JPS5929956B2 - 電線插入装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気接続子内に列状に配置される電気接触子の
みぞ穴内に電線を挿入する装置に関する。

本発明は原特許第１０５２１９１号（特公昭５５−４４
４３４号）の発明の改良であり、その明細書には、電気
接続子に沿つて列状に配置された電気接触子の各電線受
けみぞ穴内に電線を挿入す灸鰺置にして、前記接続子に
案内路を供するフレームに、該接続子に関して横方向に
往復運動可能に取付けられた電線挿入ラムと、前記接続
子が前記案内路に沿つて運動する際に連続して各接触子
のみぞ穴を前記電線挿入ラムと正確に整合して配置しう
るように前記フレーム土に取付けられた着脱可能な整合
装置と、前記ラムの運動路内に電線を配置しうるように
前記フレーム上に取付けられた電線配置装置とを有する
電線挿入装置が開示されている。本発明は、上記原特許
発明の電線挿入装置において、電線を挿入する間にケー
ブルを、前記接触子の列の間において該列に関して横方
向に離隔させて保持するケーブル把持子、及び前記フレ
ーム上にあつて、前記グーブルと前記接触子列との間に
あつて前記案内路に平行移動しうる電線支持面を有する
電線位置決め装置を具えることを特徴とする。このよう
に、本発明の装置は電線位置決め装置すなわちアダプタ
を具えており、該アダプタを移動させることにより、電
線を電線配置装置にまでもたらし、該電線を電線挿入ラ
ムにより端子内に挿入しうるようになつている。

接続子を支承するギアリンを一段階づつ移動して端子内
に電線を挿入し、ケーブルが実質的に挿入ラムと整列す
るまでアダプタが引続いて使用される。電線を端子内に
挿入する間、ケーブルはケーブル把持子によつて接触子
の列に関して横方向に離隔して保持され、もつて電線が
アダプタにより電線配置装置にまでもたらされるのを容
易にする。本発明の実施例を以下に図面を参照しながら
説明する。

本装置は以下に略述するように米国特許第３７６０３３
５号明細書に記載されている接続子６の端子すなわち接
触子４内に電線を挿入するために使用するものである，
：＝ｙ″〒：重→←榊脣― Ｕ字状の形状を具えている。

部分１０，１２は帯金部１４によつて相互に連結される
。みぞ穴１６が帯金部からプレート部分内に延入するよ
うに形成され、電線をみぞ穴１６内に押込むと、みぞ穴
１６の縁部が電線の絶縁体を貫通してみぞ穴１６と電線
の心線間で電気的接触が達成される。端子はプレート部
１２から延出する平坦な胴部１８、及び該胴部１８に関
して段差が与えられた接触部分２０を含有し、そＯ端部
において突起する耳部２１を有する。複数個の端子受承
空洞２２が接続子・・ウジングを貫通し、後部電線接続
面２４から同ハウジングの前部組合せ面２８内の腔部２
６に連通する。前記空洞と腔部２６の両側部上の凹部２
９とは端子４を受承することができる大きさに形成され
る。絶縁障壁３０が後面上の隣接する空洞２２の間に設
けられる。ハウジングの後面と組合せ面２８の間にフラ
ンジ３２が突出し、よつて合一つの後面と棚部３５が形
成される。上記原特許発明明細書に記載される装置にお
いては、片持ばり状腕６６が電線挿入装置４０の前部か
ら突出する。本発明における電線位置決め装置すなわち
アダプタ４２は前記腕６６上に配置される。アダプタ４
２は中空の筒状ハウジング５２を有し、同・・ウジング
は片持ばり状腕６６の外方部分を内腔６４内に収容しう
る大きさに形成される。第４図に示す・・ウジング５２
において、前記腕６６に面する方のハウジング端部を以
下ではアダプタ４２の前端部と称することにする。平坦
な電線支持面４４がアダプタ４２の頂部から延出する９
同支持面は横方向の先行縁部４６を有し、該縁部４６の
両端に突起６２が設けられる。２個の脚部４７がハウジ
ング５２の両下側部から突出する 別の電線支持面を供
する電線案内子４８が先行縁部４６と同一鉛直面内にあ
るように脚部４７の端部に設けられる。

垂直溝６０が各電線案内子４８に形成される。補助タブ
５０が・・ウジング５２の外側で電線案内子４８に隣接
して配置される。片持ばり状腕６６とプロツク６８は、
該腕６６の下面を脚部４７の延長部である上面７２上で
滑動させることによつて内腔６４内に収容されうる。第
５図に示すように、内側プロツクＩ４が内腔６４の内側
に配置される。

