JPS5932049B2 - ノイズフィルタ用インダクタ - Google Patents
ノイズフィルタ用インダクタInfo
- Publication number
- JPS5932049B2 JPS5932049B2 JP13509179A JP13509179A JPS5932049B2 JP S5932049 B2 JPS5932049 B2 JP S5932049B2 JP 13509179 A JP13509179 A JP 13509179A JP 13509179 A JP13509179 A JP 13509179A JP S5932049 B2 JPS5932049 B2 JP S5932049B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inductor
- magnetic core
- windings
- magnetic
- noise filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F37/00—Fixed inductances not covered by group H01F17/00
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H1/00—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
- H03H2001/0092—Inductor filters, i.e. inductors whose parasitic capacitance is of relevance to consider it as filter
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はノイズフィルタ用のインダクタに関する。
一般に、電気接点や半導体によるスイッチ素子などから
発生するノイズには、発生時点にて少なくとも一対の往
復線路間に生ずるノーマルモード成分と、このノーマル
モード成分をもとに主に分布容量等により線路−アース
間あるいは線路−筐体間に発生して外部へ漏洩するコモ
ンモード成分とがある。
発生するノイズには、発生時点にて少なくとも一対の往
復線路間に生ずるノーマルモード成分と、このノーマル
モード成分をもとに主に分布容量等により線路−アース
間あるいは線路−筐体間に発生して外部へ漏洩するコモ
ンモード成分とがある。
ノイズの種類によつて両成分の大きさは異なるが、通常
、ノイズの侵入を防止する手段として電源入力側にノー
マルモード用インダクタとコモンモード用インダクタと
が接続される。これに対し、本発明は一つのインダクタ
でノーマルモード用インダクタ及びコモンモード用イン
ダクタの両機能を発揮でき、しかもノーマルモード用イ
ンダクタとしてのインダクタンスを変化させることがで
きるノイズフィルタ用インダクタを提供することにある
。本発明によれば、閉磁路を形成する磁心に同じ巻数の
少なくとも二つの巻線をそれぞれに生ずる磁束が互いに
打消し合うよウに巻回してなるインダクタにおいて、前
記各巻線相互間の磁心に棒状磁性体を磁心の外周側から
内周側に突出可能なように設けて、各巻線の漏れインダ
クタンスを可変としたインダクタが得られる。
、ノイズの侵入を防止する手段として電源入力側にノー
マルモード用インダクタとコモンモード用インダクタと
が接続される。これに対し、本発明は一つのインダクタ
でノーマルモード用インダクタ及びコモンモード用イン
ダクタの両機能を発揮でき、しかもノーマルモード用イ
ンダクタとしてのインダクタンスを変化させることがで
きるノイズフィルタ用インダクタを提供することにある
。本発明によれば、閉磁路を形成する磁心に同じ巻数の
少なくとも二つの巻線をそれぞれに生ずる磁束が互いに
打消し合うよウに巻回してなるインダクタにおいて、前
記各巻線相互間の磁心に棒状磁性体を磁心の外周側から
内周側に突出可能なように設けて、各巻線の漏れインダ
クタンスを可変としたインダクタが得られる。
以下、図面を参照して説明する。
第1図は「般的な単相用ノイズフィルタ回路の一例で、
ノーマルモード成分ノイズを防止するためのノーマルモ
ード用インダクタ1を各線に個別に挿入接続し、さらに
コモンモード成分ノイズを防止するためのコモンモード
用インダクタ3を一個用いてノイズフィルタを構成した
ものである。
ノーマルモード成分ノイズを防止するためのノーマルモ
ード用インダクタ1を各線に個別に挿入接続し、さらに
コモンモード成分ノイズを防止するためのコモンモード
用インダクタ3を一個用いてノイズフィルタを構成した
ものである。
インダクタ1には電源電流が流れるので磁心の飽和が起
らないように圧粉磁心が用いられ、インダクタ3はリン
タ状磁心、矩形状磁心、口形磁心とI形磁心との組合せ
あるいは二つの口形磁心の組合せなどの閉磁路をなす磁
心に二つの巻線が同じ巻数に、かつ逆極性、すなわち往
復線路を流れる電流によつて生ずる磁束が互いに打ち消
し合うように分割巻きされている。2は線間に接続され
るコンデンサでインダクタ1との組合せでノーマルモー
ド成分ノイズを除去し、4は線とアース間または線と筺
体間に接続されるコンデンサでインダクタ3との組合せ
でコモンモード成分ノイズを除・ 去する。
らないように圧粉磁心が用いられ、インダクタ3はリン
タ状磁心、矩形状磁心、口形磁心とI形磁心との組合せ
あるいは二つの口形磁心の組合せなどの閉磁路をなす磁
心に二つの巻線が同じ巻数に、かつ逆極性、すなわち往
復線路を流れる電流によつて生ずる磁束が互いに打ち消
し合うように分割巻きされている。2は線間に接続され
るコンデンサでインダクタ1との組合せでノーマルモー
ド成分ノイズを除去し、4は線とアース間または線と筺
