JPS5934451B2 - カ−リング加工の接合構造 - Google Patents

カ−リング加工の接合構造

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JPS5934451B2
JPS5934451B2 JP9356681A JP9356681A JPS5934451B2 JP S5934451 B2 JPS5934451 B2 JP S5934451B2 JP 9356681 A JP9356681 A JP 9356681A JP 9356681 A JP9356681 A JP 9356681A JP S5934451 B2 JPS5934451 B2 JP S5934451B2
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curling
locking piece
slit
joint
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俊明 江波
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Enami Seiki Mfg Co Ltd
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D39/00Application of procedures in order to connect objects or parts, e.g. coating with sheet metal otherwise than by plating; Tube expanders
    • B21D39/02Application of procedures in order to connect objects or parts, e.g. coating with sheet metal otherwise than by plating; Tube expanders of sheet metal by folding, e.g. connecting edges of a sheet to form a cylinder
    • B21D39/026Reinforcing the connection by locally deforming
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、カーリング加工の接合構造に関し、特に、
接合強度が改善されたカーリング加工の接合部の構造に
関する。
たとえば2枚の金属板を接合するに際して、従来よりカ
ーリング加工による接合が広く行なわれてきた。
カーリング加工は、強固な接合が可能であり、かつ自動
化が容易であるからである。第1図および第2図は、こ
の発明が問題点を解決しようとする従来のカーリング加
工における接合部の構造を略図的に示す部分切欠断面図
である。2枚の金属板100、101は、第1図から明
らかなように、それぞれ端縁部102、103において
各主表面104、105に対して折り曲げられた折曲部
106、107を有する。
各折曲部106、IOTが形成された2枚の金属板10
0、101は、第1図の矢印Aおよび矢印B方向に、す
なわち各折曲部106、10□が対向する方向に、重ね
合され、その後周知のカーリング加工装置により接合さ
れる。第2図は、このようにして形成されたカーリング
加一[の接合部の構造を示す。2枚の金属板100、1
01は、それぞれ主表面104、105と各折曲部10
6、107との間に、他方の折曲部IOT、106を含
むように、相互に重ね合されて強固に接合される。
第2図に示されるカーリング加工の接合部の構造におい
ては、一方の金属板100が矢印(−X)の方向に、他
方の金属板101が矢印(X)の方向に引張られたとし
ても強固な接合構造を維持する。なぜならば、各折曲部
106、101の先端は、他方の金属板101、100
の端縁部103、102の内側に当接するからである。
しかしながら、一方の金属板100が矢印(X)の方向
に、他方の金属板101が矢印(X)の方向に押された
場合には、もはや強固な接合構造を有することはできな
い。各金属板100、101が移動する方向に、各金属
板100、101を係止する部分はもはや存在しないか
らである。このため、各金属板100、101に対して
加えられる力が、比較的大きな場合には、接合部におい
て各金属板100、101がずれることがある。さらに
加えられる力が異常に大きい場合には、各金属板100
、101が大きくずれて、接合自体を解いてしまうこと
もある。したがつて、第2図に示されたカーリング加工
の接合部の構造は、いずれの方向に対しても強固な接合
を提供するものではなく、より確実かつ強固な接合構造
の登場が望まれていた。それゆえに、この発明の目的は
、上述の欠点を解消し、あらゆる方向、特に、接合が分
離される方向に強固な接合が達成されるカーリング加工
の接合部の構造を提供することである。
この発明は、簡単に言えば、一方の金属板の折曲部の内
