JPS592803Y2 - 減圧式脱泡装置 - Google Patents
減圧式脱泡装置Info
- Publication number
- JPS592803Y2 JPS592803Y2 JP16321779U JP16321779U JPS592803Y2 JP S592803 Y2 JPS592803 Y2 JP S592803Y2 JP 16321779 U JP16321779 U JP 16321779U JP 16321779 U JP16321779 U JP 16321779U JP S592803 Y2 JPS592803 Y2 JP S592803Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- slope
- treated
- tank
- defoaming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は高粘度液体中に存在する気泡を脱泡するための
改良された装置に関する。
改良された装置に関する。
従来、特に塗料等の高粘度化学物質はその製造過程にお
いて泡を含むことが多い。
いて泡を含むことが多い。
泡を含んだ化学物質は再凝集などの欠陥現象を呈するの
で、製品の品質向上の観点から脱泡処理は必須の工程で
ある。
で、製品の品質向上の観点から脱泡処理は必須の工程で
ある。
脱泡のためには通常減圧処理が行われており、これによ
り泡を膨張させて浮上させ気中へと逃がすのであるが、
１０〜５０ポ５イズ、程度の高粘度液体の場合には脱泡
にかなりの長時間を要している。
り泡を膨張させて浮上させ気中へと逃がすのであるが、
１０〜５０ポ５イズ、程度の高粘度液体の場合には脱泡
にかなりの長時間を要している。
更に、減圧下において脱泡効果を向上させるために、液
体を攪拌して泡をできるだけ液面へと運ぶことも行われ
ている。
体を攪拌して泡をできるだけ液面へと運ぶことも行われ
ている。
それにもかかわらず、未だ脱泡に長時間かかつているの
が現状であり、製造工程のスピードアップを阻害してい
る。
が現状であり、製造工程のスピードアップを阻害してい
る。
本考案は以上の如き従来技術に鑑みて脱泡スピードの極
めて迅速な液体脱泡装置を提供するものであり、その構
造上、減圧手段を備えているタンクであり、該タンク内
に被処理液体を上方へ移送するための手段、該移送手段
からの被処理液体を受けるため該手段に接続された水平
樋、及び鉄橋の縁部に連なり下方へと延びている斜面が
設けられていることを特徴とする。
めて迅速な液体脱泡装置を提供するものであり、その構
造上、減圧手段を備えているタンクであり、該タンク内
に被処理液体を上方へ移送するための手段、該移送手段
からの被処理液体を受けるため該手段に接続された水平
樋、及び鉄橋の縁部に連なり下方へと延びている斜面が
設けられていることを特徴とする。
以下、図面を参考として本考案を具体例につき詳細に説
明する。
明する。
第１図は本考案による脱泡装置の使用状態縦断面図であ
る。
る。
本装置はタンク１を有し、これには減圧手段たとえば真
空ポンプ２がパイプ３を介して接続されている。
空ポンプ２がパイプ３を介して接続されている。
タンク１内には被処理液体Ａが収容されるのであるが、
この液体Ａをその液面より上へと移送するための移送手
段４がタンク内に設けられている。
この液体Ａをその液面より上へと移送するための移送手
段４がタンク内に設けられている。
これはたとえば図の如くタンク１に固定したモーター５
、このモーター回転軸６に接続された攪拌羽根７及び液
体を導くための笠状体８よりなるものでよい。
、このモーター回転軸６に接続された攪拌羽根７及び液
体を導くための笠状体８よりなるものでよい。
この様な移送手段としては図に示すもののほか他の任意
の手段を採用することができる。
の手段を採用することができる。
移送手段４には水平の樋９が接続されている。
この樋９は笠状体８の上部に接続されており、笠状体８
内を上昇してきた液体Ａがこの樋９内に流入できる様に
なっている。
内を上昇してきた液体Ａがこの樋９内に流入できる様に
なっている。
樋９の縁部には下方へと延びている斜面１０が連なって
いる。
いる。
尚、図において１１は笠状体８、樋９及び斜面１０をタ
ンクに固定するための固定部材である。
ンクに固定するための固定部材である。
本考案の脱泡装置の使用時においては、被処理液体Ａを
斜面１０の下端部より上まで収容する。
斜面１０の下端部より上まで収容する。
真空ポンプ２によりタンク１内を減圧し、モーター５に
より攪拌羽根７を回転させると、液体Ａは矢印で示す如
く笠状体８内を上昇して樋９へ流入する。
より攪拌羽根７を回転させると、液体Ａは矢印で示す如
く笠状体８内を上昇して樋９へ流入する。
本考案の樋９は水平であるため、液体Ａはその縁部から
均一に斜面１０上へと流れ出る。
均一に斜面１０上へと流れ出る。
そして、液体Ａは斜面上を薄い膜状となって流れるので
、ここで減圧脱泡が行われ泡は容易に消失する。
、ここで減圧脱泡が行われ泡は容易に消失する。
この様にして、液体Ａを循環させながら効率よく脱泡処
理ができるので、処理時間が著しく短縮される。
理ができるので、処理時間が著しく短縮される。
尚、第１図に示す如く水平樋９が環状であり且つ斜面が
笠状であると、液体Ａは斜面１０を流れて下方にくるに
従い次第に薄い膜となるので最も良い脱泡条件を経て直
ちに液面下に回収され脱泡効率も向上する。
笠状であると、液体Ａは斜面１０を流れて下方にくるに
従い次第に薄い膜となるので最も良い脱泡条件を経て直
ちに液面下に回収され脱泡効率も向上する。
□また本考案において第２□図に示す如く
笠状体８、樋９及び斜面１０をモーター回転軸６に接続
し、モーター回転軸６とともに回転する如く取付てもよ
い。
笠状体８、樋９及び斜面１０をモーター回転軸６に接続
し、モーター回転軸６とともに回転する如く取付てもよ
い。
この場合は、樋９に上昇して流入した液体Ａは、回転遠
心力により斜面１０をすべってタンク１の側壁に飛散し
