JPS5928481Y2 - 電子機器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、磁気記録再生装置等の電子機器の改良に関す
るものであり、装置の電源部メカニズム部、あるいはチ
ューナ部等の構造部の少なくとも１ケ所に支柱部を設け
たものである。

従来、たとえば磁気記録再生装置においては、保守点検
あるいは修理にさいして主要構造部を全て露出し、かつ
その状態で安定に、安全に立てて置くことができなかっ
た。

このため、修理しようとする、たとえばチューナ部を装
置から完全に取外したり、そのためには他の構造部をも
取外さざるを得なかった。

このため、装置の保守点検、修理の迅速性を妨げ、ある
いは不安定な立てかたなために、急に倒れたりするとい
う問題があった。

本考案は、このような従来の装置、機器の欠点を解消し
たものである。

以下本考案を説明する。

第１図は本考案の電子機器の一例を示す正面概略図であ
る。

１は本体フレーム、２は上部パネル、３は下部パネル、
４はフレーム内に収納されるチューナ部、５はメカニズ
ム部、６は電源部７は支柱部、８は回路基板を示してい
る。

第１図では支柱部７はメカニズム部に固着取付られてい
る。

このような構造の電子機器では、上パネル２と前パネル
９をフレーム１から取外すと、第２図のように、メカニ
ズム部は矢印の様に上方に向けて持ち上げること（開く
こと）ができる。

また下パネルを取外すと回路基板３は第３図のように矢
印方向、すなわち下方向に開くことができる。

第２図に示すように、支柱部７はフレームの片側面と同
じ位置となる長さで、メカニズム部５から突出されてい
る。

この支柱部７は別途にメカニズム部５に取付けても良い
し、あるいはメカニズム部のフレームと一体となるよう
にモールド成型等によって形成しても良い。

第４図は、このような構造の電子機器を支柱部７とフレ
ームの一側面とで立てた状態を示している。

支柱部７の端面と、フレームの一側面とが同一平面内に
あるように支柱部７長さを調整しであるので、作業台１
０の上に安定に立てることが出来るし、その安定性はメ
カニズム部５の開き具合である程度きめられる。

第４図のように、メカニズム部５及び回路基板の表裏が
同時に露出されることとなり、調整、修理が容易に行な
える。

以上のように本考案の電子機器は一部に設けた支柱部に
よって安定に自立するので、作業性、サービス点検柱、
安全性が向上するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の電子機器の１例を示す前面概略図、第
２図は本考案の１例の分解図、第３図は本考案の１例の
部分回動図、第４図は本考案の自立状態図である。 １：本体フレーム、２：上部パネル、３：下部パネル、
４：チューナ部、５：メカニズム部、６：電源部、７：
支柱部、８：回路基板、９：前パネル、１０：作業台。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フレームと、該フレーム内に収納される、電源部、メカ
   ニズム部、チューナ部等の複数の構造部とからなり、該
   複数の構造部の少なくとも１つはフレームの後端を支点
   として回動可能に組み込まれていると共に上記フレーム
   の側面近傍まで延長している先端り字状の支柱部が設け
   られ、修理の際に当該構造部を回動させ、上記フレーム
   の側面と上記の支柱とで側面を底部として作業台上に安
   定に立たせるようにした磁気録画再生装置等の電子機器
   。