JPS5930936B2 - 複合チェ−ン伝動装置 - Google Patents

複合チェ−ン伝動装置

Info

Publication number
JPS5930936B2
JPS5930936B2 JP54102641A JP10264179A JPS5930936B2 JP S5930936 B2 JPS5930936 B2 JP S5930936B2 JP 54102641 A JP54102641 A JP 54102641A JP 10264179 A JP10264179 A JP 10264179A JP S5930936 B2 JPS5930936 B2 JP S5930936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
sprocket
link
teeth
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54102641A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5628338A (en
Inventor
順一 本谷
紘 福本
正博 永江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daido Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Kogyo Co Ltd filed Critical Daido Kogyo Co Ltd
Priority to JP54102641A priority Critical patent/JPS5930936B2/ja
Publication of JPS5628338A publication Critical patent/JPS5628338A/ja
Publication of JPS5930936B2 publication Critical patent/JPS5930936B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2種類以上のチェーンを組合せた複合チェー
ン伝動装置に係り、詳しくは、サイレントチェーンを組
合せた複合チェーン伝動装置に関する。
一般に、サイレントチェーン1は、第1図に示すように
、両端に係合部2aを有する多数のリンンク2をピン3
により連接して構成されており、該チェーン1をスプロ
ケット5の歯61こ係合することにより伝動している。
ところで、該サイレントチェーン伝動装置は音が静かで
あるという特長を有しているが、その構造上、チェーン
1の張力作用線Tはスプロケット5のチェーン1との実
質噛合い点、即ちチェーン張力Tに対する反力Fの起点
よりかなり外側にあり、反力Fはチェーンのピッチ中心
に向かわない。
このため、摩耗等によりチェーン1のピッチが伸びると
、チェーン1はスプロケット5に対し外側で接触するこ
とになるが、サイレントチェーン伝動装置はチェーン1
の係合部2aとスプロケット5の歯6との噛合い寸法り
が同ピツチのローラチェーン伝動装置に比して小さいこ
とと相俟って、チェーン1の各ピッチの伸びが重なり合
い、ある箇所でチェーン1がスプロケット5の歯6に沿
って歯先側にすべり上がってしまうことがある。
特に、ドライ・ブスプロケットを急回転運転する等の衝
撃的なチェーン張力Tが作用した場合、ドリブン側スプ
ロケットにおいて、チェーン1がスプロケット歯先に乗
り上げ、チェーン1がスプロケット5の歯6上をすべっ
て走行したり、チェーン1及びスプロケット5を破損さ
せる等の不都合を生じていた。
そこで、本発明は、サイレントチェーンのリンクと、ロ
ーラチェーンのインナーリンク又は噛合い寸法の大きな
サイレントチェーンのリンクをピンにより並列に結合し
て複合チェーンを構成し、該複合チェーンと対応するス
プロケットと組合せることにより、サイレントチェーン
の静粛さを保持したまま、前記ローラチェーンのインナ
ーリンク又は噛合い寸法の大きなリンクにより各ピッチ
においてサイレントチェーンを案内し、チェーンがスプ
ロケット歯先に乗り上がることを防止した複合チェーン
伝動装置を提供することを目的とするものである。
以下、図面に沿って本発明の詳細な説明する。
本実施例による複合チェーン10は、第2図に示すよう
に、サイレントチェーン1のリンク2を両側部【こ配置
し、また該サイレントチェーン1の中央両側部のリンク
2’ 、 2’をブツシュ11により結合し、更に該ブ
ツシュ11にローラ12を嵌合したローラチェーン13
のインナーリンク14を中央部分に配置し、これらリン
ク2及び14をピン3により並列に結合して、無端状に
構成している。
−力、スプロケット15は、第3図に示すように、両側
部にサイレントチェーン1用の歯6゜6を形成し、また
中央部にローラチェーン13用の歯16を形成している
