JPS5926800B2 - インデユ−サ付ポンプ - Google Patents
インデユ−サ付ポンプInfo
- Publication number
- JPS5926800B2 JPS5926800B2 JP5304577A JP5304577A JPS5926800B2 JP S5926800 B2 JPS5926800 B2 JP S5926800B2 JP 5304577 A JP5304577 A JP 5304577A JP 5304577 A JP5304577 A JP 5304577A JP S5926800 B2 JPS5926800 B2 JP S5926800B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inducer
- pump
- flow
- blade
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は低流量域における脈動を抑制し、ポンプの運
転可能領域を拡大するようにしたインデューサ付ポンプ
に関するものである。
転可能領域を拡大するようにしたインデューサ付ポンプ
に関するものである。
従来のインデューサ付ポンプは第1図の如くに構成され
ている。
ている。
即ち、インデューサ1は主羽根車2が取付けられた回転
軸3の前方に固定されており、吸込圧を加圧し主羽根車
2に発生するキャビテーションを抑制する機能を有する
。
軸3の前方に固定されており、吸込圧を加圧し主羽根車
2に発生するキャビテーションを抑制する機能を有する
。
通常、インチユーブ1はボス1aと一体に成形された一
定ピッチの螺旋状羽根1bからなっている。
定ピッチの螺旋状羽根1bからなっている。
このようなへりカル状インデューサは流量が小で、吸込
圧が非常に低い場合、インデューサに低周波の比較的大
きな脈動が発生し安定したポンプの運転が困難になる問
題がある。
圧が非常に低い場合、インデューサに低周波の比較的大
きな脈動が発生し安定したポンプの運転が困難になる問
題がある。
この脈動の発生原因は明確に究明がなされていないのが
現状であるが、逆流の発生、予旋回の増大およびキャビ
テーション体積の増大等が主要原因であろうと推測され
ている。
現状であるが、逆流の発生、予旋回の増大およびキャビ
テーション体積の増大等が主要原因であろうと推測され
ている。
この脈動を回避する対策として従来は1、不均一な入口
逆流を軸対称化するため、インデューサ入口に絞り板を
挿嵌する。
逆流を軸対称化するため、インデューサ入口に絞り板を
挿嵌する。
(■)、インデューサの羽根に反りを設ける等の対策が
なされている。
なされている。
しかし、(I)の対策では、大流量域においては逆に絞
り板がキャビテーション性能の悪化をもだらす。
り板がキャビテーション性能の悪化をもだらす。
また、(■)の対策では、羽根に反りのあるインデュー
サの製作は反シのない場合に比べて多くの困難を伴う。
サの製作は反シのない場合に比べて多くの困難を伴う。
等の問題がある。この発明はインデューサの外周端が対
向するケーシング面にインデューサの羽根傾斜方向と逆
方向に傾斜する固定羽根を一体あるいは別体に形成して
なるもので、上記のような従来技術の欠点を解消するよ
うにしだものである。
向するケーシング面にインデューサの羽根傾斜方向と逆
方向に傾斜する固定羽根を一体あるいは別体に形成して
なるもので、上記のような従来技術の欠点を解消するよ
うにしだものである。
以下、この発明の一実施例を第2図〜第5図について説
明する。
明する。
第1図と同一部分に相当する個所には同一符号を付して
説明する。
説明する。
第2図において、インデューサ1の羽根1b外周端が対
向するケーシング4の内面には螺旋状の複数枚の固定羽
根5が一体的に形成されている。
向するケーシング4の内面には螺旋状の複数枚の固定羽
根5が一体的に形成されている。
この羽根5の人口端はケーシング4の端面に接続し閉鎖
形成されており、出口端は下流側に開放されている。
形成されており、出口端は下流側に開放されている。
したがって、作動流体が通過する実質的な断面積は入口
に比べて出口が犬となる。
に比べて出口が犬となる。
螺旋状の固定羽根5は第3図にその展開図を示すが、周
方向に対してβ なる角度で傾斜し取付けられており、
インデューサ羽根1bの取付角度β5と逆方向に配置さ
れている。
方向に対してβ なる角度で傾斜し取付けられており、
インデューサ羽根1bの取付角度β5と逆方向に配置さ
れている。
この相互関係は次式を満足するように設定するのが望し
い。
い。
即ちここに、Hoはインデューサの全揚程、gは重力の
加速度、ηhはインデューサの水力効率である。
加速度、ηhはインデューサの水力効率である。
また、第3図中の速度三角形において、Cは絶対流速、
Wは相対流速、Uは周速度であり、添字1は羽根車入口
側、2は羽根車出口側、Uは周方向成分、mは軸方向成
分を示す。
