JPS5932687B2 - 液圧制御弁装置 - Google Patents

液圧制御弁装置

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JPS5932687B2
JPS5932687B2 JP8669875A JP8669875A JPS5932687B2 JP S5932687 B2 JPS5932687 B2 JP S5932687B2 JP 8669875 A JP8669875 A JP 8669875A JP 8669875 A JP8669875 A JP 8669875A JP S5932687 B2 JPS5932687 B2 JP S5932687B2
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敬之 荒川
重治 中野
康郎 菱沼
正吉 真壁
一義 今井
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Yuken Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液圧回路系に使用される制御弁、特に制御され
た小容量のパイロット回路の流れによって大容量の主回
路の流れを制御する制御弁に関する。
従来、パイロット流れによって主回路の流れを制御する
パイロット操作方式の液圧制御弁は、方向制御、圧力制
御または流量制御の何れかの単一機能しか持っておらず
、液圧制御回路を構成する場合、要求される機能を満た
すために、それぞれの機能を有する大容量の制御弁を、
必要に応じて組合せて使用しなければならなかった。
また単一の機能しか持たないため、集積弁として体系化
する場合にも種類が多くなり、このために困難が伴い、
しかもかかる回路を構成するとき要求される機能に応じ
て、同一サイズの制御弁を集積しなければならないので
、外形寸法が大きくなり、かつ価格面で高くなるなどの
欠点があった。
また、例えば特開昭48−73823号公報、特開昭4
8−86121号公報、特開昭49−3074号公報に
示されているように、パイロット弁の機能に応じた作動
をする大流量制御用の多機能弁も公知である。
これらの多機能弁では、パイロット流量検出オリフィス
の他に主流れを制御する部分に主流れの流量を検出する
ための固定オリフィスを設け、その固定オリフィスに生
ずる圧力差を主制御弁にフィード・バックして流量調整
を行うが、このような方式の制御弁では、主制御流量が
少ないとオリフィスに発生する圧力差が小さすぎて制御
弁の精度が悪くなるので小流量制御用には不向きであり
、一方、制御流量が多い場合には固定オリフィスにおけ
る圧力差が大きくなり、制御時の最小作動圧力差つまり
制御弁としての圧力損失が大きくなる。
そのため、小流量から大流量まで巾広い制御流量の範囲
を一台の制御弁で満足させることができず、使用流量範
囲に合わせて各個に設計、調整しなければならないとい
う欠点が避けられない。
本発明は前述の欠点を除去しようとするもので、その主
目的とするところは、パイロット操作方式で主回路の流
れを制御する多機能形の液圧制御弁装置において、主制
御流れの流路中に流量検出用固定オリフィスを設けるこ
となしに小流量から大流量までの広い制御範囲で安定動
作できる液圧制御弁装置を提供することにある。
本発明の具体的な目的のひとつは、パイロット流れが少
しでもあればそれを検出してパイロット流量に対応した
変位を主弁スプールに与えることのできるパイロット流
量検出機構を主弁スプール自体に備えた液圧制御弁装置
を提供することである。
このような目的を達成するための本発明の液圧制御弁装
置は、弁本体内で主弁はねによりスプリングセンタ方式
にしたスプール形式の主弁体を、パイロット流れによっ
てパイロットオリフィスの前後に生じる差圧が主弁ばね
のばね力と平衡するまで前記主弁ばねに抗して変位させ