以上構成により、複合チェーン10はそのサイレントチ
ェーン1のリンク2がスプロケット15のサイレントチ
ェーン用歯6,6に噛合し、またそのローラチェーン1
3のインナーリンク14がスプロケット15のローラチ
ェーン用歯16に噛合して、伝動が行なわれる。
今、長期の使用によりチェーン10が伸びた状態で、衝
撃的なチェーン張力が作用すると、該張力によりサイレ
ントチェーン1のリンク2が歯6上に乗り上げようとす
るが、インナーリンク14と歯16との係合距離Hの長
いローラチェーン13は歯16と外れることなく、該イ
ンナーリンク14がそれぞれのピッチにおいてサイレン
トチェーン1を案内して、リンク2の歯6へのすべり上
がりを吸収し、各リンク2のすべり上がりが重畳して歯
6上へ乗り上げることを阻止する。
また、通常の伝動は主にサイレントチェーン1により行
なわれており、更にサイレントチェーン1がスプロケッ
ト15の歯6に当接した後、ローラチェーン13のイン
ナーリンク14が歯16に当接するので、サイレントチ
ェーン固有の静粛さはそのまま保たれている。
次に、第4図及び第5図に基づき、他の実施例を説明す
る。
本実施例の複合チェーン17は先の実施例のローラチェ
ーン13に代って、係合部19aの大きなサイレントチ
ェーン用のリンク19が用いられる。
即ち、リンク16中央の凹み部19bが大きく切欠かれ
ており、従ってスプロケット20は第5図に示すように
、その中央部のみがリンク19に対応するように歯たけ
Hの高い歯21が形成されている。
なお、複合チェーン17の両側部及びスプロケット20
の両側部は先の実施例と同様に普通のサイレントチェー
ン1のリンク2及び歯6が構成されている。
以上構成により、本実施例においても、前述実施例と同
様に、中央の乗り上げ防止用のリンク19が各ピッチに
おいてサイレントチェーン1を案内して、リンク2の歯
6へのすべり上がりを吸収し、複合チェーン17のスプ
ロケット20の歯上への乗り上げを阻止している。
なお、リンク19は大きな凹み部19bを有するので、
中央連結部の寸法1が小さくなり、強度の弱いチェーン
となるが、通常は普通のリンク2よりなるサイレントチ
ェーン1により伝動されているので、複合チェーン17
全体の強度が大幅に低下することはない。
また、リンク19のピン孔にブツシュを嵌合して摩耗を
防ぐようにしても良いことは勿論である。
更に、第6図に基づき、該実施例を一部変更した実施例
について説明する。
本実施例による複合チェーン22の乗り上げ防止用リン
ク23は中央の凹み部が形成されておらず、略々直線状
の底面23aを有している。
また、スプロケット25は上記実施例と同様にその中央
に歯たけHの高い歯26を有しているが、これら歯26
は他の普通のサイレントチェーン用の歯6に対して1歯
おきに形成されている。
従って、スプロケット25の歯26は隣接するリンク2
3の端面の間に係合して、チェーン22の歯上への乗り
上げを阻止していると共に、案内リンクプレートの役も
兼用し、第5図に示すようなスプロケット両側lこ設け
たサイレントチェーン外れ防止用のフランジ27を省く
ことができる。
更に、第7図に示すように、ローラチェーン13のイン
ナーリンク14のインナープレート29を底面直線形の
サイレントチェーン用のリンクとし、また該ローラチェ
ーンのアウターリンクプレートを第8図ないし第10図
に示すプレート31a、31b、31cとした、複合チ
ェーンの実施も可能である。
この場合、スプロケット35は、第12図に示すように
ローラチェーン用のスプロケット単位36を中心1こ、
その両側1こ前述第6図に示した歯26と同様に1歯お
きの歯37aを有するサイレントチェーン用のスプロケ
ット単位37.37が重合状にボルト39により固定さ
れて構成されている。
これにより、該実施例では、動力伝達、即ち荷重の担持
は主にスプロケット単位36及びインナーリンク14に
よるローラチェーンにより行なわれ、またインナーリン
ク14のローラ12がスプロケット単位36に着座する
前にインナープレート29がスプロケット単位37の歯
37aに接触し、該プレート29が案内することにより
ローラ12は緩衝されて滑らかにスプロケット36に当
接する。
従って、該実施例によると使用限度はローラチェーン1
3と同等で、サイレントチェーンの静粛さを保持するこ
とができる。
なお、該実施例において第10図に示すようなサイレン
トチェーン用のリンク31cをアウターリングプレート
として用いると、スプロケット35の外側に更にスプロ
ケット単位37と同様なスプロケットを半ピツチ位相を
ずらして重合して設けることができる。
また、アウターリングプレートにサイレントチェーン用
のリンクを用いる場合、インナーリンク14を第11図
に示すように、通常のローラチェーン用のリンク40を
用いても良いことは勿論である。
更に、第13図1こ示すように、インナーリンクプレー
ト29,40及びアウターリンクプレート31・・・の
