JPS5927346B2 - γ↓−アシル↓−γ↓−ブチロラクトンの製造法 - Google Patents
γ↓−アシル↓−γ↓−ブチロラクトンの製造法Info
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- JPS5927346B2 JPS5927346B2 JP53121109A JP12110978A JPS5927346B2 JP S5927346 B2 JPS5927346 B2 JP S5927346B2 JP 53121109 A JP53121109 A JP 53121109A JP 12110978 A JP12110978 A JP 12110978A JP S5927346 B2 JPS5927346 B2 JP S5927346B2
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Description
【発明の詳細な説明】
このためケトンの段階で反応を止めることは難しく、低
温下で反応を行うかグリニヤール反応剤を酸クロライド
中へ滴下するか、酸クロライドをグリニヤール反応剤に
対し過剰に使用する方法がとられる。
温下で反応を行うかグリニヤール反応剤を酸クロライド
中へ滴下するか、酸クロライドをグリニヤール反応剤に
対し過剰に使用する方法がとられる。
そのような方法を用いても例えばペン本発明はγ−アシ
ルーγ−ブチロラクトンの新規な製造法に関する。さら
に詳しくは光学活性あるいはラセミγ−ブチロラクトン
ーγ一カルボン酸クロライドにグリニヤール反応剤を反
応させることを特徴とする光学活性あるいはラセミγ−
アシルーγ−ブチロラクトンの製造法である。
ルーγ−ブチロラクトンの新規な製造法に関する。さら
に詳しくは光学活性あるいはラセミγ−ブチロラクトン
ーγ一カルボン酸クロライドにグリニヤール反応剤を反
応させることを特徴とする光学活性あるいはラセミγ−
アシルーγ−ブチロラクトンの製造法である。
γ−アシルーγ−ブチロラクトンを製造する方法として
は、γ−ブチロラクトンカルボン酸クロライドに有機金
属化合物、たとえばアルキルカドミウムを作用させる方
法が知られている(J。
は、γ−ブチロラクトンカルボン酸クロライドに有機金
属化合物、たとえばアルキルカドミウムを作用させる方
法が知られている(J。
Am、Chem、Soc、!上 7842(1974)
参照)。しかし、この方法は収率が低く、また有毒な重
金属であるカドミウムを使用するため工業的に有利な方
法とはいい難い。一般にカルボン酸クロライドに有機金
属化合物としてグリニヤール反応剤を作用させた場合、
ケトンを選択的に得ることは困難である。
参照)。しかし、この方法は収率が低く、また有毒な重
金属であるカドミウムを使用するため工業的に有利な方
法とはいい難い。一般にカルボン酸クロライドに有機金
属化合物としてグリニヤール反応剤を作用させた場合、
ケトンを選択的に得ることは困難である。
というのは、1モルのグリニヤール反応剤と1モルのカ
ルボン酸クロライドから生じるケトンにさらにもう1モ
ルのグリニヤール反応剤が作用して第3級アルコールが
生じるためである。−ーーc R ′ C(R2)20
H ゾールクロライドとフェニルマグネシウムブロマイドの
反応において、トリフェニルカルビノールの生成は33
%にも達することが知られている(Org、React
ions、Vol8P、28(1954)参照)。
ルボン酸クロライドから生じるケトンにさらにもう1モ
ルのグリニヤール反応剤が作用して第3級アルコールが
