JPS5929703B2 - 手編機の選針装置 - Google Patents

手編機の選針装置

Info

Publication number
JPS5929703B2
JPS5929703B2 JP13014076A JP13014076A JPS5929703B2 JP S5929703 B2 JPS5929703 B2 JP S5929703B2 JP 13014076 A JP13014076 A JP 13014076A JP 13014076 A JP13014076 A JP 13014076A JP S5929703 B2 JPS5929703 B2 JP S5929703B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knitting
jack
needle
cam
butt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13014076A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5358055A (en
Inventor
宏 北沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP13014076A priority Critical patent/JPS5929703B2/ja
Publication of JPS5358055A publication Critical patent/JPS5358055A/ja
Publication of JPS5929703B2 publication Critical patent/JPS5929703B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knitting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、編針若しくはその編針を選別するためのジャ
ックを前後二群に選別するようにした手編機の選針装置
に関するものであって、特に、針床に、前記各編針若し
くはジャックに対する対応、非対応各位量に移動配置可
能であってその対応位置では圧下移動された前記編針若
しくはジャックに接触してその前後動に対する抵抗を付
与する抵抗付与部材を設ける一方、針床上に装架された
キャリジには、前記各編針若しくはジャックのバットを
整列誘導する誘導通路と、その誘導通路の端部の付近の
位置にて前記編針若しくはジャックを前記抵抗付与部材
に接触可能な位置まで圧下する圧下部材と、その圧下部
材によって圧下された編針若しくはジャックが圧下位置
から少なくとも上方の原位置に釈放されるまでの間に前
記抵抗付与部材の作用を受けた編針若しくはジャックの
バットの通過を許容すると共に抵抗付与部材の作用を受
けず前後動が自由な編針若しくはジャックのバットを吸
引してそのバットを前方若しくは後方に選別する選別用
磁石を設けたことを特徴とするものである。
本発明の目的は、前記各編針若しくはジャックに対し、
その前後妄動を防ぐ程度の極く小さな抵抗を選択的に付
与するのみで、あとは、前記抵抗が付与されない編針若
しくはジャックのみのバットを抵抗が付与された編針若
しくはジャックのバットに対して前後の一方向に選別用
磁石で軽快かつ確実に吸引選別し得るようにすると共に
、選別機構を簡潔にして安価に提供し得るようにしたこ
とにある。
以下に、本発明を具体化した第一の実施例を第1図乃至
第9図について説明する。
図中1は多数のクシ歯2ど編針3とを交互に等間隔で配
列支持した細長い手編機用針床で、各編針3のバラ)3
Bを挿通案内するバット案内板4、各編針3のステムを
挿通支持する前針受板5、各クシ歯2の基部を支持する
クシ歯支持板6、各編針3のシャンクを挿通支持する後
針受板7、前記クシ歯支持板6と後針受板1とを連結す
る連結板8及びカバー板9等によって主体部が構成され
る。
前記後針受板7の各編針挿通構7Aの上方には後記ジャ
ックの前杆状部を挿通支持する支持孔7Bが穿設され、
それ等の支持孔7Bの上方には後記ジャックの前杆状部
