JPS5926942Y2

JPS5926942Y2 - 食品調理装置

Info

Publication number: JPS5926942Y2
Application number: JP15057779U
Authority: JP
Inventors: 敬祐伊原; 敦之高山; 光正岩田; 彰司星野
Original assignee: 東芝テック株式会社
Priority date: 1979-10-30
Filing date: 1979-10-30
Publication date: 1984-08-04
Also published as: JPS5669241U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は食品加工容器内のカッターを回転駆動するこ
とにより上記容器内で野菜その他の材料を切削加工する
食品調理装置に係り、特に上記容器から蓋体を取外した
ときカッターの回転を防止するようにした食品調理装置
に関する。

一般に、この種の装置では、食品加工容器の上方開口部
を開けた状態で容器内のカッターを回転駆動すると危険
であり、容器内で切削された食品材料が外部へ飛散する
ことにもなるので、必ず上記開口部を蓋体にて閉塞した
状態で上記カッターを駆動しなげればならない。

そこで、上記容器から蓋体を取外したときには、上記カ
ッター駆動用モータのスイッチをオン操作できないよう
にしたものが開発されている。

しかしながら、そのような従来装置にあっては、上記蓋
体を取外したとき、上記操作スイッチのオン操作は禁止
されているが、カッターに対する格別な回り止め手段が
なされていなかったので、モータが停止していてもカッ
ターが自由に回転してしまい、そのため調理者が前記容
器内に野菜等の食品材料を投入する際に、例えば食品材
料がカッターに当たってカッターが多少回転し、調理者
の手を傷つけるおそれが多分にあり危険であった。

この考案は上述したような事情を考慮してなされたもの
で、装置本体にセットされる食品加工容器から蓋体を取
外したとき、カッター駆動用モータを通電制御する操作
スイッチのオン操作を禁止するとともに上記カッターの
回転を確実に防止して上記カッターの回転により調理者
の手を傷つけることがなく安全に使用することができる
食品調理装置を提供することを目的とする。

以下、この考案の一実施例を第１図乃至第６図を参照し
て説明する。

第１図において、１はモータ２を内臓する装置本体で、
この本体１には食品加工容器３が着脱自在に装着されて
いる。

この容器３内のカッター４はベルトＢを介して前記モー
タ２によって回転駆動されるようになっている。

また、上記容器３の上方開口部は外周面に抑圧突起５を
有する着脱自在な蓋体６によって閉塞されている。

この蓋体６は上記容器３に対して所定量一定方向へ回動
操作することによって容器に対して係止されるようにな
っており、蓋体６が係止されたとき抑圧突起５によって
後述する受は部１５を押圧するようになっている。

一方、本体１のモータ収容部上端部には第２図に示すよ
うに操作スイッチ７および後述するスイッチロック部材
１４等が設けられている。

この操作スイッチ７は第３図に示すような構成になって
いる。

すなわち、本体１に取付けられたフレーム８に対し、複
数（この実施例では４個）の操作片１０が上、下方向へ
往復動作可能に取付けられており、これらの操作片１０
はそれぞればね１１によって常時上方向に付勢されてい
る。

上記操作片１０の上端部には操作ボタン９が設げられて
おり、これらの操作ボタン９は、例えば抑圧操作時にの
みモータ２を回転駆動するフラッシュ操作ボタン９ａ、
モータ２を高速回転させる高速操作ボタン９ｂ、モータ
２を低速回転させる低速操作ボタン９ｃおよびモータ２
を停止させる停止操作ボタン９ｄである。

さらに、上記各操作片１０の中間部位には係止突起１０
ｇが設けられている。

また、前記フレーム８には係止板１２が水平方向に進退
動作可能に取付けられており、ばね１３によって第３図
中右方向へ付勢されている。

また、係止板１２は前記高速操作ボタン９ｂおよび低速
操作ボタン９ｃに対応する部位に係止突起１０ａに係止
して各操作ボタン９ｂｔ９ｃを押込位置に保持
するフック部１２ａが設けられており、操作ボタン９ｂ
または９ｃを適宜選択的に押込操作することによって前
記モータ２を連続的に回転させることができるようにな
っている。

また、前記スイッチロック部材１４の上面には第４図に
示すように、前記容器３側の端部に受は部１５が立設さ
れている。

また、スイッチロック部材１４は前記フレーム８の下方
位置にて第４図中左、右方向へ往復動作可能になってお
り、前記各操作片１０に対応する部位に挿通孔１７を有
している。

そして、このスイッチロック部材１４は第４図中本体１
の右端部に一端が固定されたばね１８により前記容器３
方向へ付勢され常時は前記スイッチ７のオン操作、すな
わち操作片１０の下降操作を禁止するスイッチロック位
置に弾性保持されている。

そして、前記蓋体６が容器３に対して確実に係止された
状態では抑圧突起５に押圧され上記弾性保持力に抗して
上記操作スイッチ７のオン操作禁止状態を解除する動作
位置、すなわち操作片１０が挿通孔１７内に挿通し得る
位置まで移動するようになっている。

なお、図中１９はスイッチロック部材１４の上面に突設
された係止解除部で、これは高速または低速操作ボタン
９ｂｔ９ｃが押込位置に保持されているとき、
蓋体６を誤って取外してしまった場合、スイッチロック
部材１４のスイッチロック位置方向への移動に伴なって
、前記係止板１２を第３図中左方へスライドさせフック
部１２ａによる係止突起１０ａの係止を解除して前記高
、低速操作ボタン９ｂ、９ｃを自動的に上昇復帰させる
ためのものである。