てパイロット操作方式で主回路の流れを制御するように
したものにおいて、 パイロットポートからの液圧を一端面側に受け、外部ポ
ートからの液圧を他端面側から受け、これら両端面側に
ついてパイロット圧力に対する受圧面積が等しくされた
主弁体と、 パイロット圧力が無いときに主弁体を中立位置にすると
共に、中立位置からの主弁体変位の両方向で主弁体変位
ストロークに対するばね力変化が互いに等しい主弁ばね
と、 主弁体が摺移動する弁本体内弁孔と主弁体外周部との間
で形成され、外部ポートに連通した第1の弁室とパイロ
ットポートに連通した第2の弁室との間を主弁体の中立
時において遮断すると共に、中立位置からの主弁体の変
位ストロークに対して両方向で互いに等しい開度で第1
と第2の邦字間を連通させる一対のパイロットオリフィ
スとを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、主制御流れの流路様に流量検出用固定
オリフィスを設けずに、主弁体のパイロットオリフィス
制御口における圧力差を一定にして主弁体の主回路制御
口の開度をその開き始めから制御するようにでき、制御
流量が大きくなっても、制御弁の最低作動圧力差が高く
なることがなく、小流量から大流量まで一台の弁で巾広
い制御流量範囲の使用に供し得るものである。
以下に本発明の好ましい実施例について図面と共に説明
する。
第1図は本発明の一実施例を示しており、この実施例の
液圧制御弁装置においては、弁本体1内に摺動可能に配
設された主弁体5Aの一端面近くに第1の弁室35Aを
設けると共に該一端面に臨んで第2の弁室36Aを設け
、さらに主弁体の他端部にばね室33Aを設けである。
主弁体5Aの両端からみた外径は図示の如く等しくなさ
れており、従って主弁体5Aの弁室36Aとばね室33
Aにおける各受圧面積は互いに等しい。
上記弁本体にはまた供給ポート2と排出ポート3と外部
ポート4Aを設けると共に、パイロット切換弁42に接
続され且つ第1の弁室36Aに連通ずるパイロットポー
ト39Aを設けである。
上記主弁体5Aには、上記第2の弁室36Aと、外部ポ
ー)4Aに第1の通路34Aを介して連通ずる第1の弁
室35Aとの間に、主弁体の両方向の変位に対して各々
対称的に開くように第1と第2の二つのパイロットオリ
フィス制御部13A、14Aを設ケチ、パイロットポー
ト39Aを、第2の弁室36A。
第1または第2のパイロットオリフィス制御部13A、
14A、第1の通路34Aを介して外部ポート4Aに接
続する一連の第1パイロツト流路と、外部ポート4Aを
第2の通路37Aを介してばね室33Aに接続する一連
の第2のパイロット流路とを形成せしめている。
さらに主弁体5Aには、主弁体5Aが主弁ばね6Aによ
り中立位置に置かれた状態では外部ポートに連通ずる内
部ポート38Aと供給ポート2および排出ポート3との
間を遮断すると共に、主弁体が主弁ばねに抗して移動し
たときにはその移動方向に応じて前記内部ポート38A
を前記供給ポート2或いは排出ポート3に選択的に連通
させる対称的な第1および第2の二つの主回路制御口2
6A、27Aを設けである。
この場合、前記二つのパイロットオリフイス制御部13
A、14Aが片方ずつ主弁体5Aの移動方向に応じて前
記第2の弁室36Aとばね室33A間の圧力差がばね6
Aのばね力で定まる一定値にバランスするようなパイラ
ント流量を与える開度で選択的に開いたときに、前記二
つの主回路制御口26A、27Aも片方ずつが前記移動
方向に応じて同じ開度で開くように、各パイロットオリ
フィス制御部13A、14Aと各主回路制御口26A、
27Aとを位置づけしである。
さらに図示の例では、弁本体1内の外部ポート4Aと主
弁体の第1および第2の主回路制御口26A。
27Aに連通する前記内部ポート38Aとの間に、一端
かばね弾圧された圧力補償弁体7Aを配設してあり、外