の浮上を規制する水平な規制片ICが設けられる。
図中10は基端部が前記クシ歯支持板6に固定された板
ばねで、その上方開放端部はクシ歯状に区分されて各編
針3の下面に圧接しその編針3にその前後動に対する適
当なブレーキ作用を与え、特に針床1の編成準備位置Y
の編針3に対してはそのバット3Bの下端凹部に開放端
が係合して(第5図及び第6図参照)、他の位置の場合
よりもやや上廻るブレーキ作用を与える。
11は前記各編針3のステム上面に圧接するスポンジゴ
ムで前記板ばね10と同様に編針4にブレーキ作用を与
える。
図中12は前記各編針3に対して一本宛用意された細長
杆状のジャックで、夫々前杆状部12Aと中間の突起状
のバラt−12Bと後杆状部12Cとによって構成され
る。
その各ジャック10は、前記編針3のバット3Bを後方
から前方に押圧移動させて編針3を後方休止位置Xから
編成準備位置Yに進出させたり、その編成準備位置Yか
らベラ抜は直前(編目が開口ラッチ上に吊下される位置
)の選針位置Zに選別されたりするものである4図中1
3は一枚の平板によって図示の如き横断面形状に折曲形
成されたジャック案内板で、その上方の水平片14の前
側部がキャリジ案内レール15とバット案内板4との間
に挾持されて数個の連結ピン16により固定され、その
水平片14には前記編針3のシャンクの真上に対応して
前記ジャック12のバラN 2Bを挿通案内する案内溝
14Aが設けられ、又、前記水平片14の後側部から下
方に折曲された垂下片17には、前記各ジャック12の
後杆状部12cを挿通案内する杆状部案内溝17Aが設
けられ、更に、その垂下片1Tの下側部には前記後杆状
部12Cを支持するための支持片18が後方に水平に折
曲され、その支持片18の後側部からは起立片19が垂
直に折曲され、その起立片19には、前記杆状部案内溝
17Aの後方に対応して前記ジャック12の後杆状部1
2Cを挿通する補助案内溝19Aが設けられる。
図中20は前記針床1と略同長の一本の細線材(容易に
変形しない鋼線材等)によって構成された抜は止め部材
で、前記ジャンク12が針床外部から前記案内溝14A
及び杆状部案内溝17Aを通じて前記支持孔7B及び支
持片18に支持されかつその両支持手段7B、18間に
バット12Bが配置された状態に於いて、針床側板1人
の孔1Bを通じて前記水平片14と垂下片17との境界
各部内側に数個の固定支持手段21(例えば嵌合支持す
る筒状体や前記角部内側に押し付ける板ばね等)により
着脱可能に挿通支持され、一端に操作片22が固着され
る。
前記抜は止め部材20の適用によって針床1に保持され
た各ジャック12は、前後方向に移動可能かつ上下方向
に僅か移動可能とされ、そのバット12Bが前記抜は止
め部材20に当接することによってその後端移動位置が
決定され(この位置では前杆状部12Aの前端が支持孔
7Bから外れないと共に規制片7Cによって浮上が規制
される)、又、バット12Bが水平片14の案内溝14
Aの前端に当接することによってその前端移動位置が決
定される(この位置では後杆状部12Cの後端部が支持
片18及び杆状部案内溝17Aに対応しかつその溝17
Aから上方に外れない)。
図中23は基端部が前記後針受板7の後面に押え板24
で挟持固着された薄弾板製の保持ばねで、前記編針3の
シャンクを挿通ずる挿通孔23Aが設けられ、その上方
の櫛歯状に区分けされた開放部分23Bが前記ジャンク
12の杆状部下面に比較的弱く弾接して、そのジャンク
12に前後摺動に対する抵抗を付与すると共に上方位置
に付勢配置させる。
図中25断全部の前記ジャンク12をカバーし得る長さ
を有する8個の抵抗付与部材で、夫々細長い薄板によっ
て構成され、その各上側面に、個別には列設ジャック1
2の8本置きの間隔を置いて全体では各ジャック12毎
に朔鰐する間隔で突起状の抵抗付与片25Aが多数配列
される。
その各抵抗付与部材25は、チャンネル状のホルダー2
6内に積層状に嵌装されて、ピン27と案内孔28との
移動案内規制圧膜により、その抵抗付与片25Aがジャ
ック12の下側に対応して接触可能な作用位置と、隣接
するジャック12との間に位置してジャック12に接触
不可能な不作用位置との間に各別に移動可能とされるが
