JPS5931414A - 車両用燃料残量計測装置 - Google Patents

車両用燃料残量計測装置

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JPS5931414A
JPS5931414A JP57141804A JP14180482A JPS5931414A JP S5931414 A JPS5931414 A JP S5931414A JP 57141804 A JP57141804 A JP 57141804A JP 14180482 A JP14180482 A JP 14180482A JP S5931414 A JPS5931414 A JP S5931414A
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博 小林
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F23/00Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm
    • G01F23/80Arrangements for signal processing

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、タンク内燃料の揺動に伴う計測値の変動を
可及的に抑制し、これにより高精度の計測を可能とした
車両用燃料残量計測装置に関する。
従来の車両用燃料残量計測装置としては、例えば燃料タ
ンク内に、液面に応じて上下動するフロートと、このフ
ロートの上下動に連動して駆動される抵抗式ポテンショ
メータとを設け、このポテンショメータの出力電圧を直
流アンプを介して増幅し、その出力を燃料残量計測値と
するもの等が知られており、またその用途としては燃料
残量形を構成する指針式アナログメータを降らせること
が一般的であった。
これに対して、昨今この種の燃料残量計測装置の出力を
用いて燃料残量値を高精度(例えば、1.0または0.
1リットル単位)にデジタル表示させようという働きが
あり、また、燃料残量値のデータを用いて様々な情報を
得ることが可能となっている。
この様に、燃料残量計測装置の応用範囲が広がった結果
、燃料タンク内において燃料が揺動したような場合には
、次の様な不都合が生ずるに至った。
すなわち、周知の如く車両が走行中にカーブを曲がると
き、発進するとき、停止するとき、加速・減速をすると
き、坂道を昇り始めるとき、昇り終えるとき、降り始め
るとき、降り終えるとき等には、燃料タンクに大きな加
重が加わって、タンク内燃料は大きく揺動し、これ伴い
見掛上の燃料残量値が変動する。
この様に、見掛上の燃料残量値が変動すると燃料残量計
測値も大きく変動することとなるが、これは指針式アナ
ログメータを振らせる場合等にはさほど問題とはならな
かった。つまり、指針式アナログメータの場合、それ自
体さほど高い表示精度は要求されず、またメータ自体に
もその構造上若干上の要素があるため、表示入力が変動
しても指針自体はさほど変動することがなく、更に仮に
指針が大きく変動したとしても、人間工学的に運転者に
対してさほど表示に対する違和感を与えるものではなか
った。
これに対して、上述の高精度デジタル表示機において、
この様に表示入力が変動した場合、表示される数値は微
少感覚で次々と移り変わってちらつくこととなり、運転
者に対して著しい違和感を与え、ついには表示に対する
信頼性を失わせる結果ともなる虞れがある。
そこで、本出願人は先に特願昭55−83897号等に
おいて、タンク内燃料が揺動した場合にも計測値の変動
を可及的に低減できるようにした新規な燃料残量計測装
置を提案している。
この燃料残量計測装置は第1図に示す如く、タンク内燃
料中に対抗配置された電極対1と、これらの電極対間に
形成される静電容量をその周波数可変要素としたCR発
信機2とによって、燃料残量値の変化をパルス列の周期
変化として検知するとともに、CR発信機2から出力さ
れるパルス列の周波数を分周器3により近似化ないしは
所定桁数までのマルメ化を計り、次いで分周器3から出
力されるパルス列を、所定時間(以下、これを平均化時
間という)カウンタ4または5によって計数し、その係
