JPS5932558A

JPS5932558A - 案内軌道車両用転轍装置の案内レ−ル支持装置

Info

Publication number: JPS5932558A
Application number: JP2937182A
Authority: JP
Inventors: 常見　泰夫
Original assignee: Fujicar Manufacturing Co Ltd; Nichimen Co Ltd; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: Fujicar Manufacturing Co Ltd; Nichimen Co Ltd; JFE Engineering Corp
Priority date: 1982-02-22
Filing date: 1982-02-22
Publication date: 1984-02-22
Also published as: JPS6226943B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は案内軌道車両用転轍装置の案内レール支持装
置、特に案内レールに作用するレール長さ方向の力を支
持する装置に関するものである。

この発明の対象とする案内軌道車両は、第１図に示すよ
うに走行車輪ａのほかに車体Ａの両側に突き出した案内
車輪ｂを有する車両であり、その軌道に底板１と左右両
側の案内壁２、３とからなるものである。このような軌
道の転轍装置として第１図に示すように直線案内レール
４と分岐案内レール５を交互に昇降させて転轍する方式
が知られている（例えば、特開昭５０−１５６１０５号
公報参照）。このような案内レール４、５をクランク機
構によって昇降させる場合のクランクの回転運動による
水平分力によって案内レールにその長さ方向の力が作用
するため、これを支持する必要があるが、上記公報に示
された如き従来の昇降装置においては昇降用リンク機構
によって支持するようになっているため、十分な支持力
を得ることができない欠点がある。

そこで、この発明は転轍装置の案内レールに作用する上
記の力を確実に支持する装置を提供することを目的とし
ている。以下、この発明の構成を添付図面に基づいて説
明する。

第２図及び第３図は、この発明の支持装置５を備えた転
轍装置を示している。ます、案内レール３、４の昇降装
置について説明する。

図において、６は基台上に載せたモータであり、このモ
ータ６によりウオーム減速機等の伝動機構７を介してレ
ール３に平行な伝動軸８を正逆回転せしめる。９、９は
レール３、４間に適当間隔で並行に配置した回転軸であ
り伝動軸８と直交し、且つ両軸は減速機１０にて連動し
ている。この各軸９の両端にはクランク機構１１を設け
る。

この機構１１は、第４図のように軸９の両端に上下反対
向き、即ち位相を１８０度異にしてクランク１２を固定
し、各クランク１２に下端を軸着した屈曲連杆１３の上
端をレール３及び４の下側に軸着してある。第４図はレ
ール３が上昇し、レール４が下降している場合であり、
この状態から軸９が矢印方向に半回転すると一方のレー
ル４が上り、他方のレール３が下がる。また他方の軸９
のクランク１２も同じ向きで回転も同じであるから、レ
ール３、４は水平のまゝ昇降して転轍する。

次に、この発明に係る支持装置５について説明する。こ
の装置５は、第２図に示すように各案内レール３、４に
１個所設けられるものであり、その構成は第５図及び第
６図に示す如きものである。

即ち、第６図に示すように、各レール３、４にその長さ
方向に間隔をおいて一対の支持部１７、１７を設け、そ
の支持部１７、１７の間に上部リンク１５の上部ボス部
１８を介在し、そのボス部１８に挿通し且つこれと一体
化した軸１９の両端をベアリング２０を介して回転自在
に両支持部１７、１７′において支持せしめ、一方の支
持部１７にスペ−サ２０、２１を介在し、レール３、４
に作用する水平方向の分力（矢印）を軸１９及びボス部
１８に伝達する。

下部リンク１６の両端にも同様の支持部２３、２３′を
設け、上部リンク１５の下部ボス部２４を介在し、その
ボス部２４と一体の軸２５を両支持部２３、２３′にお
いて回転自在に支持し、且つ上記と反対側の位置にある
支持部２３にスペーサ２６を介在し、軸２５の端部に当
接する。