体間に接続されるコンデンサでインダクタ3との組合せ
でコモンモード成分ノイズを除・ 去する。
第2図及び第3図はそれぞれ、本発明によるインダクタ
の第1の実施例の斜視図及び断面図である。
の第1の実施例の斜視図及び断面図である。
第2図において、リング状磁心5には巻線6、・ 6’
が同じ巻数、且つ往復線路に接続された時流れる電流に
よつて生ずる磁束が互いに打消し合うように分割して施
され、この巻線6、6’の中間の磁心の端面に径方向に
溝7が削成されて磁性体による調整棒8が径方向に摺動
自在に嵌合されるようになつている。
が同じ巻数、且つ往復線路に接続された時流れる電流に
よつて生ずる磁束が互いに打消し合うように分割して施
され、この巻線6、6’の中間の磁心の端面に径方向に
溝7が削成されて磁性体による調整棒8が径方向に摺動
自在に嵌合されるようになつている。
これによつて、第3図に示すように、磁心5の内周面か
らの調整棒8の突出長さtを変化させることにより、巻
線相互間に生ずる漏れ磁束を可変にしている。
らの調整棒8の突出長さtを変化させることにより、巻
線相互間に生ずる漏れ磁束を可変にしている。
この突出長さtは、例えば直径20〜30W0fLの磁
心の場合5〜10總程度である。溝7を設ける箇所は巻
線6,61のほぼ中間であればよく、厳密に設定する必
要は無い。また、磁心5に溝7を設けず、単に磁心5の
端面に調整棒8を密接、摺動させて突出長さtを変える
ようにしても、変化量は小さいが漏れインダクタンスを
変化させることができる。本発明によるインダクタは、
インダクタ3を構成するための巻線6,6″の漏れ磁束
による漏れインダクタンスをノーマルモード用インダク
タ成分として利用するようにしており、単相用ノイズフ
イルタを構成した場合、等価回路は第4図のようになり
、一つのインダクタでも見かけ上、ノーマルモード用イ
ンダクタ1′とコモンモード用インダクタ3とが一体構
成され、コンデンサを接続して基本的には第1図と同じ
回路にすることができる。
心の場合5〜10總程度である。溝7を設ける箇所は巻
線6,61のほぼ中間であればよく、厳密に設定する必
要は無い。また、磁心5に溝7を設けず、単に磁心5の
端面に調整棒8を密接、摺動させて突出長さtを変える
ようにしても、変化量は小さいが漏れインダクタンスを
変化させることができる。本発明によるインダクタは、
インダクタ3を構成するための巻線6,6″の漏れ磁束
による漏れインダクタンスをノーマルモード用インダク
タ成分として利用するようにしており、単相用ノイズフ
イルタを構成した場合、等価回路は第4図のようになり
、一つのインダクタでも見かけ上、ノーマルモード用イ
ンダクタ1′とコモンモード用インダクタ3とが一体構
成され、コンデンサを接続して基本的には第1図と同じ
回路にすることができる。
しかも、調整棒8の突出長さtが自由に調整できて、ノ
ーマルモード用インダクタとしてのインダクタンス成分
を所望の値に設定することができるので、防止すべきノ
イズに応じたインダクタンスを設定することにより種々
のノイズに対して対処可能な汎用性の高いノイズフイル
タ用インダクタが提供できる。第5図は矩形状磁心を用
いた第2の実施例を示す。
ーマルモード用インダクタとしてのインダクタンス成分
を所望の値に設定することができるので、防止すべきノ
イズに応じたインダクタンスを設定することにより種々
のノイズに対して対処可能な汎用性の高いノイズフイル
タ用インダクタが提供できる。第5図は矩形状磁心を用
いた第2の実施例を示す。
一体に成型した矩形状磁心10の対向辺に第2図と同様
に巻線6,6″が巻回され、これら巻線間の一辺に内外
周面にわたつて貫通しているねじ穴9が施されている。
に巻線6,6″が巻回され、これら巻線間の一辺に内外
周面にわたつて貫通しているねじ穴9が施されている。
ねじ突9には漏れインダクタンス調整手段として磁心と
同材料のねじあるいは磁性体がモールドされたプラスチ
ツク製の調整ねじ8″が螺着され、磁心10内周面から
の調整ねじ8″先端の突出長さを調整して巻線6,6′
の漏れインダクタンスを可変にしている。このようにず
れば、調整ねじ8″の磁心10からの外れを心配せず微
調整も可能になる。第6図は閉磁路を形成する磁心を口
形磁心11とI形磁心12とで構成した第3の実施例を
示す。
同材料のねじあるいは磁性体がモールドされたプラスチ
ツク製の調整ねじ8″が螺着され、磁心10内周面から
の調整ねじ8″先端の突出長さを調整して巻線6,6′
の漏れインダクタンスを可変にしている。このようにず
れば、調整ねじ8″の磁心10からの外れを心配せず微
調整も可能になる。第6図は閉磁路を形成する磁心を口
形磁心11とI形磁心12とで構成した第3の実施例を
示す。
この例では口形磁心11の=辺に巻線6,6Iが逆極性
になるよう分割巻きされ、これらの間の内外周面を貫通
してねじ穴9が設けられている。このような継ぎ目のあ
る磁心によれば、当初から存在する漏れインダクタンス
が前述の実施例よりも大きく、調整ねじ8″の調整によ
る漏れインダクタンスの小さな変化分でノーマルモード
用インダクタとしての機能を持たせることができる。第
7図は本発明の第4の実施例を示し、口形コア11とI
形コア12とで磁心を構成して口形コア11の一辺に巻
線6,6″を逆極性になるよう分割巻きにして施し、こ
れらの間の口形コア11の端面には勾配のついた溝7を
形成して磁性体による調整棒8を摺動自在に嵌合させる
ようにしたものである。なお、実施例の説明はいずれも
二巻線のコモンモード用インダクタを引用して行なつた
が、三巻線以上を分割巻きしたインダクタにも同様に適
用できることは言うまでもない。
になるよう分割巻きされ、これらの間の内外周面を貫通
してねじ穴9が設けられている。このような継ぎ目のあ