数結果に基づいて演算部6によって燃料残量値を求め、
これを例えばデジタル表示器7に表示させるようにした
ものである。
なお、スイッチ位置判別器8は、イグニッションスイッ
チ9の切替状態がオンまたはオフの何れであるかを判別
するもので、このスイッチ位置判別器8の出力によって
切換スイッチ10が切換制御され、例えばガソリンスタ
ンドで給油中であることに基づいてイグニッションスイ
ッチ9がオンされると、分周器3の出力は平均化時間の
短いカウンタ5へと送られ、表示の応答性が良好となる
のに対し、走行中であることに基づいてイグニッション
スイッチ9がオンされている場合、分周器3の出力は平
均化時間の長いカウンタ4へと送られ、タンク内燃料液
体の揺動に伴う表示データの変動が防止されることとな
る。
しかしながら、このような構成よりなる燃料残量計測装
置にあっては、タンク内燃料揺動に伴う計測値変動を抑
制する手段として、カウンタ4による単純時間平均手法
を採用しているため、計測値の変動を充分に抑制するた
めにはカウンタ4における平均化時間を長大化せざる得
ず、この結果計測値の変動を抑制しようとすればする程
、計測値の更新周期が長くなり、計測の応答性を害する
こととなる。
このため、計測応答性を許容範囲内に収めるべくカウン
タ4における平均化時間を比較的短く設定すると、燃料
揺動に伴う表示値の変動を必ずしも充分に抑制すること
ができなくなり、実際に平均化時間を1〜2分程度に設
定したとしても、表示器7に表示される残量指示値はプ
ラスマイナス1〜2l程度変動してしまうという問題点
があった。
この発明は上述の技術的背景に悩みなされたもので、そ
の目的とするところはタンク内燃料揺動に伴う計測値の
変動を充分に抑制することができしかも計測応答性の良
好な車両用燃料残量計測装置を提供することにある。
この発明は上記の目的を達成するために、例えば前述の
電極対とCR発信機とによって残量検知データを発生さ
せ、この残量検知データを適宣にサンプルし、逐次サン
プルされた時系列データの移動平均値を求め、この求め
られた移動平均値に基づいて燃料残量値を演算により求
めることを特徴とするものである。
以下に、この発明のいくつかの実施例を第2図〜第12
図に基づいて詳細に説明する。
第2図は、この発明に係わる燃料残量計測装置の実施例
(以下、これを第一実施例という)の全体を概略的に示
すブロック図、第3図〜第7図は電極対の具体的な構造
の一例を示す図、第8図は第2図に示す信号処理回路の
各機能をブロック化して示す図、第9図は第2図に示さ
れる信号処理回路をマイクロコンピュータで構成した場
合におけるそのハードウェア構成を示すブロック図、第
10図は第9図に示すマイクロコンピュータで実行され
るシステムプログラムの構成を示すフローチャートであ
る。
第2図において、電極対11は燃料タンク内の燃料中に
浸積させて対抗配置されるもので、その具体的な構造の
一例を第3図〜第7図に従って説明する。
第3図及び第4図に示す如く、燃料タンク12の外設は
、アッパーシェル12aとロワーシェル12bとに上下
2分割構成され、その内部はアッパーシェル12aの内
側上面及び側面に直接スポット溶接等により固着された
バッフル板13、14により区画され、これにより燃料
15の急激な移動による音の発生を防止し得るように構
成されている。
バッフル板13、14の表面には、一定間隔を隔てて電
極板16、17、18が対抗配置され、これらの電極板
16、17、18は、第5図に示す如くバッフル板と導
通しないように絶縁件のスペーサ19を介してリベット
20でバッフル板13、14にそれそれ取付けられてい
る。
バッフル板13、14の下端縁と燃料タンク底壁すなわ
ちロワーシェル12bとの間には、所定の間隔が設けら
れ、ロワーシェル12bが多少の弾性変形をしても接触
しないように設定されている。バッフル板13、14の
上端には、それそれアッパーシェル12aとの接合部と
なるフランジ21が適宣個数設けられ、またこれらのバ
ッフル板13、14のフランジ21のうち、比較的互い
に離れている少なくとも2個のフランジ21には、組付
け時の位置決め用の切欠部22が設けられている。
他方、アッパーシェル12aにはこのバッフル板13、
14を装着する位置決めのためのマーカである突部23
が、バッフル板13、14側のフランジ21の切欠部2
