JPS5934048B2 - 変圧器保護継電装置 - Google Patents
変圧器保護継電装置Info
- Publication number
- JPS5934048B2 JPS5934048B2 JP1100179A JP1100179A JPS5934048B2 JP S5934048 B2 JPS5934048 B2 JP S5934048B2 JP 1100179 A JP1100179 A JP 1100179A JP 1100179 A JP1100179 A JP 1100179A JP S5934048 B2 JPS5934048 B2 JP S5934048B2
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- Japan
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- transformer
- current
- inrush
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は変圧器保護継電装置にかかわり、特に変圧器の
内部故障時系統からの高調波流入電流があっても高速度
検出能力を損うことな（しかも変圧器励磁突入電流（以
下インラッシュと称す）に対しては確実にロックをかけ
て誤動作を生じない変圧保護継電装置に関するものであ
る。
内部故障時系統からの高調波流入電流があっても高速度
検出能力を損うことな（しかも変圧器励磁突入電流（以
下インラッシュと称す）に対しては確実にロックをかけ
て誤動作を生じない変圧保護継電装置に関するものであ
る。
一般に変圧器保護のためには従来第１図、第２図に示す
第２高調波抑制式比率差動継電方式が最も代表的に用い
られて来た。
第２高調波抑制式比率差動継電方式が最も代表的に用い
られて来た。
第１図において１は被保護変圧器、２，３は変流器、４
は比率差動継電器であり抑制コイルＲＣ１動作コイルＯ
Ｃを持つ。
は比率差動継電器であり抑制コイルＲＣ１動作コイルＯ
Ｃを持つ。
この比率差動継電方式において保護対象変圧器１に電源
電圧を魚卵したばあいインラッシュ電流が電源から流入
し、見かげ上変圧器内部故障と同じ差動電流が動作コイ
ルＯＣに流入し比率差動継電器が誤動作する場合がある
。
電圧を魚卵したばあいインラッシュ電流が電源から流入
し、見かげ上変圧器内部故障と同じ差動電流が動作コイ
ルＯＣに流入し比率差動継電器が誤動作する場合がある
。
このため従来の比率差動継電器においては第２図に示す
ようなインラッシュ検出回路を付加しインラッシュによ
る比率差動継電器の誤動作を防止している。
ようなインラッシュ検出回路を付加しインラッシュによ
る比率差動継電器の誤動作を防止している。
第２図において５は差動電流Ｉ中の第２高調波成分導出
回路、６は差動電流Ｉ中の基本波成分導出回路であり、
７は第２高調波成分が基本波成分に比べて一定比率（例
えば従来継電器では１５係）以上のとき動作する比較回
路であり、この出力により比率差動継電器のインラッシ
ュに対する誤動作を防止しているすなわち従来の第２高
調波抑制式比率差動継電方式はインラッシュ時には基本
波成分に対して第２高調波成分の含有率が大きく、内部
故障時には第２高調波成分の含有率が小さいことを利用
した方式であった。
回路、６は差動電流Ｉ中の基本波成分導出回路であり、
７は第２高調波成分が基本波成分に比べて一定比率（例
えば従来継電器では１５係）以上のとき動作する比較回
路であり、この出力により比率差動継電器のインラッシ
ュに対する誤動作を防止しているすなわち従来の第２高
調波抑制式比率差動継電方式はインラッシュ時には基本
波成分に対して第２高調波成分の含有率が大きく、内部
故障時には第２高調波成分の含有率が小さいことを利用
した方式であった。
しかし最近の変圧器においては経済設計化のため変圧器
鉄心の定格磁束に対する飽和磁束が低くなりインラッシ
ュ中の第２高調波成分が減少する傾向にある。
鉄心の定格磁束に対する飽和磁束が低くなりインラッシ
ュ中の第２高調波成分が減少する傾向にある。
一方系統的にはケーブル系統の拡大、和訳用コンデンサ
の増大等により内部故障時にも低次の高調波が発生する
ようになり第２高風波の含有率が増大する傾向となって
来た。
の増大等により内部故障時にも低次の高調波が発生する
ようになり第２高風波の含有率が増大する傾向となって
来た。
このため従来の第２高調波抑制式比率差動継電方式では
インラッシュと内部故障との判別が確実にできないとい
う問題が生じて来た。
インラッシュと内部故障との判別が確実にできないとい
う問題が生じて来た。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり
、インラッシュ電流波形は変化分が小さい期間が長いの
