JPS5930513B2 - スポット溶接機の被加工物自動送り装置 - Google Patents
スポット溶接機の被加工物自動送り装置Info
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- JPS5930513B2 JPS5930513B2 JP54128641A JP12864179A JPS5930513B2 JP S5930513 B2 JPS5930513 B2 JP S5930513B2 JP 54128641 A JP54128641 A JP 54128641A JP 12864179 A JP12864179 A JP 12864179A JP S5930513 B2 JPS5930513 B2 JP S5930513B2
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- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 30
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- 238000005493 welding type Methods 0.000 description 1
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- Resistance Welding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、スポット溶接機に関し、さらに詳しくは、
スポット溶接機の固定側下部電極に対向配置した可動側
上部電極の往復直線運動を利用して、打点数の多い各溶
接箇所を一つ一つ自動的に割出しながら順次被加工物を
上下電極間に送りこむためのスポット溶接機における被
加工物自動送り装置に係るものである。
スポット溶接機の固定側下部電極に対向配置した可動側
上部電極の往復直線運動を利用して、打点数の多い各溶
接箇所を一つ一つ自動的に割出しながら順次被加工物を
上下電極間に送りこむためのスポット溶接機における被
加工物自動送り装置に係るものである。
従来、車輌用として使用される各種プレス部品等の被加
工物に溶接点の多い小物部品を溶接する場合には、その
扛憇数に応じた複数の溶接用ガンシリンダを備えた専用
のマルチスポット溶接機が一般に使用されている。
工物に溶接点の多い小物部品を溶接する場合には、その
扛憇数に応じた複数の溶接用ガンシリンダを備えた専用
のマルチスポット溶接機が一般に使用されている。
しかし、この種の溶接機は、トランスや配管、配線等が
増大し、構造設計に当つて特殊の配慮が必要となるばか
りでなく、被加工物を割出すためのアクチエターやシー
ケンスさらには溶接用ガンシリンダのシフト機構乃至タ
イマコンダクタ等の構成部品が必要であるため機械全体
が複雑・大形化し、高価となる欠点があつた。
増大し、構造設計に当つて特殊の配慮が必要となるばか
りでなく、被加工物を割出すためのアクチエターやシー
ケンスさらには溶接用ガンシリンダのシフト機構乃至タ
イマコンダクタ等の構成部品が必要であるため機械全体
が複雑・大形化し、高価となる欠点があつた。
そこで、この発明は、プレス部品等の被加工物の中に多
数の小物部品を取付ける際に、とくに多数の溶接点が不
規則に存在する場合に、叙上のような複雑・高価な専用
マルチスポット溶接機を要せずに、上下1対の加圧電極
を備えたスポット溶接機を利用して、溶接作業中におけ
る可動電極の直線的な昇降運動を、一つは被加工物の送
りに必要な間欠回転運動に、もう一つは可動電極の左右
方向への往復運動に変換し、これら異なる二方向への相
対的な関連動作によつて予め設定された被加工物の回転
中心位置からの打点送り角度及び打点距離を正確に割出
し、予定した溶接点の位置決めを自動的に行ないつつ連
続したスポット溶接を可能ならしめるスポット溶接機に
おける被加工物自動送り装置を提供する。
数の小物部品を取付ける際に、とくに多数の溶接点が不
規則に存在する場合に、叙上のような複雑・高価な専用
マルチスポット溶接機を要せずに、上下1対の加圧電極
を備えたスポット溶接機を利用して、溶接作業中におけ
る可動電極の直線的な昇降運動を、一つは被加工物の送
りに必要な間欠回転運動に、もう一つは可動電極の左右
