JPS5932039Y2 - ビデオヘツドドラム - Google Patents

ビデオヘツドドラム

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Publication number
JPS5932039Y2
JPS5932039Y2 JP7527478U JP7527478U JPS5932039Y2 JP S5932039 Y2 JPS5932039 Y2 JP S5932039Y2 JP 7527478 U JP7527478 U JP 7527478U JP 7527478 U JP7527478 U JP 7527478U JP S5932039 Y2 JPS5932039 Y2 JP S5932039Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
drum
video
ring
assembly
Prior art date
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Expired
Application number
JP7527478U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54176305U (ja
Inventor
彦弥太 阿部
恵一 矢口
為興 白井
Original Assignee
日本放送協会
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本放送協会 filed Critical 日本放送協会
Priority to JP7527478U priority Critical patent/JPS5932039Y2/ja
Publication of JPS54176305U publication Critical patent/JPS54176305U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、放送用等各種VTRのヘッドアセンブリのビ
デオヘッドドラムの構造の改良に関するものであり、特
に、従来に比べ極めて簡単な作業で組立られ、かつ高い
組立精度が維持できるヘッドドラム構造を提供するもの
である。
従来の放送用4ヘツド形VTRのヘッドアセンブリのビ
デオヘッドドラム部分は、例えば第1図AおよびBに示
すように、モータ軸2に取付座3を固定し、ヘッドがほ
ぼ所定の位置精度で組立てられ、かつその回転中心に前
記モータ軸2の直径よりも口径の大きい穴をもつヘッド
ドラム1をモータ軸2が前記穴を貫通するごとく取付座
3に対向配置し、ドラム外周が振れないように調整しな
から1取付座3に動釣合調整用ボス4を介してねじ止め
する。
この上に更に信号伝送に必要な回転トランス5を取付け
る構造となっている。
4ヘツドVTRの場合、4個のビデオヘッド6の位置精
度は、次の各種精度に大別される。
(1)正確に90°毎に配置されるべき角度割出し精度
(2) ビデオヘッドのヘッドドラム外周からの突出
量が一定であるべきチップ高の精度。
(3)モータ回転軸の垂直面上に配置されるべき歯並び
精度。
これら精度については、いずれもミクロンオーダーの組
立て精度を必要とする。
通常は、歯並び精度はビデオヘッドおよびヘッドドラム
相互間の取付面の平面精度で決筐り、組立時には調整し
ないが、角度割出し精度およびチップ高精度は、はぼ所
定の精度に近い精度でビデオヘッドなヘッドドラムに取
付けた後、ヘッドアセンブリに組ミ込んで微調整する必
要がある。
通常は、VTRにこのヘッドアセンブリを取付け、再生
画像を見ながら微調用テーパーねじ1で角度調整を行い
、渣た、チップ高はテーパー付きの偏心ピン8を用いて
4個のヘッドのチップ高の調整を行っている。
さらにヘッドドラムの動釣合調整は、上記各種精度調整
後前記ボス4により各アセンブリ毎に行う。
放送用VTRのヘッド摩耗は数百時間程度で極めて短く
、従ってヘッド交換を頻繁に行う必要があるが、その交
換にあたっては、極めて高い組立精度が要求され、さら
にそのために特殊な調整用の設備なども必要となり放送
局ではヘッドの交換が現場でできないので、ヘッド交換
の都度メーカーやサービス会社に交換を依頼せざるを得
す、費用および時間ともに多大にかかるという欠点があ
った。
さらに、ヘッドを交換する場合には、ヘッドドラム1か
ら不良ビデオヘッドを取りはずし、不良でないビデオヘ
ッドを取り付け、リード線の半田付をしてのち前述のよ
うに各アセンブリごとにボス4により動釣合調整を取る
という作業工程となり、したがってヘッド交換を行うメ
ーカー側においても、組立て調整の工程にVTRおよび
ヘッドアセンブリを専用するため、作業コストが高くな
ってし1うという欠点もあった。
本考案の目的は、このような欠点を除去し、高精度を実
現できると共にヘッドアセンブリ上で簡単な操作でヘッ
ドドラムを交換できるようにしたビデオヘッドドラムを
