JPS5929839B2 - 原子炉の制御棒駆動装置 - Google Patents

原子炉の制御棒駆動装置

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JPS5929839B2
JPS5929839B2 JP51014363A JP1436376A JPS5929839B2 JP S5929839 B2 JPS5929839 B2 JP S5929839B2 JP 51014363 A JP51014363 A JP 51014363A JP 1436376 A JP1436376 A JP 1436376A JP S5929839 B2 JPS5929839 B2 JP S5929839B2
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thread
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ギユンター・エツシエンフエルダー
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
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    • G21C7/00Control of nuclear reaction
    • G21C7/06Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section
    • G21C7/08Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section by displacement of solid control elements, e.g. control rods
    • G21C7/12Means for moving control elements to desired position
    • G21C7/16Hydraulic or pneumatic drive
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は原子炉、特に水冷動形原子炉の圧力容器の内部
に設けられる液圧式制御棒駆動装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
原子炉の制御棒駆動装置は種々の形式のものが知られて
おり、これは一方では原子炉出力を調節し燃焼度を制御
する機能を有している。
このためには制御棒の細かく段階づげられた調節が必要
である。
他方では制御棒は非常時(スクラム時)に原子炉を停止
する目的を有し、このために制御棒は炉心の中に非常に
早い速度で挿入されなげればならない。
スクラム時において制御棒を中空ピストンによって駆動
される液圧式あるいは空気圧式手段で炉心の中に挿入す
ることは既に知られている(西ドイツ特許第11695
96号明細書参照)。
しかしこの場合制御棒の挿入および引抜きのために比較
的複雑で高価な機械的駆動装置が必要である。
更にこの周知の駆動装置は完全に圧力容器底部分の下に
配置されており、圧力容器底部分は大きな構築深さおよ
び組み立て深さを必要とする。
駆動装置がフランジ結合される圧力容器に設けられる接
続短管の直径は更に非常に大きい。
しかし制御棒接続短管の太さと精度は原子炉圧力容器の
製作時間に大きく影響し、更に出力が大きくなるにつれ
て、すなわち制御棒の数およびそれに相応した接続短管
の数が増えるにつれて、圧力容器の製造はますます困難
になる。
制御棒駆動装置を少なくとも部分的に圧力容器の内部に
配置することによって、上記の難点を回避することは既
に試みられている(西ドイツ特許出願公開第19641
19号公報および、第2007771号公報参照)。
しかしこの場合挿入および引抜きの際に制御棒を駆動す
る機械的な駆動装置には非常に多数の構成要素と部品が
用いられており、このことは一方では圧力容器における
所要空間に関し、他方では部品の必要な点検および整備
に関して不利である。
原子炉の垂直方向に配置された制御棒案内管と、該管の
中に軸方向に可動的に支持され液圧で駆動サレるピスト
ンロッドと、該ピストンロッドの上端に制御棒を取付け
るだめの連結機構と、原子炉の非常停止時には作用しな
いようにされた前記ピストンロッドの軸方向移動に対す
る可制御ロック機構とから成る原子炉の液圧式制御棒駆
動装置は米国特許第3217307号明細書から公知で
ある。
この場合ロック機構はピストンロッドの外周面にある係
止用凹所に係合する弾性爪レバーから構成されている。
制御棒の挿入方向ではピストンロッドは液圧によりその
係止用凹所の斜面で爪レバーを通過し、引抜き方向では
爪レバーの鉤部分との係合によりロックされ、その解除
には爪レバーの液圧による持上げが必要とされる。
このような方向性を持つ係止用ロック機構はその方向転
換の頻度が増大するにつれ各部材の摩耗が甚しくなる。
更に液圧制御のため導入される流体用の環状通路を多数
内壁部分に設けなげればならないので、駆動装置のケー
シング直径をかなり大きなものとしなげればならず、更
には制御棒の引抜き時には爪レバーのロック状態を解除
するので、早すぎる引抜きや必要以上の引抜きを防止す
るにはピストン部の液圧差を適当に調節する必要がある
又ここでは背圧の低下時の安全策についても不十分であ
る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上述の如き従来装置の欠点を除去し、
制御棒駆動装置の可動部分の数を少なく□ し、その構造を頑状にして摩耗部分を少なくし、また構
築容積を小さくするとともに意図しない制御棒の引抜き
を確実に防止することにある。
〔発明の要旨〕