部ポート4Aと内部ポート38Aとを圧力補償弁体7A
の制御口31Aを介して接続するようにしである。
また主弁体5Aには、その前記第1および第2の主回路
制御口26A、27Aを形成する溝の端部寄りに第1と
第2のパイロット溝46A、47Aを対称的に賦け、該
6溝46A、47Aを、共に主弁体5A内を貫通してす
るパイロット穴9A、10A、IIAによって内部ポー
t−38Aに連通させている。
一方、弁本体1には、中立時に主弁体5Aによって閉鎖
される第1および第2のパイロット開口18A、19A
と、上記6溝46A、47Aに各々開口する第3および
第4のパイロット開口17A、20Aとを対称的に設け
である。
これら第1、第2、第3、および第4のパイロット開口
には、主弁体の動きに伴って第3のパイロット開口17
Aが閉じられた際には第1のパイロット開口18Aが供
給ポート2に開かれ、また第4のパイロット開口20A
が閉じられた際には第2のパイロット開口19Aが排出
ポート3に開かれるように、主弁体5Aのランドおよび
溝に対してそれぞれ位置関係を持たせ、前記圧力補償弁
体7Aのばね弾圧側の端面のばね弁室24Aに上記第2
と第4のパイロット開口19A、20Aを共に連通させ
ると共に他端面の圧力補償弁室22Aに上記第1と第2
のパイロット開口17A、18Aを共に連通させ、主流
れの方向に応じた圧力補償を行なうようにしである。
このような構成をもった本実施例の液圧制御弁装置の作
動を説明すれば、第1図において、パイロットポート3
9Aからパイロット流れを流入させると、該パイロット
流れは弁室36A、主弁体5Aのパイロットオリフィス
制御部13A、弁室35A1パイロット通路34Aを通
ってAポート4Aに流出する。
従ってパイロット流れが発生するとき、主弁体5Aは制
御部13Aおよび制御口27Aがパイロット流量に見合
った開度となるようにばね6Aに抗して下方へ変位する
尚、主弁体5Aが中立位置にある時には、パイロット開
口18A、19Aは主弁体5Aの一つのランド部によっ
て閉じられるようになされ、パイロット開口17A、2
0Aは主弁体5Aの溝46A、47Aに開かれ、主弁体
5Aの中に設けたパイロット穴9A、IOA、11Aお
よびパイロット通路12Aによって、弁室25Aに連通
されている。
主弁体5Aの下方への変位に伴って、パイロット開口1
7Aが閉じられ、次にパイロット開口18Aが供給ポー
ト2の側の弁室29Aに開かれる。
供給ポート2の圧液はパイロット開口18Aからパイロ
ット通路21Aを経て、弁室22Aに流入し、圧力補償
弁体7Aを、ばね8Aに抗して下方へ押し、制御口31
Aを閉じるようにする。
更に下方へ向けて主弁体5Aが変位すると、制御口27
Aが開き、弁室29Aの圧液が弁室25Aへ流入し、弁
室25Aの圧力が上昇すると、主弁体5Aのパイロット
穴10A1パイロット通路12A及びパイロット穴11
Aを通り、パイロット開口20A1パイロツト通路23
Aを経てばね室24Aに圧液が流入し、制御口31Aを
開き、弁室30Aの圧液を弁室32Aを経て、Aポート
4Aに流出する。
このとき、圧力補償弁体7Aは主弁体5Aの制御口27
Aの前後の圧力差がばね8Aのばね力と圧力補償弁体7
Aの断面積によって決まる値になるように、制御口31
Aの主流れを制御する。
パイロット流れを止めると、主弁体5Aは、ばね6Aに
よって元の中立位置に戻る。
逆にAポート4Aからパイロットポート39Aに向って
パイロット流れを流すと、Aポーt−4Aの圧液はパイ
ロット通路34A、弁室35A、制御部14A、弁室3
6Aを経て、パイロットポート39Aより流出する。
このパイロット流れが生ずるとき、主弁体5Aは制御部
14Aと主制御口26Aとがパイロット流量に見合った
開度となるようにばね6Aに抗して上方へ変位する。
主弁体5Aのこの変位に伴なって、パイロット開口20
Aが閉じられ、次にパイロット開口19Aが排出ポート
3の側の弁室28Aに接続される。