、常には引きばね29によって不作用位置に保持される
その各抵抗付与部材25の抵抗付与片25Aは、作用位
置に配置された場合、その抵抗付与片25Aに対応した
ジャック12が圧下されることによりそのジャック12
に接触してそのジャック12にそれ自身が妄動しない程
度の比較的弱い低流を付与する。
尚、前記各抵抗付与片25Aは前記作用、不作用いずれ
の位置に移動した時も編針3のシャンクに干渉しないよ
うにその抵抗付与片25の基部−側が凹状にえぐられて
いる。
図中30は針床後部のドラム31に巻装された信号カー
ドで前記各抵抗付与部材25を作用、不作用各位置に配
置させるための信号が穿孔(図示せず)の有無によりそ
の各抵抗付与部材25の数の整数倍即ち3倍の24個宛
多段に渡って記録される。
32は前記信号カード30の下方に配置された信号読取
り片で、前記−列の信号数と同数の24個用意され、そ
の後側の長脚32Aが前記カード30に対する作用、不
作用位置に上下動可能とされると共に、前側の短脚32
Bが前記長脚32Aを中心として左右方向に僅か回動可
能とされる。
図中33は前記各信号読取り片32の短脚32Bの上方
に対応配置された作動輪で、その周面上には、前記各信
号読取り片32の短脚32Bの各1個宛に対応してその
短脚32Bを前記抵抗付与部材25の不作用位置方向へ
回動させる作動カム33Aが回転方向に所定角変死ずれ
てしかも左右両端のものが一回転目に連続するように配
置される。
前記短脚32Bが作動カム33Aで作動されるのは、前
記長脚32Aがカード30の穿孔信号を読取っている場
合に限られ(第1図参照)、未穿孔信号を読取っている
場合には短脚32Bが作動カム33Aに係合しない下方
位置に置かれるようになっている。
前記作動輪33は、後記キャリジで駆動されるベルト3
4に連動して、キャリジが連続する編針3の24本分の
間隔を移動する毎に一回転するようになっている。
図中35は前記各信号読取り片32の短脚32Bに対応
して1個宛用意された24個の連杆で、夫夫対応する短
脚32Bの回動により、中間部の支点板36を中心とし
て前端部分が抵抗付与部材25の作用位置方向に揺動さ
れるようになっている。
その各連杆35は、その−側部のものから他側のものに
渡って前記抵抗付与部材25と同数の8個宛に区分され
て、その各区分のものが夫々各区分毎に同じ順序で前記
各抵抗付与部材25に1対1の関係で連結される。
従って、前記各抵抗付与部材25は、夫々3個宛の連杆
35が連結されると共に、対応する連杆35が前記作動
カム33Aで作動された時、その作動されている瞬時間
だけ前記引きばね29に抗して前記作用位置に移動配置
されるものである。
図中37は前記各信号読取り片32を上方位置に付勢す
る押し上げばねである。
38は前記信号カード30の送りに際して前記信号読取
り片32の全てを一斉にカード30及び作動輪33の下
方に押し下げる揃列杆で、後記キャリジが次コースの編
成に移行すべく折返し摺動した時に押し下げ作動して前
記信号カード30の移送を可能とさせかつその移送直後
に前記押し下げ作動を解除するようになっている。
図中39は前記針床1のパッド案内板4の前張出し部4
A及びキャリジ案内レール15に係合する前、後摺動脚
40,41によって針床上に左右摺動可能に装架された
キャリジで、その下面には前記編針3のバット3Bとジ
ャック12のバット12Bとを作動するための諸カムが
左右対称に配置されている。
即ち、前記編針3のバット3Bを作動するための諸カム
について説明すると、図中42は前方体針通路aを形成
する前方隔壁、43は後方編成通路すを形成する後方隔
壁、44は中間隔壁、45は中央前案内カム、46は中
央後案内カム、47は編カム、48は側部案内カム、4
9 、50 。
51.52及び53は夫々開放端部前後二位置に配置切
替え可能な補助後退カム、タックカム、開閉カム、切替
えカム及び引上げカム、54,55は前、後振りカムで
ある。
以上のカム配置によって、二色同時編込み編の際に選針
位置Zから導入されたバット3Bを案内する前方編成通
路Cや、二色同時編、平編、タック編等に際して編成準
備位置Yから導入されたバット3Bを案内する後方編成
通路dや、タック編に際して使用するタック通路Cや、