2に対応して設けられている。
第6図、第7図に示すように、でんきょくいた16、1
7、18は、導電性のハーネスプレート24により下端
部を互いに接続され、更に図示しないハーネスを介して
アッパーシェル12aの上部外側に固設されたボックス
25内の回路基板に設けられた所定の電極板接続端子に
接続されている。
次に第2図において、CR発振器6は、前記バッフル板
13、14と電極板16、17、18とで構成される電
極対に接続されており、これら電極対間に形成される静
電容量によってその発振周波数が変化するようになされ
ており、具体的には例えばタイマIC(NE555等)
を主体とした公知のCR発振回路で構成することができ
る。
次に、第2図における分周器27は、前記CR発振器2
6から出力される燃料残量に対応したパルス列を分周す
るもので、この分周器27による分周動作によって、発
振パルス列は所定の周波数近似化ないしはマルメ化処理
が行われる。
次に信号処理回路28における信号処理の概略を第8図
の機能ブロック図を参照しながら説明する。まず、平均
周期計測部281においては、分周器27から出力され
るパルス列を一定パルス数(7個)計数し、その所用時
間に基づいて平均周期を求める。
次いで、倉皇判断部282においては、前記平均周期計
測部281で計測された平均周期データを、後述する異
常値除去部283または残量演算部285の何れかに選
択的に供給する。この切換動作はイグニッションスイッ
チ29の出力に基づいて行われ、例えばガソリンスタン
ドで給油をしていることに伴ってイグニッションスイッ
チの出力がオフの場合、前記計測された平均周期データ
は異常値除去部283、移動平均処理部284を迂回し
て直接残量演算部285へと供給される。
これに対して、イグニッションスイッチ出力がオンの場
合、前記平均周期計測部281で計測された平均周期デ
ータは異常値除去部283へと供給される。
次いで、異常値除去部283においては、前記平均周期
計測部で計測された平均周期データを前回の移動平均値
と比較して、データの正常、異常を判別し、異常データ
の場合にはそのデータが移動平均処理部284へ供給さ
れることを禁止する。
次いで、移動平均処理部284においては、異常値除去
部283から供給される時系列データを逐次移動平均処
理し、その移動平均値を残量演算部285へと供給する
次いで、残量演算部285においては、移動平均処理部
284または前記走行判断回路282から供給される平
均周期データに基づいて、所定の残量値演算を行い、燃
料残量値に対応する数値データを出力し、この出力され
た数値データに基づいてデジタル表示器30には燃料残
量値がデジタル表示されることとなる。
異常説明した、信号処理回路28の機能は、具体的には
第9図に示すごときハードウェア構成からなるマイクロ
コンピュータによって第10図に示すごときシステムプ
ログラムを実行させることにより行うことができる。
すなわち、第9図において、マイクロコンピュータ31
は、分周器27の出力およびイグニッションスイッチ2
9の出力を取込むための入力インターフェイス311と
、演算により求められた表示出力を表示器30へ送出す
るための出力インターフェイス312と、入力インター
フェイス311に対して分周器27からパルスが供給さ
れる度にカウンタダウン制御されるプリセッタプルダウ
ンカウンタ(以下、これを第1カウンタという)313
と、時間基準となるクロックパルスを発生するクロック
ジェネレータ314と、クロックジェネレータ314か
ら出力されるクロックパルスをカウントアップするプリ
セッタプルアップカウンタ(以下、これを第2カウンタ
という)315と、システムプログラム格納用のROM
、ワーキングエリアとして使用されるRAM等によって
構成されたメモリ部316と、以上説明した入力インタ
ーフェイス311、出力インターフェイス312、第1
カウンタ313、クロックジェネレータ314、第2カ
ウンタ315およびメモリ部316を統括制御するCP
U317とから構成されている。
次に、第10図のフローチャートを参照しつつ、この第
一実施例装置の動作を系統的に説明する。
まず、プログラムがスタートするとステップ(1)が実
行され、第1カウンタ313には平に分周期計測に必要
なパルス数に対応した数値7がプリセットされる。ここ