圧力補償弁体7Aのばね室24Aの圧液が、パイロット
通路23A、パイロット開口19A及び弁室28Aを経
て排出ポート3に開放されると、パイロット穴10A1
パイロット通路12A1パイロット穴9A1パイロット
開ロ17A1パイロット通路21Aを経て、弁室22A
に流入した圧液の圧力によって、圧力補償弁体7Aがば
ね8Aに抗して押され、制御口31Aが閉じられる。
さらに下方へ主弁体5Aが変位し、制御口26Aを開く
と、弁室25Aの圧液が弁室28Aを経て排出ポート3
へ流出し、弁室25Aの圧力が低下すると、圧力補償弁
体7Aは弁室22Aの圧力が低下するため、ばね8Aに
よって押し戻されて、制御口31Aを開き、Aポート4
Aの圧液を排出ポート3へ流出させる。
このときも、制御口26Aの前後の圧力差は、圧力補償
弁体7Aによって常に制御され、ばね8Aのばね力と弁
体7Aの断面積によって決まる値に保たれ、主弁体5A
が流量制御するとき圧力補償を行なっている。
このように、パイロット流れがパイロットポート39A
からAポー1−4Aに向って流れる場合、主流れは供給
ポート2からAポート4Aに、又パイロット流れがAポ
ート4Aからパイロットポート39Aに流れる場合、主
流れはAポート4Aから排出ポート3に向って流れる。
主弁体5Aの制御口26A又は27Aが開く前にパイロ
ット開口18A又は19Aが開くため、圧力補償弁体7
Aの制御口31Aが一時閉じられ、その後主弁体5Aの
制御口26A又は27Aが開き、制御口31Aが開いて
、主流れの圧液を流すため、主弁体5Aが制御口26A
又は27Aを開くとき、通常の流量制御弁に見られるよ
うなジャンピング現象が起らない利点がある。
本制御弁はA側とB側が全く同じように構成されている
ため、以上の作動はB側についても同様に成立するもの
である。
かかる装置において、パイロット流量qと流量Qとの間
には、以下に示すような関係が成立する。
これを詳述するために、必要な記号を次のように※※定
める。
X : 主弁体の制御口26A、27A、26B。
27B及び主弁体パイロットオリフィス制御部13A、
14A、13B、14Bの開度に1: ばね5A、5
Bのばね定数 に2:ばね8A、8Bのばね定数 Xs: ばね6A、6Bの初期たわみ Xs: ばね8A、8Bの初期たわみ h : 主弁体制御口26A、27A、26B、27B
および主弁体パイロットオリフィス制御部13A、14
A、13B、14Bのオーバラップ量 A1: 主弁体5A、5Bの断面積 A2: 圧力補償弁体7A、7Bの断面積W1: 主弁
体パイロットオリフィス制御部13A。
14A、13B、14Bの巾 W2: 主弁体制御口26A、27A、26B、27B
の等価巾 (W2−π・D、Dは主弁体直径) パイロットポート39A、39Bよりパイロット流量q
が流入すると、主弁体5A、5Bは、ばね3A、5Bに
抗して変位し、主弁体パイロットオリフィス制御部13
A、13Bを開いて、弁室35A、35Bに流す。
このとき、主弁体パイロットオリフィス制御部36Aと
35A、36Bと35Aの圧力差ΔPは次式となり、は
ぼ一定値となる。
圧力補償弁7A、7Bによって圧力補償される主弁体5
A、5Bの主制御口27A、27Bの圧力差ΔPmは次
式で示される値になる。
主弁体パイロットオリフィス制御部13A。
13Bと主制御口27A、27Bの開度は等しいので、
主流量QとlAロット流量qの比は次に示すように一定
となる。
上記のKは増巾率とよばれ、主流量Qはパイロット流量
qに比例した値になることがわかる。
Aポート4A又はBポート4Bを通過する流量QTはQ
T=(1+Q二(1+K)・qとなり、パイロット回路
の流量qと主回路の流量QTが比例し、パイロット回路
を制御することによって、相似的に主回路が制御される
以上の説明は、流れが供給ポート2からAポート4A又
はBポート4Bに、あるいはAポート4A又はBポート