側に、係止端面となるべき先端面が該折曲部の先端と逆
方向を向くように形成された係止片を設け、他方の金属
板にこの係止片を受入れるためのスリツトを形成し、前
記2枚の金属板を重ね合わせてカーリング加工すること
によつて、前記係止片の先端面が前記スリツトの一端面
に対向して接触するようにされているカーリング加工の
接合部の構造である。
この発明の上述の目的およびその他の目的と特徴は、図
面を参照して行なう以下の詳細な説明から一層明らかと
なろう。
第3図および第4図は、この発明の一実施例が有利に適
用される調理隈器の内箱としての電子レンジの内箱を説
明するための略図的な斜視図であるo電子レンジ1は、
本体2および扉3からなる。
本体2は、内箱4を含む。電子レンジなどの加熱調理機
器では、熱を有効に利用するためおよび電波漏れを防ぐ
ために内箱4が設けられ、本体2は二重構造とされてい
る。内箱4は、前板5、胴部6および後板(図示せず。
)から構成される。胴部は筒状の構造であり、天板9お
よび断面U字状の胴板10からなる。前板5には開口部
7が設けられている。開口部7は被調理物の出し入れを
行なうために形成されている。胴部6と前板5とは、胴
板10の前端縁10aおよび天板9の前端縁9aと開口
部7の周縁部7aとにおいて接合される。図示はされて
いないが、胴部6と後板とは、胴板10の後端縁10b
および天板9の後端縁9bと後板の外周端縁とにおいて
接合される。したがつて、内箱4は全体として6面体の
形状をしており、前方にのみ開口部7が備えられている
。また、胴部6が前板5の開口部7の周縁部7aに接合
されるため、前板5の開口部7より外側の外方部分5a
は胴部6の前面より上下左右にはみ出た形状とされる。
この前板5の外方部分5aは、内箱4を本体2に固定す
るために必須の部分である。第5図は、第4図に示され
た内箱4の接合部の構造を詳細に示す部分切欠斜視図で
ある。
この内箱4は、各接合箇所がカーリング加工により形成
されている。すなわち、前板5と胴板10、前板5と天
板9、胴板10と後板8および天板9と後板8の各接合
が、すべてカーリンク″77111工により接合されて
いるのである。このうち、特に、前板5と天板9および
前板5と胴板10の各接合部の構造に対して、後述され
るように、この発明の特徴となる構成が採用されている
。第6図は、第5図に示された各接合部を形成する第1
の工程を示す斜視図である。
胴板10は、たとえばステンレスなどの金属材料からな
る板の長手方向の辺の一方に3個のカーリングしろ11
A,11B,11Cおよびフランジ部分12A,12B
を形成し、他方の長手方向の辺に3個のカーリングしろ
、13A,13B,13Cおよびフランジ部分14A,
14Bを形成し、他の2辺に各々1個のカーリングしろ
15A,15Bを形成し、その後板全体を長手方向の辺
がU字状となるように折り曲げることにより作られる。
天板9には、カーリングしろ16,17,18,19が
各々その外周端縁に形成される。後板8には、カーリン
グしろ20A,20B,20C,20Dがそれぞれ外周
端縁に形成される。このようにカーリングしろが各々形
成された天板9、胴板10および後板8は、以下のよう
に接合される。
先ず胴板10に対して天板9が第6図の矢印Pの方向で
組み合される。次に天板のカーリングしろ1rと胴板の
カーリングしろ15Bおよび天板のカーリングしろ19
と胴板のカーリングしろ15Aがそれぞれカーリング加
工により接合される。天板9が胴板10に対してカーリ
ング加工により接合された後、後板8が胴板10に対し
第6図の矢印Qの方向から組み合される。次に胴板10
のカーリングしろ11Aと後板8のカーリングしろ20
B、胴板10のカーリングしろ11Bと後板8のカーリ
ングしろ20C,.胴板10のカーリングしろ11Cと
後板8のカーリングしろ20Dおよび天板9のカーリン
グしろ16と後板8のカーリングしろ20Aがそれぞれ
カーリンク功目工により接合される。以上のように、6
箇所でカーリング加工を行なうことによつて、天板9、
胴板10および後板8はそれぞれ強固に接合される。こ
れらのカーリンク功目工は同一出願人による特開昭55
−542301特開昭55−54231および特開昭5
5−54221において開示された装置および方法によ
り有利に行なわれることができる。これらの6箇所のカ
ーリング加工は、それぞれ同一の接合構造を示し、位置
関係の点においてのみ異なる。したがつて、天板9と後
板8との接合箇所のみを代表的に説明する。天板9のカ
ーリングしろ16は、天板9の後端縁9bから天板9と
直角をなすように折曲されて延ばされた第1張出部分1
6a、第1張出部分16aの先端で直角をなすように折
曲されて天板9の主表面と平行に延ばされた第2張出部
分16bおよび第2張出部分の先端で斜め下方に折曲さ
れた第3張出部分16cから構成される。天板9のカー
リングしろ16と共にカーリング部を形成する後板20
のカーリングしろ20Aは、後板8の上方で後板8の主
表面と直角をなして後方に延ばされた張出部分で構成さ
れる。後板8が胴板10および天板9に当接されたとき