方向への往復運動に変換し、これら異なる二方向への相
対的な関連動作によつて予め設定された被加工物の回転
中心位置からの打点送り角度及び打点距離を正確に割出
し、予定した溶接点の位置決めを自動的に行ないつつ連
続したスポット溶接を可能ならしめるスポット溶接機に
おける被加工物自動送り装置を提供する。
この発明の他の目的は、可動電極の昇降運動を利用して
各溶接位置を割出すための伝達機構として、可動電極の
昇降動作によつて平行に移動するリンク機構を設け、こ
のリンク機構の上端は、垂直な平面内で被加工物の打点
送り角度だけ回動させるラチエツトに連結され、かつこ
のラチエツトには被加工物の隣り合う各打点位置をむす
ぷ相対形状のカム曲線を有する倣いカム板が設置されて
おり、前記可動電極は前記ラチエツトの回転運動による
倣いカム板の回転によつて被加工物の回転中心位置から
の各溶接点を一直線に結ぶ線上において所定の寸法だけ
移動するように構成されており、また前記リンク機構の
下端は、このリンク機構の昇降運動を利用して円弧状の
往復運動に変換する直角ヒンジが連結され、このヒンジ
の運動をさらに直線的な往復運動にかえるためのスライ
ドバ一と、被加工物の回転治具に固定された駆動用ラチ
エツトによつて被加工物の打点送り角度に対応した間欠
回転運動にかえられるようにした被加工物自動送り装置
を提供するにある。
各溶接位置を割出すための伝達機構として、可動電極の
昇降動作によつて平行に移動するリンク機構を設け、こ
のリンク機構の上端は、垂直な平面内で被加工物の打点
送り角度だけ回動させるラチエツトに連結され、かつこ
のラチエツトには被加工物の隣り合う各打点位置をむす
ぷ相対形状のカム曲線を有する倣いカム板が設置されて
おり、前記可動電極は前記ラチエツトの回転運動による
倣いカム板の回転によつて被加工物の回転中心位置から
の各溶接点を一直線に結ぶ線上において所定の寸法だけ
移動するように構成されており、また前記リンク機構の
下端は、このリンク機構の昇降運動を利用して円弧状の
往復運動に変換する直角ヒンジが連結され、このヒンジ
の運動をさらに直線的な往復運動にかえるためのスライ
ドバ一と、被加工物の回転治具に固定された駆動用ラチ
エツトによつて被加工物の打点送り角度に対応した間欠
回転運動にかえられるようにした被加工物自動送り装置
を提供するにある。
また、この発明の他の目的は、各溶接点の割出し角度が
不等分である場合に、?×2まで打点数 の最大角度が順送でき、しかもその最大角度よりも隣り
合う2つの送り角度の和が小さい場合、すなわち、駆動
用ラチエツトの最大送り角度の範囲内に少なくとも2つ
以上の割出し角度が存在する場合に、目的とする回転角
度に対応するラチエツト溝にだけ送り爪がかかるように
駆動用ラチエツトの回転方向にのみ空転する角度割出し
用ラチエツトを設け、中間の駆動用のラチエツト溝に位
置するところでは、送り爪が角度割出し用ラチエツトの
外面に沿つて摺動しながら他のラチエツト溝の上を通過
するように工夫されたラチエツト駆動機構を備えた被加
工物自動送り装置を提供するにある。
不等分である場合に、?×2まで打点数 の最大角度が順送でき、しかもその最大角度よりも隣り
合う2つの送り角度の和が小さい場合、すなわち、駆動
用ラチエツトの最大送り角度の範囲内に少なくとも2つ
以上の割出し角度が存在する場合に、目的とする回転角
度に対応するラチエツト溝にだけ送り爪がかかるように
駆動用ラチエツトの回転方向にのみ空転する角度割出し
用ラチエツトを設け、中間の駆動用のラチエツト溝に位
置するところでは、送り爪が角度割出し用ラチエツトの
外面に沿つて摺動しながら他のラチエツト溝の上を通過
するように工夫されたラチエツト駆動機構を備えた被加
工物自動送り装置を提供するにある。
以下、図面に示された[実施例」に基づき、この発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図は、この発明にかかるスポツト溶接機の自動送り
装置を示す破砕断面を含む側面図で、第2図は第1図−
線矢視図である。
装置を示す破砕断面を含む側面図で、第2図は第1図−
線矢視図である。
図中符号1は、C形本体フレーム、2は、本体フレーム
1の上部に設けた摺動板3に対し、スライド体4を介し
て図の左右方向にスライド可能に固定された溶接用ガン
