JPS5928173Y2 - 回転型溶融炉における垂下スラグ突き落し装置 - Google Patents

回転型溶融炉における垂下スラグ突き落し装置

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JPS5928173Y2
JPS5928173Y2 JP18440680U JP18440680U JPS5928173Y2 JP S5928173 Y2 JPS5928173 Y2 JP S5928173Y2 JP 18440680 U JP18440680 U JP 18440680U JP 18440680 U JP18440680 U JP 18440680U JP S5928173 Y2 JPS5928173 Y2 JP S5928173Y2
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JP
Japan
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slag
furnace
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pusher
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JP18440680U
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JPS57108529U (ja
Inventor
清一 阿部
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株式会社クボタ
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、全量焼却用炉にむける溶融炉又は焼却残渣若
しくは焼結残渣を処理するための溶融炉に設ける垂下ス
ラグ突き落し装置に関し、特にスラグ排出部が冷却構造
を併備する様な溶融炉に設ける垂下スラグ突き落し装置
の構成に関するものである。
最近の廃棄物焼却炉のなかには、全量焼却を指向したも
のが現われ、焼却炉から排出される焼却残渣或は焼結残
渣を再び溶融炉に導いて、再生可能な物質を取り除き、
その残渣(スラグ)を公害のない物質として埋め立て用
としたり、或はポルトランドセメントコンクリートやア
スファルトコンクリートの骨材として再利用することが
行なわれている。
又この様な残渣溶融炉は、焼却炉の一部に組み込まれた
り、或は独立した炉として構成され、各種型式のものが
知られている。
第1図は、この様は溶融炉1の代表例を示した側面図で
一部は破断して示す。
即ち溶融炉1は固定燃焼部5の周辺に回転炉4が配置し
て成り、回転炉4の中央底部が溶融部11を構成すると
共に固定燃焼部5の火炎がこの溶融部11に対向して噴
出する様に形成される。
そして回転炉4は適当な駆動手段(図示しない)によっ
て矢印の如く回動される。
一方焼却残渣や焼結残渣等の被処理物は、ホッパー2内
に貯留され、固定燃焼部5と回転炉4の間に設けられた
シュート3を介して投入される。
尚投入に当っては、ホッパー2の底部或はシュート3の
直上部に設けた適当な破砕装置(図示しない)によって
残渣中の大塊物が破砕される。
10は固定燃焼部5に設けたバーナーである。
又回転炉4の内周辺側に堆積した被処理物Aは、すりば
ち状又は平坦地状に形成された前記溶融部11で溶融さ
れると共に、その下部側に形成された後燃焼部6で再び
燃焼されるが、排ガス8は新鮮空気との間で熱交換され
、予熱された新鮮空気は固定燃焼部5に送る様に構成さ
れる。
またスラグ排出部14で生じた溶融スラグは水冷式のス
ラグピット12に投下冷却され、堅密な状態の固形スラ
グにしてコンベヤ13により搬出される。
7は後燃焼用バーナーである。
ところでこの様な溶融炉では、溶融炉のスラグ排出部を
溶融状態のスラグが落下するので、長期にわたる操炉期
間中にこれらの溶融スラグがスラグ排出部内壁に付着し
、次第に固化成長して排出部の通路面積を狭めるに至る
そのため従来ではスラグ排出部壁内を冷却する構造を採
用してスラグの付着を防止しているが、現実の操炉では
一部の溶融スラグがスラグ排出部内壁、特に内壁下部全
周に付着残留して固化し、つらら状の小塊を発生させる
に至っている。
そしてこの様なつらら状の小塊が一旦生成すると操炉の
時間的経過に伴なって大きく成長する。
こうして成長するスラグは、スラグ排出部の内径を狭め
ろためスラグ排出部内での燃焼ガス圧損を増大させる。
その結果燃焼ガスの誘引能力に不足を来たし、操炉続行
を不可能に至らしめる。
又大きく成長したスラグが落下すると、スラグピット内
で冷却されて堅固な大塊スラグとなり、後続の処理設備
へ搬送した際に種々のトラブルを発生する。
特に搬出用コンベヤ系統でのトラブルを引き起こす。
こうしたことから、この様な溶融炉で生じる溶融スラグ
を安定して排出するためには、溶融スラグがスラグ排出
部の内壁に付着固化するのを防止するか或は付着固化し
ても成長の途中で適宜除去することができる様な手段が