、カーリングしろ16の第2張出部分16bとカーリン
グしろ20Aが重ねられるように位置される。その後、
カーリングしろ16の第1張出部分16aの前方面すな
わち第2張出部分16bと逆の面に支持部材を当接し、
カーリング用金型を後方すなわち後板8の側から押し当
ててカーリング加工を行なう。このカーリング加工の状
態は第5図に現われている。次に、この発明の特徴とな
る前板5と胴板10および前板5と天板9との接合構造
について説明する。第6図から明らかなように、胴板1
0の前方端縁には、カーリングしろ13A,13B,1
3Cが形成されている。各カーリングしろ13A,13
B,13Cには、それぞれ3個のスリツト200が形成
されている。また、天板9の前方端縁のカーリングしろ
18にも、同様に3個のスリツト200が形成されてい
る。他方、第7図から明らかなように、前板5の開口部
7の周縁部7aにも、前記スリツト200に対する9個
の係止片201が形成されている。なお、前板5と天板
9との接合構造は、前板5と胴板10との接合構造と同
一であるため、以下の説明では、前板5と胴板10との
接合構造について主として説明されることを指摘してお
く。したがつて、前板5と天板9との接合構造について
は、前板5と胴板10との接合構造についての説明を参
照されたい。第8図は、第7図においてで示された部分
を拡大して示す部分切欠斜視図である。第10図は、後
述される第11図に示すこの発明の一実施例を形成する
過程を示す部分切欠断面図である。第11図はこの発明
の一実施例を示す部分切欠断面図である。第8図および
第10図から明らかなように、前板5の開口部7の周縁
部7aには、主表面202から後方に折り曲げられて形
成される折曲部20が設けられている。折曲部203の
一部には、内側すなわち主表面202の方向に先端が向
けられた係止片201が切起こしにより形成されており
、したがつて係止片の先端面は折曲部203の先端と逆
方向を向いている。他方、第6図および第10図から明
らかなように、胴板10の前方端縁では第1張出部分2
04の端縁部205から前方に折り曲げられた折曲部2
06が設けられている。折曲部206の一部には、スリ
ツト200が設けられている。スリツト200の形状は
、前記前板5の折曲部203に設けられた係止片201
が受け入れられるようにされている。以上のように加工
されている前板5および胴板10は、第10図において
矢印Cおよび矢印Dで示される方向に重ね合されてカー
リング加工されると、第11図に示されるようなカーリ
ング加工の接合構造を示す。第11図から明らかなよう
に、前板5の折曲部203に設けられた係止片201の
先端は、胴板10に設けられたスリツト200の一端面
200aに対向して接触している。したがつて、第11
図に示された実施例においては、前板5および胴板10
が第11図の矢印CX)および(−X)のいずれの方向
に、引張られまたは押されても接合がずれることはない
。このため、第11図に示される実施例の接合構造は、
第2図に示された従来のカーリング加工における接合構
造に比べて飛躍的に接合強度が高くなつている。さらに
、第10図において示されたような各片曲部203,2
06における係止片201およびスリツト200のカロ
エは当業者において周知の技術により極めて容易に行な
われる。第9図は、前板5の開口部7の周縁部7aのコ
ーナ部分における胴板9との接合構造を示す部分切欠断
面図である。
第9図から明らかなように、コーナ部分では、胴板10
のフランジ部分13A,13Bが前板5のカーリングし
ろとしての折曲部203(第7図を参照されたい)に圧
接する。したがつて、第9図から明らかなように、カー
リング加工はされていないが、折曲部203とフランジ
部分14Aとは、ともにスプリングバツクの働きにより
強く圧接される。このため、前板5と胴板10との接合
は、開口部7の周縁部7aのコーナ部分においても充分
に密着性を有する。以上のように、前板5と胴板10と
の接合は、この発明の一実施例により強固に達成される
また、前述したように、前板5と天板9との接合も同一
のカーリンク功u工すなわちこの発明の一実施例により
行なわれる。第12図および第13図は、この発明の第
2の実施例を説明するための部分切欠断面図であり、第
12図は第1の実施例における第10図に相当し、第1
3図は第1の実施例における第11図に相当する。この
第2の実施例の特徴は、一方の金属板の折曲部203に
設けられた係止片207の先端の形状にある。すなわち
、第12図から明らかなように、係止片207は折曲部
203の一部を斜めに切断して切り起こすことにより形
成される。したがつて、係止片207の先端面207a
は、係止片207の側面207bと斜めに交わつている
。また、他方の金属板についても同様に、特に図示はし
ないが、スリツト200の一端面200aは係止片20
7の先端面207aに対向するように斜めに形成されて
いる。第13図に示されるように、第2の実施例におけ
る接合構造は、一方の金属板の折曲部203に設けられ
る係止片20rの先端面207aと、他方の金属板に設
