JPS5932303B2 - 冷延伸可能な打出しピンマガジンの製造方法 - Google Patents

冷延伸可能な打出しピンマガジンの製造方法

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Publication number
JPS5932303B2
JPS5932303B2 JP9103780A JP9103780A JPS5932303B2 JP S5932303 B2 JPS5932303 B2 JP S5932303B2 JP 9103780 A JP9103780 A JP 9103780A JP 9103780 A JP9103780 A JP 9103780A JP S5932303 B2 JPS5932303 B2 JP S5932303B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filament
ejection
pin magazine
ejection pin
stretchable
Prior art date
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Expired
Application number
JP9103780A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5715942A (en
Inventor
正實 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOSUKA KK
Original Assignee
TOSUKA KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TOSUKA KK filed Critical TOSUKA KK
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Publication of JPS5715942A publication Critical patent/JPS5715942A/ja
Publication of JPS5932303B2 publication Critical patent/JPS5932303B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Labeling Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は打出しピンマガジンの製造方法に関し、特に打
出しピンのフィラメント部が常温で容易に延伸可能な打
出しピンマガジンの製造方法に関する。
本発明における打出しピンとは衣料品等の商品に各種ラ
ベルを取付ける際、商品とラベル等を貫通して係止する
ための合成樹脂片のことであろ。
第1図は従来から知られている打出しピンマガジンの斜
視図であり、打出しピン2は上部ストッパー3および下
部ストッパー4を連結するフィラメント部5から基本的
に構成されており、各打出しピン2は下部ストッパー4
の他端から延びる連結部6を介して一本の連結棒7に林
立し、一つの打出しピンマガジン1を構成している。そ
して一つの打出しピンマガジン1には約50〜100本
の打出しピン2が林立しており、これを打出し機(図示
せず)に装填し、打出すことにより、連結部6のくびれ
部8が切断され、一本の打出しピンが飛び出し、物品に
係止されろ。打出しピン1が係止すべき物品9を貫通し
て係止される状態を第2図および第3図に示した。第2
図は打出し機の中空針(図示せず)に案内されて、下部
ストッパー4が商品等の物品9を矢印方向に貫通される
ところを示しており、第3図は打出しピン2が物品9に
貫通されたのち商品ラベル10を取付けた状態を示して
いろ。このようにして、打出しピンは商品に係止される
が、打出しピンのフィラメント部5は細くて柔軟性があ
り、かつ引張り強度にすぐれていろことが要求される。
また、係止すべき商品の厚みよりは少なくとも長くする
必要があろため、この部分は単なる樹脂成型だけではな
く、成型後延伸処理を施して製造されていた。延伸処理
の方法は次のような方法があつた。(1)約60〜70
℃で、フィラメント部の短い打出しピンを成型し、これ
を取り出した後、延伸機で加熱延伸する。
(2)約60〜700Cで、可動成型機を使つて成型と
ほとんど同時に延伸を行なう。
(3)約5〜150Cで、フィラメント部の短い打出し
こ゜ンを成型し、これを伸出した後、延伸機で冷延伸す
る。
ところが、このような方法で製造された打出しピンはい
ずれもフィラメント部が長いため、たとえば薄物の商品
に係止する場合、余剰のフィラメント部が邪魔になろこ
と、ゆろい係止であろため複数個の商品を係止した際、
まとまらないこと、ストッパーか他の商品を損傷するこ
と、また連結棒に林立したマガジンにおいて、フィラメ
ント部が隣接する他のフィラメント部にからみついて打
出し機能を損なう等の欠点があつた。
また、これを防止するためには、各商品の厚みに応じた
長さのフイラメント部を有する打出しピンを各種準備し
なければならないという欠点があつた。本発明はこのよ
うな欠点を解消するため鋭意検討した結果、打出し前は
短いフイラメント部を有しており、打出し機によつて打
出した際、係止すべき物品の厚みに応じてフイラメント
部が延伸される打出しピンを製造すればよいことを見出
し次のような本発明に至つた。
即ち本発明はフイラメント部の両端にストツパ一を有す
る複数個の打出しピンを連結棒上に林立させてなる合成
樹脂製一体成型打出しピンマガジンの製造法において、
冷却された金型中に溶融合成樹脂を射出し、成型と同時