本発明によればこの目的は、 a)原子炉の垂直方向に配置された制御棒案内管と、 b)該管の中に軸方向に可動的に支持され液圧で駆動さ
れるピストンロッドと、 c)該ピストンロッドの上端に制御棒を取付けるための
連結機構と、 d)原子炉の非常停止(スクラム)時には作用しないよ
うにされた前記ピストンロッドの軸方向移動に対する可
制御ロック機構と から成る原子炉の液圧式制御棒駆動装置において、e)
前記ロック機構は、前記ピストンロッドの下側に回動自
在に支持されかつ外周面にねじ山を備えたねじピストン
と、軸方向に摺動可能な少なくとも2つの液圧で制御さ
れる切換ロッドとから成り、その際ねじピストンのねじ
山は前記制御棒案内管の内側に設けられたねじ溝に係合
するようにされ、 f)前記切換ロッドは該ねじ溝と交差する軸方向案内溝
内に摺動可能に支持され、 g)前記切換ロッドはその釈放位置においては前記ねじ
ピストンの回動を妨げないが、阻止位置においてはねじ
溝内にねじピストンのねじ山に対するストッパを形成し
、 h)前記切換ロッドは原子炉の通常運転時には前記ピス
トンロッドを段階的に移動させる ように構成することにより達成される。
〔発明の利点〕
本発明によって得られる利点は、特にピストンロッドの
下側に送られる圧力衝撃によって制御棒を挿入する場合
も引抜きの場合も、制御棒は切換ロッドが更に別の一区
間を釈放するまではその都度一段階のみ進められること
にある。
それによって意図しない引抜きに対して大きな安全性が
与えられる。
本発明による制御棒駆動装置は、汚れに対して強く頑丈
で部品数が少なく、燃料交換機と共に上から分解できる
ように構造的に作ることができるので、点検および監視
を非常に簡単にする。
また切換ロッドの採用により複雑な圧力媒体通路を制御
棒案内管の管壁に設けなくても済むので、駆動装置全体
の直径を小さくすることができる。
〔発明の実施態様〕
本発明の優れた実施態様によれば、ねじピストンをその
外周面に設けられたねじ山で制御棒案内管の内側に取付
けられたねじブツシュに形成されたねじ溝に支持し、そ
の場合ねじ山およびねじ溝のピッチを、ねじピストンが
ピストンロッドに作用する流体の圧力差によってねじ溝
内を上昇方向に回動し圧力軽減時にはねじピストンの自
重およびそれに接続された部材の自重によって下降方向
に回動するようなピッチとし、ねじブツシュの内周面に
前記ねじ溝を中断する軸方向案内溝を設け、この案内溝
の中に切換ロッドを軸方向に摺動可能に支持し、切換ロ
ッドにねじピッチに相応した間隔で横方向に切り取られ
た凹部を設げ、この凹部の軸方向長さは、切換ロッドが
凹部とねじ溝とが一致する釈放位置においてはねじピス
トンのねじ溝内におげろ回動を可能にし、これに対して
凹部とねじ溝とが一致していない阻止位置においてはね
じピストンの回動を阻止するような長さとし、原子炉の
通常運転時に少なくとも2個の切換ロッドを、ねじ溝が
時間的および空間的に順次その都度1区間だけ釈放され
、それに応じてねじピストンが所定の回転角および揚程
だけ段階的に制御棒の挿入方向ないし引抜き方向に動か
されるように、交互に釈放位置および阻止位置におくよ
うにされる。
本発明の別の優れた実施態様によれば、2本の切換ロッ
トを設け、各切換ロッドなそれぞれねじブツシュの内周
面にその直径方向に相対向する位置にある軸方向溝の中
にそれぞれ支持し、切換ロッドの凹部をねじ溝の形状に
相応して互にずらして配置される。
この、実施態様はほぼ対称的な負荷が生ずるので、構造
的および機能的に特に効果的である。
本発明によれば、非常停止(スクラム)の場合に切換ロ
ットが同時に釈放位置におかれ、ねじピストンは従って
完全に釈放されたねじ溝上を中断なしに全揚程をとるど
とができるようにされる。
スクラム時に対する制御棒の早い挿入速度は、通常の挿
入の際の圧力に比べて大きな流体圧力を使用することに
よって達成される。
ねじピストンおよびスクラムピストンの駆動のための流
体として原子炉冷却水を用いる場合、その冷却水圧力が
70気圧である場合、制御棒挿入の際ピストンロットを
駆動するための圧力は冷却水圧力より約12〜15気圧
程高く、スクラム圧力は原子炉冷却水圧力より約20気
圧程高い、すなわち絶対圧で90気圧である。
ピストンロットおよび制御棒の精密な上昇および下呻遵
動のためには、ピストンロットゝの上に案内ピストンを
ピストンロットすなわち制御棒に対して回動不能に取り
付け、この案内ピストンをねじブツシュの内周側に設け
られた軸方向溝の中に突起を介して軸方向に摺動可能に
案内するとよい。
本発明の別の実施態様によれば、切換ロットは液圧式パ
ワーピストンによって駆動され、その場合挿入あるいは
引抜き制御のために二つのパワーピストンが一方が上端
位置にある場合に他方が下端位置にあるように相対的に
制御される。
この実施態様では明瞭に区別できる次の三つの運転状態
が得られ、制御の簡略化にも拘らず高い安全性が生ずる
1)液圧シリンダが空にされかつピストスロットに制御
棒の挿入あるいはスクラム用の圧力がかかつていない場
合、両方の切換ロットは自動的に阻止位置をとる。
従って引抜きに対して二重の安全性が与えられる。
2)スクラム圧力の場合だけ面切換ロットは釈放位置に
達する。
3)通常の挿入あるいは引抜きの際はそれぞれ一方の切
換ロッドだげがロックを外される。
ねじピストンにあるねじ山の形状、特に端面についても
注意を要する。
即ち本発明によれば、ねじピストンのねじ山はほぼ水平
な上側端面を有し、これはロックされたねじ溝において
切換ロットの凹部のほぼ水平な上側ロック面に対向する
このように形成された端面(衝突面)は、非常停止の場
合およびパワーピストン内の流体が空にされた場合、す
なわち高いスクラム圧力がピストンロットに与えられる
場合、作用面として面切換ロットを釈放位置に持ち上げ
る利点がある。
更にねじピストンのねじ山がほぼ垂直に走る下側走行面
を有し、この下側走行面がねじピストンの段階的な下降
