本発明を完成するに至った。
パク分解酵素を総合的に研究した結果、分子所が22,
000で、タンパク1分子当りに1原子の亜鉛を含有し
、カゼイン又はアゾコールの分解に対する至適pHが9
〜10にあり、ロイシン、フェニルアラニン、バリン及
びリジン残基のN末端側のペプチド結合を特異的に加水
分解するエンドベグヂターゼ活性を示すアルカリ金屑プ
ロプアーゼを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の耐熱性金属プロテアーゼは、次の酵素化
学的性質を有するものである。
学的性質を有するものである。
分子肴:約22,000(ゲルろ過性、8 iJ Sゲ
ル電気泳動法) 約21..30 (1(アミノ酸分析)安定なpHの範
囲=3〜1 (1(4℃に24時間保つたときの活性残
存率100係の pH岬囲) 温度安定性=60℃(pH7,(1で60分間熱処理し
た際の活性残存率100チの温度) 7(Ic(pH7,0で60分間熱処理した際の活性残
存率70チのfA度) 作用至適p)I : 9〜1()(基)碓:カゼイン、
アゾコール、アルブミン) 作用至適温度: 7 (1℃(アゾカゼインを基質とし
て用い、pH9で10分間反応した ときの温度) 等電点ニア、5 含有金属:タンパク1分子当シ亜鉛1原子賦活剤二特に
必要とし寿い 阻害剤:エチレンジアミンテトラアセテート(F)DT
A)、1.10−フェナントロリン、α、α′−ジピリ
ジル、ジチオスレイトール、β−メルカプトエタノール
、グルタチオン(還元型)。
ル電気泳動法) 約21..30 (1(アミノ酸分析)安定なpHの範
囲=3〜1 (1(4℃に24時間保つたときの活性残
存率100係の pH岬囲) 温度安定性=60℃(pH7,(1で60分間熱処理し
た際の活性残存率100チの温度) 7(Ic(pH7,0で60分間熱処理した際の活性残
存率70チのfA度) 作用至適p)I : 9〜1()(基)碓:カゼイン、
アゾコール、アルブミン) 作用至適温度: 7 (1℃(アゾカゼインを基質とし
て用い、pH9で10分間反応した ときの温度) 等電点ニア、5 含有金属:タンパク1分子当シ亜鉛1原子賦活剤二特に
必要とし寿い 阻害剤:エチレンジアミンテトラアセテート(F)DT
A)、1.10−フェナントロリン、α、α′−ジピリ
ジル、ジチオスレイトール、β−メルカプトエタノール
、グルタチオン(還元型)。
EDTAによる阻害は、Zn2+、Mn2+ 又はCO
2+を添加すると活性が回復する。
2+を添加すると活性が回復する。
x 質tp、ll′異性:カゼイン、アゾカセイン、ア
ゾコール、コンゴーレッドエラスチン、ア ルブミン、インシュリン、ポリリジ ン々とのタンパク質又はペプチドに オケルロイシン、フェニルアラニン、 パーリン及びリジン残基のN末端側ペ プチド結合を特異的に加水分解す2・。
ゾコール、コンゴーレッドエラスチン、ア ルブミン、インシュリン、ポリリジ ン々とのタンパク質又はペプチドに オケルロイシン、フェニルアラニン、 パーリン及びリジン残基のN末端側ペ プチド結合を特異的に加水分解す2・。
捷な、イの製造法は、マイタケ子実体又はその菌体から
pH3〜10の塩溶液を用いて抽出を省ない、得られた
抽出液を精製することを特徴とする。
pH3〜10の塩溶液を用いて抽出を省ない、得られた
抽出液を精製することを特徴とする。
、+、発明において用いるマイタケは自家て、酵母エキ
ス、麦芽エキス、ブドウ糖を含む通常の培地(pH45
〜6)を用いて20〜25℃で培養したマイタケの菌体
を用いてもよいが、市販されている子実体を用いてもよ
い。
ス、麦芽エキス、ブドウ糖を含む通常の培地(pH45
〜6)を用いて20〜25℃で培養したマイタケの菌体
を用いてもよいが、市販されている子実体を用いてもよ
い。
以下、詳細に本発明70テアーゼの製造法について述べ