、側壁にそって静かに流れ落ちその工程において脱泡さ
れる。
心力により斜面１０をすべってタンク１の側壁に飛散し
、側壁にそって静かに流れ落ちその工程において脱泡さ
れる。
また本考案においては斜面１０の表面にタテ及び／又は
ヨコに溝（図示せず）を作り、脱泡効果をさらに向上さ
せることもできる。
ヨコに溝（図示せず）を作り、脱泡効果をさらに向上さ
せることもできる。
本考案の脱泡装置は、特に水を媒体として４〜８０μ程
度の水不溶性樹脂粒子を固形分濃度として１０〜７０重
量％の範囲で分散させ、さらに必要に応じて着色剤ある
いは微量の界面活性剤、増粘剤等を含有させてなるスラ
リー状塗料の脱泡処理に最適であり、この場合、タンク
内は、マイナス２００〜７６０ｍｍＨｇ（０〜５６０Ｔ
Ｏｒｒ）の減圧下で脱泡処理するのが適当である。
度の水不溶性樹脂粒子を固形分濃度として１０〜７０重
量％の範囲で分散させ、さらに必要に応じて着色剤ある
いは微量の界面活性剤、増粘剤等を含有させてなるスラ
リー状塗料の脱泡処理に最適であり、この場合、タンク
内は、マイナス２００〜７６０ｍｍＨｇ（０〜５６０Ｔ
Ｏｒｒ）の減圧下で脱泡処理するのが適当である。
以下、本考案の実施例を示す。
実施条件
被処理液ニスラリ−系塗料（アクリルウレタン、粘度２
５ポイズ）１８０１ 脱泡装置：第１図に示す形態のもの、タンク容量３００
１、攪拌羽根の回転数５０Ｏｒｐｍ、真空ポンプ排気量
４５０ ｌ ／ｍｉｎ 結果 ４０分間で完全脱泡できた。
５ポイズ）１８０１ 脱泡装置：第１図に示す形態のもの、タンク容量３００
１、攪拌羽根の回転数５０Ｏｒｐｍ、真空ポンプ排気量
４５０ ｌ ／ｍｉｎ 結果 ４０分間で完全脱泡できた。
これに対し、本考案の装置における笠状体８、樋９、斜
面１０及び固定部材１１を有しない従来の減圧脱泡装置
にて、攪拌羽根の回転数が３０Ｏｒｐｍであることを除
いて同様に処理したところ、完全脱泡に９０分分間上た
。
面１０及び固定部材１１を有しない従来の減圧脱泡装置
にて、攪拌羽根の回転数が３０Ｏｒｐｍであることを除
いて同様に処理したところ、完全脱泡に９０分分間上た
。
第１図及び第２図は本考案の減圧式脱泡装置の使用状態
縦断面図である。 １・・・・・・タンク、２・・・・・・真空ポンプ、３
・・・・・・パイプ、４・・・・・・液体移送手段、５
・・・・・・モーター、６・・・・・・モーター回転軸
、７・・・・・・攪拌羽根、８・・・・・・笠状体、９
・・・・・・水平樋、１０・・・・・・斜面、１１・・
・・・・固定部材、Ａ・・・・・・被処理液体。
縦断面図である。 １・・・・・・タンク、２・・・・・・真空ポンプ、３
・・・・・・パイプ、４・・・・・・液体移送手段、５
・・・・・・モーター、６・・・・・・モーター回転軸
、７・・・・・・攪拌羽根、８・・・・・・笠状体、９
・・・・・・水平樋、１０・・・・・・斜面、１１・・
・・・・固定部材、Ａ・・・・・・被処理液体。
Claims (3)
- （１）減圧手段を備えているタンクであり、該タンク内
に被処理液体を上方へ移送するための手段、該移送手段
からの被処理液体を受けるため該手段に接続された水平
樋、及び鉄橋の縁部に連なり下方へと延びている斜面が
設けられていることを特徴とする減圧式脱泡装置。 - （２）水平樋が環状であり且つ斜面が笠状である、第１
項の減圧式脱泡装置。 - （３）被処理液体がスラリー状塗料であることを特徴と
する、第１項の減圧式脱泡装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16321779U JPS592803Y2 (ja) | 1979-11-27 | 1979-11-27 | 減圧式脱泡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16321779U JPS592803Y2 (ja) | 1979-11-27 | 1979-11-27 | 減圧式脱泡装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5680203U JPS5680203U (ja) | 1981-06-29 |
| JPS592803Y2 true JPS592803Y2 (ja) | 1984-01-26 |
Family
ID=29674218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16321779U Expired JPS592803Y2 (ja) | 1979-11-27 | 1979-11-27 | 減圧式脱泡装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592803Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59147607A (ja) * | 1983-02-12 | 1984-08-24 | Yamatake Honeywell Co Ltd | オイル脱気装置 |
| JP5548250B2 (ja) * | 2012-10-18 | 2014-07-16 | 株式会社荒井鉄工所 | 含泡液体の脱気方法及びその装置 |
| JP2014233666A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 株式会社荒井鉄工所 | 含泡液体の脱気方法及びその装置 |
| JP7151193B2 (ja) * | 2018-02-28 | 2022-10-12 | 東レ株式会社 | 分散液体の脱泡方法及び塗液の製造方法 |
-
1979
- 1979-11-27 JP JP16321779U patent/JPS592803Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5680203U (ja) | 1981-06-29 |
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