運動の際阻止位置にある切換ロッドの側面に対向するよ
うにすると特に有利である。
これによって引抜きの際のセルフロックが可能となり、
これは導管の破損が生じた場合にも有効である。
非常停止時の制御棒駆動装置の安全性は、スクラムピス
トンをピストンロットの上端に長手方向に摺動可能に支
持し、その継手爪で切換ロッドの上端にある凹部に係合
し、スクラム圧力で付勢された場合スクラムピストンが
上に向ってストッパまで走り、切換ロットが釈放位置に
おかれるようにすることによって改善される。
従ってスクラム時におイテハネシヒストンの上側走行面
およびスクラムピストンによる釈放が行われ、二重の安
全性が生ずる。
本発明は制御棒駆動装置の主要部分が圧力容器の外部に
配置されたものに対しても適用でき、その場合にも上述
の多数の利点を得ることができる。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第11図には沸騰水形原子炉の圧力容器1の下側半部が
概略的に示されており、2は上側炉心格子、3は下側炉
心格子、4は両炉心格子2,3間にはめ込まれかつ炉心
容器5で取囲まれた燃料要素である。
個々の燃料要素4から成る燃料要素配置構造体4.1の
下には制御棒配置構造体6.1があり、6は個々の制御
棒である。
制御棒配置構造体6.1は下側底板7の上に支持されて
いる。
この下側底板7は圧力容器底部分1.1の内側にフラン
ジ7.1によって支持されている。
制御棒配置構造体6.1は円筒容器6.2で取囲まれ、
その場合圧力容器1.2と円筒容器6.2並びに炉心容
器5と円筒容器6.2とでリング状室10が形成され、
このリング状室10は液状の原子炉冷却材(この場合は
水)の降水室として作用する。
室10の下側領域には圧力容器10円周に亘って規則的
に分布された内置形冷却材ポンプ8が設げられている。
その軸8.1に取付けられた動翼列8.2は静翼列8.
3の後に接続されている。
静翼列8.3は吸込流路8.4の内周に設けられている
この軸流ポンプ8の軸8.1は圧力容器底部分1.1の
接続短管1.3を気密に貫通している。
8.5はランタン歯車や継手などをもったポンプの駆動
装置であるが、これは本発明の説明にとって重要ではな
いので説明を省略する。
静翼をもった吸込流路8.4のケーシングは、圧力容器
壁1.2と円筒容器6.2との間に取付けられているリ
ング状壁9に固定されている。
軸流ポンプ8は冷却材を降水室10において矢印11方
向に軸方向に下方に搬送し、冷却材はそこから側面流入
口6,3を通って制御棒配置構造体6.1の案内格子の
中に圧送され、ここから下側炉心格子3にある開口(第
12図に符号3.1で示されている)を通して軸方向上
方に向って燃料要素配置構造体4.1の冷却流路の中に
送られる。
燃料要素配置構造体の中で発生した蒸気−水混合体は燃
料要素の上にある集合室に送られ、ここからサイクロン
およびその後に接続された蒸気乾燥器の中に送られ、そ
こから圧力容器の蒸気室に送られる。
蒸気はここから動力に変換するために普通の方法で蒸気
タービン(図示せず)に導かれる。
個々の制御棒6毎にそれぞれ1台の制御棒駆動装置12
(第11図には1台だけ示されている)が設げられてい
る。
131はこの制御棒駆動装置12を駆動するための流体
案内管である。
比較的小さな直径を持つこの流体案内管131は底板7
の下に配置され、それによってここにある室は有効に利
用される。
流体案内管131は図示されていない箇所で圧力容器底
部分1.1を貫通して外に導出されている。
制御棒6aは引抜かれている状態で、制御棒6bはほぼ
完全に挿入されている状態で示されている。
他の場所の制御棒は理解し易くするために第11図では
省略され、輪郭線と中心線だけが示されている。
第12図に示すように、燃料要素配置構造体40間にあ
る十字状中間室4.2の中に、1本の制御棒の十字状の
4枚の制御棒ブレード6.4が挿入および引抜きされ、
それによって原子炉の所望の出力に応じて中性子流束分
布が制御される。
以下第1図乃至第10図を参照して詳細に説明される制
御棒駆動装置12は制御棒6の微調整挿入および引抜き
のため、急速挿入(スクラム)のため、並びにそれぞれ
の設定位置へのロックのために設けられている。
図面から分るように制御棒の挿入は重力方向と逆方向に
行われ、制御棒の引抜きは重力方向に行われる。
この方式は特に沸騰水形原子炉の運動機構に用いられる
ものであるが、本発明に基づく制御棒駆動装置は原理的
には加圧人形原子炉や他の形式の原子炉にも適用するこ
とができる。
第11図において非常に小さいけれど制御棒6aにおけ
る制御棒案内管12.1が示されているが、この制御棒
案内管12.1は第1図あるいは第2図に詳しく示され
ているように被覆管12.10とこの中にはめ込められ
たねじブツシュ12.11とによって形成されている。
第1図乃至第3図には1台の制御棒駆動装置だけしか示
されていないが、実際にはこの種の多数の駆動装置が底
板7の上に分布して設けられ、その場合各々の駆動装置
はフランジ13.1をもった脚部分13で底板7の上に
おかれ、この底板7に固定されている。
フランジ13.1は脚部分13に溶接され、脚部分13
は制御系ケーシング140基板14.1に溶接されてい
る。
軸方向に可動的に支持されたピストンロッド15(第1
図、第3図)は、各制御棒6(第11図、第12図)を
駆動するためにその制御棒と連結されている。
その連結の特殊な態様は本発明の対象ではないが、特に
西ドイツ特許出願公開第1514851号公報および第
2155832号公報に記載されている原子炉制御棒の
安全連結装置を参考に挙げることができる。
ピストンロッド15の下側にはねじピストン16が回動
自在に支接すれている。
ねじピストン16は下端に鍔17.1をもった連結ロッ
ド17に回動自在に取り付けられ、その上側端面16.