る。まず、マイタケ子実体を細断したもの、寸たけ培養
して得た菌体から中性塩溶液とともに1ブレンターで処
理した後、直ちに遠心分離して抽出液を得る。抽出に用
いる溶液のpHの範囲は3〜10でよく、また塩濃度は
0.05Mから0.5Mの範囲である。これらの処理及
び以後の処理は、4℃以下の低温で実施することか望ま
しい。
る。まず、マイタケ子実体を細断したもの、寸たけ培養
して得た菌体から中性塩溶液とともに1ブレンターで処
理した後、直ちに遠心分離して抽出液を得る。抽出に用
いる溶液のpHの範囲は3〜10でよく、また塩濃度は
0.05Mから0.5Mの範囲である。これらの処理及
び以後の処理は、4℃以下の低温で実施することか望ま
しい。
このようにして得られた抽出液に硫酸アンモニウムを加
え、3()チ飽和で生じた沈殿を除去し、更に硫酸アン
モニウムを加えて、80%飽和で生じた沈殿を分取する
。
え、3()チ飽和で生じた沈殿を除去し、更に硫酸アン
モニウムを加えて、80%飽和で生じた沈殿を分取する
。
次に、得られた沈殿を溶解し、透析あるいはセファデッ
クスG−25(商品名)等のゲルろ過剤のカラムを用い
て、硫酸アンモニウムを除去するとともに、pHを5に
調整した後、陽イオン交換体、例えばカルボキシメチル
セルロースのカラムに負荷し、カラムの緩衝化に用いた
pH5の溶離液(緩衝液)中の中性塩の濃度を直線的に
高めながら溶出を行々つで、溶出液へ中にアルカリ金属
プロテアーゼ画分を得る。この場合、中性塩の濃度を段
階的に高めて、特定の中性塩濃度で酵素を集中的に溶出
する方法も有効である。との両分の中性塩を除いた後、
再度、同様にしてSP−セファデックス(商品名)をJ
fiいて処理する。溶離液(緩衝液)のpHは弱酸性で
あればよいが、その濃度は50mM以下であることが望
ましい。添加して酵素の溶出に用いる中性塩は特に制約
されるものでtlJないが、堪能ナトリウム又は塩化力
′リウムが適当である。
クスG−25(商品名)等のゲルろ過剤のカラムを用い
て、硫酸アンモニウムを除去するとともに、pHを5に
調整した後、陽イオン交換体、例えばカルボキシメチル
セルロースのカラムに負荷し、カラムの緩衝化に用いた
pH5の溶離液(緩衝液)中の中性塩の濃度を直線的に
高めながら溶出を行々つで、溶出液へ中にアルカリ金属
プロテアーゼ画分を得る。この場合、中性塩の濃度を段
階的に高めて、特定の中性塩濃度で酵素を集中的に溶出
する方法も有効である。との両分の中性塩を除いた後、
再度、同様にしてSP−セファデックス(商品名)をJ
fiいて処理する。溶離液(緩衝液)のpHは弱酸性で
あればよいが、その濃度は50mM以下であることが望
ましい。添加して酵素の溶出に用いる中性塩は特に制約
されるものでtlJないが、堪能ナトリウム又は塩化力
′リウムが適当である。
溶出に際して、中性塩の濃度は0から1.0Mまで直線
的に高められるか、又は帆3M、0.5M更に0.7M
と段階的に高められる。
的に高められるか、又は帆3M、0.5M更に0.7M
と段階的に高められる。
次いで、イオン交換クロマトグラフィーで得られた両分
についてゲルろ過を行ない、虞に精製を進める。この精
製段階に用いるゲルろ過剤としては、セファデックスG
−100(商品名)あるいはセルロファインGC−20
0−m(FEB品名)が適当である。ゲルろ過は50m
M以下の濃度で中性の溶離液を用いるが、0.5M以下
の中性塩が存在していることが望ましい。
についてゲルろ過を行ない、虞に精製を進める。この精
製段階に用いるゲルろ過剤としては、セファデックスG
−100(商品名)あるいはセルロファインGC−20
0−m(FEB品名)が適当である。ゲルろ過は50m
M以下の濃度で中性の溶離液を用いるが、0.5M以下
の中性塩が存在していることが望ましい。
ゲルろ堝後、溶出したアルカリ金属プロテアーゼの両分