に対し故障電流波形においては変化分の小さい期間は短
いことを利用しインラッシュと内部故障との判別が確実
に行える変圧器保護継電装置を提供するものである。
、インラッシュ電流波形は変化分が小さい期間が長いの
に対し故障電流波形においては変化分の小さい期間は短
いことを利用しインラッシュと内部故障との判別が確実
に行える変圧器保護継電装置を提供するものである。
以下図に従って詳しく説明する。
第３図は本発明による変圧器保護継電装置のインラッシ
ュ検出回路の一実施例を示すブロック図である。
ュ検出回路の一実施例を示すブロック図である。
第３図において８は入力電流Ｉの変化分の全波整流波形
を導出する回路、９は入力電流■全波整流波形の平均値
を導出する回路、１０は８，９の出力を比較し入力電流
■の変化分（８の出力）が入力電流■の大きさく９の出
力）Ｋ比べて小さいとき動作し出力を出す比較回路、１
１はＴ１なる時限を持つ動作遅延タイマー、１２はＴ２
なる時限を持つ復帰遅延タイマーである。
を導出する回路、９は入力電流■全波整流波形の平均値
を導出する回路、１０は８，９の出力を比較し入力電流
■の変化分（８の出力）が入力電流■の大きさく９の出
力）Ｋ比べて小さいとき動作し出力を出す比較回路、１
１はＴ１なる時限を持つ動作遅延タイマー、１２はＴ２
なる時限を持つ復帰遅延タイマーである。
第４図はインラッシュ電流波形の例を示す図でありａは
３相変圧器において１相のみにインラッシュが起ったと
きの波形、ｂは３相変圧器において２相にインラッシュ
が起ったときの合成波形である。
３相変圧器において１相のみにインラッシュが起ったと
きの波形、ｂは３相変圧器において２相にインラッシュ
が起ったときの合成波形である。
ａにおいて実際のインラッシュ波形は破線の如（である
が変流器を介して変成された電流は直流分が減衰し実線
の如くとなる。
が変流器を介して変成された電流は直流分が減衰し実線
の如くとなる。
ａ、ｂ波形の変圧器不飽和の期間Ｔは最大インラッシュ
の場合でも１００°程度以上ある。
の場合でも１００°程度以上ある。
第５図は内部故障電流波形でありａは故障発生時の電圧
が０付近で直流分が発生したばあい、ｂは故障発生時電
圧がＰｅａｋ値付近で高調波が発生したばあいであり図
は第２高調波と基本波との重畳で示しである。
が０付近で直流分が発生したばあい、ｂは故障発生時電
圧がＰｅａｋ値付近で高調波が発生したばあいであり図
は第２高調波と基本波との重畳で示しである。
本案の実施例の動作の説明を第６図、第７図により行う
。
。
第６図は第４図ａのインラッシュに対する動作説明であ
りインラッシュ電流Ｉの変化分は変圧器不飽和の期間Ｔ
においては０でありインラッシュ電流Ｉの全波整流波形
の平均値より小さくこの期間に比較器（ＣＯＭＰ）より
出力が出てＴ、タイマーを動作させＴ２タイマーにより
連続化されインラッシュを検出する様子を示している。
りインラッシュ電流Ｉの変化分は変圧器不飽和の期間Ｔ
においては０でありインラッシュ電流Ｉの全波整流波形
の平均値より小さくこの期間に比較器（ＣＯＭＰ）より
出力が出てＴ、タイマーを動作させＴ２タイマーにより
連続化されインラッシュを検出する様子を示している。
すなわち第６図よりＴ１ タイマーは変圧器不飽和期間
Ｔより短（、後述する内部故障時電流変化分がＯに落ち
込むごく短い時間より長くしておけばよいこと、またＴ
２タイマーは基本波の１サイクルより長くしておけばよ
いことが分る。
Ｔより短（、後述する内部故障時電流変化分がＯに落ち
込むごく短い時間より長くしておけばよいこと、またＴ
２タイマーは基本波の１サイクルより長くしておけばよ
いことが分る。
また、第４図すのインラッシュに対しても同様の動作を
することは明らかである。
することは明らかである。
次に第７図において内部故障時の動作を説明する。
第５図ａの直流分を含む故障電流のばあい電流変化分の
全波整流波は０に落ち込むごとく短い時間を除いて充分
大きいので第５図すの第２高調波が重畳した波形のばあ
いを考える。
全波整流波は０に落ち込むごとく短い時間を除いて充分
大きいので第５図すの第２高調波が重畳した波形のばあ
いを考える。
第７図において電流変化分の全波整流波の０に落ち込む
ごく短い時間以外比較器（ＣＯＭＰ）出力は発生せずし
たがって最終出力（インラッシュ検出出力）も発生して
いないことを示している。
ごく短い時間以外比較器（ＣＯＭＰ）出力は発生せずし
たがって最終出力（インラッシュ検出出力）も発生して
いないことを示している。
また第７図の例において１８０°付近でも電流変化分の
大きさが小さくなるが第２高調波２０係含有のばあいで
考えても基本渡分を１としてこのときの電流変化分は の大きさがあり、この値で比較器が動作しないよう電流
の全波整流波の平均値との比率を選んでおけば問題はな
い。