1で案内ピストン18の対向端面に当接している。
案内ピストン18は中空円筒状に形成され、二重に段の
つげられた中央孔18.1を有している。
その場合大径の孔部分18.10はピストンロッド15
の小径の端部15.1と相対的に回動不能に連結され、
小径の孔部分18.11は連結コンド1フ0大径の端部
17.11を囲んでいる。
組立てる場合連結ロッド17は従って上から孔18.1
の中に挿入される。
続いて中央孔16.2を備えたねじピストン16が連結
ロッド17の上に挿入され、案内ピストン18の上端部
と同じようにピンで留められた鍔17.1によってその
位置に保持される。
ねじピストン16はねじ溝19の中に液圧により上下方
向に移動可能に支持されている。
ねじ溝19には制御可能なロック機構が設けられ、この
ロック機構は段階的に上方および下方方向の運動を釈放
できるので、ねじピストン16は制御棒6の微調整のた
めに段階的に挿入および引抜くことができる。
更にねじ溝19はスクラム時には完全に釈放されるので
、ピストンロッド15は制御棒6を通常の挿入時に比べ
て早いスクラム速度で移動させることができる。
このためにねじピストン16はその外周面に設けられた
ねじ山16.5 (第4a図)で固定配置されたねじブ
ツシュ12.11の対応するねじ溝19に支持されてい
る。
この場合ねじ山16.5およびねじ溝19は、ねじピス
トン16がピストンロッド15に作用する流体の圧力差
によってねじ溝19内を上昇方向に回動するか又は圧力
軽減の際ピストン16の自重とそれに接続された部分1
5,1B、6の自重によって下降方向に回動するような
ピッチを有している。
このためのねじ山16.5の良好なピッチは、ねじピス
トン16がねじ山16.5の弧度(ピストンの円周の約
%)だけねじ溝19内で回動すると、ねじピストン16
が約4〜8αの揚程を生ずるようにしたものである。
ねじブツシュ12.11はその内周面にねじ溝19を中
断する軸方向案内溝21を有しく特に第1図、第2図参
照)、この案内溝21の中には切換ロッド22 a 、
22 bが軸方向に移動可能に支持されている。
切換ロッド22a。22bにはねじピンチに相応した間
隔を隔てて横方向に切り取られた凹部22.1が互いに
ずらして設げられており、この凹部22.1の軸方向長
さl(第2図)は、切換ロッド22 a 、22 bが
凹部22.1とねじ溝19とが一致する釈放位置におい
てねじ溝19内におけるねじピストン16の回転を可能
にする大きさを有する。
この釈放位置は第1図において左側の切換ロッド22a
がとっている。
これに対し切換ロッドの凹部22.1がねじ溝19と一
致しない阻止位置ではねじピストン160回動を阻止す
るように切換ロッドは形成配置されている。
かかる阻止位置は第1図において右側の切換ロッド22
bがとっている。
更に切換ロッドを駆動および制御するための装置が設け
られており、少なくとも2本の切換ロッド22a、22
bはこの装置によって、ねじ溝19が時間的および空間
的に順次に1区間だけ釈放され、それに応じてねじピス
トン16が所定の回転角および揚程だけ挿入方向ないし
引抜き方向に動かされるように、釈放位置および阻止位
置に交互にもたらされる。
図示のように一つの制御棒駆動装置毎に2本の切換ロッ
ド22 a y 22 bを設け、これらの切換ロッド
22a、22bがねじブツシュ12.11の互いに直径
方向に対向する二つの円周箇所で相応した軸方向案内溝
21の中に支持され、第1図および第2図に示されてい
るように、その凹部22.1をねじ溝19のピッチに相
応して互いにずらせることが、特に有利である。
しかし原理的には3本以上の切換ロッド、たとえば円周
上に均等に分布された4本の切換ロッドな設け、それに
よってピストンロッド15の揚程幅を小さくし、制御棒
の調節をなお一層細かくすることもできる。
非常停止(スクラム)の場合、全切換ロッドは同時に釈
放位置におかれるので、完全に釈放されたねじ溝19上
のねじピストン16は中断なしに全揚程を踏破し、各制
御棒6は一挙にその挿入位置にもたらされる。
この場合第1図における切換ロッド22bもそれに対向