4Bから排出するポート3へ流れる何れの場合にも成立
する。
従来からある主流れを制御する部分に、主流れの流量を
検出するためのオリフィスを設け、そのオリフィスに生
ずる圧力差を主制御弁にフィード・バックして、流量調
整を行なう方式の制御弁は、制御流量が小さいときには
オリフィスに発生する圧力差が小さすぎて、フリクショ
ン等の影響を受けて制御精度が悪くなり、また制御流量
が多くなると、オリフィスにおける圧力差が大きくなり
、制御時の最小作動圧力差が大きくなる。
そのため、小流量から大流量まで巾広い制御流量の範囲
で使用しにくいという欠点がある。
本発明の弁装置は、主流れ、パイロット流れ共に流量検
出用固定オリフィスを設けて行なう方式を採らないので
、前述のような欠点を含まず、主弁の主制御部およびパ
イロットオリフィス制御部の圧力差ΔPm、ΔPを一定
にして、制御口の開度を制御しているため、制御量が大
きくなっても、制御弁の最低作動圧力差がΔP。
ΔPmより高くなることはなく、巾広い流量範囲で使用
できるという特徴をもつものである。
次に本発明に係る弁の包含する機能を種々の適用例につ
いて説明する。
第1図による弁装置は、本邦に切換弁としての単一機能
をもたせた場合の基本例である。
図において、供給ポート2よりパイロットポート40を
経て、パイラント切換弁42のPポートに接続され、パ
イロット切換弁42のAポートがパイロットポート39
Aに、Bポートがパイロットポート39Bに接続され、
Tポートはパイロットポート41によって排出ポート3
に接続されている。
パイロット切換弁42を切換えてP→A、B−Tに接続
すると、パイロット流れがA側では供給ポート2、パイ
ロットポート40、パイロット切換弁42、パイロット
ポート39A1弁室36A、主弁体5Aのパイロットオ
リフィス制御部13A1弁室35A1パイロツト通路3
4A、Aポート4Aの順に流れ、B側ではBポート4B
、パイロット通路34B、弁室35B、主弁体5Bのパ
イロットオリフィス制御部14B1弁室36B1パイロ
ツトポート39B1パイロツト切換弁42、パイロット
ポート41、排出ポート3の順に流れ、主弁体5A、5
Bをそれぞれ変位させ、主流れはA側では、供給ポート
2からAポート4Aへ、B側では、Bポート4Bから排
出ポート3へ流れる。
この場合パイロット回路に他の制御弁が挿入されていな
いので、パイロット流れは自由に流れ、主流れは供給ポ
ート2からAポート4Aに、又Bポート4Bから排出ポ
ート3に自由に流れる。
また、逆にパイロット切換弁42を切換えて、A→T。
P→Bに接続すると、主流れはAポート4Aから排出ポ
ート3へ、供給ポート2からBポート4Bに自由に流れ
る。
次に第2図は本邦を切換弁兼流量制御弁とした適用例で
ある。
図において、パイロット切換弁42をP−)A、 B−
+Tに切換えると、パイロット流れは、A側が供給ポー
ト2からパイロットポート40、パイロット切換弁42
、パイロット流量制御弁43A、パイロットポート39
A、弁室36A、主弁体5Aのパイ叱ントオリフイス制
御部13A、弁室35A、パイロット通路34A、Aポ
ート4Aの順に流れ、B側ではBポーt−4B。
パイロット通路34B、弁室35B、主弁体5Bのパイ
ロットオリフィス制御部14B、弁室36B、パイロッ
トポート39B、パイロット流量制御弁43Bのチェッ
ク弁、パイロット切換弁42、パイロットポートポート
41、排出ポート3へ流れる。
A側は、パイロット流量制御弁43Aでパイロット流量
がqに調節されるため、主流れは供給ポート2からAポ
ート4Aへに−qなる流量が流れ、Aポートから図示さ
れないアクチュエータに流れる流量はパイロット流量と
合せて(1+K)・qとなる。
B側はパイロット流れがパイロット流量調整弁43Bの
チェック弁を通って自由に流れるので、主流れもBポー
1−4Bから排出ポート3へ自由に流れる。
逆にパイロット切換弁ヲA−+T。P−+Bに切換える