講じられることが要望される。
本考案はこれらの事情に着目してなされたものであって
その目的とする所は、スラグ排出部内壁下部全周に付着
する溶融スラグを適宜除去することにより操炉の安定化
を図り、又スラグピットで冷却貯留される堅密固形スラ
グをある程度整粒することにより、後続処理・設備への
搬送及び同設備での原料としての処理を容易にし得る様
なスラグ除去装置を提供しようとするものである。
そしてこの様な目的を達成し得た本考案の構成とは、回
転型溶融炉下方の水封用回転円筒体の周壁適所に開閉自
在蓋付きの貫通孔を形成すると共に該円筒体の外周面に
プッシャーを臨ませて配置し、上記開閉自在蓋が開いた
ときにプッシャーから突き落し棒を挿入する様にした点
にある。
以下図面に基づいて本考案を詳細に説明するが、図は本
考案を第1図に例示した溶融炉1に適用した具体例を示
すもので、本考案はこれらの図示例に限定されず、前・
後記の趣旨に徴して構成を変更したり二部の設計を変更
しても同様に実施できる。
第2図は本考案に係るスラグ除去装置を前記溶融炉1に
取り付けた一部破断側面略図、第3図は第2図の要部拡
大図、第4図はその平面図、第5図は第3図のV−■矢
視図である。
又第6図はスラグ除去装置の要部拡大概略見取図である
これらの図において、回転型溶融炉下方の水封用回転円
筒(以下単に「円筒」という)の周壁21には台座23
が取り付けられてむり、台座23に設けられる貫通孔2
4と円筒周壁21に設けられる破砕ロッド突出口22と
はほぼ同心同径となる様に設けられている。
更に台座23の炉外側表面25には、蓋板27を接して
設け、一方端をピン止め(ピンは28a)することによ
り、台座23の炉外側表面25でピン28aを中心とし
て矢印方向に自由に回転摺動し得る様にされている。
そして定常運転時は、台座23の下端部に隣接して設け
られた蓋板支え棒26によって支持されている。
更に蓋板27の下縁部には突出棒29が設けられ、又ピ
ン止め用貫通孔28と反対側端部の上下隅部には夫々上
側突子30及び下側突子31が設けられている。
一方炉外側には、円筒周壁21のロッド突出口22及び
台座23の貫通孔24の中心位置高さと軸中心位置高さ
を同じくするスラグ破砕用プッシャー32が設けられて
いる。
この破砕用プッシャー32には上下方向に2個のリミッ
トスイッチ34.35が設けられてむり、上側リミット
スイッチ34は蓋板の上側突子30に接触して作動し、
又下側のリミットスイッチ35は蓋板の下側突子31に
接触して作動する様に配置されている。
そしてこの上下のリミットスイッチ34,35は回転炉
4を回動させるための駆動用モータ(図示しない)と電
気的に結続されており上側IJ ミツトスイッチ34は
、回転炉の回動を停止させるための信号を駆動用モータ
に送り、又下側リミットスイッチ35は停止した回転炉
4の回動を再開させるための信号を送る様に配線する。
又破砕ロッド33は、その先端から炉内突込み部分まで
を外側キャスタ張り構造や内部水冷構造等とすることに
よって炉内突込み時の高温雰囲気に耐え得るものとする
ことができる。
又蓋板27に設けた突出棒29の直下には、蓋板押上用
ブツシャ−36によって上下する押し上げロッド37を
配置する。
そしてスラグ破砕用ブツシャ−32と蓋板押上用プッシ
ャー36とは移動式の架台39により一体的に保持され
てむり、共に電動又は油圧による駆動装置38により作
動する様になされている。
尚スラグ破砕用プッシャー32及び蓋板押上用ブツシャ
−36と蓋板27との位置合わせ手段は適宜選定し得る
ものである。
さて第2図において、溶融炉の操業が進行するにつれて
前述の如く、一部の溶融スラグはスラグ排出部14内壁
下部全周に付着して固化しつらら状になって徐々に成長
するが、このつらら状の塊の成長状態は、図示しない後
燃焼部6内圧力計、のぞき窓及びスラグピット12から
コンベヤ13により搬送される固形スラグの形状、大き
さ等により常時監視されている。
そしてつらら状の塊が一定の大きさに成長したことを確
認した後、第6図に示す如く架台39を回転中の円筒周
壁21に接近させる。
一定の所まで接近すると、蓋板27の上側突子30がス
ラグ破砕プッシャー32の上側リミット34に接触する
その瞬間、回転炉4を回動させている図示しない駆動用
モータに停止信号を送り、回転炉40回動を停止させ、
円筒周壁21の回転を停止させる。
続いて蓋板押上用プッシャー36に作動信号を送ること
により押上ロッド37は垂直上方に伸び、突出棒29を
押し上げその結果、蓋板27はピン2−8aを中心とし
て矢印方向に回転摺動して、台座23の貫通孔24及び
円筒周壁21のブツシャ−突出口22を露出させる。
この瞬間、スラグ破砕用ブツシャ−32に作動信号が送
られ、破砕ロッド33は炉内へ突入される。
炉内へ突入した破砕ロッド33は、スラグ排出部14内
壁下部周囲に付着固化成長して垂れ下がっているスラグ
を突き落とし、その後炉外へ戻り、スラグ破砕ブツシャ
−32作動の1工程を終了する。
この時の終了信号を蓋板押上用プッシャー36が受けて
押上ロッド37を速やかに下降させ始める。