で、数値7の値は、燃料タンクが空の状態から満タンの
状態まで変化する間に、分周期27の出力周波数が変動
する変動幅を考慮して決定され、この実施例では燃料タ
ンクが空の状態から満タンの状態まで変化する間に分周
器27の出力は約1.0Hz〜0.5Hzの範囲で変動
するように構成されている。
従って、仮に7〜10として10個のパルスの平均周器
を計測しようとすれば、10秒〜5秒を要することとな
る。
次に、ステップ(2)が実行されると、第2カウンタ3
15には、初期値0がセットされる。以後、第2カウン
タ315はクロックジェネレータ314から出力される
クロックパルスをカウントアップすることとなり、この
第2カウンタの係数値が、後述する如く7個のパルスの
所用時間データとなる訳である。
次いで、ステップ(3)が実行されると、CPU317
は第1カウンタ313の係数値を繰り返しチェックし、
その係数値が0になるまでの間待機状態となる。そして
、分周出力を7個係数完了したことに伴って、カウンタ
313の係数値が0となると同時に、ステップ(3)の
実行結果はYESとなり、続いてステップ(4)が実行
される。
ステップ(4)が実行されると、CPU317には、そ
の時点における第2カウンタ315の計数値が取込まれ
、ワーキングエリア内に設けられた平均周期レジスタT
に記憶される。ここで、第2カウンタ315は第1カウ
ンタ313に数値7をセットした時点において0にセッ
トされたものであるから、第1カウンタ313の係数値
が0になった時点における第2カウンタ315の係数値
は、1度分周パルス7個分の合計周期を示し、すなわち
これは分周パルス7個分の平均周期に対応した値となる
次いで、ステップ(5)が実行されると、入力インター
フェイス311を介してイグニッションスイッチの出力
がCPU317に取込まれ、その内容に応じてイグニッ
ションスイッチがオンであるか又はオンであるかの判定
が行われる。
ここで、車両が走行中である場合イグニッションスイッ
チはオンされているため、ステップ(5)の実行結果は
NOとなり、続いてステップ(6)が実行される。
ステップ(6)が実行されると、ステップ(4)で選ら
れた平均周期データの値が正常値であるか異常値である
かの判定が行われる。この判定は、平均周期レジスタT
の内容と、移動平均値レジスタ(後述する)T′の内容
との間に IT−T′I≧α なる関係があるか否かを判定することにより行なわれる
ここで、数値αの値は、タンク内燃料が揺動した場合に
おける残量値変動幅の0.5lに対応するようになされ
てる。
従って、タンク内燃料が揺動してその見掛上の残量値が
0.5l以上も大きく変動し、これに応じて平均周期レ
ジスタ1の内容が異常値となった場合、ステップ(6)
の実行結果はYESとなり、再びステップ(1)〜ステ
ップ(5)が繰り返し実行されて、異常値を示した平均
周期データは後述する移動平均化処理のためのデータか
らは除外されることとなる。
これに対して、タンク内燃料の揺動が比較的穏やかであ
るか、あるいは静止している状態では、ステップ(6)
の実行結果はNOとなり、続いてステップ(7)が実行
されて、移動平均化処理が行なわれる。
この移動平均化処理のためには、RAM内のワーキング
エリアに設けられたm個のレジスタT0、T1、T2・
・・Tm−1が利用され、これらのレジスタはソフトウ
ェア処理により全体としてシフトレジスタとして機能し
、レジスタT0、T1、T2・・・がそれぞれシフトレ
ジスタの第1ステージ、第2ステージ、第3ステージ・
・・に対応している。
まず、ステップ(7)が実行開始されると、平均周期レジ
スタTの内容は前記シフトレジスタを構成する第1ステ
ージのレジスタT0に記憶され、同時にそれまで第1、
第2、第3ステージに相当した各レジスタの内容は、順
次次段ステージのレジスタへと順送りされる。
次いで、各レジスタT0、T1・・・Tm−1の内容に
基づいて、次式によってm個の平均周期データの移動平
均値が求められ、この移動平均値は移動平均値レジスタ
T′に記憶される。
T′=T0+T1+T2+・・・Tm−1)/m次いで
、ステップ(8)が実行されると、移動平均値レジスタT
′の内容に基づいて次式により燃料残量値が求められ、
残量レジスタQに記憶される。