一色編込み編に際して使用する編成体止通路f等が形成
され、更に、前記編カム47の後端の外方の後方隔壁4
3と側部案内カム48との間には、略編成準備位置Yに
て編成終了後の編針3のバット3Bを揃列誘導する整列
通路gが設けられる。
又、前記整列通路gの出口の外側には、前記ジャック1
2によって少しく前方に押動選別された編針3のバット
3Bの前進を引継いでその編針3を前記ジャック12か
ら離脱する前方の前記選針位置Yまで前進させる編針前
進カム56が設けられる。
尚、その編針前進カム56は編成準備位置Yにて案内さ
れる編針3のバット3Bには干渉しないようになってい
る。
57は前記編針前進カム56の前側に配置された補助案
内カムである。
次に、前記ジャック12のバット12Bを作動するため
の諸カムについて説明すると、図中58は後端休止位置
XAのジャック12のバット12Bをそのまま通過させ
る休止通路りを形成するための後側カム体、59は前記
キャリジ案内レール15の後側にて横設された前側カム
体である。
その両カム体5B、59の間の中間部には、前記編成準
備位置Yから導入された編針3のバット3Bには係合し
ない後方位置にて前記各ジャック12のバット12Bを
整列誘導する誘導通路iが設けられ、その誘導通路iの
左右各出口の手前には、ジャック12をその前端が前記
整列通路gの編針3のバット3Bに接近する位置まで前
進させる進出カム60が設けられ、更に、前記誘導通路
iの左右出口には、前記ジャンク12のバラ1−12B
を押圧してその杆状部を前記抵抗付与部材25の抵抗付
与片25Aに接触可能(その抵抗付与片25Aが作用位
置に配置されている時に接触する)な位置まで僅か下方
にかつ瞬間的に圧下する圧下部材61が設けられる。
又、図中62は前記ジャック12のバット12Bを前後
に選別するための選別用磁石で、永久磁石63と、その
永久磁石63によって磁化されかつ前記圧下部材61側
に面した磁性カム板64とによって構成される。
その磁性カム板64には、前記圧下部材61がジャック
バンド12Bを圧下する時期にそのバラN 2Bを補助
的に吸引する補助吸引部64Aと、前記圧下部材61に
よるジャックパッド12Bの圧下が釈放されるまでに前
記抵抗付与片25Aに接触して前後動が規制されたジャ
ック12のバット12Bの通過を許容すると共に前記抵
抗付与片25Aに接触せず前後動が自由にされたジャッ
ク12のバット12Bを吸引して後方に選別する選別斜
面64Bとによって構成される。
更に、図中65は前記磁性カム板64によってジャック
12のバラl−12Bに前後選別差が少しく付いた時点
でそのバット12Bを選別通りに前後に補助的に捌く薄
弾板製の捌きカムである。
66は前記整列通路gの出口と前記編針前進カム56の
内側部との間の後方に対応して前記捌きカム65の外側
に設けられたジャック前進カムで、前記選別用磁石62
で前方に選別されたジャック12のバット12Bを編針
3のバット3Bに当接しかつその編針3のバラl−3B
が前記編針前進カム56の内側端の前方に押出されるま
で前進させる。
そのジャック前進カム65の外側面には、キャリジ外方
から導入されたジャック12のバット12Bを後退させ
る後退面66Aが形成される。
前記ジャック前進カム66の外側に於ける前記前側カム
体58の後側部には、前記ジャック前進カム66で前進
されたジャック12のバット12Bを後方に選別された
ジャック12のバット12Bと合流する位置まで後退さ
せて準備位置YAに導出させるジャック後退カム6Tが
設けられる。
前記休止位置XAのジャック12は、前記後方休止位置
Xの編針3のバラ1−3Bに当接しない後方位置に置か
れ、そのジャック12が休止位置XAから準備位置YA
に前進された時、対応する編針3のバラt−3Bを編成
準備位置Xの僅か後方まで押し出す。
その押し出された編針3のバット3Bはキャリジ39の
摺動に伴なって後方隔壁43の外側端の進出カム面43
Aによって編成準備位置Yまで前進されるようになって
おり、一旦その編成準備位置Xに前進された編針3のバ
ット3Bは前記準備位置YAのジャック12の前端に当
接することがない。
尚、図中68は前記キャリジ39の後側部に設けられた