生じるためである。−ーーc R ′ C(R2)20
H ゾールクロライドとフェニルマグネシウムブロマイドの
反応において、トリフェニルカルビノールの生成は33
%にも達することが知られている(Org、React
ions、Vol8P、28(1954)参照)。
本発明者らは、γ−ブチロラクトンーγ一カルボン酸ク
ロライドを原料として有機金属化合物を作用することに
より、γ−アシルーγ−ブチロラクトンを合成する方法
を鋭意検討の結果、グリニヤール反応剤を用いると上記
カルビノ一ル体の副生を伴なうことなく高収率でγ−ア
シルーγ−ブチロラクトンが得られることを見出した。
ロライドを原料として有機金属化合物を作用することに
より、γ−アシルーγ−ブチロラクトンを合成する方法
を鋭意検討の結果、グリニヤール反応剤を用いると上記
カルビノ一ル体の副生を伴なうことなく高収率でγ−ア
シルーγ−ブチロラクトンが得られることを見出した。
この方法は上記アル卓ルカドミウム化合物を用いる方法
に比べ、用いる金属の無毒性、生成物の収率の点ではる
かに有利な反応である。
に比べ、用いる金属の無毒性、生成物の収率の点ではる
かに有利な反応である。
さらに原料として光学活性γ−ブチロラクトン−γ一カ
ルボン酸クロライドを使用した時には生成物γ−アシル
ーγ−ブチロラクトンが光学活性に得られることも見出
し、本発明を完成するに到つた。
ルボン酸クロライドを使用した時には生成物γ−アシル
ーγ−ブチロラクトンが光学活性に得られることも見出
し、本発明を完成するに到つた。
すなわち本発明は
〔式中、※は不斉炭素を表わす。
〕で示される光学活性あるいはラセミγ−ブチロラクト
ンーγ一カルボン酸クロライドに〔式中、Rはアルキル
基あるいはアラルキル基を表わす。
ンーγ一カルボン酸クロライドに〔式中、Rはアルキル
基あるいはアラルキル基を表わす。
Xはハロゲン原子を表わす。〕で示゛されるグリニヤー
ル反応剤を反応させることを特徴とする〔式中、※およ
びRは前記と同意義である。
ル反応剤を反応させることを特徴とする〔式中、※およ
びRは前記と同意義である。
〕で示される光学活性あるいはラセミγ−アシルーγ−
ブチロラクトンの製造法である。その技術的特徴は次の
2点である。
ブチロラクトンの製造法である。その技術的特徴は次の
2点である。
1.有機金属化合物としてグリニヤール反応剤を用いる
にもかかわらず、反応がケトンの段階で止ること、即ち
高選択的にγ−アシルーγ−ブチロラクトン(nI)が
得られる。
にもかかわらず、反応がケトンの段階で止ること、即ち
高選択的にγ−アシルーγ−ブチロラクトン(nI)が
得られる。
2.原料として光学活性酸クロライド(1)を使用すれ
ば光学活性アシル体(■)が得られること。
ば光学活性アシル体(■)が得られること。
(ラセミ酸クロライド(1)からは当然ラセミアシル体
(11)が得られる。)γ−アシルーγ−ブチロラクト
ンは生理活性化合物(医薬、農薬)の合成中間体として
重要な化合物である。
(11)が得られる。)γ−アシルーγ−ブチロラクト
ンは生理活性化合物(医薬、農薬)の合成中間体として
重要な化合物である。
例えばテルペン類、デオキシ糖類あるいは昆虫フエロモ
ンの合成に用いられる(TetrahedronLet
ters2561(1976),Chem.Com.2
99(1978)、J.Am.Chem.Soc.?
7842(1974)参照)。
ンの合成に用いられる(TetrahedronLet
ters2561(1976),Chem.Com.2
99(1978)、J.Am.Chem.Soc.?
