JPS5926643B2 - キルド鋼の製造方法 - Google Patents
キルド鋼の製造方法Info
- Publication number
- JPS5926643B2 JPS5926643B2 JP13523179A JP13523179A JPS5926643B2 JP S5926643 B2 JPS5926643 B2 JP S5926643B2 JP 13523179 A JP13523179 A JP 13523179A JP 13523179 A JP13523179 A JP 13523179A JP S5926643 B2 JPS5926643 B2 JP S5926643B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- killed steel
- molten steel
- killed
- hydrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C7/00—Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
- C21C7/04—Removing impurities by adding a treating agent
- C21C7/068—Decarburising
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は酸素底吹転炉を用いる製鋼法による低水素成分
のキルド鋼の製造法に関する。
のキルド鋼の製造法に関する。
一般に底吹き転炉(製鋼法)はQ−Bop、あるいはO
BM等と呼ばれ広く世界的に用いられている。
BM等と呼ばれ広く世界的に用いられている。
しかしながら、酸素底吹きを実施することから、炉底に
設けたノズル溶損防止用に炭化水素系冷却剤を用いるた
めに吹酸終了時点での溶鋼中水素含有量は高く8贈程に
達することもある。
設けたノズル溶損防止用に炭化水素系冷却剤を用いるた
めに吹酸終了時点での溶鋼中水素含有量は高く8贈程に
達することもある。
従って出鋼時に例えばAtを添加する従来の製鋼法では
At添加後の溶鋼中H含有量が6pI)m以上となる場
合もあり、これを造塊工程あるいは連続鋳造工程を経て
鋳塊とする際に水素起因の気泡性欠陥が発生し問題であ
る。
At添加後の溶鋼中H含有量が6pI)m以上となる場
合もあり、これを造塊工程あるいは連続鋳造工程を経て
鋳塊とする際に水素起因の気泡性欠陥が発生し問題であ
る。
したがって従来は吹錬終了後出鋼までの間で例えば溶鋼
トン尚り1〜3Nd程度のアルゴンもしくは窒素ガスを
吹き込み、脱水素処理を実施して溶鋼中水素を6pI)
m未満に下げたのち出鋼し、Atを添加してアルミキル
ド鋼を製造していた。
トン尚り1〜3Nd程度のアルゴンもしくは窒素ガスを
吹き込み、脱水素処理を実施して溶鋼中水素を6pI)
m未満に下げたのち出鋼し、Atを添加してアルミキル
ド鋼を製造していた。
しかしながらアルゴンガスは高価であることから、アル
ゴンガスの使用は底吹転炉によるアルミキルド製造時に
おけるコストの高騰を来たし、一方窒素ガスの使用はア
ルゴンガス正比較してコスト安ではあるが、溶鋼中窒素
含有量を高め、アルミキルド鋼の材質、例えば冷延用ア
ルミキルド鋼板では材質が硬くなり、加工性を害する結
果になり望ましくない。
ゴンガスの使用は底吹転炉によるアルミキルド製造時に
おけるコストの高騰を来たし、一方窒素ガスの使用はア
ルゴンガス正比較してコスト安ではあるが、溶鋼中窒素
含有量を高め、アルミキルド鋼の材質、例えば冷延用ア
ルミキルド鋼板では材質が硬くなり、加工性を害する結
果になり望ましくない。
本発明は上述した品質的、経済的欠陥を解決すべくなさ
れたもので、その特徴とするところは、酸素底吹き転炉