けられるスリツト200の一端面200aとの接触面に
特徴を有する。すなわち、第13図から明らかなように
、係止片207の先端面207aとスリツト200の一
端面200aとの接触面は、双方の金属板の主表面20
2,205と直角をなしている。このため第2の実施例
においては、第13図の矢印(X)および(−X)のい
ずれの方向に双方の金属板が引張られまたは押動された
としても第1図の実施例に比べてさらに強固な接合を与
える。すなわち第2の実施例は、第11図に示された第
1の実施例を改善したものである。第14図および第1
5図は、この発明の第3の実施例を説明するための部分
切欠断面図であり、第14図は第1の実施例における第
10図に、第15図は第1の実施例における第11図に
それぞれ相当する。
第14図から明らかなように、この実施例の特徴は、ス
リツト200の形状にある。すなわち、第14図および
第15図を参照して説明される第3の実施例では、スリ
ツト200の一端面200aは折曲部206から主表面
204の方向に若干切り起こされているのである。した
がつて、第15図から明らかなように、スリツト200
の一端面200aと係止片201の先端面201aとは
密着された状態で結合しているのである。このため、第
15図に示される第3の実施例では、第11図に示され
た第1の実施例に比べてより強固な接合を与える。なぜ
ならば、第11図に示された第1の実施例では、係止片
201とスリツトの一端面200aとは点接触または線
接触にすぎないのに対し、この第15図に示される実施
例では面接触をしているからである。なお第13図に示
された第2の実施例のように、この第3の実施例におい
ても、係止片201の先端面201aおよびスリツト2
00の一端面200aをそれぞれ傾斜面に形成すること
により、より強固な接合を得ることができるのはいうま
でもない。第16図および第17図は、第4の実施例を
示す部分切欠断面図である。第4の実施例の特徴は、接
合させる双方の金属板が、同一の構造をしていること、
すなわち各金属板は、主表面214から端縁部215で
折り曲げられた折曲面213を備え、前記各折曲面21
3には係止片201がその先端を前記主表面214の方
向に向けられて、切起こしにより形成されている。さら
に、各金属板では、前記係止片201が切起こされた残
りの空間がスリツト200として機能する。各係止片2
01の先端面201aが存在した面が、スリツト200
の一端面200aを形成するのである。第16図におい
て、双方の金属板が、矢印CおよびDの方向に重ねられ
て、カーリング加工されると第17図に示される接合構
造になる。このとき、各係止片201の先端面201a
は、主表面214の側にすなわち折曲部213内に戻さ
れている。しかしながら、一度切り起こされた係止片2
01は、金属性材料で構成されているため、完全には戻
らない。このため、各係止片201の先端面201aは
、部分的に折曲部213よりも主表面214側すなわち
折曲部203の内側にはみ出ている。各係止片201の
先端面201aのはみ出された部分が、相互に接触され
る。したがつて、前述された各実施例と同様に、第17
図における実施例でも矢印(X)および(−X)のいず
れの方向にいずれの金属板が押されまたは引張られたと
しても接合は強固に維持される。さらに、第17図に示
された実施例では、スリツト200は、係止片201と
同時に切り起こしにより形成されるため、スリツト20
0の形成に際して切り屑などは発生しない。したがつて
製造工程において、加工の手間および切り屑の整理など
の煩雑な手順を省略することができる。以上のように第
17図の実施例では、切り起こされた後に残つたわずか
の幅の部分が、スリツト200として機能するのである
。すなわち、この明細書におけるスリツトとは、比較的
大きな幅を有するものに限らないと理解されるべきであ
る。第18図および第19図は、この発明の第5の実施
例を示す部分切欠断面図である。
第18図は、第1の実施例について示された第8図に相
当し、第19図は第18図の矢印Yの方向から見た断面
図である。第5の実施例の特徴は、係止片201の形状
にある。第18図および第19図から明らかなように、
係止片201の断面は、第1の実施例について示された
第10図と同様である。すなわち、一方の金属板の端縁
部から折り曲げられて折曲部203が形成され、折曲部
203の一部からは主表面202の方向に切り起こされ
た係止片201が設けられている。ここまでは第8図お
よび第10図に示された第1の実施例における一方の金
属板と同様である。しかしながら、第18図および第1
9図に示される第5の実施例においては、係止片201
の第18図および第19図における上下方向の両端部形
状が異なつている。すなわち、係止片201の第18図
および第19図における上下方向の両端は、折曲部20
3と連続されているのである。したがつて、第19図か
ら明らかなように、係止片201は、折曲部203から
その全体が切り起こされているわけではない。中央部の
みが折曲部203から切り起こされており、両端は折曲
