JPS5934499B2 - 熱圧成型フアイバ−ボ−ドの製法 - Google Patents
熱圧成型フアイバ−ボ−ドの製法Info
- Publication number
- JPS5934499B2 JPS5934499B2 JP647381A JP647381A JPS5934499B2 JP S5934499 B2 JPS5934499 B2 JP S5934499B2 JP 647381 A JP647381 A JP 647381A JP 647381 A JP647381 A JP 647381A JP S5934499 B2 JPS5934499 B2 JP S5934499B2
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- Japan
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- mat
- thermo
- press molded
- fiberboard
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- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27N—MANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
- B27N3/00—Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres
- B27N3/08—Moulding or pressing
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は表面にエンボス加工や複雑な曲面加工を施すこ
との出来る高比重の成型ファイバーボードの製法に関す
るものである。
との出来る高比重の成型ファイバーボードの製法に関す
るものである。
解繊された木質ファイバーに適宜の結合剤を配合し、こ
のものを熱圧硬化させて得られるファイバーボードにエ
ンボス加工を施したり、或いは曲げ加工などを施して製
品とする場合、従来の一般的手法としては一旦成型硬化
させたボードの表面を熱、蒸気若しくは薬品などで処理
して二次的に加工するか、或いはボードの成型過程にお
いて所望の加工を施すかの二通りの方法に大別されてい
たが、前者では特に高比重のファイバーボードに深いエ
ンボスを与えたり、複雑な曲面加工を施したりすること
は不可能であり、また後者においては予め解繊された木
質ファイバーに結合剤として熱硬化性樹脂とワックスな
どの添加物を混合付着せしめて仮圧締して低比重マット
に造り、之を直ちに所定のエンボス若しくは曲面を有す
る金型プレスによって加熱圧締し、その侭硬化させる同
時成型法と、上記結合剤の他に更に熱可塑性樹脂を混入
付着させて之を適宜な方法によってファイバーマットと
し、更に該マットを低温度で加熱し低比重(0,1〜0
.4)の硬化マットを作成して中間製品とし、このもの
を所定のエンボスや曲面を有する成型金型で、熱圧成型
して製品化する二段式成型法とが存していた。
のものを熱圧硬化させて得られるファイバーボードにエ
ンボス加工を施したり、或いは曲げ加工などを施して製
品とする場合、従来の一般的手法としては一旦成型硬化
させたボードの表面を熱、蒸気若しくは薬品などで処理
して二次的に加工するか、或いはボードの成型過程にお
いて所望の加工を施すかの二通りの方法に大別されてい
たが、前者では特に高比重のファイバーボードに深いエ
ンボスを与えたり、複雑な曲面加工を施したりすること
は不可能であり、また後者においては予め解繊された木
質ファイバーに結合剤として熱硬化性樹脂とワックスな
どの添加物を混合付着せしめて仮圧締して低比重マット
に造り、之を直ちに所定のエンボス若しくは曲面を有す
る金型プレスによって加熱圧締し、その侭硬化させる同
時成型法と、上記結合剤の他に更に熱可塑性樹脂を混入
付着させて之を適宜な方法によってファイバーマットと
し、更に該マットを低温度で加熱し低比重(0,1〜0
.4)の硬化マットを作成して中間製品とし、このもの
を所定のエンボスや曲面を有する成型金型で、熱圧成型
して製品化する二段式成型法とが存していた。
しかし上記の同時成型法では成型品の表面の装作や内部
剥離が起き易く、製品の歩留を低下させていただけでな
く表面硬度の高い製品を得ることが困難であったし、ま
た二段成型法はその混入さ□ れている熱可塑性樹脂が
製品の物理的、機械的強度を著しく劣化させる欠点とな
っていた。
剥離が起き易く、製品の歩留を低下させていただけでな
く表面硬度の高い製品を得ることが困難であったし、ま
た二段成型法はその混入さ□ れている熱可塑性樹脂が
