JPS5934668B2 - シラスとアルミナセメントを主成分とした水硬性物体 - Google Patents
シラスとアルミナセメントを主成分とした水硬性物体Info
- Publication number
- JPS5934668B2 JPS5934668B2 JP2474181A JP2474181A JPS5934668B2 JP S5934668 B2 JPS5934668 B2 JP S5934668B2 JP 2474181 A JP2474181 A JP 2474181A JP 2474181 A JP2474181 A JP 2474181A JP S5934668 B2 JPS5934668 B2 JP S5934668B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shirasu
- alumina cement
- hydraulic
- mainly composed
- cement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は南九州方面その他日本各地の火山地帯に多量に
存在するシラスまたはポゾランと呼ばれる火山噴出物を
利用した水硬性物体に関するものである。
存在するシラスまたはポゾランと呼ばれる火山噴出物を
利用した水硬性物体に関するものである。
火山地帯に多量に散在するシラスは軟弱土質を形成する
ため雨期には崩落して公害を発生し兼ねないもので、特
にシラスの多い鹿児島地方においてはシラスの利用開発
が嘱望されている状態である。
ため雨期には崩落して公害を発生し兼ねないもので、特
にシラスの多い鹿児島地方においてはシラスの利用開発
が嘱望されている状態である。
シラスの成分は、鉱物組成では火山ガラス50〜78%
、長石および石英20〜50%その他となり、化学分析
直ではSiO260〜75%。
、長石および石英20〜50%その他となり、化学分析
直ではSiO260〜75%。
Al20313〜16%、その他微量成分としてFe2
O3約2.6%、CaO約2.8%、MgO約0.5%
、Na2O約4.2%、に20約2.2%その他がある
。
O3約2.6%、CaO約2.8%、MgO約0.5%
、Na2O約4.2%、に20約2.2%その他がある
。
この火山ガラス即ち非結晶質部分に含まれるシリカおよ
びアルミナがセメントと混和し水に加えた場合硬化する
ファクターとなるが、このうちアルミナは汎用セメント
たとえばポルトランドセメントを加えた場合該セメント
に含まれるCab、S i02 、CaSO4と反応し
て工1゛リンガイドCa、。
びアルミナがセメントと混和し水に加えた場合硬化する
ファクターとなるが、このうちアルミナは汎用セメント
たとえばポルトランドセメントを加えた場合該セメント
に含まれるCab、S i02 、CaSO4と反応し
て工1゛リンガイドCa、。
A 14 (OH)24 (S 04 ) 6−50
H20の針状結晶となって硬化セメント中に析出したそ
の内部応力によってセメント相が内部より崩壊し水硬性
物体の強度を著しく低下せしめ到底実用に供し得ないの
に対し、アルミナセメントはその主成分はたとえば 成分 Al2O3CaO5i02 Fe2O3’cTr
他係 56.0 33.4 3.3 2.6 0
.7の如くアルミナと酸化カルシウムとを主成分とし、
上述のシリカとアルミナとを主成分とするシラスと混和
し水を加えることによりアルミン酸カルシウムを生成す
ることを見出し、本発明を完成した。
H20の針状結晶となって硬化セメント中に析出したそ
の内部応力によってセメント相が内部より崩壊し水硬性
物体の強度を著しく低下せしめ到底実用に供し得ないの
に対し、アルミナセメントはその主成分はたとえば 成分 Al2O3CaO5i02 Fe2O3’cTr
他係 56.0 33.4 3.3 2.6 0
.7の如くアルミナと酸化カルシウムとを主成分とし、
上述のシリカとアルミナとを主成分とするシラスと混和
し水を加えることによりアルミン酸カルシウムを生成す
ることを見出し、本発明を完成した。
本発明はか(の如(シラスとアルミナセメントとを混合
成型した水硬性物体であって外周面に光沢のある硬化被
膜が成型されるとともに強度も従来ノコンクリート製品
に劣ることな(、建材等に利用し得る水硬性物体を得た
ものである。
成型した水硬性物体であって外周面に光沢のある硬化被
膜が成型されるとともに強度も従来ノコンクリート製品
に劣ることな(、建材等に利用し得る水硬性物体を得た
ものである。
以下実施例により説明すれば、シラス(火山噴出物)を
細かく粉砕し、このシラス粉にアルミナセメントを適当
な割合(たとえばシラスに対するアルミナセメントの重
量比lO〜50%)で混合して水で捏練し成型枠に充填
成型した後気中硬化してなる水硬性物体である。
細かく粉砕し、このシラス粉にアルミナセメントを適当
な割合(たとえばシラスに対するアルミナセメントの重
量比lO〜50%)で混合して水で捏練し成型枠に充填
成型した後気中硬化してなる水硬性物体である。
アルミナセメントは水利反応により準安定なCa02A
I。
I。
03,1OH20および2CaO。Al2O3,8H2
0並びに安定な3CaO。
0並びに安定な3CaO。
Al2O3,6H20等種々のアルミン酸化合物を生成
する。
する。
このうち準安定なアルミン酸化合物はCaO,A10