ベルト連結部である3゜ 本実施例は上述の如く構成される。
以下に前記ジャック12の選別及びその選別に従う編針
3の選別について説明する。
予め、編成に関与させる編針3に対応するジャック12
のバット12Bを直接作業者の手で若しくは適当な器具
(図示せず)で休止位置XAから準備位置YAに前進さ
せて、これ等に対応する編針3のバットを後方休止位置
Xから編成準備位置Yの手前に前進させておく。
又、信号カード30の最初の列を信号読取り片30の長
脚32Aに対応させておく。
而して、キャリジ39を摺動することにより、編針3の
バット3Bは一側の整列通路gからキャリジ中央部を経
て他側の整列通路gに案内される一方、ジャック12の
バット12B断−側のジャック後退カム67及びジャッ
ク前進カム66の後方側を経て誘導通路iに案内され、
而して、そのジャック12のバット12Bが他側の進出
カム60で前進されて圧下部材61により圧下された時
、例えば対応ず名抵抗付与片25Aが信号カード30の
穿孔信号によって作用位置に配置された場合、それに対
応のジャンク12は抵抗付与片25Aに接触して抵抗が
付与されているので選別用磁石62の磁性カム板64に
吸引されたままになることなく前方側をそのまま直線的
に進行し、一方、対応する抵抗付与片25Aが信号カー
ド30の未穿孔信号によって不作用位置に配置された場
合、それに対応のジャック12は抵抗付与片25Aに接
触せず前後動自在なので選別用磁石62の磁性カム板6
4に吸引されたまま後方に選別移動される。
而して、その後方に選別されたジャック12のバット1
2Bは略そのまま準備位置YAに導出されると共に対応
する編針3のバットもそのまま編成準備位置Yに導出さ
れることになるが、前方に選別されたジャック12のバ
ラl−12Bは他側のジャック前進カム67で前進され
るのにつれて対応の編針3のバット3Bを他側の編針前
進カム56の内側端のやや前方まで押し出し、以後、そ
のジャック12の前進は阻止されるが、それに対応する
編針3のバットは引続き前記編針前進カム56によって
選針位置Zに前進導出され、前記ジャック12は他側の
ジャック後退カム67によって準備位置YAに後退導出
される。
而して、キャリジ39を折返し摺動すると、その初期に
信号刃−ド30が移送されて新たな信号列が信号読取り
片32の長脚32Aに対応し、続いて、前述のように前
後に選別された編針3のバラt−3Bは編成準備位置Y
と選針位置Zから導入されて所定の模様編(二色同時編
込み編やタック編等)に使用された後、キャリジ摺動方
向後側部に於いて、前記と同様の方法により、ジャック
12のバラt−12Bの前後選号昨用及びその選別作用
に従う編針3のバット3Bの選別作用が為されるもので
ある。
以下に、本発明を具体化した第二の実施例を第10図乃
至第12図について説明する。
尚、前記第一の実施例と共通する部分は前記実施例と同
一の名称並びに符号を援用する。
本実施例はジャックを使用せず、編針3を直接選別する
ようにした点に於いて前記第一の実施例と異なるもので
あり、特に、この異なる点について説明すると、編針3
のシャンクは後針受板Tに対して上下動可能に支持され
ると共に常には板ばね10によって上方位置に保持され
る。
図中69は後針受板7の直近の後側に於いてホルダー2
6内に嵌装された8枚の抵抗付与部材で、夫々全部の編
針群をカバーし得る長さを有し、その各上側面には、圧
下された編針3に接触してその編針3の前後動を規制す
る多数の抵抗付与片69Aが前記第一の実施例の抵抗付
与片25Aと全く同じピッチ関係で配設される。
その抵抗付与片69Aの移動動作及び作動機構は全て前
記第一の実施例の抵抗付与片25と同様である。
又、キャリジ39の外側部に於いては、編成終了後の編
針3のバットを略選針位置Zまで前進させるための三位
置間に配置替え可能な可動整列カム70が設けられ、そ
の可動整列カム70とその前側の規制板71との間に誘
導通路Jが形成される。
72は前記誘導通路jの出口部分に設けられた圧下部材
で、編針3のバット3Bを一時的に圧下して前記抵抗付
与片69A(作用位置の場合)に接触させる。
73は選別用磁石で、前記圧下部材72によって圧下さ