提供することにあり、以下にその詳細を図面を参照して
説明する。
第2図AとB1第3図、および第4図AとBに本考案ヘ
ッドドラムの構造の一例を示す。
ここで第2図AおよびBは本考案ビデオヘッドドラムの
1例の構造を示すそれぞれ側面図および正面図、第3図
は本考案におけるヘッドリングを基準ドラムへ組付ける
状態の説明図、および第4図AおよびBは本考案ビデオ
ヘッドドラムの偏心ピンによるヘッド調整機構の説明図
であり、さらに第4図Aはビデオヘッド近傍の拡大図で
あり第3図中の矢印Iの方向からみた図であり、第4図
Bは同図Aの中心における断面図である。
図中、モータには取付座3、基準ドラム11、基準ボス
14(基準ドラム11と基準ボス14とは一体に構成し
てもよい)および回転トランス15を取付け、基準ドラ
ム11には、複数個のビデオヘッド16を正確な位置に
取付は動釣合調整を取ったヘッドリング11′をはめ合
いにより組み付ける。
ただしヘッドリング11′は第3図ではカバーを含めて
描かれており、第4図Bではカバーは省略されている。
このような本考案のヘッドリング構造によれば、ビデオ
ヘッドのアセンブリへの取付けを高精度にして、かつ簡
便に行うことができる。
次にその構成および作用を、8ヘツドの場合を例にとっ
てさらに詳細に説明する。
ここで、ヘッドリング11′には、8個のビデオヘッド
16が組込1刺ているものとする。
このヘッドリング11′は、ヘッドアセンブリに組付け
られている回転トランス15のばね端子20と接続する
ための接触子19を有する。
なお、ビデオヘッド16は別の組込み用治具を使用して
所要の精度に組込むものとする。
また、ビデオヘッドの端子は、接触子19の一端19b
に半田付げされるものとする。
ヘッド16のヘッドリング11′への組込み調整には専
用の治具を用いて、VTR装置やアセンブリとは全く関
係なく別の所で組込むものとする。
かかる治具は、ヘッドチップの位置合わせの基となる基
準治具やヘッド組込み後のヘッドリング11′をそのi
tで動釣合調整するためのモータなどから戒っている。
ヘッドチップの位置合わせ調整は、ヘッド毎に2本の偏
心ピン17および18を用いて行う。
偏心ピン17はヘッドリング11′の溝21を通して偏
心部分がヘッド基板の穴22に嵌装されており、ピン1
7は図示点線のように偏心しているため、この偏心ピン
17を回転させることにより、他方の偏心ピン18を軸
にしてヘッド16を第4図Aにおいて左右に振らせ、以
て角度割出し調整を行う。
かかる他方の偏心ピン18は、ヘッドリング11′の穴
24を通して偏心部分がヘッド基板の穴23に嵌入して
おり、同じく図示点線のように偏心しているのでこのピ
ン18を回転すると溝21をガイドにしてヘッド16を
上下させ、以てチップ高調整を行う。
なお、歯並び精度については、従来と同様に面精度で決
1す、本構造ではヘッドリング11′の面精度を所定の
精度におさめておけばよい。
このようにして位置を調整した後、モータを回転してヘ
ッドリング11′の動釣合の調整を行う。
なお、ヘッドリング11′の各部品はきわめて高精度に
作られているためその動釣合調整はきわめて微小でよく
、実際にはアルミニウムカバー取付は用ねじの重量もし
くはそこに挿入するワッシャの重量を調整して動釣合な
とればよい程度である。
ヘッドアセンブリへ本考案のヘッドリング11′を取付
けるにあたっては、ヘッドリング11′に対応してヘッ
ドアセンブリに取付けである基準ドラム11に対してヘ
ッドリング11′を第3図の矢印■のようにはめ合わせ
ることで行う。
基準ドラム11はヘッドリング11′を保持するだけで
なく、基準となるドラム外周を持っており、この基準ド
ラム11にヘッドリング11′が組込1れることにより
)本考案においても従来のヘッドドラムと同様の機能を
発揮する。
なお、基準ドラム11はヘッドモータに取付けた状態で
ロータごと動釣合調整をしておくものとする。
基準ドラム11へのヘッドリング11′の組込みは、ア
センブリのモータの回転中心と同心に作られた基準ボス
14の外周部分Aとヘッドリング11′の中心穴の内周
部分Bとのはめ合いで行う。
更に、ヘッドリング11′が基準ドラム11にはめ合う
と同時に、ヘッドリング11′の接触子19はその部分
19aが回転トランスのばね端子20に接触して信号伝
送系の電気的接続が行われる。
これにより本考案では、従来のリード線を使っての半田
付けの工程を省略できる。
以上から明らかなように、本考案によれば、ビデオヘッ
ドの交換に熱線を必要とせず、迅速に行うことができ、
しかもその際に高い組込み精度が維持されるので、VT
R保守業務の効率化、経費の節減などの効果を発揮する
ことができる。
これ1でのビデオヘッドの交換は、その高い組込み精度
の要求と個々の部品の扱いの複雑さなどから簡単には行
なえなかったのに対して、本考案によれば、ビデオヘッ
ドを所定の要求精度でヘッドリングに組込むことができ
、しかもこのヘッドリングを基準ドラムを取付けたアセ