大きさが小さくなるが第２高調波２０係含有のばあいで
考えても基本渡分を１としてこのときの電流変化分は の大きさがあり、この値で比較器が動作しないよう電流
の全波整流波の平均値との比率を選んでおけば問題はな
い。
以上要するにこの発明はインラッシュ時電流変化分の値
が小さくなる期間すなわち変圧器不飽和の期間がある程
度長いのに対し内部故障時高調波が重畳しても電流変化
分が小さくなる期間が短いことを利用しインラッシュと
内部故障との判別を確実に行なわせることができるもの
である。
が小さくなる期間すなわち変圧器不飽和の期間がある程
度長いのに対し内部故障時高調波が重畳しても電流変化
分が小さくなる期間が短いことを利用しインラッシュと
内部故障との判別を確実に行なわせることができるもの
である。
第１図は比率差動継電方式の接続図、第２図は従来のイ
ンラッシュ検出回路図、第３図は本発明によるインラッ
シュ検出回路の一実施例を示す回路図、第４図はインラ
ッシュ波形図。 第５図は内部故障電流波形図、第６図はインラッシュ時
の本発明によるインラッシュ検出回路の動作説明図、第
７図は内部故障時の本発明によるインラッシュ検出回路
の動作説明図である。 図において、１は被保護変圧器、２，３は変流器、４は
比率差動継電器、５は第２高調波成分導出回路、６は基
本渡分導出回路、７，１０は比較回路、８は変化分導出
回路、９は平均値導出回路である。 尚図中同一符号は同一または相当部分を示す。
ンラッシュ検出回路図、第３図は本発明によるインラッ
シュ検出回路の一実施例を示す回路図、第４図はインラ
ッシュ波形図。 第５図は内部故障電流波形図、第６図はインラッシュ時
の本発明によるインラッシュ検出回路の動作説明図、第
７図は内部故障時の本発明によるインラッシュ検出回路
の動作説明図である。 図において、１は被保護変圧器、２，３は変流器、４は
比率差動継電器、５は第２高調波成分導出回路、６は基
本渡分導出回路、７，１０は比較回路、８は変化分導出
回路、９は平均値導出回路である。 尚図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- １ 変圧器の各端子から導出された電流に応動する比率
差動継電要素と、インラッシュ検出要素の動作により前
記比率差動継電要素の出力をロックするインラッシュ検
出要素とを備えた変圧器保護継電装置において、上記イ
ンラッシュ検出要素は、前記変圧器の各端子の電流また
は各端子間の差動電流である入力電流の変化分の瞬時値
の大きさに比例した出力を出す変化分導出回路と、前記
入力電流の大きさの平均値に比例した出力を出す平均値
導出回路と、前記変化分導出回路の出力を前記平均値導
出回路の出力と比較し、変化分の方が平均値よりも小さ
いときに出力を出す比較回路と、この比較回路の出力を
受入れた時点から、前記変圧器の不飽和の期間よりも短
い所定の時限だけ出力を出す第１のタイマーと、この第
１のタイマーの出力を連続化する第２のタイマーとを備
えていることを特徴とする変圧器保護継電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1100179A JPS5934048B2 (ja) | 1979-02-01 | 1979-02-01 | 変圧器保護継電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1100179A JPS5934048B2 (ja) | 1979-02-01 | 1979-02-01 | 変圧器保護継電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55103038A JPS55103038A (en) | 1980-08-06 |
| JPS5934048B2 true JPS5934048B2 (ja) | 1984-08-20 |
Family
ID=11765880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1100179A Expired JPS5934048B2 (ja) | 1979-02-01 | 1979-02-01 | 変圧器保護継電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5934048B2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-01 JP JP1100179A patent/JPS5934048B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55103038A (en) | 1980-08-06 |
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