Wは相対流速、Uは周速度であり、添字1は羽根車入口
側、2は羽根車出口側、Uは周方向成分、mは軸方向成
分を示す。
インデューサへの流入角度β1がインデューサ羽根1b
の取付角度βbに等しくなるような設計流量においてポ
ンプを運転すると、インデューサ内部では遠心力により
流れの粒子が外周側に向かい第4図に示す如く、ケーシ
ング4に形成した固定羽根5にも流入し拡大し下流側に
流れる。
の取付角度βbに等しくなるような設計流量においてポ
ンプを運転すると、インデューサ内部では遠心力により
流れの粒子が外周側に向かい第4図に示す如く、ケーシ
ング4に形成した固定羽根5にも流入し拡大し下流側に
流れる。
この場合、固定羽根5に流入した流れは角度β に沿っ
て流出する。
て流出する。
インデューサ人、出口の流路断面積の相違によってイン
デューサ出口における軸方向流速Cは入口の軸方向流速
Cに比べて小さくなる。
デューサ出口における軸方向流速Cは入口の軸方向流速
Cに比べて小さくなる。
したがって、速度三角形から明らかなように、インデュ
ーサ出口において、c[J2なる速度成分が得られる。
ーサ出口において、c[J2なる速度成分が得られる。
即ち、U2.cU/ηhj gなる全揚程の上昇が得ら
れる。
れる。
このことは、羽根1bの取付角度β に等しい流入角度
β1の流れでも加圧作用が得られることを示している。
β1の流れでも加圧作用が得られることを示している。
また、インデューサ出口における流れはCなる速度ベク
トルの方向に流出し、固定羽根5出口における流れは羽
根角度β の方向にあるからc2の方向と一致する。
トルの方向に流出し、固定羽根5出口における流れは羽
根角度β の方向にあるからc2の方向と一致する。
したがって両者の流れが合流する際の損失はきわめて小
さいものとなる。
さいものとなる。
つぎに、上記設計流量より小なる低流量域における流れ
の状態を説明する。
の状態を説明する。
第5図aは従来のインデューサ付ポンプの場合を、また
第5図すはこの発明のインデューサ付ポンプの場合の流
れの状態を示す。
第5図すはこの発明のインデューサ付ポンプの場合の流
れの状態を示す。
aの場合は逆流6が発生すると、その影響が上流の遠く
まで達し、キャビテーション脈動を生じ易くなる。
まで達し、キャビテーション脈動を生じ易くなる。
一方、この発明のbの場合には固定羽根5の存在によっ
て図示の如く、逆流6の上流側への伝播が抑制される。
て図示の如く、逆流6の上流側への伝播が抑制される。
その結果、逆流と予旋回の増大を抑え、かつキャビテー
ション体積の発達を抑制するから、キャビテーション脈
動の発生をきわめて小さくすることができる。
ション体積の発達を抑制するから、キャビテーション脈
動の発生をきわめて小さくすることができる。
第6図はこの発明の他の実施例を示すもので、固定羽根
5が形成されるケーシング4の面がテーパ状になってい
ることが特徴であり、上記の場合とほぼ同一の作用効果
を得ることができる。
5が形成されるケーシング4の面がテーパ状になってい
ることが特徴であり、上記の場合とほぼ同一の作用効果
を得ることができる。
尚、固定羽根の形成はケーシングと一体成形する必要は
なく、別体に製作してケーシングにねじ等で取付けるよ
うにすることもできる。
なく、別体に製作してケーシングにねじ等で取付けるよ
うにすることもできる。
以上説明したように、この発明によればインデューサの
外周端が対向するケーシング面にインデューサの羽根傾
斜方向と逆方向に傾斜する固定羽根を一体あるいは別体
に形成するようにしたから、低流量、低吸込圧の条件下
において発生する低周波の脈動を抑制することができる
のでポンプの運転範囲を大巾に拡大することができる。
外周端が対向するケーシング面にインデューサの羽根傾
斜方向と逆方向に傾斜する固定羽根を一体あるいは別体
に形成するようにしたから、低流量、低吸込圧の条件下
において発生する低周波の脈動を抑制することができる
のでポンプの運転範囲を大巾に拡大することができる。
第1図は従来のインデューサ付ポンプの縦断面図、第2
図はこの発明のインデューサ付ポンプの縦断面図、第3
図は第2図の固定羽根およびインデューサ羽根の展開図
、第4図は設計流量域における流れの状態を説明する図
、第5図は低流量域における流れの状態を説明する図、
第6図はこの発明の他の実施例を説明する図である。 1・・・・・・インデューサ、2・・・・・・主羽根車
、4・・・・・・ケーシング、5・・・・・・固定羽根
、6・・・・・・逆流。
図はこの発明のインデューサ付ポンプの縦断面図、第3
図は第2図の固定羽根およびインデューサ羽根の展開図
、第4図は設計流量域における流れの状態を説明する図
、第5図は低流量域における流れの状態を説明する図、
第6図はこの発明の他の実施例を説明する図である。 1・・・・・・インデューサ、2・・・・・・主羽根車
、4・・・・・・ケーシング、5・・・・・・固定羽根
、6・・・・・・逆流。
Claims (1)