シリンダ5のピストンロツド6により上下動する可動電
極である。
1の上部に設けた摺動板3に対し、スライド体4を介し
て図の左右方向にスライド可能に固定された溶接用ガン
シリンダ5のピストンロツド6により上下動する可動電
極である。
7は、同〒軸線上において前記の可動電極2に対向配置
された固定電極で、本体フレーム1の機台8上部に固定
されている。
された固定電極で、本体フレーム1の機台8上部に固定
されている。
9は機台上部の固定電極7の近傍において被加工物10
を受け支える回転送り台で、この送り台9の回転治具1
1は、被加工物の打点送り角度の割出し中心位置で回転
すべく前記機台8側に設けられている。
を受け支える回転送り台で、この送り台9の回転治具1
1は、被加工物の打点送り角度の割出し中心位置で回転
すべく前記機台8側に設けられている。
12は、回転軸13に固定され、前記回転治具11を回
転駆動するための駆動用ラチエツトで、その外周には被
加工物の各打点割出し角度に対応した位置に各ラチエツ
ト溝14が形成されている。
転駆動するための駆動用ラチエツトで、その外周には被
加工物の各打点割出し角度に対応した位置に各ラチエツ
ト溝14が形成されている。
15は回転軸13を支点として約90さを最大送り角度
として往復回転運動が与えられる回転レバーで、この回
転レバー15上の支点16を中心として回動的に設けら
れた送り爪17が、常時スプリング18によつて駆動用
ラチエツト12の外周面に押し付けられている。
として往復回転運動が与えられる回転レバーで、この回
転レバー15上の支点16を中心として回動的に設けら
れた送り爪17が、常時スプリング18によつて駆動用
ラチエツト12の外周面に押し付けられている。
19は、前記の駆動用ラチエツト12と重なるようにし
て回転軸13を非駆動状態で駆動用ラチエツトの回転す
るイの方向へ空転する角度割出し用空転ラチエツトで、
このラチエツトの外周には、駆動用ラチエツトの約90
ラの最大送り角度内に少なくとも2つ以上の割出し角度
がある場合に、目的とする割出し角度に対応するラチエ
ツト溝にだけ送り爪17がかかるように、そのラチエツ
ト溝に対応する位置又はその手前から送り爪17がはま
り込むようにした切欠溝20が形成されている。
て回転軸13を非駆動状態で駆動用ラチエツトの回転す
るイの方向へ空転する角度割出し用空転ラチエツトで、
このラチエツトの外周には、駆動用ラチエツトの約90
ラの最大送り角度内に少なくとも2つ以上の割出し角度
がある場合に、目的とする割出し角度に対応するラチエ
ツト溝にだけ送り爪17がかかるように、そのラチエツ
ト溝に対応する位置又はその手前から送り爪17がはま
り込むようにした切欠溝20が形成されている。
第3図の各実施例より、被加工物の回転中心位置から最
小割出し角21、22′41″に位置する溶接点を割出
す場合の各ラチエツト12,19の動作について説明を
加えると、◎印の溶接加工位置と被加工物の回転中心位
置を通る中心線Aからの最大送り角度約90心内に最小
送り角度21ら22′41″と54050′21″f)
送り角度が存在する場合、駆動用ラチエツト12の外周
に形成された各送り角度に対応する各ラチエツト溝14
a,14bのうち送り爪17がラチエツト溝14aを割
出す際には、最大送り角度約900の後退位置から00
方向へ前進する送り爪17は、可動電極2の上昇中に第
3A図に示すごとくラチエツト溝14bより高い空転ラ
チエツト19の外周面をすべりながらラチエツト溝14
bを引つかけずにその上方を通過し、約451の位置に
達したとき第3B図に示す状態で空転ラチエツト19の
切欠溝20にはいりこんで空転ラチエツト19のみ回転
させる。そして送り爪17がラチエツト溝14aの山に
達すると第3C図に示すごとく21422′412の送
り角度だけ駆動用ラチエツト12と空転ラチエツト19
を共に00方向へ回転させて21す22″41″の送り
角度を割出すことになる。
小割出し角21、22′41″に位置する溶接点を割出
す場合の各ラチエツト12,19の動作について説明を
加えると、◎印の溶接加工位置と被加工物の回転中心位
置を通る中心線Aからの最大送り角度約90心内に最小
送り角度21ら22′41″と54050′21″f)
送り角度が存在する場合、駆動用ラチエツト12の外周
に形成された各送り角度に対応する各ラチエツト溝14
