JPS5931872Y2 - レバ−のガタ止め構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用ドアロックの車内レバー等に応用でき
るレバーのガタ止め構造に関するものである。

一般にケース内を摺動するレバーが長いロッドに連結さ
れて摺動する場合には、レバーとケース内面との間に隙
間があると、レバーが摺動する除振れてケース内面に触
れ、挾着音が出る欠点があった。

本考案は拡張撓屈自在な弾性頭部を有するクリップを設
けることにより、ケース内面との隙間を埋めて挾着音を
無くすることができるレバーのガタ止め構造を提供せん
とするものである。

以下本考案の実施例を図面について説明すると、第１図
は本考案の実施例を示すガタ止め構造の側面図、第２図
は第１図のＡ−Ａ断面図で、１はケースを示し、その内
面との間に隙間２を有するようにレバー３が挿入されて
いる。

またレバー３はＬ形状をなし、ケース１にピン４を介し
て枢支され、一端は長いロッド５にピン６を介して枢着
されている。

７はクリップで合成樹脂をもって形成され、下部の両側
に開いた脚部８，８と、拡張撓屈自在な弾性頭部９より
なり、脚部８，８をつまんで間隔を縮め、レバー３に設
けた孔１０に挿入して手を放すと、該脚部８，８は拡張
して孔１０から外れないようになる。

また弾性頭部９は拡張してケース１の内面に当接し、ケ
ース内面とレバー３との間の隙間を埋めている。

さてロッド５が矢印方向に移動すると、レバー３はピン
４を支点にして往復回動するように摺動する。

この時クリップ７の弾性頭部９が、ケース１の内面に当
接してケース内面とレバー３との間の隙間を埋めている
ので、レバー３がケース１の内面に当って異音が発生す
るようなことはない。

以上詳細に説明した如く本考案は構成されているので、
長いロッドに連結されて摺動するレバーがケース内面に
当るようなことはない。

即ち、レバーに取付けられたクリップの拡張撓屈自在な
弾性頭部が、ケース内面に当接した状態で該レバーは摺
動するため、該レバーが長いロッドに連結されて摺動し
ても、ケース内面に当ってガタガタというような異音を
発生するような欠点はなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示すガタ止め構造の側崩図、
第２図は第１図Ａ−Ａ断面図、第３図は第２図における
クリップの拡大斜視図である。 図の主要部分の説明、１・・・・・・ケース、２・・・
・・・隙間、３・・・・・・レバー ４・・・・・・ピ
ン、５・・・・・・ロッド、６・・・・・・ピン、γ・
・・・・・クリップ、８・・・・・・脚部、９・・・・
・・弾性頭部、１０・・・・・・孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケース内面との間に隙間を有するように挿入され、長い
   ロッドに連結されて摺動するレバーを有するものにおい
   て、前記ケース内において該レバーに結合されると共に
   、前記隙間を埋めるように拡張撓屈自在な弾性頭部を有
   するクリップを設けたことを特徴とするレバーのガタ止
   め構造。