7842(1974)参照)。
さらに光学活性γ−アシルーγ−ブチロラクトンを用い
れば、光学活性テルペン類、糖類あるいはフエロモンを
得ることが出来る。一般に生理活性物質においてその光
学異性体のうち特定の対掌体のみが活性を示す場合がし
ばしばある。
れば、光学活性テルペン類、糖類あるいはフエロモンを
得ることが出来る。一般に生理活性物質においてその光
学異性体のうち特定の対掌体のみが活性を示す場合がし
ばしばある。
例えばα−アミノ酸、糖類、医薬、香料、フエロモンな
どである。よつて光学活性γ−アシルーγ−ブチロラク
トンは光学活性な生理活性化合物の中間体として有用で
ある。(1)式のγ−ブチロラクトンーγ一カルボン酸
クロライドはグルタミン酸から亜硝酸による脱アミノ化
、次いで塩化チオニルによる酸クロライド化により容易
に得ることができる(Tetrahedron1P 3
547(1947)、Bull.Chem.Soc.J
ap.4! 1704(1974)参照)。
どである。よつて光学活性γ−アシルーγ−ブチロラク
トンは光学活性な生理活性化合物の中間体として有用で
ある。(1)式のγ−ブチロラクトンーγ一カルボン酸
クロライドはグルタミン酸から亜硝酸による脱アミノ化
、次いで塩化チオニルによる酸クロライド化により容易
に得ることができる(Tetrahedron1P 3
547(1947)、Bull.Chem.Soc.J
ap.4! 1704(1974)参照)。
またここで光学活性グルタミン酸を使用すれば光学活性
γ−ブチロラクトンーγ一カルボン酸を経て、光学活性
γ−ブチロラクトンーγ一カルボン酸クロラィドが得ら
れることは公知であり(上記文献参照)、L−グルタミ
ン酸からは(S)体の、D−グルタミン酸からは(R)
体のγ〜ブチロラクトンーγ一カルボン酸クロライドが
得られる。本発明の出発原料としては、その(有)体あ
るいは(S)体あるいは両者の任意の割合の混合物のい
ずれを用いてもかまわない。(■)式のグリニヤール反
応剤RMgXの置換基Rは炭素数1〜20のアルキル基
、炭素数3〜20のシクロアルキル基あるいは炭素数7
〜20のアラルキル基のいずれかであり、具体的には例
えば次のようなものを例示することができる。
γ−ブチロラクトンーγ一カルボン酸を経て、光学活性
γ−ブチロラクトンーγ一カルボン酸クロラィドが得ら
れることは公知であり(上記文献参照)、L−グルタミ
ン酸からは(S)体の、D−グルタミン酸からは(R)
体のγ〜ブチロラクトンーγ一カルボン酸クロライドが
得られる。本発明の出発原料としては、その(有)体あ
るいは(S)体あるいは両者の任意の割合の混合物のい
ずれを用いてもかまわない。(■)式のグリニヤール反
応剤RMgXの置換基Rは炭素数1〜20のアルキル基
、炭素数3〜20のシクロアルキル基あるいは炭素数7
〜20のアラルキル基のいずれかであり、具体的には例
えば次のようなものを例示することができる。
すなわち、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル
、n−ぺンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、シク
ロヘキシルメチル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−
ノニル、n−デシル、べンジル基などである。Xはハロ
ゲン原子であり、具体的には塩素、臭素、ヨウ素のいず
れかである。
n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル
、n−ぺンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、シク
ロヘキシルメチル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−
ノニル、n−デシル、べンジル基などである。Xはハロ
ゲン原子であり、具体的には塩素、臭素、ヨウ素のいず
れかである。
本発明によつて得られるγ−アシルーγ−ブチロラクト
ンとしては具体的に次の様な化合物を例示することがで
きる。
ンとしては具体的に次の様な化合物を例示することがで
きる。
すなわち、γ−アセチルーγ−ブチロラクトン、γ−プ
ロピオニルーγ−ブチロラクトン、γ−nーブチリルー
γ−ブチロラクトン、γ−n−バレリルーγ−ブチロラ
クトン、γ−n−ヘキサノイルーγ−ブチロラクトン、
γ−n−ヘプタノイル−γ−ブチロラクトン、γ−n−
ウンデカノイル−γ−ブチロラクトン、γ−フエニルア
セチルーγ−ブチロラクトンなどである。
ロピオニルーγ−ブチロラクトン、γ−nーブチリルー
γ−ブチロラクトン、γ−n−バレリルーγ−ブチロラ
クトン、γ−n−ヘキサノイルーγ−ブチロラクトン、
γ−n−ヘプタノイル−γ−ブチロラクトン、γ−n−
ウンデカノイル−γ−ブチロラクトン、γ−フエニルア
セチルーγ−ブチロラクトンなどである。
これらの化合物のうちγ−アセチルーおよびγ−ウンデ
カノイルーγ−ブチロラクトンを除く他の化合物は本発
明により始めて合成された文献未記載の新規化合物であ
る。