を集め、脱塩濃縮して精製標品を得る。
を集め、脱塩濃縮して精製標品を得る。
上記の精製過程で、マイタケのアルカリ金属プロテアー
ゼは60係の高収計で230倍に精製することができる
。
ゼは60係の高収計で230倍に精製することができる
。
以上のように、本発明のアルカリ金属プロテアーゼは、
マイタケ子実体又は菌糸に大量に存在し、容易に抽出す
ることが可能であり、硫酸アンモニウムによる分別、カ
ルボキシメチルセルロースやSr−セファデックスなど
の陽イオン交換体によるカラムクロマトグラフィー及び
セファデックスo−tooなどのゲルろ過剤によるゲル
ろ過にょシ畠い収量で純粋な酵素タンパク質Vc1で精
製することが可能である。
マイタケ子実体又は菌糸に大量に存在し、容易に抽出す
ることが可能であり、硫酸アンモニウムによる分別、カ
ルボキシメチルセルロースやSr−セファデックスなど
の陽イオン交換体によるカラムクロマトグラフィー及び
セファデックスo−tooなどのゲルろ過剤によるゲル
ろ過にょシ畠い収量で純粋な酵素タンパク質Vc1で精
製することが可能である。
マイタケのアルカリ金属プロテアーゼの動機及び従来報
告されている唾鉛含有金属プロテアーゼとの間の性質及
び特異性等における相違は、次の通シである。
告されている唾鉛含有金属プロテアーゼとの間の性質及
び特異性等における相違は、次の通シである。
1 マイタケのアルカリ金属プロテアーゼの分子i・t
よ約22.0 (10で、枯草菌の中性金属プロテアー
ゼ(分子11 : 40,000 ) 、コウジキンの
二種の細胞外中性金繞プロテアーゼ(分子量:17,0
00及び42..000)、ナラタケ子実体中性金属プ
ロテアーゼ(分子量:13,500)及び哺乳動物臓器
由来の中性金属プロテアーゼ(分子if(:9Q、00
0)とは明らかに異なっている。
よ約22.0 (10で、枯草菌の中性金属プロテアー
ゼ(分子11 : 40,000 ) 、コウジキンの
二種の細胞外中性金繞プロテアーゼ(分子量:17,0
00及び42..000)、ナラタケ子実体中性金属プ
ロテアーゼ(分子量:13,500)及び哺乳動物臓器
由来の中性金属プロテアーゼ(分子if(:9Q、00
0)とは明らかに異なっている。
2 マイタケのアルカリ金属プロテアーゼは、作用至適
p+1が9〜10で、分子量が23.000〜24.0
0(+、作用至適pnか8.5〜9.5である蛇毒超厚
の金属プロテアーゼと分子II°、作用至適p!(及び
基質特異性において類似しているが、 pH安定性(蛇
毒の酵素: pH5〜1.0 )及び熱安定性(pH1
3,5,60℃、5分間熱処理で完全に失活)で比べる
と、明らかに異なっている。
p+1が9〜10で、分子量が23.000〜24.0
0(+、作用至適pnか8.5〜9.5である蛇毒超厚
の金属プロテアーゼと分子II°、作用至適p!(及び
基質特異性において類似しているが、 pH安定性(蛇
毒の酵素: pH5〜1.0 )及び熱安定性(pH1
3,5,60℃、5分間熱処理で完全に失活)で比べる
と、明らかに異なっている。
3 マイタケ゛のアルカリ金属プロテアーゼが示す極め
て高い熱安定性は枯草菌、特にBaciIlustbc
rmnproteolytieusの中性金属プロテア
ーゼ、Thermolysln に匹敵するものてあ
シ、本酵素の顕將な性儒となっている。
て高い熱安定性は枯草菌、特にBaciIlustbc
rmnproteolytieusの中性金属プロテア
ーゼ、Thermolysln に匹敵するものてあ
シ、本酵素の顕將な性儒となっている。
マイタケの細胞内アルカリ金属プロテアーゼは、安定な
性質及び限定された特異性を利用して、70℃までの種
々の温度及びpH5〜10寸での広い範囲のpHでタン
パク質やペプチドに作用させ、その構造の解析や修飾に