る磁心によれば、当初から存在する漏れインダクタンス
が前述の実施例よりも大きく、調整ねじ8″の調整によ
る漏れインダクタンスの小さな変化分でノーマルモード
用インダクタとしての機能を持たせることができる。第
7図は本発明の第4の実施例を示し、口形コア11とI
形コア12とで磁心を構成して口形コア11の一辺に巻
線6,6″を逆極性になるよう分割巻きにして施し、こ
れらの間の口形コア11の端面には勾配のついた溝7を
形成して磁性体による調整棒8を摺動自在に嵌合させる
ようにしたものである。なお、実施例の説明はいずれも
二巻線のコモンモード用インダクタを引用して行なつた
が、三巻線以上を分割巻きしたインダクタにも同様に適
用できることは言うまでもない。
以上説明してきたように、本発明によれば複数の巻線を
分割巻きしたコモン七−ド用インダクタの各巻線間の磁
心に、磁性体を磁心の内周側に突出させ得るように設け
るという簡単な構造で巻線相互の漏れインダクタンスを
可変にして所要の漏れインダクタンスを得て、これをノ
ーマルモード用インダクタのインダクタンス分として利
用するようにしているので、従来、コモンモード用イン
ダクタと併用することが必要とされていたノーマルモー
ド用インダクタを省略でき、しかも種々のノイズに対し
て容易に対処できる汎用性の高いノイズフイルタ用イン
ダクタが提供できる。
分割巻きしたコモン七−ド用インダクタの各巻線間の磁
心に、磁性体を磁心の内周側に突出させ得るように設け
るという簡単な構造で巻線相互の漏れインダクタンスを
可変にして所要の漏れインダクタンスを得て、これをノ
ーマルモード用インダクタのインダクタンス分として利
用するようにしているので、従来、コモンモード用イン
ダクタと併用することが必要とされていたノーマルモー
ド用インダクタを省略でき、しかも種々のノイズに対し
て容易に対処できる汎用性の高いノイズフイルタ用イン
ダクタが提供できる。
第1図は従来の単相用ノイズフイルタの一例を示す回路
図、第2図,第3図はそれぞれ、本発明によるインダク
タの第1の実施例を斜視図及び断面図で示し、第4図は
これを用いた単相用ノイズフイルタの等価回路図、第5
図,第6図,第7図はそれぞれ、本発明の第2,第3,
第4の実施例の斜視図。
図、第2図,第3図はそれぞれ、本発明によるインダク
タの第1の実施例を斜視図及び断面図で示し、第4図は
これを用いた単相用ノイズフイルタの等価回路図、第5
図,第6図,第7図はそれぞれ、本発明の第2,第3,
第4の実施例の斜視図。
Claims (1)
- 1 閉磁路を形成する磁心に複数の巻線を各巻線によつ
て生ずる磁束が互いに打消し合うように分割巻きして成
るインダクタにおいて、前記複数の巻線相互間の磁心に
棒状磁性体を磁心の外周側から内周側に突出可能なよう
に設けて、各巻線の漏れインダクタンスを可変としたこ
とを特徴とするノイズフィルタ用インダクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13509179A JPS5932049B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | ノイズフィルタ用インダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13509179A JPS5932049B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | ノイズフィルタ用インダクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5660007A JPS5660007A (en) | 1981-05-23 |
JPS5932049B2 true JPS5932049B2 (ja) | 1984-08-06 |
Family
ID=15143619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13509179A Expired JPS5932049B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | ノイズフィルタ用インダクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932049B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411312A (en) * | 1987-07-03 | 1989-01-13 | Toshiba Corp | Noise elimination filter |
JP2009176993A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | ▲りつ▼京科技股▲ふん▼有限公司 | 複合式コモンモードコイル |
JP5127060B2 (ja) * | 2008-12-08 | 2013-01-23 | スミダコーポレーション株式会社 | 可変インダクタ |
JP2010278273A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Hitachi Engineering & Services Co Ltd | 可変電圧型変圧器 |
-
1979
- 1979-10-22 JP JP13509179A patent/JPS5932049B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5660007A (en) | 1981-05-23 |
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