間に、防塵及び潤滑油飛散防止用のOIJソング1を介
在した、いわゆるシールチェーン42としても良いこと
は勿論である。
なおこの際、ブツシュ11をインナーリンクプレート2
9゜40の外側面より突出して、0リング41の過度の
圧潰を防止することもできる。
以上説明したように、本発明によれば、サイレントチェ
ーン1に基づく静粛な運転を行なうことができ°るもの
でありながら、ローラチェーン13のインナーリンク1
4或いは乗り上げ防止用リンク19.23並びにそれら
に対応するスプロケット15,20,25,35により
各ピッチにおいて複合チェーン10.17.22のすべ
り上りをそれぞれ吸収し、チェーンの乗り上げを防止で
きるので、チェーンのスプロケット歯上のすべり、並び
tこチェーン及びスプロケットの破損を防止でき、チェ
ーンの使用限度を大幅に延長することができる。
また、ローラチェーン13のリンクプレート29,31
cをサイレントチェーンのリンクとすると、サイレント
チェーンと同様な静粛な運転を得ると共に、ローラチェ
ーンと同等な大きい伝動荷重及び伝動の確実さ等を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般のサイレントチェーン伝動装置を示す正面
図、第2図は本発明の一実施例による複合チェーンを示
す平面図、第3図はそのスプロケットを示す側断面図、
第4図は他の実施例による複合チェーン伝動装置を示す
正面図、第5図はそのスプロケットを示す側断面図、第
6図は更に変更した実施例を示す正面図、第7図は他の
実施例によるインナーリンクを示す斜視図、第8図、第
9図及び第10図はそれに用いられるリンクプレートを
示す正面図、第11図は変更実施例に用いられるインナ
ーリンクを示す斜視図、第12図はこれらに用いられる
スプロケットを示す斜視図、第13図は一部変更したチ
ェーンを示す平断面図である。 1・・・・・・サイレントチェーン、2・・・・・・リ
ンク、3・・・・・・ピン、6,16,21.26,3
7a・・・・・・歯、10.17,22・・・・・・複
合チェーン、13・・・・・田−ラチェーン、14・・
・・・・インナーリンク、15゜20.25,35・・
・・・・スプロケット、19,23・・・・・・リンク
、23a・・・・・・直線状底面、29,31c・・・
・・・リンクプレート、36,37・・・・・・スプロ
ケット単位、41・・・・・・01Jング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 サイレントチェーンのリンクとローラチェーンのイ
    ンナーリンクとをピンにより並列に結合した複合チェー
    ン、及び該複合チェーンのサイレントチェーンのリンク
    とローラチェーンのインナーリンクがそれぞれ噛合する
    歯を有するスプロケットよりなる複合チェーン伝動装置
    。 2 前記ローラチェーンのリンクプレートをサイレント
    チェーンのリンクとした特許請求の範囲第1項記載の複
    合チェーン伝動装置。 3 前記リンクプレートを底面が略々直線上に形成され
    ているサイレントチェーンのリンクとした特許請求の範
    囲第2項記載の複合チェーン伝動装置。 4 前記スプロケットを複数のスプロケット単位を重ね
    合せて構成した特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
    ずれか1項記載の複合チェーン伝動装置。 5 サイレントチェーンの一部に噛合い寸法の大きなリ
    ンクをピンにより並列に結合した複合チェーン、及び一
    部に前記リンクに対応する噛合い寸法の大きな歯を形成
    したスプロケットよりなる複合チェーン伝動装置。 6 前記リンクの底面を略々直線状に形成し、かつ前記
    スプロケットの噛合い寸法の大きな歯を他の歯に対して
    1歯おきに形成した特許請求の範囲第5項記載の複合チ
    ェーン伝動装置。
JP54102641A 1979-08-11 1979-08-11 複合チェ−ン伝動装置 Expired JPS5930936B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54102641A JPS5930936B2 (ja) 1979-08-11 1979-08-11 複合チェ−ン伝動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54102641A JPS5930936B2 (ja) 1979-08-11 1979-08-11 複合チェ−ン伝動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5628338A JPS5628338A (en) 1981-03-19
JPS5930936B2 true JPS5930936B2 (ja) 1984-07-30