有用であるばかシでなく、生理活性を有−するタンパク
質又はペプチドなどの修飾や加工あるいは食品の処理や
安定性の増加に利用することが可能である。甘た、その
安定性を利用して不溶化した酵素を用いれば、種々の温
度及び−1でタンパク質を分解処理1°ることも可能で
ある。この際、反応はJOI) T Aを加えて停止し
たシ・また適縦のZn やMn を添加することに
よシ再び開始できる利点がある。
性質及び限定された特異性を利用して、70℃までの種
々の温度及びpH5〜10寸での広い範囲のpHでタン
パク質やペプチドに作用させ、その構造の解析や修飾に
有用であるばかシでなく、生理活性を有−するタンパク
質又はペプチドなどの修飾や加工あるいは食品の処理や
安定性の増加に利用することが可能である。甘た、その
安定性を利用して不溶化した酵素を用いれば、種々の温
度及び−1でタンパク質を分解処理1°ることも可能で
ある。この際、反応はJOI) T Aを加えて停止し
たシ・また適縦のZn やMn を添加することに
よシ再び開始できる利点がある。
次に、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、
不発り1けその要旨を越え々い限り、これらによって限
定されるものではガい。
不発り1けその要旨を越え々い限り、これらによって限
定されるものではガい。
実施例
水洗した新鮮な市販のマイタケ子実体(生重歇、150
0り)を3倍重量の201nMトIJス塩酸緩衝液(p
H7,2)とともに、ブレンダーで破砕し、菌体からア
ルカリ金属プロテアーゼを抽出した。細胞壁等の不溶の
残渣し1.13.(100xr、30分間、遠心外1’
l1M して1余き上清を鳴めた。上清(約67)に固
形硫酸アンモニウムの粉末をよく攪拌しながら除徐に加
え、30チ飽和に17た。4℃で3時間放置した後、生
じた沈殿を13.(1(10×f130分間、遠心0離
して除いた。次いで、上清に固形のflne酸アンモニ
ウムを添加し、80チ飽和にした後、4℃で20時間放
置した。沈殿は13.0(loxf、30分+1JI
、遠心分離して集め、少量の20mM酢酸緩衝液(Pi
−15,(1)に溶解してから、セファデックスG−2
5のカラム(5X38cm)に通過させて硫酸アンモニ
ウムを除去した。プロテアーゼ活性を有する両分を集め
、予め20mM酢酸緩衝i’l (pIl !1.0
) テ平衡化したカルボキシメチルセルロース(ワット
−r7社、CM−32)のカラム(3,5X 25c!
rL)に吸着させた。プロテアーゼの溶離は全量31の
20mM酢酸緩衝液(pl(5,0)中に溶解した塩化
カリウムの濃度をOから1.0Mまで直線的に増加させ
る濃度勾配により行なった。プロテアーゼ活性画分は0
.7M〜0.8Mの塩化カリウムで溶出された。
0り)を3倍重量の201nMトIJス塩酸緩衝液(p
H7,2)とともに、ブレンダーで破砕し、菌体からア
ルカリ金属プロテアーゼを抽出した。細胞壁等の不溶の
残渣し1.13.(100xr、30分間、遠心外1’
l1M して1余き上清を鳴めた。上清(約67)に固
形硫酸アンモニウムの粉末をよく攪拌しながら除徐に加
え、30チ飽和に17た。4℃で3時間放置した後、生
じた沈殿を13.(1(10×f130分間、遠心0離
して除いた。次いで、上清に固形のflne酸アンモニ
ウムを添加し、80チ飽和にした後、4℃で20時間放
置した。沈殿は13.0(loxf、30分+1JI
、遠心分離して集め、少量の20mM酢酸緩衝液(Pi
−15,(1)に溶解してから、セファデックスG−2
5のカラム(5X38cm)に通過させて硫酸アンモニ
ウムを除去した。プロテアーゼ活性を有する両分を集め
、予め20mM酢酸緩衝i’l (pIl !1.0
) テ平衡化したカルボキシメチルセルロース(ワット
−r7社、CM−32)のカラム(3,5X 25c!
