JPS5933412B2 - 製品処理方法及び装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製品を処理するための方法及び装置に関するも
のである。

本発明は主として各材料を混合するのに適用され得るも
のであるが、例えば研削、ばり取り、研磨等のような仕
上作業をなしたり又は乾燥したりするのにも使用するこ
とができるものである。本発明によると、少なくとも２
つの製品からなる装入物を振動させる工程、一方該装入
物を中央の受容域から周辺の放出域へと螺旋通路に沿つ
て且つ該通路のまわりに強制的に移走させる工程から成
る製品を処理する方法が提供される。

本発明は又、螺旋状の処理通路を画定する室、前記螺旋
通路の中央に配設された入口開口、周辺の放出開口及び
前記室を振動させ少なくとも２製品から成る混合物を螺
旋通路の中央域から放出開口へと該螺旋通路に沿つて且
つ該螺旋通路のまわりに強制的に移走させるための手段
から成る製品を処理する際に使用するための装置を提供
する。

混合作業に使用する場合には、製品は少なくとも２つの
一緒に混合される材料から成るであろう。研削又は仕上
作業のために使用される場合には製品は研削又は仕上媒
体によつて一緒に処理される部品又は構成要素から成る
であろう。又前記媒体は装入物が螺旋通路のまわりに装
入物を運動させる間に部品又は構成要素と摩擦接触し、
そこに所望の仕上作業を旋こす。処理室は好ましくは弾
性的に固定台に取り付けられそして振動を受ける。

該振動は少なくとも１個の偏心重りが嵌着された垂直軸
を有する駆動モータによつて前記処理室に伝達される。
好ましいとされる装置において、処理室は環状に並べら
れたコイルばね上に支持され、そして駆動モータは処理
室によつて担持され又上方及び下方偏心重りが嵌着され
ている。前記重りの少なくとも一方はモータ軸のまわり
に角度調整され得るものである。処理室は重ね合せに構
成された２つ又はそれ上の部分を有しており、そして上
方部分の放出出口から放出される製品が下方部分の入口
開口に分与されるように配列される。この手段にて、製
品を最上部処理室の入口開口に連続的に供給しそして最
下部室の放出口から混合された又は他の処理を施こされ
た製品を連続的に除去することによつて連続した混合又
は他の処理を行なうことができる。次に本発明の一実施
例を説明する。

図面を参照すると、本装置は上端に外方向へとのびる水
平フランジ６を持つた一般に円筒形状の台５を具備する
。

フランジ６には環状に並べられた数多くの垂直コイルば
ね７が配設される。ばね７の上端は中央円筒スリーブ９
に取付けられた環状の水平板８に連結される。スリーブ
９内には上方及び下方の取り付けブラケツト又はカラー
１０、１１が取り付けられそして機械の中心軸線上にて
垂直方向に配設された軸１３を有する電動機１２が担持
されている。軸１３は上方及び下方の偏心重り１４及び
１５を担持しており、又該重りは板８及びその上に取り
付けられた上部構造体に付与される振動を創り出し又変
動させるために均衝程度を変えて設定し得るように角度
的に別個に調整することができるようにされる。重りに
よつて呈示される平衝からずれて回転する質量体が高振
動数と低振幅から成るその運動に上方及び下方成分を持
つた回転特性の振動を提供する。処理室１６が板８の上
に取り付けられ又該室１６は上方部分１６Ａと下方部分
１６Ｂを具備する。

これら両部分は処理室の各部分に設けられたフランジ１
８Ａ，１８Ｂを貫通するボルト１７によつて互いに脱着
自在に連結される。カバー板１９が同じ態様で上方部分
１６Ａにボルト付けされ、又下方部分１６Ｂはフランジ
８にボルト付けされる。処理室の各部分は第２図に最も
よく図示されるように反せ板２０によつて画定される螺
旋状の処理通路を構成する。

各領域は又中央が高くなり下方向且つ外方向へと傾斜し
た円錐状の床を有する。この構成により、処理室のいず
れの部分の中央部に導入される混合されるべき材料装入
物は、螺旋処理通路のまわりに且つ該通路に沿つて移行
せられ、同時に機械の振動から生じる運動を受ける。処
理室の各部分には周辺の放出口が設けられる。上方部分
１６Ａの出口は床に設けた開口２１（第２図）から成り
、該開口から材料は円錐状の収集トレー２２に放出され
る。該トレー２２は処理室の下方部分の中央部に材料を
分与する働きをなす、中央開口２３を有する。室の下方
部分の周辺出口は混合された材料が機械から放出される
放出シユート２４から成る。混合される材料は上部カバ
ー１９に支持された供給入口２５によつて処理室の上方
部分の中央部分に導入される。

処理室の上方及び下方部分の螺旋状構造、モータ及び重
りによつて提供される振動運動、及び機械の固定台に処
理室を弾性的に取り付けることによつて、混合される材
料装入物は室の各螺旋領域に沿つて且つ該領域のまわり
に移動しそして又室のまわりの運動方向に対し実質的に
直角な大体において垂直な平面内にて楕円又は円形運動
を行なう。