また、固定フレーム１４に一対の支持部２７、２７′を
設け、下部リンク１６の下部ボス部２８をこの支持部２
７、２７間に介在し、そのボス部２８と一体の軸２９を
両支持部２７、２７において回転自在に支持し、且つ直
上の支持部２３、２３においてスペーサ２６を介在した
側と同じ側の支持部２７にスペーサ３０を介在し、軸２
９の端部に当接する。

なお、スペーサ２１、２６、３０を挿入しない方の各支
持部１７、２３、２７にはスプリング３１、３２、３３
がそれぞれ介在され、軸１９、２５、２９を反対側の各
支持部１７、２３、２７に圧接している。

いま、レール３、４に図の矢印方向の水平方向分力が作
用したとすると、その力は支持部１７から軸１９及ひボ
ス部１８に伝達され、上部リンク１５に伝達される。上
部リンク１５に伝達された力は、下部リンク１６との連
結部においてボス部２４及び軸２５を通じて支持部２３
によって支持され、下部リンク１６に伝達される。下部
リンク１６に伝達された力は、固定フレーム１４との連
結部分において上記と同様に支持部２７において支持さ
れ、終局的にはレール３、４に作用した水平方向の分力
は固定フレーム１４によって支持される。

したがつて、上記の力の伝達経路において各部材間の間
隙を出来る限り小さく組立てておくと、レール３、４の
水平方向への移動は実質上無くなり、レール３、４の昇
降作用に応じて上下方向にのみ移動が許容される。

なお、上記のスプリング３１、３２、３３は、各軸１９
、２５、２９を通じてボス部１８、２４、２８を反対側
の支持部１７、２３、２７に弾性的に圧接させるため、
間隙が無くなり、レール３、４の水平方向（長さ方向）
への移動を確実に阻止すると共に、その圧接力を弾性的
なものとすることにより各軸１９、２５、２９を円滑に
回転するようにしている。

以上のように、この発明は上下一対のリンクを蝶番形式
に組み合わせ、その枢軸をレールに平行にした状態で、
レールと固定フレーム間に介在したものであるから、レ
ールの昇降のみを許容し且つレールに作用する水平方向
の力を確実に支持することかできるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は転轍部分の平面図１、第２図は転轍装置の平面
図、第３図はその正面図、第４図はクランク機構部分の
拡大側面図、第５図は案内レール支持装置部分の断面図
、第６図は第５図の右側面図である。３、４・・・レール、１０・・・固定フレーム、１５・
・・上部リンク、１６・・・下部リンク、１７、１７′
・・・支持部、１８・・・ボス部、１９・・・軸、２１
・・・スペーサ、２３、２３・・・支持部、２４・・・
ボス部、２５・・・軸、２６・・・スペーサ、２７、２
７・・・支持部、２８・・・ボス部、２９・・・軸、３
０・・・スペーサ。

Claims

【特許請求の範囲】

直進案内レ−ル３と分岐案内レール４を交互に昇降せし
めて転轍輸する形式の案内軌道車両用転轍装置の案内レ
ール支持装置において、上記レール３、４とその下方の
固定フレーム１４の間に上下一対のリンク１５、１６を
介在し、各レール３，４にその長さ方向に間隔をおいて
一対の支持部１７、１７、上部リンク１５にその支持部
１７、１７に介在される上部ボス部１８、下部リンク１
６の上部両側に一対の支持部２３、２３、上部リンク１
５にその支持部２３、２３に介在される下部ボス部２４
、固定フレーム１４に一対の支持部２７、２７、下部リ
ンク１６にその支持郎２７、２７に介在される下部ボス
部２８をそれぞれ設け、これらの各ボス部１８、２４、
２８に挿通し且つこれらとそれぞれ一体の軸１９、２５
、２９の両端を各支持部１７、１７、２３、２３′、２
７、２７に回転自在に挿入し、各レ−ル３、４の一方の
支持部１７、下部リンク１６及び固定フレーム１４の上
記と反対側の支持部２３、２７′、それぞれスペーサ２
１、２６、３０を介在し、これによって各支持部１７、
２３、２７と、軸１９、２５、２９及びボス部１８、２
４、２８間に水平方向の力を伝達せしめることを特徴と
する案内軌道車両用転轍装置の案内レール支持装置。