また、第１図〜第４図に示すように本体１の上部はカバ
ー２０によって覆われている。

このカバー２０は本体１に対して着脱自在であり、かつ
操作ボタン９を外部に導出する透孔および押圧突起５を
内部に導入させる透孔を有している。

一方、前記管は部１５０周縁部にはゴム等の弾性材料よ
りなるパツキンＰが取着サレテおり、スイッチロック部
材１４が前記スイッチロック位置にあるときこのパツキ
ンＰがカバ−２０内面の押圧突起５導入用透孔の周縁部
に圧接して、蓋体６を容器３から取外した際、水や食品
材料の切削片が前記透孔よりカバー２０内に浸入するの
を防止するようにしている。

前記スイッチロック部材１４の下面には第５図に示すよ
うにコ字状の枠部材２３が取着サレこの枠部材２３内に
皮、ゴム或いは布等の摩擦係数の大きな材料よりなるブ
レーキ片２４が充填されている。

一方、前記モータ２の回転軸２ａには第５図に示す回転
体２１が取着されていて、スイッチロック部材１４がス
イッチロック位置（前記操作スィッチ７０オン操作を禁
止する位置）にあるときブレーキ片２４が上記回転体２
１に圧接するようになっている。

そこで、この食品調理装置を使用するときは、まず容器
３の蓋体６を取外し、容器３内に食品材料を投入する。

このとき、スイッチロック部材１４は容器３側へ移動し
てスイッチロック位置にあり、操作スイッチＩの操作片
１０の下降を禁止するとともに、回転体２１の外周には
ブレーキ片２４が圧接され、モータ２の回転、すなわち
カッター４の回転が確実に防止されている。

次に、容器３の上方開口部を蓋体６によって閉塞する。

すると、スイッチロック部材１４は受は部１５を蓋体６
の押圧突起５に押圧されて第１図中右方向へ移動し、ま
たブレーキ片２４は第５図中矢印方向へ移動して回転体
２１から引き離される。

そこで、例えば高速操作ボタン９ｂを押込操作すると、
操作片１０が挿通孔ｊ７内に挿入され操作片１０の係止
突起１０ａが係止板１２のフック部１２ａにて係止され
、モータ２が高速回転して、カッター４が高速駆動し容
器３内の食品材料がカッター４によって切削加工される
。

食品材料の切削加工が終了すると、停止操作ボタン９ｄ
を押込操作する。

そうすると、係止板１２が第３図中左方へ移動され、フ
ック部１２ａから係止突起１０ａが外れて、高速操作ボ
タン９ｄが上昇復帰し、モータ２が停止し、同時にカッ
ター４も停止する。

このようにして所定の切削加工が終了したならば蓋体６
を容器３から取外して、加工された食品材料を取出せば
よい。

このとき、スイッチロック位置に復帰すると同時に、ブ
レーキ片２４が回転体２１の外周に圧接し、また操作ス
イッチＴは第６図ａに示すように操作片１０の下降がス
イッチロック部材１４によって禁止される状態となる。

したがって、蓋体６が容器３から取外されると、モータ
２の回転がブレーキ片２４によって確実に防止され、そ
の結果、カッター４の回転も確実に防止されることにな
る。

以上、実施例にもとづいて説明したように、この考案の
食品調理装置によれば、食品加工容器３から蓋体６を取
外したとき、操作スイッチ１のオン操作が禁止されると
同時にカッター４の回転が確実に防止されるので、従来
のように容器３内に食品材料を投入する際にカッター４
の回転により調理者の手を傷つけるなどの危険が防止さ
れ、安全に使用することができる。

なお、この考案は上述した実施例に限定されるものでは
ない。

例えば、上述した実施例では蓋体として容器に対して回
動操作により係止するものとしたが、スライド操作によ
り係止するものとしてもよい。

また、回転体としてはモータプーリを利用し、そのプー
リの一部表面にブレーキ片を圧接するようにしてもよい
。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は食品調
理装置の正面図、第２図は装置本体上部を示す斜視図、
第３図は操作スイッチ周辺部の断面図、第４図はスイッ
チロック部材と蓋体との関係を示す平面図、第５図は回
転体とブレーキ片との関係を示す斜視図、第６図ａｙｂ
は操作スイッチとスイッチロック部材との関係を示す断
面図である。１・・・装置本体、２・・・モータ、３・・食品加工容
器、４・・・カッター、６・・・蓋体、Ｉ・・・操作ス
イッチ、１４・・・スイッチロック部材、２１・・・回
転体、２４・・・ブレーキ片。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

モータを内臓する装置本体と、この本体にセットされ内
部のカッターを上記モータによって回転駆動される食品
加工容器と、この容器の上方開口部を閉塞する着脱自在
な蓋体と、前記装置本体に設けられ前記モータを通電制
御する操作スイッチと、常時は上記操作スイッチのオン
操作を禁止する位置に弾性保持されており前記蓋体が所
定の位置に装着されたとき上記蓋体により前記弾性保持
力に抗して上記操作スイッチのオン操作禁止状態を解除
する位置まで移動するスイッチロック部材と、前記モー
タの回転軸に取着された回転体と、前記スイッチロック
部材に取着され上記スイッチロック部材が上記操作スイ
ッチのオン操作禁止位置にあるとき上記回転体に圧接す
るブレーキ片とを具備したことを特徴とする食品調理装
置。