Q=[(T′−β)−β]×K ここで、数値βの値は、燃料タンクが空の状態における
平均周期データに対応して決定され、また数値Kはタン
クの容量に対応して決定される。
次いで、ステップ(9)が実行されると、残量レジスタQ
の内容は表示出力としてデジタル表示器30へと供給さ
れ、これによりデジタル表示器30には燃料残量値が例
えば1l単位で表示されることとなる。
これに対して、イグニッションスイッチをオフにして給
油中にある場合、ステップ(5)の実行結果はYESとな
り、続いてステップ(10)が実行される。
ステップ(10)が実行されると、平均周期レジスタTの
記憶内容は直ちに移動平均値レジスタT′と転送され、
続いてステップ(8)、(9)が前述の如く実行される。
この結果、給油中であることに基づいて平均周期レジス
タTの内容が時間とともに急速に増加するような場合、
このような状態で逐次得られる平均周期データは異常値
とみなされることはなく、直ちに残量演算のためのデー
タとして使用され、給油中にあっては表示器の表示応答
性が良好となるのである。
以後、車両が走行する間、平均周期レジスタTには逐次
検出された平均周期データが記憶され、この得られた平
均周期データの値が正常である場合に限り、シフトレジ
スタを構成するレジスタ群T0〜Tm−1の第1ステー
ジレジスタT0に前記平均周期データが取込まれ、同時
に各レジスタの内容は1つずつ次段のステージへと順送
りされ、この状態における各ステージのレジスタT0〜
Tm−1の内容に基づいて、m個のデータの移動平均値
が求められ、この移動平均値に基づいて燃料残量値が求
められて表示器に逐次デジタル表示されるのである。
また、車両給油中にあっては、前記得られた平均周期デ
ータは逐次移動平均値レジスタへと転送され、直ちに燃
料残量演算のためのデータとして利用されることとなる
ため、給油中の表示応答性を害することもないのである
かくして、この実施例装置によれば、ステップ(1)〜(
4)を介して逐次得られる平均周期データを直ちに燃料
残量値演算に用いることなく、更にこれを移動平均化処
理した後、燃料残量演算に用いるようにしているため、
タンク内燃料が揺動する等して平均周期データが乱れた
ような場合にも、それに基づく燃料残量値の変動は比較
的小幅なものとなり、得られた燃料残量値を例えばデジ
タル表示器に表示させたような場合にも表示のチラツキ
を可及的に低減させることができる。
また、逐次得られる平均周期データを先に得られた移動
平均値データと比較することによって、異常値に該当す
る平均周期データを移動化平均処理のデータから除外す
るようにしているため、タンク内燃料残量の揺動の他に
ノイズ等の混入によって得られた平均周期データの値が
極端に変動した場合にも、これによる燃料残量値の変動
を一定の小幅内に押さえることができる。
更に、イグニッションスイッチのオン・オフ状態を介し
て車両が給油中にあることを検出し、この場合には移動
化平均処理を行わずに、直ちに得られた平均周期データ
に基づいて燃料残量値を演算により求めるため、給油中
における表示の応答性を阻害することもない。
また、走行中および給油中における表示更新周期につい
ては、主として第1カウンタ313にセットされた数値
7で定まり、しかもこの数値7の値を小さく設定して平
均周期データのサンプリング間隔を短くしても、その後
移動平均化処理を行なうため最終的な燃料残量値の変動
にはさほど影響がなく、このため表示データの更新サイ
クルを従来装置に比べ短くすることができる。
次に、第11図はこの発明に係わる燃料残量計測装置の
他の一実施例(以下、これを第2実施例という)の構成
を示すフローチャートである。
この第2実施例装置の特徴は、得られた平均周期データ
の値が異常値と判定された場合、これを直ちに移動化平
均処理のデータから除外することなく、既に得られてい
る前回の移動平均値によって置換するようにしたもので
ある。
すなわち、第11図においてステップ(6)の実行の結果
、得られた平均周期データの値が異常値と判定された場
合、続いてステップ(11)が実行される。
ステップ(11)が実行されると、前述したシフトレジス
タを構成するm個レジスタ群の中で初段に位置するレジ
スタT0には、そのとき移動平均値レジスタT′に記憶
された内容が転送され、同時に次段以降のレジスタT1