とA側ではパイロット流れは、Aポート4Aからパイロ
ットポート39Aを通り、パイロット流量制御弁43A
のチェック弁を経て排出ポート3へ自由に流れ、主流れ
もAポート4Aから排出ポート3へ自由に流れる。
B側ではパイロット流れは供給ポート2からBポート4
Bに向かってパイロット流量制御弁43Bで流量をqに
調整されて流れるので、主流れはに−qなる流量が流れ
、Bポート4Bから図示なきアクチュエータへは(1+
K)・qの流量が流れる。
この場合パイロット流量制御弁43A、43Bがメータ
・インに入っているので、主流れをメータ・インで制御
しているが、パイロット流量制御弁43A、43Bをメ
ータ・アウトに入れ、パイロット流れの排出ポート3に
戻る流量を制御すれば、主流れをメータ・アウトで制御
できることは勿論である。
また次に第3図は本邦を切換弁兼減圧弁として使用する
適用例を示す。
図において、パイロット切換弁42を切換えて、P−)
A、B→Tを接続すると、A側ではAポート4Aの圧力
がパイロット減圧弁44Aの設定圧力より低いときは、
供給ポート2からパイロットポート40、パイロット切
換弁42を通り、パイロット減圧弁44A、パイロット
ポー1−39A、弁室36A、主弁体のパイロットオリ
フィス制御部13A、弁室35A、パイロット通路34
Aを経てAポート4Aへ流れ、主流れはパイロット流れ
の流量に応じて供給ポート2からAポート4Aに流れる
Aポート4Aの圧力がパイロット減圧弁44Aで設定し
た圧力に近くなると、パイロット減圧弁44Aの流量が
減少し、主流れの流量も減少し、Aポート4Aの圧力が
パイロット減圧弁44Aで設定した圧力に減圧される。
B側では、パイロット流れがBポート4Bからパイロッ
ト通路34B、弁室35B、主弁体5Bのパイロットオ
リフィス制御部14B、弁室36B1パイロツトポート
39B、パイロット切換弁42、パイロットポート41
を経て、排出ポート3へ自由に流れるため、主流れもB
ポート4Bから排出ポート3へ自由に流れる。
逆にバイ、ロット切換弁42をAnT 、P−+Bに切
換えると、A側、B側共にパイロット流れは自由に流れ
るので、主流れはAポー1−4Aから排出ポート3へ、
供給ポート2からBポート4Bと自由に流れる。
また第4図は、本邦を、Aポート4A又はBポート4B
から排出ポート3にリリーフするリリーフ弁として使用
する適用例を示す。
第4図において、パイロット切換弁42を切換えると、
第1図の実施例と同様に、本邦は切換弁として作動する
が、Aポー)4Aの圧力がパイロットリリーフ弁45A
の設定圧より高くなると、Aポート4Aの圧液がパイロ
ット流れとして、パイロット通路34A、弁室35A、
主弁体5Aのパイロットオリフィス制御部14A、弁室
36A、パイロットポート39Aを順に通り、パイロッ
トリリーフ弁45Aよりパイロットポート41を経て、
排出ポート3ヘリリーフされる。
このとき、主弁体5Aが変位することにより、Aポー)
4Aから排出ポート3へ主流れをリリーフし、逆に圧力
が低下した場合には、パイロット流れが止まり、主弁体
5Aは、ばね6Aのばね力によって中立位置に戻され、
排出ポート3へのIJ IJ−フを止め、Aポート4A
の圧力をパイロットリリーフ弁45Aによって設定され
る圧力に保つものである。
第4図の実施例ではB側についても、A側と全く同様な
ことが成り立つことは容易に理解できる。
第5図は、本邦のパイロット制御回路を切換弁42;流
量制御弁43A、43B;減圧弁44A;リリーフ弁4
5Bで構成した例を示す。
第5図においては、パイロット切換弁42が、中立時に
はA側が全閉であるが、B側はパイロットリリーフ弁4
5Bが作惑して、第4図の場合と同様に、Bポート4B
の圧液を排出ポート3ヘリリーフして、Bポート4Bの
圧力が該パイロットIJ IJ−フ弁45Bの設定圧力
以上に上昇しないようにしている。