する切換ロッド22aの位置におかれる。
ピストンロッド15に回動不能に取付けられた上述の案
内ピストン18には、ねじブツシュ12.11の内周面
に設けられた軸方向溝24内を軸方向に摺動可能に案内
される突起18.2(第4c図参照)が設けられている
それによってピストンロッド15の正確な案内とそれに
伴う制御棒6の正確な案内が達成できる。
切換ロッドの匍擁は液圧式パワーピストンによって行な
われる。
すなわち各切換ロッド22a。22bの挿入および引抜
きのためにそれぞれ液圧式パワーピストン25a>25
bが設けられており、これらのピストンは一方がその上
端位置にある場合(第1図のピストン25a)に他方が
下端位置をとる(第1図ピストン25b)ように相対的
に制御される。
ピストンの相互間の液圧によるロックはバイパス導管を
介して行うと有利であり、その場合一方のピストンの下
側への圧力供給およびそのピストンの上昇運動の際他方
のピストンがその上側への付勢によって強制的に下方に
動かされるように、ピストン下側のシリンダ室27.1
は他方のピストンのピストン上側のシリンダ室27.2
とその都度連通するようにされている。
第1図においてピストン25aの下側が圧油によって付
勢されるので、このピストンはその上端位置に動かされ
、同時にバイパス導管を通してピストン25bの上側が
付勢され、このピストンは図示された下限位置に動かさ
れる。
圧油は、底板14.1に設けられかつ適当な流体圧力ホ
ース(図示せず)の接続のために用いられる接続孔26
.1を通してシリンダ室27.1に供給される。
底板14.1はケーシング体14.2 (これにシリン
ダ孔が設けられる)に、更にケーシング体14.2は蓋
板14.3にそれぞれパツキンリング28.1を介して
気密に緊締ないしピン留めされている(ボルト29、ピ
ン30)。
バイパス導管は、下側の水平導管26.2 (第1図)
、上側水平導管26.3 (第6図)および垂直導管2
6.4 (第6図乃至第8図)とから構成されている。
第6図および第7図における線Zは垂直バイパス導管2
6.4の同一性を示している。
ヒストン25a、25bは突き棒31を介して切換ロッ
ド22 a p 22 bと連結されている。
この突き棒31は一方ではハンマヘッド状の下端部31
.1で各ピストンに係合し、他方では各切換ロッドの下
端とフォーク状の上端部31.2でヒンジ結合されてい
る(連結ピン31.3、第9図も参照)。
突き棒31は円形断面を有し、蓋板14,3の相応した
孔14.4に軸方向に摺動可能に案内されている。
蓋板14.3はその上側に室14.5を形成し、その中
には気密のためにねじ込みプラグ14.7がねじ込まれ
ている横孔14.6を通して近づけるので、組立、分解
並びに点検のために突き棒31の連結個所31.2 、
31.3に近づくことができる。
蓋板14.3の上には中間板32が、更に中間板32の
上には制御棒案内管12.1のフランジ12.12がそ
れぞれ気密に取付けられている(第2図の締結ボルト3
3、ピン34、パツキン35、溶接継目36)。
ケーシング14すなわち底板14,1、ケーシング14
.2および蓋板14.3を貫通してスクラム導管37が
室14.5に導かれている(特に第2図参照)。
スクラム導管37はねじ孔37.1を有し、この中には
圧力液体に対する圧力導管(図示せず)の継手部がねじ
込まれる。
この場合圧力液体として原子炉冷却水を用いると良い。
すなわちこの場合圧力液体は、分離された2つの回路に
対して気密装置を設ける必要なしに、原子炉の冷却回路
に流入できる。
その場合圧力液体は制御棒案内管12.1の内部に設け
られた下側圧力室38の中に室14.5を介して流入す
る。
下側圧力室38は各ピストン16,18の上側にある上
側圧力室39と、ねじ溝19だげでなくねじピストン1
6の軸方向孔16.3を介しておよび案内ピストン18
の軸方向溝18.3を通して連通している。
従ってこれらの孔および溝は制御棒6の挿入および引抜
きの際圧力液体の流入開口および逆流開口として作用す
る。
第5図には切換ロッド22a、22b、軸方向溝18.