〜Tm−1の内容は順次1ステージ分シフトされる。
つまり、前記第一実施例の場合、得られた平均周期デー
タの値が異常と判定された場合には、当該平均周期デー
タは移動化平均処理のデータからは除外された訳である
が、本第2実施例の場合、異常とみなされた平均周期デ
ータは前回の移動平均値データで置換された後、移動平
均化処理のためのデータとして採用される訳である。
このため、得られた平均周期データの値が異常である場
合にも、平常どおり移動平均化処理が行なわれ、例えば
相連続して異常値が検出された場合にも、表示データは
前の状態に固定されることはなく、比較的実際の燃料残
量に近い値を表示させ続けることが可能となるのである
次に、第12図はこの発明に係わる燃料残量計測装置の
他の一実施例(以下、これを第3実施例という)の構成を
示すフローチャートである。
この第3実施例装置の特徴は、前記第一実施例装置を改
良し、車両が傾斜地より平坦な道へと移行したような場
合、移動化平均処理のためのデータが長期間の間更新さ
れずに保持されることを防止するようにしたものである
すなわち、車両が今傾斜地に停車しており、この傾斜地
より平坦な通路へと移行する場合を想定する。この場合
、例えば傾斜地においては実残量より13l程度の値を
多めに検知部が検知したと考える。これに対して、平坦
な道路へと出た場合、走行中は実残量に対し12lの変
動した値を残量計が計測したと考える。
このような状況下においては、平坦な道路において残量
計が計測する値は、傾斜地における当初の値よりも約1
l低めの値となる虞がある。
このため、異常値除去幅を+0.5lに設定したような
場合、平坦な道路における検知部からの信号は、常時こ
の異常値除去幅を越えたこととなり、移動化平均処理さ
れるデータはそのまま保持され、長期間に亘って更新さ
れない虞がある。
つまり、実際には燃料を消費しているにも拘わらず、燃
料残量指示値が変化しないという不都合が生ずる訳であ
る。
このような状況下において、第12図においてステップ
(6)の実行結果がYESとなった場合、続いてステップ
(12)が実行され、得られた平均周期データの値と前回
の移動平均値との差が正または負の何れであるかの判定
が行なわれる。
そして正と判定された場合にはステップ(13)が実行さ
れるのに対し、負と判定された場合にはステップ(14
)が実行される。
ステップ(13)が実行されるとシフトレジスタを構成す
る初段のレジスタT0には前回の移動平均値に対して数
値δを加えた値が格納され、前回の移動平均値からδを
差し引いた値が格納される。
ここでδの値は、約0.1lの燃料残量変動に対する周
期データに対応して決定されている。
この結果、前述の如くステップ(6)によって得られた平
均周期データが異常と判定された場合で、尚且つ燃料残
量値が増加しているものと判定された場合には、前回の
移動平均値に対して0.1l増加したデータが移動平均
化処理のために取込まれ、他方減少していると判定され
た場合には同様に0.1l減少された値が移動平均化処
理のために取込まれることとなる。
この結果、前述した如く傾斜地を出て平坦値へと移行し
たような場合にも、その以降の過程において移動平均値
の値は徐々に増加または減少し、この結果平坦地に差し
掛かった時点における平均周期データの値と移動平均値
の値との差は±0.5l以内に収まるようになって、以
後タンク内揺動等がない限り、得られた平均周期データ
はそのまま移動平均化処理のためのデータとして正常に
取込まれ表示の応答性を阻害することもなくなる訳であ
る。
次に、第13図はこの発明に係わる燃料残量計測装置の
他の一実施例(以下、これを第4実施例という)の構成
を示すフローチャートとである。
この第4実施例装置の特徴は、残量値レジスタQに格納
された燃料残量値の値が10l以下に低下した場合、そ
れまで1l単位で表示されていた表示データを、0.1
l単位の表示に切り替える(点滅表示しても良い)ように
したことにあり、これにより燃料残量が空の状態に近づ
いた場合には、燃料残量指示値の精度を上げ、残量値の
指示ミスによりガソリンスタンドへの途中等において誤
って燃料切れを起こすこと等を防止するようにしたもの
である。
第14図は、燃料残量を表示する表示器で、満タンまで
後5l程度になったら「F」を表示し、燃料残量が例え
