JPS5931118Y2 - 電気音響変換器におけるボイスコイル用ボビン - Google Patents

電気音響変換器におけるボイスコイル用ボビン

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Publication number
JPS5931118Y2
JPS5931118Y2 JP3811480U JP3811480U JPS5931118Y2 JP S5931118 Y2 JPS5931118 Y2 JP S5931118Y2 JP 3811480 U JP3811480 U JP 3811480U JP 3811480 U JP3811480 U JP 3811480U JP S5931118 Y2 JPS5931118 Y2 JP S5931118Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
voice coil
electroacoustic transducer
bobbin member
strength
Prior art date
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Expired
Application number
JP3811480U
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JPS56140297U (ja
Inventor
隆史 大矢場
Original Assignee
パイオニア株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、動電型電気音響変換器におけるボイスコイル
用ボビンに関する。
一般にこの種のボビンには、(イ)応答性の点から軽量
であること、(向ピストン運動に際して必要充分な強度
を有すること、(/→ボイスコイルの発熱に充分耐え得
るように耐熱性が高いこと。
に)不必要な制動作用が行なわれないことなどが要求さ
れる。
従来、ボイスコイル用ボビンとしては、紙を用いたボビ
ンがほとんどであったが、最近スピーカの許容入力の増
大化にともない、アルミニウム箔その他の軽量金属をボ
ビンとする設計が試みられている。
ところが、このようにボビンに金属を用いると、前記し
たに)の点において問題を有し、特に低域用のスピーカ
においては、致命的な欠点となる。
すなわち、第1図に示すように、磁極1と2によって形
成される静磁界中に置かれた幅広の導電体3が矢印4方
向に運動すると、フレミング右手の法則によってうず電
流iがその導電体3に流れ、そのうず電流iと前記静磁
界とによってフレミング左手の法則にもとづき、その導
電体3に前記運動を妨げる矢印5方向の力が作用するよ
うになる。
この結果、スピーカにおいててはボイスコイルを流れる
電流と静磁界によって発生した振動板駆動力が、ボビン
によって制動されるようになり、音質が損なわれるよう
になる。
そこでこれを防止するために、導電体で成る円筒状のボ
ビンに、そこに巻かれるボイスコイルの巻軸方向に揃え
て複数のスリットを設け、うず電流の流れる経路を寸断
して、そのうず電流を少なくし、これにより制動作用を
防止しようとする試みも行なわれている。
しかし、この方法によれば、ボビンとしての円筒強度が
その軸の直角方向に対して極端に低下してしまう。
本考案は以上のような点に鑑みたもので、ボビンに軽量
金属を使用して前記(イ)〜(ハ)の条件を満すと共に
、スリットを斜めに形成してに)の条件も充分に満すよ
うにすることを目的とするものである。
以下、図を参照して本考案に係るボビンについての一実
施例を説明する。
第2図はAl s T ip B e等の軽金属のボビ
ン部材6の側面図で、ボイスコイルの巻方向aに対して
θ(0<θく90)の角度で一側6aから他側6bにか
けて平行に細長のスリット6cを形成したものである。
斜線部分Aはボイスコイル捲装部分である。
そして、本実施例においてはこのようなボビン部材6を
、第1ボビン部材6□、第2ボビン部材6□として2枚
使用する。
すなわち、スリット6、cを角度θだけ傾けて形成した
第1ボビン部材6□とスリット6□Cを前記と逆方向に
角度θだけ傾けて形成した第2ボビン部材6□とを、紙
やマイカ等の絶縁層7を介して貼り合わせて、第3図に
示すようにボビン本体として形成し、その表面に絶縁被
膜が形成された線によってボイスコイル8を捲装する。
以上のように形成することにより、軽金属の第1及び第
2ボビン部材6□、62にはスリット6、c。
62cの存在によってうず電流が流れ難くなり、このた
めボイスコイル8に流れる信号電流に基づくボビンの駆
動力に制動が加わるようなことはなくなる。
また強度の面についてもスリットが反対方向に傾くよう
に2枚の軽金属の第1及び第2ボビ部材6□と6□を絶
縁層を介して重ね合わせたので、形成されるボビンの軸
方向及び軸方向に直角方向に対する強度に問題は起らな
い。
なお、スリット61 cの角度θと第1ボタン部材61
の軸方向に直角方向の強さflと軸方向の力f2とは第
4図イ1口に示す関係となるので、適当にその角度θを
決定する。
また、スリット6cの切込み端は第5図に示すようにボ
ビン6の他側6bでも良く、また第6図に示すように長
円孔6dを形成し、これをスリットの代りにしてうず電
流を減少させるようにしても良い。
以上から本考案によれば、熱伝導率の良好な軽金量金属
を用いてボビンを形成したので、紙、樹脂、その他非鉄
金属材料を用いたボビンに比較してボビンの耐熱性を著
しく高めることができる。
またスリットや長円孔等の細長打抜部を形成したので、
うず電流の発生も押えることができ、制動力を受けるこ
とはなくボビンのピストン運動を実現することができる
ようになり、しかも細長打抜部は2個のボビン部材に逆
方向に形成してその2個のボビン部材を絶縁層を介して
重合したので、機械的強度に問題はなく、紙、樹脂、そ
の他の非金属材料を用いたボビンよりもその機械的強度
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は制動作用の説明図、第2図は本考案によるボビ
ン部材の一実施例の側面図、第3図は第2図のボビン部
材を2枚重合して形成したボビンの部分斜視図、第4図
はスリットの形成角度変化に対する強度特性図、第5図
と第6図はボビン部材の別の実施例の側面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円周方向に対しである角度傾けて形成した複数の細長打
    抜部を有する第1ボビン部材と、円周方向に対して前記
    第1ボビン部材の細長打抜部と逆方向に傾けて形成した
    細長打抜部を有する第2ボビン部材とで成り、前記第1
    及び第2ボビン部材を絶縁層を介して接着重合したこと
    を特徴とする電気音響変換器におけるボイスコイル用ボ
    ビン。
JP3811480U 1980-03-25 1980-03-25 電気音響変換器におけるボイスコイル用ボビン Expired JPS5931118Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS56140297U JPS56140297U (ja) 1981-10-23
JPS5931118Y2 true JPS5931118Y2 (ja) 1984-09-04

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