れた編針3の内、作用位置の抵抗付与片69Aに接触し
て抵抗が付与された編針3のバット3Bをそのまま選針
位置Zにて通過させると共に、不作用位置の抵抗付与片
69Bに接触しない前後動自由な編針3のバラt−3B
を吸引して後方に選別するもあであり、補助吸引部73
A及び選y3+柵面73Bが設けられる。
74は捌きカムである。
75は編針後退カムで、後方に選別された編針3のバッ
ト3Bを編成準備位置Yまで後退させてキーy IJジ
外方に導出させる。
以上の如く構成されているから、編成終了後の編針3の
バット3Bが誘導通路」に順次案内されて、その出口の
ところでそのバット3Bが圧下部材72により圧下され
るが。
この圧下が解除されるまでの間に、例えば圧下バット3
Bに対応する抵抗付与片69Aが信号カード30の穿孔
信号によって作用位置に配置された場合、それに対応の
編針3は抵抗付与片69Aに接触して抵抗が付与されて
いるので選別用磁石73に吸引されたままになることな
くそのまま選針位置Zにて直進し、一方、圧下バット3
Bに対応する抵抗付与片69Aが信号カード30の未穿
孔信号によって不作用位置に配置された場合、それに対
応の編針3は抵抗付与片69Aに接触せず前後動自在な
ので選別用磁石73に吸引されたまま後方に選別される
而して、その後方に選別された編針3のバラ)3Bは編
針後退カム75によって編成準備位置Yに後退導出され
る。
以上のようにして編針3のバット3Bが選別されるが、
特に、前記抵抗付与部材69の抵抗付与片69Aによっ
て編針3に抵抗を付与する場合は、前記第一の実施例と
同様に、編針3のバットを圧下部材72で僅か下方にし
かも瞬間的に圧下してそのシャンク−そ前記抵抗付与片
69A上面に軽く押付けることによってその目的を充分
に達成し得るものである。
而して、以上のように前後に選別された編針3のバット
3Bは、キャリジ39の折返し摺動によって各種の模様
編に使用され、その編成時に、キャリジ摺動方向後方側
で前記と同様に選針作用が為されるものである。
以下に、本発明を具体化した第三の実施例を第13図に
ついて説明する。
尚、前記各実施例と共通する部分は前記実施例と同一の
名称及び符号を援用する。
本実施例は、前記第一の実施例と略同様のジャック選別
カム機構及び編針選別カム機構を編目移転用のキャリジ
76に適用したものである。
前記キャリジT6の下面には、選針位置Zから導入され
た編針3のバット3Bを切替えカム77の前後配置切換
えによって前方側に案内する前方通路k及び後方側に案
内する中間通路lと、編成準備位置Yから導入された編
針3のバット3Bを案内する後方通路mとが左右対称に
形成される。
前記前方通路にと後方通路mとを使用する場合はその前
方通路にの編針3に吊下された編目を隣接する後方通路
mの編針3に移転する編目移転作用が為され、又、前記
中間通路lと後方通路mとを使用する場合は、その中間
通路lの編針3に吊下された編目を隣接する後方通路m
の編針3との間に掛渡すにとどめる編目掛渡し作用が為
されるものである。
又、前記キャリジ76の前方部分には、前記編目移転作
用及び編目掛渡し作用に伴なって、前記前方及び中間各
週路に、lに案内されようとする編針3の前方部分を後
方通路mの編針3のフックに交叉状態に係合させる公知
の上昇彎曲部材(図示せず、例えば特開昭50−148
655号公報に示されたようなもの)が備えられている
尚、前記各通路のR右両側には、前方に選別された編針
3のバット3Bを選針位置Zに前進導出させる編針前進
カム78が設けられ、その内側部に針捌き作用を兼ねる
薄板カム78Aが配置される0又、キャリジ案内レール
15の後方には、前側カム体19及び後側カム体80が
設けられ、その両カム体79,80間の左右には、ジャ
ック12のバラt−12Bを整列誘導する誘導通路nと
、その誘導通路nの出口に於いてジャック12のバット
12Bに係合してそのジャック12を抵抗付与部材25
の抵抗付与片25Aに接触可能位置まで圧下する圧下部
材81と、前記抵抗付与片25Aで抵抗が付与されたジ
ャック12のバットの通過を許して前記抵抗が付与さ4
1ないジャック12のバラ)12Bのみを吸引して後退
させる選別用磁石82と、捌きカム83と、前方に選択
