JPS5930959Y2 - 電磁ホ−ン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は電磁ホーンに関するものである。

従来、残響効果をもたせたり、音圧を変化させるホーン
としては電子ホーンが知られている。

これはマルチバイブレータ−の出力を増幅し、界磁電流
の断続をトランジスターで行なうものであるが （１） 発振器の周波数をホーンの固有振動数に合わ
せなければならない。

（２）自動車の環境条件から発振周波数を一定に保つの
は難しい。

等の欠点があった。

本案はこれらの欠点を補うために考案されたものであっ
て、振動板と連動する金属片に圧電素子を接着し、振動
板の変位と共に該圧電素子に誘起される電圧によりホー
ンの界磁電流を断続せしめて吹鳴する電磁ホーンを創案
したものである。

以下図面に示す実施例について説明する。

第１図は本案の基本的な回路図を示すものであり、第２
図は前記回路を利用した電磁ホーン切断面図な示す。

第２図において１は外殻を、２はカバーを、３は振動板
を、４はコイルをそれぞれ示す。

振動板３に取付けられたコイル４のコアー５と連動する
金属片６には圧電素子７が接着されている。

圧電素子７は第１図に示すような電気回路に挿入されて
おり、スイツチｓＷが閉じられるとグーリントン接続し
たトランジスターＴ、がＯＮになり、コイル４に電流が
流れ、ホーンの振動板３が吸引される。

これに伴ない圧電素子７を接着した金属片６も変形し、
圧電素子７に歪を生じ金属板６と圧電素子７とノ間に電
位差を生ずる。

この変形において金属片６と圧電素子７の端子はトラン
ジスターＣペースが負、エミツタが正になるように接続
されている。

このためトランジスターＴ ＆−！、ＯＮＮ、！：な
り振動板は復帰する。

この振動板の復帰により金属片６と圧電素子間の電位差
も消失し、再びトランジスターＴｒＩＪ″−ＯＮする。

以上のような動作が繰返されてホーンが吹鳴スるのであ
る。

なお図中８，９は抵抗、１０は電源である。

本案のものは一種の自動振動であり、ホーンは固有振動
数で吹鳴し効率が良いという特徴があり、音響出力はト
ランジスＪ−’ｌ’ のバイアスによりて調整できる
という特徴がある。

したがって第３図の回路の如く附加回路を設けることに
より音圧が除々に減衰するいわゆる残響効果をもたせる
ことができ、更にバイアス抵抗を変化させることによっ
て音響出力を適宜調節できるという特徴がある。

なお図中、第１図にない１２．１３はコンデンサー １
４は可変抵抗である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の基本的な電気回路図。 第２図は本案電磁ホーンの切断面図。 第３図は残響効果があり音量調節のできる本案の変型実
施例にか＼る電気回路図である。 １・・・・・・外殻、２・・・・・・カバー ３・・・
・・・振動板、ｌ・・・・・・コイル、５・・・・・・
コア、６・・・・・・金属片、７・・・・圧電素子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 振動板と連動する金属片に圧電素子を接着し、振動板の
   変位と共に該圧電素子に誘起される電圧によりホーンσ
   ）界磁電流を断続せしめて吹鳴することを特徴とする電
   磁ホーン。