a,14bのうち送り爪17がラチエツト溝14aを割
出す際には、最大送り角度約900の後退位置から00
方向へ前進する送り爪17は、可動電極2の上昇中に第
3A図に示すごとくラチエツト溝14bより高い空転ラ
チエツト19の外周面をすべりながらラチエツト溝14
bを引つかけずにその上方を通過し、約451の位置に
達したとき第3B図に示す状態で空転ラチエツト19の
切欠溝20にはいりこんで空転ラチエツト19のみ回転
させる。そして送り爪17がラチエツト溝14aの山に
達すると第3C図に示すごとく21422′412の送
り角度だけ駆動用ラチエツト12と空転ラチエツト19
を共に00方向へ回転させて21す22″41″の送り
角度を割出すことになる。
符号21は、前記シリンダ5の作動で昇降する可動電極
と同様に平行して上下動することが可能なように、前記
シリンダのピストンロツドに連結されたレバー22と支
点23を介して回動的に連結されたリンクで、このリン
クの上端は、本体フレーム1側に支点24を介して回動
的に支持されたクランク25の一端と廻動的に連結され
ている。
と同様に平行して上下動することが可能なように、前記
シリンダのピストンロツドに連結されたレバー22と支
点23を介して回動的に連結されたリンクで、このリン
クの上端は、本体フレーム1側に支点24を介して回動
的に支持されたクランク25の一端と廻動的に連結され
ている。
26は、タランク25と同一支点24を中心として、ク
ランク側に取付けられた送り爪27によつて垂直な平面
内で被加工物の打点送り角度だけ回転するラチエツトで
、このラチエツト26には被加工物の隣り合う各打点位
置をむすぶ相対形状のカム曲線を投影した倣いカム板2
8が固定されている。
ランク側に取付けられた送り爪27によつて垂直な平面
内で被加工物の打点送り角度だけ回転するラチエツトで
、このラチエツト26には被加工物の隣り合う各打点位
置をむすぶ相対形状のカム曲線を投影した倣いカム板2
8が固定されている。
29は、前記シリンダ5のスライド体4に設けられた倣
いローラで、この倣いローラ29は、スライド体4にワ
イヤ30をむすんで吊されたウエイト31によつて、常
時右方向へ引張られ、倣いカム板28の曲面に押し付け
られている。
いローラで、この倣いローラ29は、スライド体4にワ
イヤ30をむすんで吊されたウエイト31によつて、常
時右方向へ引張られ、倣いカム板28の曲面に押し付け
られている。
30′がワイヤ受ローラ、32は、リンク21の他端に
廻動的に連結された逆L字形の直角ヒンジで、機台8側
に設けられた支点33を中心としてリンク21に与えら
れる前記シリンダ5からの昇降直線運動を円弧運動に変
えられるように構成されている。
廻動的に連結された逆L字形の直角ヒンジで、機台8側
に設けられた支点33を中心としてリンク21に与えら
れる前記シリンダ5からの昇降直線運動を円弧運動に変
えられるように構成されている。
34は機台8のスライド板35の上を摺動可能のスライ
ドバ一で、このスライドバ一の一端に形成された縦溝3
6には、前記ヒンジ32の他端に取付けられたカムロー
ラ38が摺動可能に連結され、また他端に形成された横
溝37には前記回転レバー15の他端下側に取付けられ
たカムローラ39が摺動可能に連結され、リンク21か
らの昇降運動を直角ヒンジ32の円弧運動を介して前記
駆動用ラチエツト12を所要角度に回転するための往復
直線運動に変換できる構造になつている。
ドバ一で、このスライドバ一の一端に形成された縦溝3
6には、前記ヒンジ32の他端に取付けられたカムロー
ラ38が摺動可能に連結され、また他端に形成された横
溝37には前記回転レバー15の他端下側に取付けられ
たカムローラ39が摺動可能に連結され、リンク21か
らの昇降運動を直角ヒンジ32の円弧運動を介して前記
駆動用ラチエツト12を所要角度に回転するための往復
直線運動に変換できる構造になつている。
40は、回転軸13の逆転を阻止するための廻り止め用
ラチエツトで、空転ラチエツト19と重なる位置で駆動
用ラチエツト12と共に回転軸に固定されている。
ラチエツトで、空転ラチエツト19と重なる位置で駆動
用ラチエツト12と共に回転軸に固定されている。
41は、廻り止め用ラチエツトの各打点割出し角度に対
応する位置に形成された溝にはまり込むストツパ用板バ
ネを示す。