されたジャック12を前記編針前進カム78の薄板カム
78Aの手前で前進させて対応する編針3のバラ1−3
Bの前進を前記薄板カム78Aに引継がせるジャック前
進カム84と、そのジャック前進カム84で前進された
ジャック12のバラ)12Bを後方に選択されたジャッ
ク12のバット12Bと準備位置YAで合流させるべく
後退するジャック後退カム85とが設けられる。
そのほか針床の構成等は前記第一の実施例と同様である
従って、本実施例に於けるジャック12のバットの選別
作用及びそれに従う編針3のバラt−3Bの選別作用は
、前記第一の実施例と同様に為されるものである。
而−L、r、選別された編針″3Aは編成用キャリジに
よる次コースの模様編若しくは前記キャリッジ76の折
返し摺動による寄せ目や三目一度等の編目移転作用に使
用される。
尚、前記いずれの実施例も、圧下部材として編針3若し
くはジャック12のバット3B、12Bを圧下するもの
について説明したが、バットではなく針幹若しくは杆状
部を誘導通路1.J 、Hの出口に対応する位置で圧下
するものを適用してもよいものである。
本発明は以上に詳述したように、編針若しくはジャック
を前後に選別するについて、特に、針床には前記のよう
な構成、作用を有する抵抗付与部材を設ける一方、キャ
リジには前記のような構成、作用を有する誘導通路と圧
下部材と選別用磁石とを設けたものであるため、前記誘
導通路の端部に於いて編針若しくはジャックに対し、前
記圧下部材と抵抗付与部材との協働作用による極めて小
なる抵抗(前後妄動を防ぐ程度の抵抗)を選択的に付与
するのみで、あとは、前記抵抗が付与されない編針若し
くはジャックのみのバットを抵抗が付与された編針若し
くはジャックのバットに対して前後の一方向に選別用磁
石で軽快かつ確実に吸引選別することができるものであ
る。
又、特に、前記抵抗付与部材は圧下された編針若しくは
ジャックに単に接触するというだけのものであってその
編針若しくはジャックを圧下位置に係止等する機能を全
く不要とするものであるから、その抵抗付与部材自体は
極めて簡単な構造のもので充分であると共に、前記選別
用磁石は前後動自在な編針若しくはジャックを吸引する
程度の極く弱い吸磁力を有するもので充分であり、総体
的にその選翅腰構を簡潔にして安価に提供し得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明を具体化した第一の実施例を
示すもので、第1図は針床の要部側断面図、第2図は針
床の要部の分解斜視図、第3図はキャリジの下面図、番
4図、第5図、第6図及び第7図は夫々第3図のff−
IY線、V−V線、■−■線及び■−■線に於ける作用
説明図、第8図及び第9図は抵抗付与部材と圧下部材と
ジャックとの関係を示す作用説明図である。 第10図乃至第12図は本発明を具体化した第二の実施
例を示すもので、第10図はキャリジの一側下面図、第
11図及び第12図抵抗付与部材と圧下部材と編針との
関係を示す作用説明図である。 第13図は本発明を具体化した第三の実施例を示すもの
で、キャリジの下面図である。 1・・・・・・針床、3・・・・・・編針、3B・・・
・・・バット、12・・・・・・ジャック、12B・・
・・・・バット、25,69・・・・・・抵抗付与部材
、39,76・・・・・・キャリジ、6L72,81・
・・・・・圧下部材、62,73,82・・・・・・選
別用磁石、i、j、n・・・・・・誘導通路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多数の編針若しくはその編針を選別するだめのジャ
    ックを前後動可能及び圧下可能に列設した針床に、前記
    各編針若しくはジャックの各々に対する作用、不作用各
    位量に移動配置可能であってその作用位置に置かれた時
    圧下された前記編針若しくはジャックに接触してその前
    後動に対する抵抗を付与する抵抗付与部材を設け、 前記針床上に左右摺動可能に装架されたキャリジには、
    前記各編針若しくはジャックのバットを整列誘導する誘
    導通路と、その誘導通路の端部の付近に設けられ、かつ