これにより特に有効な材料の混合が行なわれる。又比較
的長い処理通路が提供されることにより、混合される材
料を処理室の上方部分の供給口２５に連続して導入しそ
して混合された材料を下方部分の放出出口２４から連続
して除去することができ連続した混合作業が達成される
。振動運動の振動数及び振幅は種々の要件に合致するよ
うに変えることができるが、９００から３，０００ｒ．
ｐ．ｍ．のオーダーの振動数と、約訂から百インチ（約
０．４と９．５ｍｍ）の振幅力状抵の混合作業にとつて
は適当であろう。

研削、研磨、ばり取り、又は他の表面仕上げ作業を行な
うために上記した種類の機械を使用する際には種々の振
動数及び／又は振幅が必要とされるであろう。振動の種
類は、上方及び下方の偏心重りの相対角度位置を調整す
るか、モータの回転速度を調整するか又は処理室に対す
るモータの垂直位置を変えることによつて、種々の材料
に適合するように変えることができる。上記実施態様に
おいてモータは一定位置に取り付けられているが、所望
に応じスリーブ９内でモータを垂直方向に調整し得るよ
うな手段を設けることもできる。

本発明から離脱することなく種々の変更態様が考えられ
る。

例えば、もし必要ならばわずか１個の螺旋処理室に設け
ることもできるし、２つ以上の室を設けることもできる
。又螺旋通路の台は弧状ではなく扁平とすることもでき
る。処理室は上部カバーによつて閉鎖されているので、
室内の空気の温度、圧力又は水分は種々の要件に適合す
るように制御することができる。更にその上に振動に対
する説明は偏心重りを嵌着した電動機を使用して行なつ
たが、必要な運動は他の手段、例えば電磁的又は圧電式
振動器、又は重りを嵌着した空気的又は流体的モータを
使用しても達成することができる。重りの角度位置は、
作業時に遠隔制御により調整し、プロセスの種々の段に
おける振動の種類を変え得るように配列することができ
る。処理室は又コイルばねの代わりに空気ばね上に取り
付けることができ又他の方法で弾性的に支持することも
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従つた振動式混合機械の縦断面図であ
る。 第２図は上部カバーを除去した第１図に示される機械の
平面図である。図中主要な符号は次の通りである。５：
台、７リコィルばね、９：スリーブ、１２：電動機、１
４，１５：偏心重り、１６：処理室、１、６Ａ：上方部
分、１６Ｂ：下方部分、１９：カバ一板、２０：反せ板
、２１：出口開口、２２：収集トレー、２３：中央開口
、２４：放出シユート、２５：供給入口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 少なくとも２つの製品から成る装入物を処理室へ導
   入すること；上方及び下方運動成分が重ね合せられた、
   一般に垂直な軸線のまわりの回転振動の形態とされる振
   動を前記処理室に与えること；中央の受容域から周辺の
   放出域へと、概略水平平面内にて漸次半径方向に増大す
   る螺旋状の通路に沿つて前記装入物を移走せしめること
   特徴とする製品処理方法。 ２ 振動の振動数は９００と３，０００ｒｅｖｓ．／ｍ
   ｉｎ．の間で、又振幅は１／６４と３／８インチ（約０
   ．４と９．５ｍｍ）の間である特許請求の範囲第１項記
   載の製品処理方法。 ３ 製品は、混合される複数の材料か、又は研摩或は仕
   上加工される部品及び研摩或は仕上材から成る特許請求
   の範囲第１項又は第２項記載の方法。 ４ 概略水平平面内にて漸次半径方向に増大する螺旋状
   処理通路を画定する室１６、前記螺旋通路の中央部に配
   設された入口開口２５、周辺の放出開口２１、及び上方
   及び下方運動成分が重ねられた、一般に垂直な軸線のま
   わりの回転振動の形態とされる振動を前記処理室に与え
   、それによつて少なくとも２つの製品から成る混合物を
   、前記螺旋状処理通路の中央域から前記放出開口へと前
   記螺旋状処理通路に沿つて移送せしめるための手段７、
   １２、１４、１５を有することを特徴とする材料を処理
   する際に使用するための装置。 ５ 処理室１６は、固定台５に弾性的に取り付けられそ
   して少なくとも１個の偏心重り１４、１５を嵌着した垂
   直軸１３を具備した駆動モータ１２から伝達される振動
   を受けるようにした特許請求の範囲第４項記載の装置。 ６ 処理室１６はコイルばね７の環状配列体上に支持さ
   れ、又駆動モータ１２は前記処理室によつて担持され且
   つ上方及び下方の偏心重り１４、１５を嵌着している特
   許請求の範囲第５項記載の装置。 ７ 処理室１６は、重ね合せて設けられた２つ又はそれ
   以上の部分１６Ａ、１６Ｂから構成され、又上方部分１
   ６Ａの放出出口２１から放出された製品が下方部分１６
   Ｂの入口開口２３に分与されるように配列されている特
   許請求の範囲第４項、第５項、又は第６項記載の装置。