JPH0462109A - 異形断面強化繊維を含有する熱可塑性樹脂成形材 - Google Patents

異形断面強化繊維を含有する熱可塑性樹脂成形材

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JPH0462109A
JPH0462109A JP16873390A JP16873390A JPH0462109A JP H0462109 A JPH0462109 A JP H0462109A JP 16873390 A JP16873390 A JP 16873390A JP 16873390 A JP16873390 A JP 16873390A JP H0462109 A JPH0462109 A JP H0462109A
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JP
Japan
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length
fiber
pellet
axis length
reinforcing fiber
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JP16873390A
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English (en)
Inventor
Tatsuki Matsuo
達樹 松尾
Takeshi Toida
土井田 武
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明熱可塑性樹脂をマトリックスとした従来品より一
段と優れた強靭な射出成形品を作りうる繊維強化成形材
に関する。
〔従来の技術〕
いわゆるチョツプド強化繊維を熱可塑性樹脂とコンパウ
ンドした強化エンプラが射出成形に多用されているが、
射出成形品中に含まれる強化繊維長は平均1 sts以
下になるため成形品の強靭性(特に耐衝撃強度1の点で
限界があった。またいわゆる長繊維エンプラなるものが
開発されている。これは深溝スクリューの大型の射出成
形機を用いた場合は相当優れた強靭性を有する成形品を
与えるが、通常の射出成形機で成形した場合その成形品
の強靭性の改善の度合は限られたものであった。
〔本発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来技術の問題点すなわち通常の射出成形
機で成形しても成形品中での強化繊維の繊維長の保持度
合いが大きり、シたがって強靭性(特に耐衝撃強度)の
大きい成形品が得られる成形材を実現しようとする。
〔課題を解決するための手段〕
(1)  本発明は長軸長/短軸長1.2〜5.0の異
形断面の連続した多数本の強化繊維が実質的に長手方向
に平行になるよう配列し、かつ熱可塑性樹脂マトリック
ス中に含浸してなる長さ3〜501嘗のペレット状成形
材。
■ ベレット断面において強化繊維の異形断面長軸がペ
レット断面の選択配向動方向に配向指数0.8〜1.0
の範囲で配向している前記(1)の成形材 (3)  ベレット断面の長軸長/短軸長が1.2〜1
0であり、強化繊維の異形断面の長軸がベレット断面の
長袖方向に選択的に配向している前記■の成形材である
本発明の強化繊維はガラス繊維、炭素繊維等が挙げられ
るが特にこれらに限定されるわけではない。しかし実用
的にはガラス繊維が最も多用される。熱可塑性樹脂とし
てはナイロン6、ナイロン66、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリプロピレン、ポリエーテルイミド、ポリフェニ
レンスルフィド等が挙げられるが特にこれらに限定され
るわけではない。
強化繊維の断面の異形例は第1図に示すような短形や第
2図に示すようなまゆ型である。本発明のいう長軸長/
短軸長とはこれら図中にある長さazbにおいてa/b
の値で定義され、本発明では1.2〜5.0の範囲であ
る。ペレットの異形例の模式図を第3図、その断面模式
図を第4図に示す。強化繊維はペレットの長手方向に実
質的に平行になるように熱可塑性樹脂マトリックス中に
含浸している。ペレットの長さしは3〜50II11で
ある。ベレット断面で長軸長/短軸長比はA/Bで定義
され本発明では1.2〜10が好ましい範囲である。ま
た−強化繊維の(異形断面の)長軸の配向指数とは該軸
がベレット断面の選択配向軸(第4図ではベレット断面
の長軸)となす角度をθとした場合[:cotθ〕で定
義される。本発明ではCcotθ〕の平均値の好ましい
値は0.8〜1.0の範囲である。
本発明の成形材を射出成形した場合従来成形材よりb成
形品中の強化繊維長の保持される度合いが大きり、シた
がってそれだけより強靭性(特に耐衝撃強度)の大きい
成形品を得ることが出来る。
本発明成形材は射出成形の過程では従来の成形材の場合
に比べて強化繊維がより平行に集合した束として流動す
る傾向が強い。その理由はペレット中で偏平な強化繊維
がマトリックスで含浸されており互いに束状で互いに平
行に一軸配向しているからである。特にベレット断面の
長軸長/短軸長比が1.2以上の偏平体の場合、束状を
保つ度合いが強い。束状になっていると溶融化としてよ
り容易に沫動するので流動中に強化繊維に加わる力はそ
れだけ低下し、繊維の切断損傷が低下する。
また束状で流動するとみかけのアスペクト比がそれだけ
低下するので、強化繊維が融液体空間中でぶつかる度合
いが減少するので、このことも繊維の切断損傷を小さく
する効果がある。成形品の繊維の長さが大きければ、そ
れたけ成形品の強靭性(特に耐衝撃強度)は増大する。
