JPS592969A - パネルの補強構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車の車体パネルの補強構造に関する。

周知のように、車体の軽量化の要請から非構造部材であ
る車体パネル（例えば、ルーフパネル、フェンダパネル
、ダッシュパネル、フロアパネル等）の肉厚はますます
薄くなる傾向にあるが、薄肉の車体パネルは耐振動性、
遮音性や断熱性が悪い。このため、例えば第１図に示す
第３図示のような構造で補強を図っている。

即ち、第２図の構造では例えば発泡ウレタン樹脂等で平
板状に作った補強板１を用意し、この補強板１を両面粘
着テープ２や接着剤でルーフパネルＡの裏面に接合する
ものであるが、この１−＆４１１ｆｆｉでは、ルーフパ
ネルＡが複雑な形状や急激な曲率変化部を有している場
合に、補強板ｌをルーフパネルＡに完全に沿わずことが
できず、両者の間にすき間ａが形成される場合がある。

また、第３図はルーフパネルＡの曲面に沿った金型Ｂを
用意し、両者の間に形成される空間す中に発泡樹脂Ｒを
注入してこれを発泡固形化したものであるが、このよう
な補強構造では、第２図の構造に比較して仕上りのよい
結果が得られるけれども、補強される車体パネルの種別
ごとに専用の金型Ｂを製作する必要があυ、また生産工
程が複雑となるため製造原価が割高となる。

本発明は、以上に述べたような従来の車体パや急激な曲
率変化部があっても確実に補強でき。

製造原価が割安なパネルの補強構造を得ることを目的と
するもので、可撓性を有するシート上に軽量で剛性の高
い複数の樹脂ブロックをモザイク状に配列位置して補強
部材を形成し、この補強部材を車体パネルの裏面に貼着
することを提案するものである。

以下、第４図から第６図について本発明の実施例の詳細
を説明する。

第４図は本発明で用いる補強部材を示し、この補強部材
は紙、樹脂シート、布またはこれらの積層物から作られ
る可撓性のあるシート１０を基体として作る。即ち、こ
のシー）１０の表面には、例えば発泡ウレタン樹脂等の
ような軽量で剛性の高い樹脂で成形する複数の樹脂ブロ
ック１１をモザイク状に配列固定することにより補強部
材を形成している。このように完成した補強部材は、第
５図示のように接着剤１２４たは両面粘着テープを用い
てルーフパネルＡの裏面に固定する。この固定状態にお
いては、樹脂ブロック１１自体は変形せずにルーフパネ
ルＡの剛性補強と遮音性、断熱性を向上させるけれども
、樹脂ブロック１１の相互間のシー）１０の一部が自由
に変形するため、ルーフパネルＡ、が複雑な形状をして
いても、これに急激に曲率変化部があっても、補強部材
をルーフパネルＡに確実に沿わせることができる。

々お、前述したような補強部材を製作するには、第６図
示のようにシー）１０を素材ロールＬから一定長づつ間
けつ的に成形金型Ｃ中に引入れ、同成形金型Ｃに樹脂素
材Ｒ１と発泡剤Ｒ２とを混合しながら射出し、シート１
ｏの表面に樹脂ブロック１１を成形固定した後、ウェブ
Ｗを一定長に切断することによシ、補強部材を簡単に得
ることができる。

以上の説明から明らかなように、本発明で用いる補強部
材は安価で、また車体パネルが複雑な形状であったり、
これに急激な曲率変化部があっても、確実に補強できる
利点がある。更に第６図に示すように製造すれば能率的
に生産でき、また必要に応じて任意の寸法に切断して使
用できるので各種形状のパネルに対する汎用性も優れた
ものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の乗用車の全体斜視図、第２図は第１図の
■−■線に沿う拡大断面図、第３図は他の従来の補強構
造の製造状態を示す断面図、第４図は本発明で用いる補
強部材の要部拡大斜視図、第り図は本発明による補強構
造の第２図相当断面図、第６図は本発明で用いる補強材
の製造工程説明図である。 Ａ・・・ルーフパネル（車体パネル）、１０・・・シー
ト、　　　１１・・・樹脂ブロック。 特許出願人　　日産自動車株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）可撓性のあるシートの表面に軽量で剛性の高い複数
   の樹脂ブロックをモザイク状に接着して補強部材を形成
   し、この補強部材を車体パネルの裏面に貼着したことを
   特徴とするパネルの補強構造。