パイロット切換弁42をP−4−A。B−+Tに切換え
ると、A側ではパイロット回路の流量が、パイロット流
量制御弁43Aによってqに調整されるので、供給ポー
ト2からAポート4Aに向かって、K−qなる流量が流
れ、又Aポート4Aから流出する流量が(1+K)・q
より少くなると、パイロット減圧弁44Aが働き、Aポ
ー)−4Aの圧力をパイロット減圧弁44Aによって設
定される圧力に減圧する。
またB側では、パイロット流れはBポート4Bからパイ
ロット流量制御弁43Bのチェック弁を通って、排出ポ
ート3に向って自由に流れるため、主流れもBポー)4
Bから排出ポート3に向って自由に流れる。
逆に、パイロット切換弁42をA→T 、p−+Bに切
換えると、A側では、パイロット流れはAポート4Aか
らパイロット減圧弁44Aのチェック弁及びパイロット
流量制御弁43Aのチェック弁を通って排出ポート3へ
自由に流れるので、主流れもAポート4Aから排出ポー
ト3へ自由に流れる。
またB側では、パイロット流れがパイロット流量制御弁
43Bによって、流量をqに調整され、パイロット通路
39Bを通ってBポート4Bに流れるため、主流れも供
給ポート2からBポート4Bへに−qなる流量が流れる
Bポート4Bの圧力がパイロットリリーフ弁45Bで設
定される圧力より高くなると、パイロット流量qの一部
又は全量がパイロットリリーフ弁45Bより排出ポート
3へ放出されるため、主流れの流量もそれに伴って減少
し、Bポート4Bの圧力が、パイロットリリーフ弁45
Bによって設定される圧力より高くならないようにして
いる。
斜上の如く、本発明になる制御弁装置は、パイロット弁
を単独又は組合せてパイロット回路を構成することによ
り、パイロット回路が持つ幾つかの機能を1種類の液圧
制御弁ですべてを保有し、主回路の流れを制御できるの
である。
また、上述の各実施例を第6,7図に図示するように、
弁本体101を貫いて供給ポート2および排出ポート3
を設け、能弁と該弁本体を横に係合させてサポート板1
02の間で通しボルト106およびナツト110で締結
した弁間接続を行ない、前記井水側面にAポート4A、
Bポート4Bおよびボルト孔107を設けてアクチュエ
ータに接続し、また弁本体101上面に第8図々示の取
付ボルト孔108および各パイロットポート39A。
39B、40.41を規格化して設け、その上に各種パ
イロット42,103,104,105・・・を積重し
て構成するか、あるいは第9図々示の前述通しボルト締
結に代えて各弁側面に鍔111を設けて短ボルト109
およびナツト110によって弁間接続を行なった上に前
述の構成を行なうことによって、配管あるいはマニホー
ルドを省略して弁間回路構成をしてもよい。
前述の如く、本願の液圧制御弁装置によれば、主制御流
れの流路中に流量検出用固定オリフィスを設けずに、主
弁体のパイロットオリフィス制御口における圧力差を一
定にして主弁体の主回路制御口の開度をその開き始めか
ら制御するようにでき、制御流量が大きくなっても、制
御弁の最低作動圧力差が高くなることがなく、小流量か
ら大流量まで一台の弁で巾広い制御流量範囲の使用に供
し得るものである。
本発明の制御弁を用いて液圧制御回路を構成する場合、
種々の単一機能を持った小容量のパイロット弁を組合せ
て、主回路に要求される機能を持ったパイロット回路を
構成し、このパイロット回路の小容量の流れによって、
大容量の主制御弁を制御可能とするため、一種類の主制
御弁で、パイロット回路の持つ種々の機能と同一の機能
を満足するように、しかも制御の巾広い領域で調整する
ことなく一定の作動圧力にて主回路の制御を可能にする
ものである。
すなわち、本発明の液圧制御弁装置は多機能性を具え、
パイロット回路の持つ機能に応じてその機能を発揮する
ため、大容量の制御弁は一種類ですみ、小形のパイロッ
ト弁のみが各機能に適応する弁を用意すればよく、この
ため集積弁として体系化する場合にも種類が少くて、そ