カノイルーγ−ブチロラクトンを除く他の化合物は本発
明により始めて合成された文献未記載の新規化合物であ
る。
γ−アルキルーγ−ラクトン化合物群の中には食品香料
に用いられているものがある。
に用いられているものがある。
例えばγ−n−ぺンチルーγ−ブチロラクトンはノナラ
クトンと称しココナツツフレーバーに利用されており、
γ−n−ヘプチルーγ−ブチロラクトンはウンデカラク
トンと称し桃のフレーバーとして利用されている。また
γ−n−ヘキシルーγ−ブチロラクトンはその…体が木
犀の精油中に主成分として含まれており、その勾いの本
体となつている(Perfume&Essential
OilRecord557(1967)参照)。本発明
者らにより得られたγ−アシルーγ−ブチロラクトンは
上記γ−アルキルーγ−ブチロラクトンのケト類縁体に
相当し、γ−アルキルーγーブチロラクトンと類似の芳
香を有しており、新規香気物質として有用である。
クトンと称しココナツツフレーバーに利用されており、
γ−n−ヘプチルーγ−ブチロラクトンはウンデカラク
トンと称し桃のフレーバーとして利用されている。また
γ−n−ヘキシルーγ−ブチロラクトンはその…体が木
犀の精油中に主成分として含まれており、その勾いの本
体となつている(Perfume&Essential
OilRecord557(1967)参照)。本発明
者らにより得られたγ−アシルーγ−ブチロラクトンは
上記γ−アルキルーγ−ブチロラクトンのケト類縁体に
相当し、γ−アルキルーγーブチロラクトンと類似の芳
香を有しており、新規香気物質として有用である。
本発明は通常溶媒中で行われる。
反応溶媒としては通常グリニヤール反応に用いられる溶
媒が用いられる。すなわちジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメチルセルソルブ、ジグラ
イムなどのようなエーテル類あるいはヘキサン、べンゼ
ン、トルエンのような炭化水素類あるいはこれらの2種
以上よりなる混合溶媒系が好適に用いられる。反応温度
については特に制限はないが、グリニヤール反応が起こ
る範囲、即ち−100℃から用いる溶媒の沸点までで行
えるが、副反応をさけるために出来るだけ低温で行うの
が好ましく、−80℃から+20℃がより好適である。
媒が用いられる。すなわちジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメチルセルソルブ、ジグラ
イムなどのようなエーテル類あるいはヘキサン、べンゼ
ン、トルエンのような炭化水素類あるいはこれらの2種
以上よりなる混合溶媒系が好適に用いられる。反応温度
については特に制限はないが、グリニヤール反応が起こ
る範囲、即ち−100℃から用いる溶媒の沸点までで行
えるが、副反応をさけるために出来るだけ低温で行うの
が好ましく、−80℃から+20℃がより好適である。
反応に用いるグリニヤール反応剤のγ−ブチロラクトン
ーγ一カルボン酸クロライドに対するモル比は、当モル
付近が良く、実際には1モル以下が好適である。
ーγ一カルボン酸クロライドに対するモル比は、当モル
付近が良く、実際には1モル以下が好適である。
それ以上の使用は生成したγ−アシルーγ−ブチロラク
トンにグリニヤール反応剤がさらに反応して種々の副生
物を与える。グリニヤール反応剤の添加の方法は、上記
の理由によりグリニヤール反応剤の過剰量をさけるため
にグリニャール反応剤をγ−ラクトンーγ一カルボン酸
クロライドに加えるのが望ましい。
トンにグリニヤール反応剤がさらに反応して種々の副生
物を与える。グリニヤール反応剤の添加の方法は、上記
の理由によりグリニヤール反応剤の過剰量をさけるため
にグリニャール反応剤をγ−ラクトンーγ一カルボン酸
クロライドに加えるのが望ましい。
本発明の方法によつて得られた新規γ−アシルーγ−ブ
チロラクトンはその構造をマススペクトル、IR,NM
Rによつて確認し、既知化合物については、■R,NM
Rが標品と一致することで確認した。以下に実施例をあ
げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はもちろ
んこれらに限定されるものではない。
チロラクトンはその構造をマススペクトル、IR,NM
Rによつて確認し、既知化合物については、■R,NM
Rが標品と一致することで確認した。以下に実施例をあ
げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はもちろ
んこれらに限定されるものではない。
実施例 1
臭化ヘキシル27.29(0.165mole)とマグ
ネシウム片4.O59(0.165′atm)からテト
ラヒドロフラン100ml,中でグリニヤール反応剤を
調製した。
ネシウム片4.O59(0.165′atm)からテト
ラヒドロフラン100ml,中でグリニヤール反応剤を
調製した。
(S)…一γ−ブチロラクトンーγ一カルボン酸クロラ
イド22.289(0.15mo1e)のテトラヒドロ
フラン50ml溶液中に−78℃で上記グリニヤール反
応剤を30分間で滴下した。
イド22.289(0.15mo1e)のテトラヒドロ
フラン50ml溶液中に−78℃で上記グリニヤール反