部203に連なつているのである。このように構成され
る第18図および第19図に示される第5の実施例にお
いても、第8図、第10図および第11図に示された第
1の実施例と同様に強固な接合構造を構成することはい
うまでもない。さらにこの第5の実施例においては、係
止片201の形成が比較的容易であるという利点を有す
る。上述の各実施例では、各係止片は折曲部の一部にの
み形成されているように説明されてきたが、この発明に
よるカーリング加工の接合構造を達成するには、折曲部
の全面にわたり係止片およびスリツトが形成されていて
もよい。
以上のように、この発明にたれば、一方の金属板の折曲
部の内側には、係止端面となるべき先端面が該折曲部の
先端と逆方向を向くように形成された係止片が設けられ
ており、他方の金属板の折曲部の内側には、前記係止片
を受入れるためのスリツトが形成されており、双方の金
属板がカーリング加工により接合されて、前記係止片の
先端面が前記スリツトの一端面に対向して接触されてい
るため、あらゆる方向、特に、接合が分離される方向に
強固な接合を達成することが可能となる。
また、前記係止片およびスリツトは、当業者にとつて周
知の技術により容易に製造され得る。したがつて、この
発明は、たとえば調理機器の内箱などにおいて極めて容
易ζご応用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のカーリング加工の工程を示す部分切欠
断面図である。 第2図は、第1図に示され工程により得られる従来のカ
ーリング加工による接合構造を示す部分切欠断面図であ
る。第3図は、この発明が有利に適用される調理機器の
例としての電子レンジを略図的に示す斜視図である。第
4図は、第3図に示された電子レンジの内側を略図的に
示す斜視図である。第5図は、第4図に示された電子レ
ンジの内箱の接合部の構造を示すための部分切欠斜視図
である。第6図は、第5図に示された電子レンジの内箱
の接合の第1の工程を示す斜視図である。第7図は、第
5図に示された電子レンジの内側の前板を後方から見た
斜視図である。第8図は、第7図においてで示された部
分を拡大して表わす部分切欠斜視図である。第9図は、
第5図に示された電子レンジの内箱の前板と胴板との前
板の開口部のコーナ部分における接合を示す部分切欠断
面図である。第10図は、この発明の一実施例の構造を
説明するための部分切欠断面図である。第11図は、こ
の発明の一実施例を示す部分切欠断面図である。第12
図は、この発明の第2の実施例を説明するための部分切
欠断面図である。第13図は、この発明の第2の実施例
を示す部分切欠断面図である。第14図は、この発明の
第3の実施例を説明するための部分切欠断面図である。
第15図は、この発明の第3の実施例を示す部分切欠断
面図である。第16図は、この発明の第4の実施例を説
明するための部分切欠断面図である。第17図は、この
発明の第4の実施例を示す部分切欠断面図である。第1
8図は、この発明の第5の実施例を説明するための部分
切欠斜視図である。第19図は、第18図の矢印Yの方
向からみた部分切欠断面図である。図において、200
はスリツト、200aはスリツトの一端面、201は係
止片、201aは係止片の先端、202は主表面、20
3は折曲部、204は主表面としての第1張出部分、2
05は端縁部、206は折曲部、207は係止片、20
7aは係止片の先端面、213は折曲部、214は主表
面、215は端縁部を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 端縁部に折曲部を備える2枚の金属板が、前記各折
    曲部において対向するように相互に重ね合わされて、カ
    ーリング加工により接合されてなるカーリング加工の接
    合構造において、一方の前記金属板の折曲部の内側には
    、係止端面となるべき先端面が該折曲部の先端と逆方向
    を向くように形成された係止片が設けられており、他方
    の前記金属板の内側には、前記係止片を受入れるための
    スリットが形成されており、双方の前記金属板がカーリ
    ング加工により接合されて、前記係止片の先端面が前記
    スリットの一端面に対向して接触されているカーリング
    加工の接合構造。 2 前記スリットの一端面は、前記折曲部の内側で前記
    他方の金属板の主表面の方向に向けられた切起こし片の
    先端である、特許請求の範囲第1項記載のカーリング加
    工の接合構造。
JP9356681A 1981-06-15 1981-06-15 カ−リング加工の接合構造 Expired JPS5934451B2 (ja)

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JP3384606B2 (ja) * 1993-12-27 2003-03-10 三洋機工株式会社 金属製板材の接合構造及び接合方法

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