製品の物理的、機械的強度を著しく劣化させる欠点とな
っていた。
本発明方法は上記した従来の二段式成型法の改良に係る
ものであって製品の物理的、機械的性質を劣化させる熱
可塑性樹脂を使用することなく、しb・も最終加工時に
必要な柔軟性と成型性に富んだマットを得ることによっ
て成型上においても、また製品強度の点においても上記
在来品には期待出来なかった優れた諸性能を具えた成型
ファイバーボードを得ようとするものである。
ものであって製品の物理的、機械的性質を劣化させる熱
可塑性樹脂を使用することなく、しb・も最終加工時に
必要な柔軟性と成型性に富んだマットを得ることによっ
て成型上においても、また製品強度の点においても上記
在来品には期待出来なかった優れた諸性能を具えた成型
ファイバーボードを得ようとするものである。
そこで本発明方法において最も重要な役割を果たすのは
ポリイソシアネイト系接着剤である。
ポリイソシアネイト系接着剤である。
ポリイソシアネイト系接着剤と木材との反応は二段階に
行なわれることが知られている。
行なわれることが知られている。
即ち第1段階では25〜50℃の様な低温域で起こり、
この際の反応はポリイソシアネート中のインシアネート
基と木材中の水若しくはフェノール性物質のOH基とが
反応してポリウレア結合を主体とした線状高分子を形成
し、得られた生成物は熱可塑の性状を示し、熱軟化温度
も低いことが知られている。
この際の反応はポリイソシアネート中のインシアネート
基と木材中の水若しくはフェノール性物質のOH基とが
反応してポリウレア結合を主体とした線状高分子を形成
し、得られた生成物は熱可塑の性状を示し、熱軟化温度
も低いことが知られている。
また第2段階の反応は150℃以上の高温域で起こり、
ウレタン結合を主体とした架橋結合を形成し、得られた
生成物は熱硬化の性質を示し熱軟化温度も高いことが知
られている。
ウレタン結合を主体とした架橋結合を形成し、得られた
生成物は熱硬化の性質を示し熱軟化温度も高いことが知
られている。
本発明は成型ファイバーボードの製造に際し、ポリイソ
シアネートと木材との反応におけるこの様な性質を利用
したものであって、第1工程においては低温短時間処理
を行ない、裁断、運搬、保管などのハンドリングが容易
となる半硬化マットを生成する。
シアネートと木材との反応におけるこの様な性質を利用
したものであって、第1工程においては低温短時間処理
を行ない、裁断、運搬、保管などのハンドリングが容易
となる半硬化マットを生成する。
本発明に使用する木質ファイバーとしては木材チップ、
バルブシート、故紙などの解繊した粉砕物を用い、ポリ
イソシアネート樹脂接着剤としてはジフェニルメタンジ
イソシアネートMDIを50重量%以上含有するものを
選択して使用する。
バルブシート、故紙などの解繊した粉砕物を用い、ポリ
イソシアネート樹脂接着剤としてはジフェニルメタンジ
イソシアネートMDIを50重量%以上含有するものを
選択して使用する。
木質ファイバーへのポリイソシアネート樹脂接着剤の添
加は、エヤースプレーにより行ないマット状に形成しロ
ール間で加圧処理を行ない高比重0.02ないし0.2
?/cr7を程度の加圧マットを得た後、80℃以下の
温度で熱処理を行ない半硬化マットを得る。
加は、エヤースプレーにより行ないマット状に形成しロ
ール間で加圧処理を行ない高比重0.02ないし0.2
?/cr7を程度の加圧マットを得た後、80℃以下の
温度で熱処理を行ない半硬化マットを得る。
更に第2工程において上記半硬化マットを温度150℃
以上、圧力20〜30kg/cdの条件で高圧成型する
ことにより物理的、機械的強度及び耐熱性能の優れた成
型物を得るものである。
以上、圧力20〜30kg/cdの条件で高圧成型する
ことにより物理的、機械的強度及び耐熱性能の優れた成
型物を得るものである。
以下、本発明の実施例を挙げて更に説明する。
実施例 1
ラワン廃材をリファイナーにて解繊した後、乾燥処理を
施し、含水率10〜20%の木質ファイバーを調整する
。
施し、含水率10〜20%の木質ファイバーを調整する
。
その後MDIを主剤とするポリイソシアネート系接着剤
20%(重量比)並びにパラフィンワックス2%(重量
比)を該ファイバーに吹付付着させ、これをエアーフェ
ルティングしてマット状とし、更にロールにて軽く圧縮
した後、温度80℃、圧力3kg/crrt、時間5分
の熱処理を行ない厚さ20mm、比重0.1〜0.3の
硬化マットを生成した。
20%(重量比)並びにパラフィンワックス2%(重量
比)を該ファイバーに吹付付着させ、これをエアーフェ
ルティングしてマット状とし、更にロールにて軽く圧縮
した後、温度80℃、圧力3kg/crrt、時間5分
の熱処理を行ない厚さ20mm、比重0.1〜0.3の