- 1 インデューサを主羽根車の前に設置してなるポンプ
において、前記インデューサの外周端が対向するケーシ
ング面に該インデューサの羽根傾斜方向と逆方向に傾斜
する固定羽根を一体あるいは別体に形成してなることを
特徴とするインデューサ付ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5304577A JPS5926800B2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | インデユ−サ付ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5304577A JPS5926800B2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | インデユ−サ付ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53138503A JPS53138503A (en) | 1978-12-04 |
JPS5926800B2 true JPS5926800B2 (ja) | 1984-06-30 |
Family
ID=12931899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5304577A Expired JPS5926800B2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | インデユ−サ付ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926800B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4838759A (en) * | 1987-04-10 | 1989-06-13 | Rockwell International Corporation | Cavitation-resistant inducer |
JP4702599B2 (ja) * | 2005-03-18 | 2011-06-15 | 株式会社Ihi | 高速ポンプのインデューサ装置 |
-
1977
- 1977-05-11 JP JP5304577A patent/JPS5926800B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53138503A (en) | 1978-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5228832A (en) | Mixed flow compressor | |
US3788765A (en) | Low specific speed compressor | |
US3260443A (en) | Blower | |
KR101036567B1 (ko) | 개량된 펌프 임펠러 | |
WO2012077580A1 (ja) | 遠心型ターボ機械 | |
US6017187A (en) | Device for reducing noise in centrifugal pumps | |
US4721435A (en) | Fluid flow control means for pumps and the like | |
US801304A (en) | Centrifugal fan or pump. | |
US2992617A (en) | Centrifugal pump with self-priming characteristics | |
EP0446900B1 (en) | Mixed-flow compressor | |
JP6763804B2 (ja) | 遠心圧縮機 | |
JP6065509B2 (ja) | 遠心圧縮機 | |
JPH09119396A (ja) | ディフューザつき遠心圧縮機 | |
JPS5926800B2 (ja) | インデユ−サ付ポンプ | |
JP4964308B2 (ja) | 両吸込ポンプ | |
JP3350934B2 (ja) | 遠心型流体機械 | |
JP2007177737A (ja) | 遠心圧縮機 | |
CA1146809A (en) | Impeller | |
JP4174693B2 (ja) | 遠心圧縮機のディフューザー | |
JPH10331794A (ja) | 遠心圧縮機 | |
JP3072867B2 (ja) | 多段遠心圧縮機 | |
CN112177949A (zh) | 多级离心压缩机 | |
JPS6344960B2 (ja) | ||
RU2282754C1 (ru) | Надроторное устройство компрессора и осевой компрессор | |
JPH10331793A (ja) | 遠心圧縮機の戻り流路構造 |