圧縮ばね７６を保持する棒７８がプロツク７４と、ハウ
ジング５２の左側に位置するベース・プレート８０との
間に延在する。プロツク７４が第５図に示す状態に位置
する場合には、圧縮ばね７６は圧縮されていない。下部
ハウジング８２が腕６６の一部分を収容できるようにな
つている。前記原特許発明明細書に更に詳細に開示され
ているように、先行技術による電線挿入装置は、第９図
及び第１０図に示すように、ハウジング１００（第１図
）内に配置される２個の電線挿入ラムすなわちポンチ９
４を含む。

２個の絶縁電線２が接触子すなわち端子４の電線受承部
分８と整合して電線配置装置８８を横切つて配置される
。

ラムを操作すると電線はみぞ穴内に挿入され、場合によ
つては第１０図に示すように電線の挿入時に切断子９６
，９８を設けて電線を切断することもできる。第７図に
示すように電線位置決め用アダブタ４２は片持ばり状腕
６６上に、該腕が内腔６４内に延人するようにして取付
けられる。

ハウジング５２に取付けられる停止ねじ７０が内腔６４
内に延入し、同ねじはアダプタ４２が第７図に示す位置
よりも左側に移動しえないようにプロツク６８と係合す
ることができる。プロツク７４は圧縮ばね７６により片
持ばり状腕６６の左側に当接する。接続子６はギアリン
８４の両端に設けられたヨーク部材８６によつてギアリ
ン８４上に配置される。接触子列の中間位置で同列に関
して垂直にケーブル３６を保持するケーブル把持子５８
がＬ字形腕９０に取付けられる。腕９０はボルト９２に
よつてギアリン８４に固定される。原特許発明の明細書
に記載されているように、ギアリン８４は固定された片
持ばり状腕６６に関して相対的に移動することができる
。電線配置装置８８が第７図に示す接続子の最も右側の
端子と整合して位置し、最も右側の端子は電線挿入位置
に在る。操作者は接続子６の両側にそれぞれ１本づつ電
線を、上部電線支持面４４の先行縁部４６を横切つて下
部電線案内子４８の溝６０内にケーブル３６から２本の
電線を引きおろす。

先行縁部４６は電線挿入ラム９４の通路と平行な位置に
ある。操作者は電線案内子４８の下方で両手に１本づつ
電線をつかみ、挿入ラムと整合させるべく電線配置装置
に両電線が到達するように、両電線を溝内に保持しつつ
アダプタを第８図に示す位置に押す。この間、両電線は
電線支持面４４の先行縁部４６を横切つて長さ方向に滑
る。電線は挿入ラムによつて端子内に挿入され、続いて
操作者がアダプタ４２を手放すとアダブタは第７図の位
置に復帰する。最初の電線が挿入された後に、ギアリン
８４は右方向に一段階移動するようになつており、次の
隣接端子が電線配置装置８８と整合して位置するように
なる。かかる操作はケーブルが実質的にラムとＶ１する
位置するまで残余の電線に関して反復される。ケーブル
が実質的にラムと整列状態に達すると、電線は前記特公
昭５５−４４４３４号明細書に関示されているように、
電線がラムと整合して電線配置装置上に引きおろされる
ので、アダプタを使用する必要がなくなる。アダプタを
有しない上記原特許発明の装置を使用する場合には、ケ
ーブルは第７図及び第８図に見て右側から端子列に平行
に延在する。この場合、接続子の右端部に取付けられる
電線、すなわちケーブルに最も近い方の電線の長さは、
接続子の左端部に取付けられる電線の長さよりもかなり
短くなろう。従つてこの時のケーブルは第３図及び第１
０図に示される状態とは異り、大体において、接続子及
び端子の列に関して垂直にはならない。本発明にかかる
装置に種々の変更を加えうることは明白である。

例えば平坦な電線支持面４４を使用する代りに、横方向
に延長する管状棒を使用することもできる。かかる棒を
回転しうるように形成すると、電線が先行縁部を横切つ
て位置する場合に電線に対する摩擦を減少する効果もえ
られる。追加の関係 本発明は、原特許第１０５２１９１号明細書（特公昭５
５−４４４３４号）の特許請求の範囲第１項に記載され
た発明、すなわち「電気接続子に沿つて間隔をおいて配
置された一列の接触子のうちの１個の接触子に電線を接
続する装置にして、電線係合ラムと反対側に前記接続子
を支持する部材を有するフレームを含有し、前記ラムが
前記電線を前記接触子に接続するために該７レームに関
して往復しうるように該フレームに装架され、前記フレ
ームがさらに前記ラムの運動の通路の両側に電線案内を
有する電線接続装置において、前記フレームが前記接続
子を滑動可能に受承しかつ送り方向に案内するように前
記ラムの通路に垂直方向に延在する直線案内路を郭成し
、前記ラムに具えられた電線せん断部材及び該ラムの通
路に近接して前記フレームに固定された協働せん断部材
と、前記案内路においてラツクと係合するように釈放可
能に配置されもつて個々の前記接触子を前記ラムの通路
と整列して位置させる位置決め指とを含有することを特
徴とする電線接続装置。