10H20−+3CaO,Al2O3゜2 3’ 6H20+2A■203,6H20+2A1203゜H
20+18H20 ノ如<安定なアルミン酸化合物に転移し、この結果結晶
粒子間の空隙が太き(なるためアルミナセメントのみの
水硬化体は漸次強度が低下する。
10H20−+3CaO,Al2O3゜2 3’ 6H20+2A■203,6H20+2A1203゜H
20+18H20 ノ如<安定なアルミン酸化合物に転移し、この結果結晶
粒子間の空隙が太き(なるためアルミナセメントのみの
水硬化体は漸次強度が低下する。
ここでアルミナセメントにシラス粉を混合して水硬化反
応を行なわせるとシラス中には多量のAl2O3が存在
するため安定なアルミン酸カルシウム3CaO2A12
03,6H20のゲに’fx生じこれが未反応粒子間の
空隙を埋めるため成型物は強固な硬化体となり、長期に
亘って強度が低下することな(、むしろ強度が増大する
傾向を示し、強度は両成分の配合割合によって異なるが
圧縮強度は400kg/crrF以上、曲げ強度は圧縮
強度の178以上に達する。
応を行なわせるとシラス中には多量のAl2O3が存在
するため安定なアルミン酸カルシウム3CaO2A12
03,6H20のゲに’fx生じこれが未反応粒子間の
空隙を埋めるため成型物は強固な硬化体となり、長期に
亘って強度が低下することな(、むしろ強度が増大する
傾向を示し、強度は両成分の配合割合によって異なるが
圧縮強度は400kg/crrF以上、曲げ強度は圧縮
強度の178以上に達する。
また平清な面を持った型枠を用いて所望の形状に成型す
ると、その成型製品の表面は硅酸アルミニウムカルシウ
ムCaAl(AI(Si04 )2 )の九沢ある硬化
皮膜が形成される。
ると、その成型製品の表面は硅酸アルミニウムカルシウ
ムCaAl(AI(Si04 )2 )の九沢ある硬化
皮膜が形成される。
本発明は以上の如き構成よりなるので、本発明による水
硬性物体は建築用の内装材や外装材、あるいは建材とし
て広(使用し得るものであり、耐衝撃性、耐候性、耐薬
品性、耐火性も強(、また天然骨材である砂や砂利が枯
渇しつつある時に、大量に存在しその利用開発が望まれ
ているシラスを利用し安価に提供し得る等すぐれた効果
を奏し得るものである。
硬性物体は建築用の内装材や外装材、あるいは建材とし
て広(使用し得るものであり、耐衝撃性、耐候性、耐薬
品性、耐火性も強(、また天然骨材である砂や砂利が枯
渇しつつある時に、大量に存在しその利用開発が望まれ
ているシラスを利用し安価に提供し得る等すぐれた効果
を奏し得るものである。
Claims (1)
- 1 シラス(火山噴出物)を粉砕したシラス粉とアルミ
ナセメントとを適当な割合で混合して水で捏練し、成型
してなることを特徴とする、シラス(火山噴出物)とア
ルミナセメントを主成分とした水硬性物体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2474181A JPS5934668B2 (ja) | 1981-02-20 | 1981-02-20 | シラスとアルミナセメントを主成分とした水硬性物体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2474181A JPS5934668B2 (ja) | 1981-02-20 | 1981-02-20 | シラスとアルミナセメントを主成分とした水硬性物体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57140349A JPS57140349A (en) | 1982-08-30 |
JPS5934668B2 true JPS5934668B2 (ja) | 1984-08-23 |
Family
ID=12146568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2474181A Expired JPS5934668B2 (ja) | 1981-02-20 | 1981-02-20 | シラスとアルミナセメントを主成分とした水硬性物体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5934668B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62203655U (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-25 | ||
JPH0363361B2 (ja) * | 1984-12-07 | 1991-09-30 | Senchurii Purodakutsu Co |
-
1981
- 1981-02-20 JP JP2474181A patent/JPS5934668B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0363361B2 (ja) * | 1984-12-07 | 1991-09-30 | Senchurii Purodakutsu Co | |
JPS62203655U (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57140349A (en) | 1982-08-30 |
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