押上ロンド3Tが下降するにつれて蓋板27もピン28
aを中心として回転摺動下降し一定の所まで下降すると
、蓋板27の下側突子31がスラグ破砕ブツシャ−32
の下側リミットスイッチ35に接触する。
その瞬間、回転炉4を回動させている図示しない駆動用
モータに作動信号を送り、回転炉40回動を再開させる
押上ロッド37はそのまま下降を続け、初期の所定位置
高さに戻る。
又蓋板27は最終的に台座23の下端部に隣接して設け
られている蓋板支え棒29上に当って初期の状態に戻り
、操炉に釦けるスラグ除去の工程を終了する。
尚本考案に係るスラグ除去手段は炉外周囲に複数設ける
ことも可能であり、又スラグ除去手段自体を炉外周囲に
一定の間隔を保持して回転させることも可能であり、い
ずれも被処理物Aやスラグ排出部内壁下部周囲に付着固
化成長する溶融スラグの性状等に応して適宜選定し得る
ものである。
本考案のスラグ除去装置は以上の様に構成されているの
で、スラグ排出部内壁下部周囲に付着固化成長しつつあ
る溶融スラグを適宜除去することを可能にして溶融炉の
操業を安定なものとし、更にスラグピットに冷却貯留さ
れる固形スラグをある程度整粒する様にしたから、後続
処理設備への搬送及び同装置での原料としての固形スラ
グの処理を容易にすることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転型溶融炉の一例を示す一部破断側面図、第
2図は第1図の溶融炉に本考案装置を取り付けた一部破
断側面略図、第3図は第2図に示した本考案装置の要部
拡大図、第4図はその平面図、第5図は第3図の■−■
矢視図、第6図はスラグ除去装置の構成を示す概略拡大
見取図である。 1・・−溶融炉、2・・・ホッパ、3・・・シュート、
4・・・回転炉、5・・・固定燃焼部、6・・・後燃焼
部、7・・・バーナー、8・・・排ガス、9・−・高熱
空気パイプ、10・・・バーナー、11・−・溶融部、
12・・・スラグピット、13・・・コンベヤ、14・
・・スラグ排出部、21・−水封用回転円筒周壁、22
・・・破砕ロッド突出口、23・・・台座、24・・・
貫通孔、25・・・炉外側表面、26・・・蓋板支え棒
、27・・・蓋板、28・・・ピン止め用貫通孔、28
a・・・ピン、29・・・突出棒、30・・・上側突子
、31・−・下側突子、32・・・スラグ破砕用ブツシ
ャ−133・・・破砕ロッド、34・・−上側リミット
スイッチ、35・・・下側リミットスイッチ、36・・
・蓋板押上用プッシャー 37・・・押上ロンド、38
・・・駆動装置、39・−・架台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転型溶融炉のスラグ排出部に垂れ下る半凝固乃至固着
    スラグを突き落す垂下スラグ突き落し装置であって、水
    封用回転円筒体の周壁適所に開閉自在蓋付きの貫通孔を
    形成すると共に該円筒体の外周面にプッシャーを臨ませ
    て配置し、上記開閉自在蓋が開いたときにブツシャ−か
    ら突き落し棒を挿入する様に構成してなることを特徴と
    する回転型溶融炉に釦ける垂下スラグ突き落し装置。
JP18440680U 1980-12-22 1980-12-22 回転型溶融炉における垂下スラグ突き落し装置 Expired JPS5928173Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18440680U JPS5928173Y2 (ja) 1980-12-22 1980-12-22 回転型溶融炉における垂下スラグ突き落し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18440680U JPS5928173Y2 (ja) 1980-12-22 1980-12-22 回転型溶融炉における垂下スラグ突き落し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57108529U JPS57108529U (ja) 1982-07-05
JPS5928173Y2 true JPS5928173Y2 (ja) 1984-08-15

Family

ID=29984541

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JP18440680U Expired JPS5928173Y2 (ja) 1980-12-22 1980-12-22 回転型溶融炉における垂下スラグ突き落し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6209860B2 (ja) * 2013-05-20 2017-10-11 株式会社Ihi スラグ打破装置

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JPS57108529U (ja) 1982-07-05

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