ば10l以下になったとき、「F」を表示するようにし
ても良い。
また、燃料残量値が0.1l単位で出力されるため、こ
のデータを用いて給油されたことを検出して自動的に燃
費等を演算し、表示することも可能である。走行中にあ
っては燃料残量値に基づいて走行可能距離を表示するよ
うにしても良い。
なお、前記第1〜第4実施例においては、車両が給油中
であることを判定するための手段として、イグニッショ
ンスイッチの出力をCPUに取込んでこれを行ったが、
イグニッションスイッチの出力を取込むことなく、例え
ば車速センサの出力を取込んでこれに基づいて車両が停
車中すなわち給油中であることを判定しても良いことは
勿論である。
また、以上説明した各実施例においては、残量検知デー
タ発生手段として、電極対とCR発振器とからなるもの
を示したが、残量検知データ発生手段の構成はこれに限
定されるものではなく、有米から使用されているフロー
ト式ポテンショメータと、この出力をA/D変換するA
/D変換機等とから構成することも可能である。
以上の各実施例の説明でも明らかなように、この発明に
係わる燃料残量計測装置は、なんらかの燃料残量検知デ
ータ発生手段を介して燃料残量に対応する残量検知デー
タを発生させるとともに、この燃料残量検知データを適
宣にサンプルし、このサンプルされた時系列データの移
動平均値を求め、この移動平均値に基づいて燃料残量値
を求めるようにしたものであるため、従来の単純時間平
均処理による装置に比べ、タンク内燃料が揺動したよう
な場合における燃料残量計測値の変動を抑制することが
できるとともに、計測応答性を向上させることが可能と
なり、この種燃料残量計測装置を例えばデジタル表示器
等に利用する場合においても表示器のチラツキを低減さ
せることができ、更にその他燃料残量計測値を他の制御
のための入力データとする場合にも、その制御精度を一
層向上させることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は先に本出願人が提案した燃料残量計測装置の構
成を示すブロック図、第2図は本発明に係わる燃料残量
計測装置の概略構成を示すブロック図、第3図は電極対
の取付け状態を示す燃料タンクの一部切欠け平面図、第
4図は同縦断面図、第5図は第3図におけるV−V線断
面図、第6図は電極対の平面図、第7図は同立面図、第
8図は第1実施例装置の信号処理回路の構成を示すブロ
ック図、第9図は第1実施例装置のマイクロコンピュー
タのハードウェア構成を示すブロック図、第10図は第
1実施例装置のマイクロコンピュータのシステムプログ
ラムを示すフローチャート、第11図は同第2実施例装
置のフローチャート、第12図は同第3実施例装置のフ
ローチャート、第13図は同第4実施例装置のフローチ
ャート、第14図は燃料残量を表示する表示器の正面図
である。 11・・・・・・電極対 26・・・・・・分周器 28・・・・・・信号処理回路 29・・・・・・イグニッションスイッチ30・・・・
・・デジタル表示器 281・・・・・・平均周期計測部 282・・・・・・走行判断部 283・・・・・・異常値除去部 284・・・・・・移動平均処理部 285・・・・・・残量演算部 311・・・・・・入力インターフェイス312・・・
・・・出力インターフェイス313・・・・・・第1カ
ウンタ 314・・・・・・クロックジェネレータ315・・・
・・・第2カウンタ 316・・・・・・メモリ 317・・・・・・CP■

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃料残量に対応する残量検知データを発生する残
    量検知データ発生手段と; 前記残量検知データ発生手段から発生する残量検知デー
    タをサンプルするデータサンプル手段と;前記データサ
    ンプル手段でサンプルされた時系列データの移動平均値
    を得るための移動平均化手段とを備え; 前記移動平均値に基づいて燃料残量値を求めることを特
    徴とする車両用燃料残量計測装置。
JP57141804A 1982-08-16 1982-08-16 車両用燃料残量計測装置 Granted JPS5931414A (ja)

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