に冷却を行なうことにより、少なくともフイラメント部
を非晶状態で成型させたことを特徴とする冷延伸可能な
打出しピンマガジンの製造方法である。
本発明に使用できる合成樹脂は特に限定されないが、ナ
イロン6、ナイロン66、ポリプロピレン、ポリエステ
ル等が好ましい。
成型機の金型は冷却する必要があり、適切な温度は使用
する合成樹脂素材によつて決定されるが好ましくは3『
C以下である。溶融された合成樹脂を射出成型する方法
は従来公知の技術を応用できるが、金型が冷却されてい
るため、樹脂は成型後、急激に冷去1され、非晶状態の
まま固化する。一般に合成脩脂は溶融状態にあるものを
除冷すると結晶化が進み、ガラス転移点以下の温度では
延伸配向が困難となる。
ところが、溶融物を急冷するとガラス転移点も少し下が
るが、それにも増して非結晶状態のまま固化するため、
いわゆる冷延伸が可能となる。たとえばポリエチレンテ
レフタレートは結晶状態のガラス転移点約69℃であり
、非結晶状態では約59゜Cであるが、非結晶状態のも
のは常温でかなりの延伸が可能である。またポリプロピ
レンのガラス転移点は約−20℃であり、冷延伸が極め
て容易に起こる。従来から、30℃以下の温度で冷間成
型する方法は知られてはいるが、打出しピンの場合、こ
れらはすべて延伸機で延伸されたフイラメント部は配向
した状態で製品化されていた。
本発明はフイラメント部が未配向で、かつ非晶晶状態の
打出しピンマガジンを製造し、これを最終製品とするこ
とにより、打出しの際、商品の厚みに応じて延伸させる
ものであり、ここに最大の特徴がある。
第4図は本発明による打出しピンマガジン1を示す図で
フイラメント部5は従来のものより少し太く、非晶状態
になつている。
また、常温でより延伸か容易になるように途中にくびれ
部11を設けておくと好ましい。第5図は物品9を係止
した状態を示しており、物品の幅に応じてフイラメント
部5が延伸され、タイトに係止されている。
第6図は2個の物品を係止した状態を示しており、フイ
ラメント部5が延伸可能な範囲であれば、自由な幅の物
品を密に係止することができる。本発明による打出しピ
ンは従来から利用されていた商品、たとえば繊維織物、
編物、日用品は勿論、ノート等、冊子の係止にも適用で
きる。
本発明は次のような利点を有する。(1)製造時に延伸
工程がないため、製造工程が簡略化される。
(2)成型時に急冷されるため、衝脂表面が著しく、か
つ透明である。
(3)急冷するため、離型性がよく、バリが発生しない
(4)冷却が短時間であるので成型サイクルが短い。
(5)得られた打出しピンマガジンはピンのフイラメン
ト部が短いのでからみ合うことがなく取扱いが容易であ
る。(6)打出されたピンは物品の厚みに応じて密に係
止されるため、物品の固定性が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は従来の打出しピンを示す図で、第1図は打
出しピンマガジンの斜視図、第2,3図は物品をピンで
係止した状態を示す断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フィラメント部の両端にストッパーを有する複数個
    の打出しピンを連結棒上に林立させてなる合成樹脂製一
    体成型打出しピンマガジンの製造法において、冷却され
    た金型中に溶融合成樹脂を射出し、成型と同時に冷却を
    行なうことにより、少なくともフィラメント部を非晶状
    態で成型させたことを特徴とする冷延伸可能な打出しピ
    ンマガジンの製造方法。
JP9103780A 1980-07-03 1980-07-03 冷延伸可能な打出しピンマガジンの製造方法 Expired JPS5932303B2 (ja)

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JP9103780A JPS5932303B2 (ja) 1980-07-03 1980-07-03 冷延伸可能な打出しピンマガジンの製造方法

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JP9103780A JPS5932303B2 (ja) 1980-07-03 1980-07-03 冷延伸可能な打出しピンマガジンの製造方法

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JPS5715942A JPS5715942A (en) 1982-01-27
JPS5932303B2 true JPS5932303B2 (ja) 1984-08-08

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JP9103780A Expired JPS5932303B2 (ja) 1980-07-03 1980-07-03 冷延伸可能な打出しピンマガジンの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0631910U (ja) * 1992-09-29 1994-04-26 豊和工業株式会社 中ぐり工具の刃先位置補正装置

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JPS61185314U (ja) * 1985-05-10 1986-11-19

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JPS5715942A (en) 1982-01-27

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