rL)に吸着させた。プロテアーゼの溶離は全量31の
20mM酢酸緩衝液(pl(5,0)中に溶解した塩化
カリウムの濃度をOから1.0Mまで直線的に増加させ
る濃度勾配により行なった。プロテアーゼ活性画分は0
.7M〜0.8Mの塩化カリウムで溶出された。
プロテアーゼ活性画分を集め、これを2QrnM酢酸緩
衝液(pH!’i、0 )で平衡化させたセファデック
スG−25のカラムを通過させて脱塩した。
衝液(pH!’i、0 )で平衡化させたセファデック
スG−25のカラムを通過させて脱塩した。
なお、この段階で、カルボキシメチルセルロースのカラ
ムにアルカリ金属プロテアーゼを吸着させ、咬ず、5
(10meの0.3M塩化カリウムを含む20mM酢酸
緩衝液(pIl 5.0 )てカラムを洗いタンパク質
を溶出させた後、0.3Mから1.0Mまでの塩化カリ
ウムの直線濃度勾配を用いてプロテアーゼを溶出する方
法、又は、20mM酢酸緩衝液(pIl5.0)中の塩
化カリr7A+7)i度を0.3M、0.6M。
ムにアルカリ金属プロテアーゼを吸着させ、咬ず、5
(10meの0.3M塩化カリウムを含む20mM酢酸
緩衝液(pIl 5.0 )てカラムを洗いタンパク質
を溶出させた後、0.3Mから1.0Mまでの塩化カリ
ウムの直線濃度勾配を用いてプロテアーゼを溶出する方
法、又は、20mM酢酸緩衝液(pIl5.0)中の塩
化カリr7A+7)i度を0.3M、0.6M。
0.8Mと段階的に増加させ酵素を溶出させる方法がマ
イタケアルカリ金属プロテアーゼの分離精製に有効であ
る。
イタケアルカリ金属プロテアーゼの分離精製に有効であ
る。
次に、脱塩したプロテアーゼ画分は、20mM酢酸緩衝
液(pH5,0)で緩衝化したSP−セファデックスの
カラム(2,o xi 3cm )に吸着させ、全容I
t500m/の2(1mM酢酸緩衝液 (phi 5.
0 )中の塩化カリウムの濃度をOから0.8Mまで直
線的に増加させる濃度勾配溶出によって溶離した。プロ
テアーゼ活性は、0.4〜0.5Mの塩化カリウムで溶
出した。プロテアーゼ活性画分を集め、用aflowメ
ンブレンDM−10を用いて限外濃縮した後、20rn
M ト’Iス塩酸緩衝液(+)H7,2)で平衡化した
セファデックスo−1ooのカラム(2,4X100α
)ヲ用いてゲルろ過した。このゲルろ過により、アゾカ
ゼインに対する活性溶出曲線とタンパク質の溶出曲線が
完全に一致したアルカリ金属プロテアーゼの溶出パター
ンが得られた。活性画分を集め、1]aflowメンプ
レyDM−10で限外濃縮後、凍結乾燥し、−80℃で
凍結保存した。なお、集めた活性画分を10mM炭酸水
素アンモニウムで平衡化したセファデックスG−25カ
ラムを用いて脱塩した後、凍結乾燥してもよい。
液(pH5,0)で緩衝化したSP−セファデックスの
カラム(2,o xi 3cm )に吸着させ、全容I
t500m/の2(1mM酢酸緩衝液 (phi 5.