応剤を30分間で滴下した。
一時間かけて室温まで昇温し、さらに2時間室温で撹拌
した。反応混合物に塩化アンモニウムを飽和した2N一
塩酸100mlを加えて分解し、有機層を分液した。さ
らに水層をエーテルで抽出し前者と合した。抽出液から
溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトで分離
した(カルビノ一ルの生成はほとんど認められなかつた
)。さらにクーゲル・ロールで蒸留して(S)一γ−・
\プタノイルーγ−ブチロラクトンを無色油状物として
20.69得た(収率69,3%)。このサンプルは次
の物理恒数を示した。このものは桃様の芳香を有する。
した。反応混合物に塩化アンモニウムを飽和した2N一
塩酸100mlを加えて分解し、有機層を分液した。さ
らに水層をエーテルで抽出し前者と合した。抽出液から
溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトで分離
した(カルビノ一ルの生成はほとんど認められなかつた
)。さらにクーゲル・ロールで蒸留して(S)一γ−・
\プタノイルーγ−ブチロラクトンを無色油状物として
20.69得た(収率69,3%)。このサンプルは次
の物理恒数を示した。このものは桃様の芳香を有する。
実施例 2〜7
各種異なるグリニヤール反応剤を用いて実施例1と同様
の反応を行つた。
の反応を行つた。
結果を表1に示す。実施例 8ベンジルクロライド6.
96f1(0.055m0Ie)とマグネシウム片1.
34f!(0.0559atm)からエチルエーテル5
0m1とテトラヒドロフラン50m1の混合溶媒中で調
整したグリニヤール反応剤を(S)−γ−ブチロラクト
ン−γ一カルボン酸クロライド7.43′(0.05m
01e)のテトラヒドロフラン50m1溶液中に−78
℃で30分間で滴下した。
96f1(0.055m0Ie)とマグネシウム片1.
34f!(0.0559atm)からエチルエーテル5
0m1とテトラヒドロフラン50m1の混合溶媒中で調
整したグリニヤール反応剤を(S)−γ−ブチロラクト
ン−γ一カルボン酸クロライド7.43′(0.05m
01e)のテトラヒドロフラン50m1溶液中に−78
℃で30分間で滴下した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、※は不斉炭素を表わす。 〕で示される光学活性あるいはラセミγ−ブチロラクト
ン−γ−カルボン酸クロライドに式 RMgX 〔式中、Rはアルキル基あるいはアラルキル基を表わす
。 Xはハロゲン原子を表わす。〕で示されるグリニヤール
反応剤を反応させることを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、※およびRは前記と同意義である。 〕で示される光学活性あるいはラセミγ−アシル−γ−
ブチロラクトン製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53121109A JPS5927346B2 (ja) | 1978-09-29 | 1978-09-29 | γ↓−アシル↓−γ↓−ブチロラクトンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53121109A JPS5927346B2 (ja) | 1978-09-29 | 1978-09-29 | γ↓−アシル↓−γ↓−ブチロラクトンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5547669A JPS5547669A (en) | 1980-04-04 |
JPS5927346B2 true JPS5927346B2 (ja) | 1984-07-05 |
Family
ID=14803092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53121109A Expired JPS5927346B2 (ja) | 1978-09-29 | 1978-09-29 | γ↓−アシル↓−γ↓−ブチロラクトンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927346B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0317470U (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-21 |
-
1978
- 1978-09-29 JP JP53121109A patent/JPS5927346B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0317470U (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5547669A (en) | 1980-04-04 |
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