3並びに案内突起18.2が明瞭に示されている。
特に第4a図に示されているように、ねじピストン16
のねじ山16.5はほぼ水平な上側端面16.4を有し
ており、これはねじ溝がロックされたとき各切換ロッド
の凹部22.1のほぼ水平な上側ロック面22.2 (
第2図)に対向している。
他方ねじピストン16のねじ山16.5はほぼ垂直に走
る下側走行面16.6を有し、この走行面はねじピスト
ン16の段階的下降運動の際阻止位置にある切換ロッド
の端面22.3に対向している。
ねじピストン16は、非常停止の場合およびパワーピス
トンの圧油が空にされた場合、すなわち非常に大きなス
クラム圧力が導管37を通して導入された場合、その上
側水平端面16.4で面切換ロッド22 a 、22
bを釈放位置にもたらす働きをする。
これに対して通常の運転圧力の場合ねじピストン16は
圧力がかかつている限り段階的にのみ操作される。
非常停止の場合に二重の安全性を図るために、更に別の
スクラムピストン40がピストンロッド15の上端に長
手方向に摺動自在に支持されており(第3図)、これは
継手爪40.1で切換ロッド22a 、22bの上端に
ある凹部22.4に係合し、スクラム圧力供給の際にス
クラムピストン40が上方にストッパまで移動して面切
換ロッド22a。
22bをその釈放位置にもたらす働きをする。
図の実施例ではストッパはラビリンスパツキンケーシン
グ41の端面41.1により形成され、このストッパに
は切換ロッド22a>22bがその上端位置において当
接する(第3図の切換ロッド22a参照)。
スクラムピストン40とピストンロッド15との間には
、圧力液体を上側圧力室39から流体循環路の背圧側4
3に導くリング状空隙42(第10図も参照)が設けら
れており、この場合リング状空隙42の漏れ率は引抜き
の場合のピストンロッド15、ねじピストン16および
制御棒6の下降速度を決める。
スクラムピストン40およびそれに伴って間接的にピス
トンロッド15もその外周でラビリンスパツキンリング
体44に同心的に支持されている。
このパツキンリング体44は、ピストンロッド15のセ
ンターリングを図るとともにピストンロッド15の多少
の横方向変位を可能にする働きをし、更には勿論空隙4
2を介して一定量の漏れ量が生じる必要があるためスク
ラムピストン40の外周のシールを行う目的を有してい
る。
パツキンリング体44はスクラムピストン40を同心的
同軸的に取り囲み、その上側端面ば保持リング44.1
および弾性止めリング44.2によって固定される。
その場合弾性止めリング44.2はパツキンケーシング
41の内周にあるリング状溝の中におかれている。
パツキンケーシング41は案内管12.1の上側フラン
ジ12.2と気密に締結され(ボルト12.3、ピン1
2.4 )、その場合支持面として対向リング12.5
が設けられている。
この対向リング12.5は適当な方法で下側炉心格子3
(第11図)と堅く接続され(図示せず)、第3図の例
の場合対向リング12.5はシール室12.7のケーシ
ングに対する基板として作用し、このシール室12.7
は制御棒駆動装置がまだ原子炉圧力容器の中に組み込ま
れていない場合、組立試験において駆動試験のために用
い、その場合圧力液体は原子炉には導かれず、ケーシン
グ円筒体12.8に接続されている排出導管45を介し
て流体循環路に導かれる。
それに応じて蓋板12.6にはピストンロッド15の外
部に対するシールのためのパツキン46も設けられてい
る。
上述した制御棒駆動装置の材料としては公知のクロムニ
ッケル鋼が好適であり、この場合ピストン25a、25
bや突き棒31のように前進後退運動によって大きな負
荷がかげられる部分はたとえば0.3mmのモリブデン
被膜を設けると良い。
モリブデンは5t4550鋼とともに優れた滑り特性を
示し、実質上摩耗しない特長を示す。
スクラムピストン40に対しては、十分な硬度をもつ5
t4571鋼が用いられる。
ラビリンスパツキン体の一部Xを第10図に詳細に示す
スクラムピストン40を取囲むパツキンリング44.3
はケーシング41のリング状溝の中に固定して設けられ
たスペーサリング44.4に対して半径方向空隙Sを有
しているので、矢印vで示すように両方向に横方向に偏
位できる。
一組のパツキンリング44.3 、44.4の上には、
それぞれレンガ積の形式で一個のパツキンリング44.