の集積化が容易になる。
しかもまた、主制御弁は一台のアクチュエーターに対し
て一基あれば良いので、極めて構造小形でかつ軽量で、
しかも比較的低床な価格をもって集積弁システムを提供
することを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液圧制御弁装置の一実施例を一部模式
図で示した構造説明図、第2図、第3図、第4図及び第
5図は、同じくそれぞれ他の実施例を示す構成説明図、
第6図は、この発明に係る液圧制御弁装置の弁間接続お
よびパイロット操作弁2、積重の例を示す側面図、第7
図は、前回の正面図、第8図は、第6図のA−A矢視図
、第9図は、弁間接続等の他側を示す側面図である。 1・・・・・・弁本体、2・・・・・・供給ポート、3
・・・・・・排出ポート、4A・・・・・・外部ポート
(Aポート)、4B・・・・・・外部ポート(Bポート
)、5A、5B・・・・・・主弁体、6A、6B・・・
・・・主弁ばね、7A、7B・・・・・・圧力補償弁体
、8A、8B・・・・・・圧力補償弁はね、13A、1
4A、12B、14B・・・・・・パイロットオリフィ
ス制御部、34A、34B・・・・・・パイロット通路
、35A、35B・・・・・・第1の弁室、36A。 36B・・・・・・第2の弁室、37A、37B・・・
・・・パイロット通路、39A、39B、40,41・
・・・・・パイロットポート、42・・・・・・パイロ
ット切換弁、43A、43B・・・・・・パイロット流
量制御弁、44A・・・・・・パイロット減圧弁、45
A、45B・・・・・・パイロットリリーフ弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弁本体内で主弁ばねによりスプリングセンタ方式に
    したスプール形式の主弁体を、パイロット流れによって
    パイロットオリフィスの前後に生じる差圧が主弁ばねの
    ばね力と平衡するまで前記主弁ばねに抗して変位させて
    パイロット操作方式で主回路の流れを制御するようにし
    たものにおいて、パイロットポートからの液圧を一端面
    側に受け、外部ポートからの液圧を他端面側から受け、
    これら両端面側についてパイロット圧力に対する受圧面
    積が等しくされた主弁体と、 パイロット圧力が無いときに主弁体を中立位置にすると
    共に、中立位置からの主弁体変位の両方向で主弁体変位
    ストロークに対するばね力変化が互いに等しい主弁ばね
    と、 主弁体が摺移動する弁本体内弁孔を主弁体外周部との間
    で形成され、外部ポートに連通した第1の弁室とパイロ
    ットポートに連通した第2の弁室との間を主弁体の中立
    時において遮断すると共に、中立位置からの主弁体の変
    位ストロークに対して両方向で互いに等しい開度で第1
    と第2の弁室間を連通させる一対のパイロットオリフィ
    スとを備えたことを特徴とする液圧制御弁装置。
JP8669875A 1975-07-17 1975-07-17 液圧制御弁装置 Expired JPS5932687B2 (ja)

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JPS5211424A JPS5211424A (en) 1977-01-28
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JPS58148831U (ja) * 1982-03-31 1983-10-06 セ−ホ−ベリリウムスイツチ工業株式会社 超小型プツシユスイツチ
JPS60172004U (ja) * 1984-04-25 1985-11-14 カヤバ工業株式会社 流量制御弁
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