強化繊維の長軸長/短軸長比が1.2以下の場合は束状
になる度合いが弱まり上記の効果が現われにくい。この
比が5以上の場合は繊維断面が細長くなりすぎそれだけ
繊維が破損しやすくなる。ペレットの長さが311以下
の場合は結果として得られる成形品中の強化繊維長が短
かくなってしまう。また一方50m1以上になるとスク
リューへの喰い込みが不良になる。好ましいベレット長
は5〜20 m−である。
ベレット断面における強化繊維の異形断面の長袖の配向
指数が0.8以下の場合束状化効果が低下する傾向があ
る。またベレット断面の長軸長/短軸長比が1.2以上
で強化繊維の異形断面の長軸がベレット断面の長軸方向
に選択的に配向指数0゜8以上で配向していると特に束
状化の傾向が強まり成形品中の強化繊維が大きくなる。
本発明の成形材を得るための製造法としては種々の方法
が考えられるが、その好ましい方法の具体例について説
明する。粉末状又は繊維杖の熱可塑性樹脂があるレベル
以上の均一性をもって混合担持していて、その断面形状
が本発明の範囲内にある強化繊維ロービングを、その熱
可塑性樹脂が溶融する温度にまで加熱して加圧ロール対
の間を通し、こうして得られたロッド状物を一定の長さ
に切断することによってペレット状戚形材を得ることが
できる。もう一つの方法としては熱可塑性樹脂で含浸し
た本発明規定に該当する強化繊維の一軸配向ブリブレグ
を、樹脂が溶融する温度にまで加熱して同じく加圧ロー
ル対の間を通した後切断することである。ロール対の代
わりにベルト対又はロールとベルトを組合せた方法でも
よい。
↓  実  施  例 (1)  a/b=1.8の第2図の異形断面を何する
b=10μmのガラス繊維の連続ロービングとNy6の
マトリックス繊維とを重量比50 : 50の割合いで
混繊した糸をチッソ雰囲気中で270℃まで加熱して3
対の回転しているがん合している加圧ロールに対間を通
した。加圧ロール対のかん合要部の断面の模式図を第4
図に示す。矢印は加圧の方向を示しており、甲部に糸を
供給している。こうして得られたロッド状物を10+n
の長さに切断することによってペレット状成形材を得た
本ベレットはその断面においてA”3.5mm1B=1
.511でありa軸のベレット長軸方向への配向指数は
0.91であった。
■ a=b=13.4μmの丸形断面のガラス繊維を用
い、その他は(1)と全く同じ方法でベレット状成形材
を得た。
■ (1)と同じ方法で得たロッド状物を2 Inの長
さに切断することによってペレット状成形材を得た。
(41(1)と同じ方法で得たロッド状物を55.、の
長さに切断することによってペレット状成形材を得た。
■ (1)と同じ方法でロール対で情報α=2.3mm
に取ったものの間を通しロッド状物を得、これを10.
11の長さに切断しペレット状成形材を得た。
(■ (1)と同じ方法で測幅α=12.0mmに取っ
たロール対の間を通し同じく10u長さのペレ、。
ト状成形材を得た。
■ (1)の混練糸を270°Cまで加熱した後プルト
ルージョン法により3 、5 +mm X 1 、 5
 vsの短形断面を宵する固定ダイから引き抜くことに
よりロッド状物を得、これを10能の長さに切断してペ
レット状成形材を得た。
こうして得られた(1)〜■のならびに通常市販強化エ
ンプラ(Ny6/ガラス繊維: 50150 vt%)
給部の溝深さ2.1.、、型締力30tの射出成形機を
用いて、ASTM  D−790及びASTMD−25
6に従いテストピース成形品を得た。これら成形品の曲
げ強度、ノツチ付アイゾツト衝撃強度ならびに成形品中
のガラス繊維長の平均質を第1表にまとめて示す。
本発明実施例(1)は他のケースに比べて一段と優れた
曲げ強度ならびにノツチ付アイゾツト衝撃強度を有して
おり、これは成形品中のガラス繊維長の大きさとも対応
している。
〔発明の効果〕
本発明の熱可塑性樹脂をマトリックスとして繊維強化ペ
レットを用いるとき、強化繊維が成形過程でできるだけ
平行に集合した束状体として流動することによって、流
動し易くする(みかけの粘度をさげ)と共に、強化繊維
が互いにぶつかり合う度合いを少(するようにもってい
くことによって、成形中での強化繊維の切断損傷の度合
いをさげられ、これにより、従来品よりも優れた強靭な
射出成形品を提供しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は異形断面強化繊維の断面図であり、
図におけるaは長軸、bは短軸を示している。 第3図は本発明のペレットの全体図、第4図はペレット
の断面図であり、図における■は補強繊維、■は熱可塑
性樹脂マトリックス部、Lはベレット長、θはペレット
断面の長軸と補強繊維の長軸との角度を、矢印はペレッ
ト断面の長軸をNANBはペレット断面の長軸、短軸を
示している。 第5図はかん合ロールのかん台部分を示し、第6図はか
ん合ロールを示す。図における■は雌ロール、■は雄ロ
ール、■は繊維束の通常部分、αは雄ロールの雄部の巾
を示している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 長軸長/短軸長比1.2〜5.0の異形断面の連続した
    多数本の強化繊維が実質的に長手方向に平行になるよう
    配列し、かつ熱可塑性樹脂マトリックス中に含浸してな
    る長さ3〜50mmのペレット状成形材。
JP16873390A 1990-06-27 1990-06-27 異形断面強化繊維を含有する熱可塑性樹脂成形材 Pending JPH0462109A (ja)

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