応する位置に形成された溝にはまり込むストツパ用板バ
ネを示す。
42は、前記シリンダ5のピストンロツド6と共に上下
動するクランプ装置で、被加工物を押えるクランプ片4
3は、スプリング44により出沈自在に付勢されている
。
動するクランプ装置で、被加工物を押えるクランプ片4
3は、スプリング44により出沈自在に付勢されている
。
以下、この発明の作用動作を説明する。
まず、各溶接個所に相手方部品をセツトした状態で被加
工物10を回転送り台9に固定する。
工物10を回転送り台9に固定する。
次いで、被加工物を予定した正確な打点送り角度で割出
して間欠回転させる場合は、溶接時に前記シリンダ5の
ピストンロツド6を作動して可動電極2を下降させると
、これにそつてリンク21が下降し、クランク25の送
り爪27を送り角度の最大90クまで後退移動させる。
一方この時リンク21の下降動作で直角ヒンジ32が約
90リだけ回転揺動し、この円弧運動をスライドバ一3
4によつて送り直線運動に変換すると共に、回転レバー
15を介して17の送り爪を約90、の送り最大角度ま
で後退移動させる。そして、ちようどこの状態に達した
とき、可動電極2が被加工物に突き当つて上下電極間を
通じて電流を流しスポツト溶接が行なわれる。
して間欠回転させる場合は、溶接時に前記シリンダ5の
ピストンロツド6を作動して可動電極2を下降させると
、これにそつてリンク21が下降し、クランク25の送
り爪27を送り角度の最大90クまで後退移動させる。
一方この時リンク21の下降動作で直角ヒンジ32が約
90リだけ回転揺動し、この円弧運動をスライドバ一3
4によつて送り直線運動に変換すると共に、回転レバー
15を介して17の送り爪を約90、の送り最大角度ま
で後退移動させる。そして、ちようどこの状態に達した
とき、可動電極2が被加工物に突き当つて上下電極間を
通じて電流を流しスポツト溶接が行なわれる。
なお、クランプ装置40は可動電極2と共に下降しなが
ら被加工物の上面を押付けることになる。
ら被加工物の上面を押付けることになる。
かくして溶接が完了し、前記シリンダ5のピストンロツ
ドを引戻し可動電極が上昇すると、これにしたがつてリ
ンク21が上昇してクランク25の回転によつて27の
送り爪が倣いカム板を駆動するラチエツト26の所要送
り角度に対応するラチエツト溝にかかつてラチエツトと
倣いカム板を共に回転させる。この際、倣いカム板28
の曲線運動が被加工物の回転中心位置から打点ピツチに
対応する位置まで可動電極を移動ささせる。
ドを引戻し可動電極が上昇すると、これにしたがつてリ
ンク21が上昇してクランク25の回転によつて27の
送り爪が倣いカム板を駆動するラチエツト26の所要送
り角度に対応するラチエツト溝にかかつてラチエツトと
倣いカム板を共に回転させる。この際、倣いカム板28
の曲線運動が被加工物の回転中心位置から打点ピツチに
対応する位置まで可動電極を移動ささせる。
一方この時に、リンク21の上昇運動で直角ヒンジ32
が回転すると、スライドバ一34を介して回転レバー1
5が回転し、駆動用ラチエツト12の所要送り角度に対
応するラチエツト溝に送り爪17がかかつてラチエツト
12と共に回転軸13を図の矢印イ方向へ所要の割出し
角度だけ回転させ、被加工物の打点位置を上下電極間へ
精度よく送り込む。なお、各溶接点の割出し角度が不規
則な場合であつて、しかもその最大送り角度約90場よ
りも隣り合う各送り角度の和が小さい関係にある最小の
割出し角を送る際にも第3図のように、駆動用ラチエツ
ト12の所要割出し角に対応するラチエツト溝に達する
までは、送り爪17が中間のラチエツト溝にはかからな
いように、送り爪17をある高さまで持ち上げる形で空
転ラチエツト19の外周面を滑動させながら所要のラチ
エツト溝まで前進させるか、あるいは送り爪を所要のラ
チエツト溝の手前より空転ラチエツト19の切欠溝には
めこんだ状態で、空転ラチエツトのみ回転させながら静
止している駆動用ラチエツト12の所要のラチエツト溝
まで前進させ、つづいて両ラチエツトを共に回転させ、
所要の割出し角を送ることができる。
が回転すると、スライドバ一34を介して回転レバー1
5が回転し、駆動用ラチエツト12の所要送り角度に対
応するラチエツト溝に送り爪17がかかつてラチエツト
12と共に回転軸13を図の矢印イ方向へ所要の割出し
角度だけ回転させ、被加工物の打点位置を上下電極間へ