5があり、これはシール空隙Sを覆っているが、一方で
はスクラムピストン40に対し、他方ではケーシング4
1に対して十分な半径方向空隙を有している。
パツキンリング44.3には更にシール空隙Sの中に、
若干の復帰力を生ずるような弾性ばね要素たとえば板ば
ねを設けることができ、それによってパツキンリングは
それぞれ所定の位置に保持できる。
重要なことはラビリンスパツキン体がパツキンリングと
共に横方向に弾性的に変位することができ、それによっ
てスクラムピストン40およびピストンロッド15に対
して弾性的な案内を形成し、スクラムピストン40の軸
方向運動の際大きな面圧による固着が生ずることがなく
、しかしてパツキンリング体は勿論スクラムピストン4
0の外周における必要なパツキン作用をすることである
上述の制御棒駆動装置の動作は次のように行われる。
第1図において、ねじピストン16および制御棒6と連
結されているピストンロッド15は下端位置にある切換
ロッド22bによってロックされている。
ねじピストン16を上側に向って更に進めなげればなら
ない場合、ピストン25bの下側に圧力が与えられ、こ
のピストン25bはその切換ロッド22bと共に上方に
向って上端位置に動かされ、同時に別のピストン25a
はその下端位置に動かされる。
制御棒の挿入のために必要な圧力液体、たとえば室43
内の圧力に比べて12〜15気圧高い圧力液体がスクラ
ム導管37を介して導入されると、その作用面で圧力差
を上昇力に変換するピストンロッド15は、ねじピスト
ン16をねじ溝19内において一段階だけ上方に向って
回転させ、ねじピストン16の上端走行面16.4がロ
ック位置にある左側切換ロッド22aの上側ロック面2
2.2まで動かされる。
パワーピストン25 a 、25 bの交互の制御によ
って、この運動は、ピストンロッドおよび制御棒が上端
位置に動かされるまで繰り返される。
制御棒の引抜きの際は勿論運転圧力はスクラム導管37
からは与えられないので、ラビリンスパツキン44の下
側の室には室43より高い圧力は生じない。
ピストンロッド15およびねじピストン16は従って自
重によって下降し、その場合リング状空隙42の漏れ率
が下降速度を決定するが、これは切換ロッド22 a
> 22 bがそれぞれ段階的に下降する範囲に留まる
それによってパワーピストン25a。25bの交互の制
御によって制御棒は段階的に下端位置に動かされる。
引抜きの際ねじピストン16のねじ山16.5はその下
側端面16.6でロック位置にある切換ロッドの側面2
2.3に向って走行する。
従ってねじピストン16、ピストンロッド15および制
御棒6は挿入の際も引抜きの際も任意の位置で段階的に
ロックされ、圧力がスクラム導管37を介して与えられ
る(勿論高いスクラム圧力の場合は除く)場合にも保持
される。
何らかの理由、たとえば導管の破損によってパワーピス
トンの油圧が喪失した場合、これらのピストン25a。
25bおよびその切換ロッド22 a 、22 bは下
端位置に動くので、両切換ロッド22a、22bは阻止
位置をとり、それによって制御棒は引抜きに対して二重
にロックされる。
非常(スクラム)の場合、スクラム導管37を介してス
クラム圧力が与えられる。
この圧力は背圧より約20気圧程高いかないしは原子炉
圧力容器の内圧が70気圧である場合には90気圧であ
る。
この非常に高い圧力においてピストンロッド15におけ
る圧力は高く従って衝突面として作用するねじピストン
16の上側端面16.4が丁度阻止位置にある切換ロッ
ドを釈放位置に連行する。
スクラムの際勿論パワーピストンは圧油が空にされ、そ
れによってスクラム機構が作動できるようになる。
しかし既に述べたスクラムピストン40によっても両切
換ロッド22a t 22bが釈放位置に動かされるの
で、スクラム時において二重の安全性が与えられ、どん
な場合でもねじ溝19はその全長にわたって釈放され、
ピストンロッド15は少なくとも毎秒約1m、普通はそ
れ以上すなわち毎秒2mのスクラム速度で上方に向って
移動し、それによって制御棒6は燃料要素配置構造体の
中に迅速に挿入される。
制御棒が完全に挿入されると、ねじピストン16の上端
位置を規定する切換ロッドが圧力の付勢により阻止位置
におかれる。
特別な利点としては、本発明に基づく制御棒駆動装置が
、原子炉圧力容器から燃料交換機と共に上方に取り外せ
るのに適していることが挙げられる。
制御棒駆動装置の機構は非常に頑丈であり、作動が確実
なので、本発明による制御棒駆動装置は圧力容器の内部
ばかりでなく、制御棒駆動装置の主要部分が外部に配置
されているような原子炉に対しても適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は原子炉の圧力容器内部に設けられる制御棒駆動
装置の要部断面図、第2図は第1図の■−n線に沿う断
面図、第3図は第1図の制御棒駆動装置の上側部分の断
面図(第6図のI−1断面図)、第4a図、第4b図お
よび第4C図はねじピストンと案内ピストンの側面図、
下面図および上面図、第5図、第6図および第7図はそ
れぞれ第1図におけるv−V線、VI−VI線、■−■
線に沿う断面図、第8図は第6図における■−■線に沿
う断面図、第9図は第1図におけるIX−IX線に沿う
断面図、第10図は第3図におけるX部分の拡大詳細図
、第11図は本発明に基づく制御棒駆動装置をもった沸
騰水形原子炉の圧力容器の下側半部の断面図、第12図
は4個の燃料要素をもつ炉心部分の斜視図である。 1・・・・・・圧力容器、4・・・・・・燃料要素、6
・・・・・・制御棒、12・・・・・・制御棒案内管、
12.11・・・・・・ねじブツシュ、15・・・・・
・ピストンロッド、16・・・・・・ねじピストン、1
6.5・・・・・・ねじ山、18・・・・・・案内ピス
トン、19・・・・・・ねじ溝、21・・・・・・軸方
向案内溝、22 a 、22 b・”””切換ロッド、
25a、25b・・・・・・パワーピストン、40・・
・・・・スクラムピストン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a)原子炉の垂直方向に配置された制御棒案内管
    12.1と、 b)該管の中に軸方向に可動的に支持され液圧で駆動さ