硬化マットを生成した。
上記硬化マントを凹凸深さ5crrLの雄雌金型により
金型温度220℃、圧力20 kg/cr7t、時間5
分の条件で熱圧して厚さ2mm、内深さ5Cr/′Lの
絞り形状の高強度な成型ファイバーボードを製造した。
金型温度220℃、圧力20 kg/cr7t、時間5
分の条件で熱圧して厚さ2mm、内深さ5Cr/′Lの
絞り形状の高強度な成型ファイバーボードを製造した。
得られた成型物は機械的強度も優れ、また外観も美麗な
ものであって 以上述べた本発明の方法によるファイバーボードはその
硬化マットが十分な柔軟性と成型性とを保持し深みのあ
るエンボス加工や複雑な成型が可能である他、物理的、
機械的強度に優れるなど従来のファイバーボード成型上
の問題点を解消せしめたものであった。
ものであって 以上述べた本発明の方法によるファイバーボードはその
硬化マットが十分な柔軟性と成型性とを保持し深みのあ
るエンボス加工や複雑な成型が可能である他、物理的、
機械的強度に優れるなど従来のファイバーボード成型上
の問題点を解消せしめたものであった。
Claims (1)
- 1 解繊された木質ファイバーの表面にジフェニルメタ
ンジイソシアネートを主剤とするポリイソシアネート系
接着剤を吹付けて木質ファイバー相互を結合させてフェ
ルティングさせマット状となし、次いでこのものを80
℃以下の温度で熱圧半硬化させて一旦低比重のマットに
成型する工程と、上記マットを所望の成型金型を用いて
150℃以上の高温で高圧成型する工程とから成る熱圧
成型ファイバーボードの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP647381A JPS5934499B2 (ja) | 1981-01-21 | 1981-01-21 | 熱圧成型フアイバ−ボ−ドの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP647381A JPS5934499B2 (ja) | 1981-01-21 | 1981-01-21 | 熱圧成型フアイバ−ボ−ドの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57120414A JPS57120414A (en) | 1982-07-27 |
JPS5934499B2 true JPS5934499B2 (ja) | 1984-08-23 |
Family
ID=11639423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP647381A Expired JPS5934499B2 (ja) | 1981-01-21 | 1981-01-21 | 熱圧成型フアイバ−ボ−ドの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5934499B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59201844A (ja) * | 1983-04-30 | 1984-11-15 | Sintokogio Ltd | 有機物質の成形方法 |
CA2027848A1 (en) * | 1989-10-24 | 1991-04-25 | Berndt Greten | Method for the manufacture of shaped parts |
US5374474A (en) * | 1991-09-26 | 1994-12-20 | Earth Partners, Inc. | Composite board and method of manufacture |
DE4312564A1 (de) * | 1993-04-17 | 1994-11-10 | Glunz Ag | Verfahren zur Herstellung von Faserplatten |
JP2007044958A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Aichi Prefecture | 成形体の製造方法 |
CN113279289B (zh) * | 2021-07-23 | 2021-09-28 | 南通跃香拉链有限公司 | 一种纤维板的半干式气流成型制备工艺 |
-
1981
- 1981-01-21 JP JP647381A patent/JPS5934499B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57120414A (en) | 1982-07-27 |
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