精度よく送り込む。なお、各溶接点の割出し角度が不規
則な場合であつて、しかもその最大送り角度約90場よ
りも隣り合う各送り角度の和が小さい関係にある最小の
割出し角を送る際にも第3図のように、駆動用ラチエツ
ト12の所要割出し角に対応するラチエツト溝に達する
までは、送り爪17が中間のラチエツト溝にはかからな
いように、送り爪17をある高さまで持ち上げる形で空
転ラチエツト19の外周面を滑動させながら所要のラチ
エツト溝まで前進させるか、あるいは送り爪を所要のラ
チエツト溝の手前より空転ラチエツト19の切欠溝には
めこんだ状態で、空転ラチエツトのみ回転させながら静
止している駆動用ラチエツト12の所要のラチエツト溝
まで前進させ、つづいて両ラチエツトを共に回転させ、
所要の割出し角を送ることができる。
このように、溶接作業中に可動電極が1回昇降するごと
に被加工物と可動電極を相対移動させ、予定した多数の
打点位位置を正確に位置決めしながら順次溶接を進めて
いくことができるのである。
に被加工物と可動電極を相対移動させ、予定した多数の
打点位位置を正確に位置決めしながら順次溶接を進めて
いくことができるのである。
以上、説明したように、この発明は、スポツト溶接機に
おける可動電極の昇降直線運動を、単に被加工物の間欠
回転運動に変換するだけでなく可動電極をも同調して所
要の打点送りを行うものであるから、これら異なる方向
への相対運動で、任意の送り角度に対応する打点位置を
正確に位置決めすることができ、しかも駆動用ラチエツ
トと空転ラチエツトを併用した特殊な送り駆動機構によ
つて不規則な任意の回転角度を高速かつ精確に割出すこ
とができるばかりでなく、従来のような複雑かつ高価な
大形専用機に比べ、構造簡易で、しかも各種ラチエツト
及び倣いカム板を自由に選ぶことによつて機械の汎用性
を高めることができ、また一工程の動力を準備工程の動
力に利用することができるので、目的の被加工物を1度
セツトするだけで加工位置への連続した間欠送りができ
るなど、工数の大幅節減は勿論幾多の優れた技術的効果
並びに経済的効果を発揮できるスポツト溶接機における
自動送り装置を提供する。
おける可動電極の昇降直線運動を、単に被加工物の間欠
回転運動に変換するだけでなく可動電極をも同調して所
要の打点送りを行うものであるから、これら異なる方向
への相対運動で、任意の送り角度に対応する打点位置を
正確に位置決めすることができ、しかも駆動用ラチエツ
トと空転ラチエツトを併用した特殊な送り駆動機構によ
つて不規則な任意の回転角度を高速かつ精確に割出すこ
とができるばかりでなく、従来のような複雑かつ高価な
大形専用機に比べ、構造簡易で、しかも各種ラチエツト
及び倣いカム板を自由に選ぶことによつて機械の汎用性
を高めることができ、また一工程の動力を準備工程の動
力に利用することができるので、目的の被加工物を1度
セツトするだけで加工位置への連続した間欠送りができ
るなど、工数の大幅節減は勿論幾多の優れた技術的効果
並びに経済的効果を発揮できるスポツト溶接機における
自動送り装置を提供する。
第1図は、この発明にかかるスポツト溶接機の自動送り
装置を示す破砕断面を含む側面図、第2図は、自動送り
装置のラチエツト駆動機構を示す第1図一線矢視図、第
3図は、第2図のラチエツト駆動機構の具体的な動作を
示す説明図で、同A図は最小割出し角度に対応するラチ
エツト溝を割出す場合の一例で、送り爪が中間ラチエツ
ト溝を空転ラチエツトの外周面に沿つて通過する際の動
作説明図、同B図は送り爪が空転ラチエツトのみ回転さ
せながら前進する際の動作説明図、同C図は、送り爪が
空転ラチエツトを回転させながら所要の最小割出し角度
に対応するラチエツト溝まで前進し以後空転ラチエツト
と駆動用ラチエツトを共に回転させる際の動作説明図。 〔符号の説明〕、1・・・・・・溶接機本体フレーム、
2・・・・・・可動電極、7・・・・・・固定電極、9
・・・・・・回転送り台、12・・・・・・駆動用ラチ
エツト、13・・・・・・回転軸、15・・・・・・回
転レバー、17・・・・・・送り爪。
装置を示す破砕断面を含む側面図、第2図は、自動送り
装置のラチエツト駆動機構を示す第1図一線矢視図、第
3図は、第2図のラチエツト駆動機構の具体的な動作を
示す説明図で、同A図は最小割出し角度に対応するラチ
エツト溝を割出す場合の一例で、送り爪が中間ラチエツ