」の主要部をその構成に欠くことのできない事項の主要
部とした発明であつて〜本発明の装置は接続子の案内路
に平行移動しうる電線支持面４４を有する電線位置決め
装置すなわちアダプタ４２を具えており、該アダプタを
移動させることにより、電線を電線配置装置８８にまで
もたらし、該電線を電線挿入ラム９４により端子内に挿
入しうるようになつている。接続子６を支承するギアリ
ン８４を一段階づつ移動して端子内に電線を挿入し、ケ
ーブル３６が実施的に挿入ラムと整列するまでアダプタ
が引続いて使用される。電線を端子内に挿入する間、ケ
ーブル３６はケーブル把持子５８によつて接触子の列に
関して横方向に離隔して保持され〜もつて電線がアダブ
タ４２により電線配置装置８８にまでもたらされるのを
容易にする。このように、本発明は、原特許発明による
装置の改良に関するとともに、原特許発明と同一の目的
を達成するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電線挿入装置の斜視図、第２図は
同装置に使用するに適した接続子の断面図、第３図は第
２図に示す接続子の部分断面側面図にして電線が接続子
から横方向に延出した状態を示し〜第４図は電線位置決
め装置の斜視図、第５図は第４図の５−５線による断面
図、第６図は第５図の６−６線による断面図、第７図は
電線を挿入する最初の段階における装置の部分断面側面
図、第８図は電線を挿入する次で段階における装置の部
分断面側面図、及び第９図、第１０図は電線の接続子へ
のそれぞれ挿入前及び挿入後の電線挿入ラムの状態を示
す断面図である。 ２・・・電線、４・・・接触子（端子）〜６・・・接続
子、３６・・・ケーブル、４２・・・電線位置決め装置
（アダプタ）、４４・・・電線支持面、５８・・・ケー
ブル把持子、６６・・・片持ばり状腕、７６・・・ばね
、８４・・・ギアリン、８８・・・電線配置装置、９４
・・・電線神入ラム（ポンチ）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 電気接続子に沿つて列状に配置された電気接触子の
   各電線受けみぞ穴内に電線を挿入する装置にして、前記
   接続子に案内路を供するフレームに、該接続子に開して
   横方向に往復運動可能に取付けられた電線挿入ラムと、
   前記接続子が前記案内路に沿つて運動する際に、連続し
   て各接触子のみぞ穴を前記電線挿入ラムと正確に整合し
   て配置しうるように前記フレーム上に取付けられた着脱
   可能な整合装置と、前記ラムの運動路内に電線を配置し
   うるように前記フレーム上に取付けられた電線配置装置
   とを有する電線挿入装置において、電線を挿入する間に
   ケーブル３６を、前記接触子の列の間において該列に関
   して横方向に離隔させて保持するケーブル把持子５８、
   及び前記フレーム上にあつて、前記ケーブル３６と前記
   接触子列との間にあつて前記案内路に平行移動しうる電
   線支持面４４を有する電線位置決め装置４２を具えるこ
   とを特徴とする電線挿入装置。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の電線挿入装置において
   、前記電線配置装置８８が前記接触子列に関して前記電
   線支持面４４と反対側にあることを特徴とする電線挿入
   装置。 ３ 特許請求の範囲第１項又は第２項記載の電線挿入装
   置において、接続子６を受承するキヤリジ８４が前記案
   内路上に取付けられ、前記把持子５８が前記キヤリジ８
   ４上に取付けられることを特徴とする電線挿入装置。 ４ 特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれか一の項
   に記載の電線挿入装置において、前記電線支持面４４が
   前記接続子の列に関して横方向に延在することを特徴と
   する電線挿入装置。 ５ 特許請求の範囲第１項乃至第４項のいずれか一の項
   に記載の電線挿入装置において、前記電線位置決め装置
   ４２が、前記電線支持面４４と整列するとともに前記接
   触子列に関して前記電線支持面４４と反対側にある電線
   案内子を有することを特徴とする電線挿入装置。 ６ 特許請求の範囲第１項記載の電線挿入装置において
   、前記案内路が片持ばり状腕６６を包有し、前記電線位
   置決め装置４２は、前記接続子に関して運動可能に前記
   キヤリジ８４に取付けられたハウジング５２を含み、前
   記腕６６の一端は前記ハウジング５２内に受承されるこ
   とを特徴とする電線挿入装置。 ７ 特許請求の範囲第３項乃至第６項のいずれか一の項
   に記載の電線挿入装置において、前記電線位置決め装置
   ４２が前記キヤリジ８４に対してばね７６によつて偏圧
   されることを特徴とする電線挿入装置。