JPS5929868Y2 - 頭部開閉函 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は頭部開閉函に係り、頭部を広く開口することか
で゛きるため中身の出し入れが容易で゛あるとともに再
閉鎖が可能であり、主としてステック状の菓子類等の収
納販売に適する頭部開閉函に関する。

図により本考案の一実施例を説明すると、第１図は展開
図であって、横折線を介してそれぞれ上端に貼着耳片１
、内果板２、貼着耳片３、昇天板４を有する側板５、前
板６、側板７、後板８を縦折線を介して連設し、後板８
の側端に縦折線を介して貼着片９を連設し、昇天板４の
略中夫に横方向のジッパ−１０を設け、該ジッパ−１０
の後板８寄りの辺をジッパ−１０内に食い込ませて、該
食い込ませた部分を係合突起１１とし、内果板２の係合
突起１１に対応する位置に係合突起１１差込係合用の差
込溝１２を穿設し、前板６の上方部に横折罫ａを刻設し
、該横折罫ａの両端Ａ、Ａより側板５，７の上限角点Ｂ
、Ｂに至る斜め方向のつなぎ部付切込線す、ｂを設けて
なるものである。

尚、１３，１４，１５．１６は底板である。

組立に当っては、第２図に示すように、縦折線に沿って
後板８、側板７、前板６、側板５を順に直角に折り曲げ
て貼着片９を側板５に貼着した後、底部を底板１３，１
５，１６．１４の順に折り曲げ貼着して閉鎖し、次いで
、貼着耳片１，３、内果板２、昇天板４の順に折り曲げ
て貼着耳片１，３を内果板２に貼着するとともに昇天板
４のうちジッパ−１０より遊端辺１７寄りの部分１８を
内果板２に貼着して組立を完了する。

使用に当っては、第３図に示すように、ジッパ−１０を
引裂き除去した後、つなぎ部付切込線す、ｂより上方の
側板５，７の部分を持って函体頭部を前方へ牽引すれば
つなぎ部付切込線す、ｂのつなぎ部が切断され、函体頭
部が横折罫ａに沿って前方へ折り倒されて、頭部が開口
し、該開口部より収納物を取り出すことができる。

収納物を所望量取り出した後は、第４図に示すように横
折罫ａに沿って函体頭部を上方へ折り戻した後、保合突
起１１を差込溝１２に差込係合して頭部を再閉鎖する。

本考案は上述の構成を有するため、頭部を広く開口して
収納物の出し入れを極めて容易になすことができ、且つ
、一旦開口後も再閉鎖が可能であるという顕著な効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を表し、第１図は展開図、第２図
は組立完了後の斜視図、第３図及び第４図は使用状態を
示す斜視図である。 図の主要な部分を表わす符号の説明 １，３・・・・・
・貼着耳片、２・・・・・・内天板、４・・・・・・外
天板、１０・・・・・・ジッパ−１１１・・・・・・係
合突起、１２・・・・・・差込溝、ａ・・・・・・横折
罫、ｂ・・・・・・つなぎ部付切込線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 横折線を介してそれぞれ上端に貼着耳片１、内果板２、
   貼着耳片３、昇天板４を有し、下端に底板１３．１４，
   １５．１６を有する側板５、前板６、側板７、後板８を
   縦折線を介して連設し、後板８の側端に縦折線を介して
   貼着片９を連設し、昇天板４の略中炎に横方向のジッパ
   −１０を設け、該ジッパ−１０の後板８寄りの辺をジッ
   パ−１０内に食い込ませて、該食い込ませた部分を保合
   突起１１とし、内果板２の係合突起１１に対応する位置
   に係合突起１１差込係合用の差込溝１２を穿設し、前板
   ６の上方部に横折罫ａを刻設し、該横折罫ａの両端Ａ、
   Ａより側板５．７の上限角点Ｂ、Ｂに至る斜め方向のつ
   なぎ部付切込線す、ｂを設けてなる展開素材を縦折線に
   沿って後板８、側板７、前板６、側板５を順に直角に折
   り曲げて貼着片９を側板５に貼着した後、底部を底板１
   ３，１５，１６．１４の順に折り曲げ貼着して閉鎖し、
   次いで、貼着耳片１，３、内果板２、昇天板４の順に折
   り曲げて貼着耳片１，３を内果板２に貼着するとともに
   昇天板４のうちジッパ−１０より遊端辺１７寄りの部分
   １８を内果板２に貼着してなる頭部開閉函。