ト溝を空転ラチエツトの外周面に沿つて通過する際の動
作説明図、同B図は送り爪が空転ラチエツトのみ回転さ
せながら前進する際の動作説明図、同C図は、送り爪が
空転ラチエツトを回転させながら所要の最小割出し角度
に対応するラチエツト溝まで前進し以後空転ラチエツト
と駆動用ラチエツトを共に回転させる際の動作説明図。 〔符号の説明〕、1・・・・・・溶接機本体フレーム、
2・・・・・・可動電極、7・・・・・・固定電極、9
・・・・・・回転送り台、12・・・・・・駆動用ラチ
エツト、13・・・・・・回転軸、15・・・・・・回
転レバー、17・・・・・・送り爪。
Claims (1)
- 1 スポット溶接機の固定電極と可動電極との間に、被
加工物をその打点位置を割り出しながら間欠的に送るた
めの装置であつて、被加工物を受け支える回転送り台と
、この送り台の回転軸に固定され、所定ピッチの送り溝
を有するラチェットと、前記可動電極と同期して上下動
するリンクとによつて前記回転軸を支点とする回転運動
が与えられるようにした回転レバーと、この回転レバー
に固定され、前記ラチェットの送り溝に係合させる送り
爪とを有し、前記可動電極は各打点送りごとに、回転送
り中心と電極を結ぶ線上において、所定の寸法だけ移動
するように、相隣なる各打点位置を結ぶ相対形状の、前
記リンクの運動で回転運動が与えられる倣いカム板に係
合させてなるスポット溶接機の被加工物自動送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54128641A JPS5930513B2 (ja) | 1979-10-05 | 1979-10-05 | スポット溶接機の被加工物自動送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54128641A JPS5930513B2 (ja) | 1979-10-05 | 1979-10-05 | スポット溶接機の被加工物自動送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5653884A JPS5653884A (en) | 1981-05-13 |
JPS5930513B2 true JPS5930513B2 (ja) | 1984-07-27 |
Family
ID=14989837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54128641A Expired JPS5930513B2 (ja) | 1979-10-05 | 1979-10-05 | スポット溶接機の被加工物自動送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5930513B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100980885B1 (ko) | 2008-03-14 | 2010-09-10 | 기아자동차주식회사 | 그리퍼 겸용 스폿 용접장치 |
CN105436683B (zh) * | 2015-12-25 | 2017-11-24 | 广西大学 | 空间曲面点焊机 |
CN105414730B (zh) * | 2015-12-25 | 2017-07-18 | 广西大学 | 欧拉角球坐标系点焊器 |
CN105436685B (zh) * | 2016-01-26 | 2017-11-17 | 钦州学院 | 一种可精确定位的点焊机 |
CN105562914A (zh) * | 2016-03-14 | 2016-05-11 | 西迪技术股份有限公司 | 一种点焊机 |
CN113305408A (zh) * | 2021-05-29 | 2021-08-27 | 江浙敏 | 一种建筑工程用可精确对准的点焊加工座及其对准方法 |
-
1979
- 1979-10-05 JP JP54128641A patent/JPS5930513B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5653884A (en) | 1981-05-13 |
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