    れるピストンロッド15と、 C)該ピストンロッドの上端に制御棒6を取付けるため
    の連結機構と、 d)原子炉の非常停止(スクラム)時には作用しないよ
    うにされた前記ピストンロッドの軸方向移動に対する可
    制御ロック機構とから成る原子炉の液圧式制御棒駆動装
    置において、 e)前記ロック機構は、前記ピストンロッド15の下側
    に回動自在に支持されかつ外周面にねじ山16.5を備
    えたねじピストン16と、軸方向に摺動可能な少なくと
    も2つの液圧で制御される切換ロッド22a、22bと
    から成り、その際ねじピストン16のねじ山16.5は
    前記制御棒案内管12.1の内側に設げられたねじ溝1
    9に係合するようにされ、 f)前記切換ロッド22 a 、22 bは該ねじ溝1
    9と交差する軸方向案内溝21内に摺動可能に支持され
    、 g)前記切換ロッド22a、22bはその釈放位置にお
    いては前記ねじピストン160回動を妨げないが、阻止
    位置においてはねじ溝19内にねじピストン16のねじ
    山16.5に対するストッパを形成し、 h)前記切換ロッド22 a t 22 bは原子炉の
    通常運転時には前記ピストンロッド15を段階的に移動
    させる ように構成したことを特徴とする原子炉の液圧式%式% 2 ねじピストン16をその外周面に設けられたねじ山
    16.5で制御棒案内管12.1の内側に取付けられた
    ねじブツシュ12.11に形成されたねじ溝19に支持
    し1、その場合ねじ山16.5およびねじ溝19のピッ
    チを、ねじピストン16がピストンロッド15に作用す
    る流体の圧力差によってねじ溝19内を上昇方向に回動
    し圧力軽減時にはねじピストン16の自重およびこれに
    接続された部材の自重によって下降方向に回動するよう
    なピッチとし、前記ねじブツシュ12.11の内周面に
    ねじ溝19を中断する軸方向案内溝21を設け、この案
    内溝21の中に切換ロッド22 a 、22 bを軸方
    向に摺動可能に支持し、切換ロッド22a。 22bにねじピッチに相応した間隔で横方向に切り取ら
    れた凹部22.1を設け、この四部22.1の軸方向長
    さでは、切換ロッド22 a t 22 bが凹部22
    .1とねじ溝19とが一致する釈放位置においてはねじ
    ピストン16のねじ溝19における回動を可能にし、こ
    れに対して凹部22.1とねじ溝19とが一致していな
    い阻止位置においてはねじピストン160回動を阻止す
    るような長さとし、原子炉の通常運転時に少なくとも2
    本の切換ロッド22a、22bを、ねじ溝19が時間的
    および空間的に順次その都度1区間だけ釈放され、それ
    に応じてねじピストン16が所定の回転角および揚程だ
    け段階的に制御棒の挿入方向ないし引抜き方向に動かさ
    れるように、交互に釈放位置および阻止位置におくこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の装置。 32本の切換ロッド22a42bを設け、これらの切換
    ロッド22 a 、22 bをねじブツシュ12.11
    の内周面にその直径方向に相対向する位置にある軸方向
    案内溝21の中にそれぞれ支持し、切換ロッドの凹部2
    2.1をねじ溝19の形状に応じて互いにずらして配置
    することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の装置
    。 4 ピストンロッド15の下端に回動不能に案内ピスト
    ン18を取り付け、該案内ピストン18をその突起部1
    8.2でねじブツシュ12.11の内周面にある軸方向
    溝24の中に軸方向に摺動可能に案内することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載
    の装置。 5 切換ロッド22 a 、22 bを液圧式パワービ
    ストス25a、25bによって駆動できるようにし、そ
    の場合制御棒の挿入あるいは引抜き制御のためにこれら
    のパワーピストン25 a t 25 bを一方が上端
    位置にある場合他方が下端位置にあるように相対的に制
    御することを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の装
    置。 6 ねじピストン16のねじ山16,5に、ロックされ
    たねじ溝19において切換ロッド22a。 22bの凹部22.1のほぼ水平な上側ロック面22.
    2に対向するような、はぼ水平の上側端面16.4を設
    けることを特徴とする特許請求の範囲第2項乃至第5項
    のいずれかに記載の装置。 7 ねじピストン16のねじ山16.5に、ねじピスト
    ン16の段階的な下降運動の際阻止位置にある切換ロッ
    ド22at22bの側面22.3に対向するような、は
    ぼ垂直に走る下側走行面16.6を設けることを特徴と
    する特許請求の範囲第2項乃至第5項のいずれかに記載
    の装置。 8 スクラムピストン40をピストンロッド15の上端
    に長手方向に摺動可能に支持し、その継手爪40.1に
    よって切換ロッド22の上端にある凹部22.4に係合
    させ、スクラム圧力で付勢された場合にスクラムピスト
    ン40が上方に向ってストッパ41.1まで走行して面
    切換ロッド22a。 22bが釈放位置におかれるようにすることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の装置。
JP51014363A 1975-02-11 1976-02-12 原子炉の制御棒駆動装置 Expired JPS5929839B2 (ja)

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JPS51110196A JPS51110196A (ja) 1976-09-29
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