0 )中の塩化カリウムの濃度をOから0.8Mまで直
線的に増加させる濃度勾配溶出によって溶離した。プロ
テアーゼ活性は、0.4〜0.5Mの塩化カリウムで溶
出した。プロテアーゼ活性画分を集め、用aflowメ
ンブレンDM−10を用いて限外濃縮した後、20rn
M ト’Iス塩酸緩衝液(+)H7,2)で平衡化した
セファデックスo−1ooのカラム(2,4X100α
)ヲ用いてゲルろ過した。このゲルろ過により、アゾカ
ゼインに対する活性溶出曲線とタンパク質の溶出曲線が
完全に一致したアルカリ金属プロテアーゼの溶出パター
ンが得られた。活性画分を集め、1]aflowメンプ
レyDM−10で限外濃縮後、凍結乾燥し、−80℃で
凍結保存した。なお、集めた活性画分を10mM炭酸水
素アンモニウムで平衡化したセファデックスG−25カ
ラムを用いて脱塩した後、凍結乾燥してもよい。
上NLFの精製方法によシ、マイタケ子実体のアルカリ
金属プロテアーゼは粗抽出液から230倍に精製され、
イの収率け60俤であった。
金属プロテアーゼは粗抽出液から230倍に精製され、
イの収率け60俤であった。
精製した酵素の純度は、ポリアクリルアミドゲル電気泳
動(10%ゲル、pI44.3)及びS J) Sポリ
アクリルアミドスラブ電気泳動(Gra旧ent Ge
18〜15%、又は12.5チゲル)で精製したアルカ
リ金属プロテアーゼを検定した結果、Coomassi
eHrロロant +31ue染色でいずれの場合も単
一のクンバク染色バンドが検出できた。
動(10%ゲル、pI44.3)及びS J) Sポリ
アクリルアミドスラブ電気泳動(Gra旧ent Ge
18〜15%、又は12.5チゲル)で精製したアルカ
リ金属プロテアーゼを検定した結果、Coomassi
eHrロロant +31ue染色でいずれの場合も単
一のクンバク染色バンドが検出できた。
465−
Claims (2)
- (1) 次の酵素化学的性質を有する耐熱性アルカリ
金属グロテアーゼ 分子肴:約22,000(ゲルろ過失、S I) Sゲ
ルη〕、気泳動法) 約21..300 (アミノ酸分析) 安定なpHの範1’J11: 3〜10(4℃に24時
間保ったときの活性残存率100係のpH 範囲) 温度安定性二60℃(pH7,0で60分間熱処理した
際の活性残存率100チの温度) 70℃(pif 7.0で60分間熱処理した際の活性
残存率70チの温度) 作用至適pH: 9〜10(基質:カゼイン、アゾコー
ル、アルブミン) 作JTlf′適温度ニア0℃(アゾカゼインを基質とし
て用い、pH9で10分間 反応したときの温度) 等電点ニア、5 含有金属:タンパク1分子当り亜鉛1原子賦活剤:特に
必要とし々い ff1W剤:エチレンジアミンテトラアセテ−)(ED
TA)、1.10−フェナントロリン、α、α′−ジピ
リジル、ジチオスレイトール、β−メルカプトエタノー
ル、グルタチオン(還元型)。 EDTAによる阻害は、Zn 、Mn 又はC02
+−を添加すると活性が回復する。 基質特異性:カゼイン、アゾカゼイン、アゾコール、コ
ンゴーレッドエラスチン、アルブミン、インシュリン、
ポリリジンなどのクンバク質又はペプチドにおけるロイ
シン、フェニルアラニン、バリン及ヒリシン残基のN末
端側ペプチド結合を特異的に加水分解する。 - (2) マイタケ子実体又はその菌体からpal 3
〜10の塩溶液を用いて抽出を行ない、得られた抽出液
を循〜することを特徴とする耐熱性アルカリ金属プロプ
アーゼの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14556482A JPH0244511B2 (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | Tainetsuseiarukarikinzokupuroteaazeoyobisonoseizoho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14556482A JPH0244511B2 (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | Tainetsuseiarukarikinzokupuroteaazeoyobisonoseizoho |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5934885A true JPS5934885A (ja) | 1984-02-25 |
JPH0244511B2 JPH0244511B2 (ja) | 1990-10-04 |
Family
ID=15388047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14556482A Expired - Lifetime JPH0244511B2 (ja) | 1982-08-24 | 1982-08-24 | Tainetsuseiarukarikinzokupuroteaazeoyobisonoseizoho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0244511B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63255713A (ja) * | 1987-04-13 | 1988-10-24 | Tlv Co Ltd | 減圧弁のピストン構造 |
US20110143420A1 (en) * | 2004-11-15 | 2011-06-16 | University Of North Dakota | Kit for single oxygen atom incorporation into digested peptides |
-
1982
- 1982-08-24 JP JP14556482A patent/JPH0244511B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63255713A (ja) * | 1987-04-13 | 1988-10-24 | Tlv Co Ltd | 減圧弁のピストン構造 |
US20110143420A1 (en) * | 2004-11-15 | 2011-06-16 | University Of North Dakota | Kit for single oxygen atom incorporation into digested peptides |
US8669117B2 (en) | 2004-11-15 | 2014-03-11 | University Of North Dakota | Method for single oxygen atom incorporation into peptides |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0244511B2 (ja) | 1990-10-04 |
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