ンブリにその11はめ合わせるのみで、従来のビデオヘ
ッドアセンブリと同等の高精度を実現することができる
更にまた、本考案では、ヘッド端子は回転トランス側と
接触子およびばね端子を介して接続されるので、半田付
けを行う必要がなく、ヘッド交換を迅速にするために寄
与する。
更に従来釜ヘッドアセンブリごとにヘッド交換のたびに
動釣合調整をとっていたのに対して、本考案のビデオヘ
ッドドラムによれば基準ドラム側(モータなど関連部分
を含む)およびヘッドリング側の動釣合をあらかじめ取
っておいて組立てるため、予備のヘッドリングを用意し
ておきさえすれば、ヘッド交換にともな5組込み時の動
釣合調整が不用となるばかりでなく、例えば1個のヘッ
ドに異常が発生した場合、従来はヘッドアセンブリ全体
を取り外して修理に出す必要があったのに対し、本考案
では予め用意しておいた別個のヘッドリングと交換する
のみで直ちにVTRは動作を再開できる。
すなわち、ヘッド交換時の複雑な作業がなくなるのみな
らず、高価なVTRを専有することおよびヘッドアセン
ブリに空き時間を生ずることなどによる組立ての時間お
よび経費を節減できる。
なお、本考案の構造をとることによりきわめて高い互換
性が得られるので1個の予備ヘッドリングは多数のVT
Rに対する共通予備として準備しておけばよく、高価な
ヘッドチップを多数遊ばせておく必要がないのできわめ
て経済的である。
これに加えて、本考案は、特にヘッドの個数が多い場合
に用いて極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
gI図AおよびBは従来のビデオヘッドアセンブリのそ
れぞれ側面図および正面図、第2図AおよびBは本考案
ビデオヘッドドラムの1例の構造を示すそれぞれ側面図
および正面図、第3図は本考案におけるヘッドリングを
基準ドラムへ組付ける状態の説明図、および第4図Aお
よびBは本考案ビデオヘッドドラムの偏心ピンによるヘ
ッド調整機構の説明図である。 11・・・・・・基準ドラム、11′・・・・・・ヘッ
ドリング、14・・・・・・基準ボス、15・・・・・
・回転トランス、16・・・・・・ビデオヘッド、11
・・・・・・偏心ピン、18・・・・・・偏心ピン、1
9・・・・・・接触子、20・・・・・・ばね端子、2
1・・・・−・溝、22,23.24・・・・・・穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1)回転軸と直交する面で部分した基準ドラムおよび複
    数個のビデオヘッドを固定したヘッドリングにより構成
    され、前記基準ドラムを前記回転軸に対し双方の回転中
    心を一致させて固定して配設し、前記ヘッドリングを前
    記基準ドラムにはめ合いにより合体させたことを特徴と
    するビデオヘッドドラム。 2)実用新案登録請求の範囲第1項記載のビデオヘッド
    ドラムにおいて、前記はめ合いをモータ側基準ボス外周
    とヘッドリング内周とにより行うようにしたことを特徴
    とするビデオヘッドドラム。 3)実用新案登録請求の範囲第1項筐たは第2項に記載
    のビデオヘッドドラムにおいて、前記ヘッドリング側に
    接触子を設け、前記基準ドラム側にばね端子を設け、該
    ばね端子を回転トランスに接続し、前記はめ合いのとき
    に、前記接触子とばねとの間を接触させるようにして信
    号伝送系の接続を行うようにしたことを特徴とするビデ
    オヘッドドラム
JP7527478U 1978-06-01 1978-06-01 ビデオヘツドドラム Expired JPS5932039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7527478U JPS5932039Y2 (ja) 1978-06-01 1978-06-01 ビデオヘツドドラム

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JP7527478U JPS5932039Y2 (ja) 1978-06-01 1978-06-01 ビデオヘツドドラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54176305U JPS54176305U (ja) 1979-12-13
JPS5932039Y2 true JPS5932039Y2 (ja) 1984-09-08

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ID=28989554

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JP7527478U Expired JPS5932039Y2 (ja) 1978-06-01 1978-06-01 ビデオヘツドドラム

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