JPS5928506A - 耐熱削孔具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば高炉の出銑口を開口する際に使用さ
れる耐熱削孔具に関するものである。

）Ｕえば、高炉の出銑作業における出銑口の開口は、マ
ッドで閉塞された出銑口を、通常光づエアドリルで堀削
し、次いで直径３８〜４６ｍｍ長さ約５．５ｍの金棒を
打込むことによシ行なわれている。

上述したエアドリルの先端部を構成する錐は、従来耐熱
合金製のものが使用されていたが、出銑口は極めて高熱
状態のため、その耐熱強度に限界があり、錐が軟化、溶
損して開口不能となり、その耐久性は低かった。

また、エアドリルで堀削した後に打込む金棒は、従来そ
の先端部を尖らせたＳＳ材の棒鋼か使用されていたが、
上述した如く出銑口は高熱状態のだめ、その先端部が赤
熱して鈍角に変形し、堀剛力がなくなる結果、１回の出
銑作業に数本の金棒を必要とすることが多かった。

この発明は、上述のような観点から、例えば高炉の出銑
口の如く、高熱箇所の削孔を行なうに当り、その耐熱強
度が高く耐久性能に優れた耐熱削孔具を提供するもので
、削孔する先端部の全体または先端部の刃が、窒化珪素
、炭化珪素等を主体とするファインセラミックによって
構成されていることに特徴を有するものである。

次に、この発明を実施例によシ図面と共に説明する。

第１図にはこの発明の削孔具の一例として、高炉の出銑
口開口用エアドリルの先端に取付けられる錐が側面図に
より、また第２図には正面図により示されている。図面
において、■は削孔するドリルロッド２の先端部を構成
する錐で、錐１ばその全体がファインセラミックによっ
て構成されている。このような錐は、第３図に側面図で
第４図に正面図で示す如く、錐ｌの基体１ａは鋳鋼製と
し、基体先端の刃１ｂのみをファインセラミックによっ
て構成してもよい。なお、基体１ａに対する刃１ｂの取
イ」けは、例えば基体１ａの先端に刃の取イτ］け溝を
設け、この溝内にファインセラミックからなる刃１ｂの
基部を埋めこみ、ボルトで締着する等の手段により容易
に行なうことができる。

第５図にはこの発明の削孔具の他の例として、高炉の出
銑口開口用金棒が側面図により示されている。図面にお
いて、３は金棒で、金棒３の削孔する先端部には、ファ
インセラミックからなる尖端４が取付けられている。金
棒３に対する尖端４の取伺けは、前述したと同様に例え
ば金棒３の端面に溝を設け、この溝内にファインセラミ
ックからなる尖端４の基部を埋めこみ、ボルトで締着す
る。

上述のファインセラミックとしては、例えば窒化珪素や
炭化珪素の焼結体が用いられ、その機械的特性は、１０
００℃の曲げ強度が７１Ｏ〜６５Ｋｙ／−１圧縮強度が
１５０−２００Ｋｙ／ｒｒ＋Ａ、　１だ熱的特性は、常
温から１５００′Ｃの熱膨張係数が２．７〜４，０Ｘ１
０′（′、耐熱衝撃性が５００〜７００△゛Ｉ゛℃であ
り、機械的強度および耐熱衝撃性が人で、熱膨張係数は
小さい特性をもっている。

この発明の削孔具は、上述した如く削孔する先端部の全
体まだは先端部の刃がファインセラミンクによって構成
されているので、その耐熱強度は高く、高炉の出銑口の
ように高熱部分の開［コに使用しても、先端部が軟化し
、溶損することはないから、十分な掘削力を維持してそ
の開口が容易に行なわれ、削孔具の耐久性能を著しく高
めることかできる等の優れた効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の削孔具の一例としてエアドリルの錐
を示す側面図、第２図は同じく正面図、第３図はその他
の例を示す側面図、第４図は同じく正面図、第５図はこ
の発明の削孔具の他の例として出銑口開口用金棒を示す
側面図である。図面において、 １・・・錐、　　１ａ・・・基体、　　　１ｂ・・・刃
、２・・ドリルロッド、　　　　　３・・・金棒、４・
・・尖端。 出願人　　日本鋼管株式会社 代理人　　潮　谷　奈津夫（他２名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 削孔する先端部の全体または先端部の刃が、ファインセ
   ラミックによって構成されていることを特徴とする耐熱
   削孔具。