    前記編針若しくはジャックを前記抵抗付与郡部材に接触
    可能な位置まで圧下する圧下部材と、その圧下部材によ
    って圧下された編針若しくはジャックが圧下位置から少
    なくとも上方の原位置に釈放されるまでの間に前記抵抗
    付与部材に接触して前後動が規制された編針若しくはジ
    ャックのバットの通過を許容すると共に前記抵抗付与部
    材に接触せず前後動が自由にされた編針若しくはジャッ
    クのバットを吸引してそのバットを前方若しくは後方に
    選別する選別用磁石とを設けたことを特徴とする手編機
    の選針装置。
JP13014076A 1976-10-28 1976-10-28 手編機の選針装置 Expired JPS5929703B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13014076A JPS5929703B2 (ja) 1976-10-28 1976-10-28 手編機の選針装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13014076A JPS5929703B2 (ja) 1976-10-28 1976-10-28 手編機の選針装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5358055A JPS5358055A (en) 1978-05-25
JPS5929703B2 true JPS5929703B2 (ja) 1984-07-23

Family

ID=15026909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13014076A Expired JPS5929703B2 (ja) 1976-10-28 1976-10-28 手編機の選針装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5929703B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5358055A (en) 1978-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4214460A (en) Flat knitting machine
JPH0340848A (ja) 丸編機における給糸切換装置
US4413482A (en) Cam-support for a knitting machine
JPS5929703B2 (ja) 手編機の選針装置
JPS5929704B2 (ja) 手編機に於ける端針作動装置
JPS607058B2 (ja) 手編機用選針装置
US4080806A (en) Knitting machine
JPS6250586B2 (ja)
GB1368697A (en) Circular knitting machine with patterning mechanism
GB1587922A (en) Method of stitch forming and a knitting machine for carrying out the method
JPS6040618Y2 (ja) 手編機
JPS6038703Y2 (ja) 編機のジヤツク選択装置
US3412582A (en) Knitting machine
JPH0414472Y2 (ja)
JPS6038700Y2 (ja) 目移針
JPS596937B2 (ja) テアミキ ノ センシンソウチ
JPS5929979Y2 (ja) 手編機の選針装置
GB2177428A (en) Needle selection device for a flat knitting machine
JPS6214144Y2 (ja)
JPS641981Y2 (ja)
JPS5852312Y2 (ja) 編機の給糸交換装置
JPS5845495B2 (ja) 手編機の選針装置
JPS5940468Y2 (ja) 両板型編機
JPS5845494B2 (ja) テアミキノ センシンソウチ
JPH0248472Y2 (ja)