Family

ID=14332856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54102641A Expired JPS5930936B2 (ja) 1979-08-11 1979-08-11 複合チェ−ン伝動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5930936B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8221275B2 (en) 2008-03-31 2012-07-17 Tsubakimoto Chain Co. Chain transmission device

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58184339A (ja) * 1982-04-18 1983-10-27 Tsubakimoto Moorusu:Kk 歯付チエ−ン
JP2553206Y2 (ja) * 1993-07-13 1997-11-05 株式会社椿本チエイン 両面駆動サイレントチェーン
KR20040024189A (ko) * 2002-09-13 2004-03-20 현대자동차주식회사 사이런트체인과 스프로켓
JP4327192B2 (ja) 2006-10-18 2009-09-09 株式会社椿本チエイン チェーン伝動装置
JP4618743B2 (ja) * 2008-03-31 2011-01-26 株式会社椿本チエイン チェーン伝動装置
JP5214475B2 (ja) 2009-01-08 2013-06-19 株式会社椿本チエイン タイミングチェーンドライブ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54145846A (en) * 1978-04-06 1979-11-14 Fmc Corp Knuckle chain

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54145846A (en) * 1978-04-06 1979-11-14 Fmc Corp Knuckle chain

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8221275B2 (en) 2008-03-31 2012-07-17 Tsubakimoto Chain Co. Chain transmission device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5628338A (en) 1981-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5989140A (en) Both-side meshing type silent chain
US5690571A (en) Hybrid roller and silent chain
EP0982516B1 (en) Silent chain with inside flank engagement links and sprocket teeth with matching shapes
JPH0351933B2 (ja)
US20100210387A1 (en) Silent chain
US20040166978A1 (en) Silent chain and method of producing the same
JPS5930936B2 (ja) 複合チェ−ン伝動装置
EP1050697B1 (en) Power transmission chain having links with lateral spacing elements
US20100216580A1 (en) Silent chain
US8998758B2 (en) Chain
US7329198B2 (en) Silent chain
KR101784144B1 (ko) 사일런트 체인
US20090036245A1 (en) Double-sided engagement type silent chain
US20040097314A1 (en) Silent chain for smooth seating on sprocket teeth
WO2008014836A3 (de) Umlenkrolle mit höherer kettenausnutzung
US1849684A (en) Chain drive mechanism
EP1566568A3 (de) Metalllasche zur Bildung einer hochbeanspruchbaren Laschenkette und korrespondierende Kettenrad-Laschenketten-Paarung für Zugmittelgetriebe
US20100120568A1 (en) Silent chain with bushings
JP2007162823A (ja) サイレントチェーン
US3826150A (en) Link configuration for distribution of transverse loads on drive and drag chain
US1119582A (en) Chain-links.
JPS6110042Y2 (ja)
DE59904295D1 (de) Kettenglied für energieführungsketten
GB2382855A (en) Silent chain with guide plates having back surfaces lower than those of the toothed plates
KR910004962A (ko) 덮개 밴드