で溶製した溶鋼からキルド鋼を製造するにあたり、未脱
酸状態で出鋼し出鋼時のボイリングを利用して水素含有
量を低減させたのち、A7もしくはAt合金からなる脱
酸剤を添加するキルド鋼の製造方法にある。
れたもので、その特徴とするところは、酸素底吹き転炉
で溶製した溶鋼からキルド鋼を製造するにあたり、未脱
酸状態で出鋼し出鋼時のボイリングを利用して水素含有
量を低減させたのち、A7もしくはAt合金からなる脱
酸剤を添加するキルド鋼の製造方法にある。
上述した如き鋼塊もしくは連続鋳造鋳片の凝固時におけ
る水素起因の気泡性欠陥の発生を防止するためには溶鋼
中水素含有量を6pp[1未満にすることが必要である
。
る水素起因の気泡性欠陥の発生を防止するためには溶鋼
中水素含有量を6pp[1未満にすることが必要である
。
本発明者は種々研究を重ねた結果、例えばAtなどの脱
酸剤を実質的にほとんど使用しないで、つまり未脱酸状
態で出鋼を完了すると出鋼流による空気の巻込み等によ
る激しいボイリングにより溶鋼中の水素の一部が大気中
に放散され特別な脱水素処理を施こさなくとも溶鋼中の
水素を6ppI[1未満に低減し得ることを見出すとと
もに、本発明者等がさきに開発した耐火物浸漬管を使用
したAtなどの合金添加方法などに代表される出鋼後に
成分調整をする技術を利用することにより、底吹き転炉
で溶製した溶鋼より合理的にAtキルド鋼ならびにAI
?−8iキルド鋼を製造することを可能としたのである
。
酸剤を実質的にほとんど使用しないで、つまり未脱酸状
態で出鋼を完了すると出鋼流による空気の巻込み等によ
る激しいボイリングにより溶鋼中の水素の一部が大気中
に放散され特別な脱水素処理を施こさなくとも溶鋼中の
水素を6ppI[1未満に低減し得ることを見出すとと
もに、本発明者等がさきに開発した耐火物浸漬管を使用
したAtなどの合金添加方法などに代表される出鋼後に
成分調整をする技術を利用することにより、底吹き転炉
で溶製した溶鋼より合理的にAtキルド鋼ならびにAI
?−8iキルド鋼を製造することを可能としたのである
。
以下に実施例を述べる。
実施例 1
70トン底吹き転炉(実験炉)でQ−Bop法として一
般に行なわれている精錬条件で吹酸し、吹止めC約0.
05%で吹錬を中止し約2N1TVTon 。
般に行なわれている精錬条件で吹酸し、吹止めC約0.
05%で吹錬を中止し約2N1TVTon 。
s teelのアンボンでリンシング後(表1の1−a
)またはリンシングすることなく(表1の1−b)出鋼
時にAtを添加して低臭Atキルド鋼を溶製した。
)またはリンシングすることなく(表1の1−b)出鋼
時にAtを添加して低臭Atキルド鋼を溶製した。
At添加後の溶鋼より水素分析用試料を採取し調査した
。
。
さらにこれをスラブ用連鋳機で鋳造し鋳片の表面気泡発
生状態を観察した。
生状態を観察した。
傘実施例 2
同じ転炉を用いて同様の吹錬を実施後リンシングするこ
となく未脱酸状態で出鋼後、耐火物浸漬管内の溶鋼をア
ルゴンガスで攪拌しながら管内にAtを添加した。
となく未脱酸状態で出鋼後、耐火物浸漬管内の溶鋼をア
ルゴンガスで攪拌しながら管内にAtを添加した。
その後溶鋼より水素分析用試料を採取し、これを(1)
と同じ条件で連続鋳造し、鋳片の表面気泡発生状態を観
察した。
と同じ条件で連続鋳造し、鋳片の表面気泡発生状態を観
察した。
結果を表1に示す。
表1に示すように、本発明では転炉内でAtを使用する
ことなく、より少いItの使用量で、表面部に実質的に
問題となるような表面欠陥の発生なく良好な鋳片を経済
的に製造することが出来る。
ことなく、より少いItの使用量で、表面部に実質的に
問題となるような表面欠陥の発生なく良好な鋳片を経済
的に製造することが出来る。
Claims (1)
- 1 酸素底吹き転炉で溶製した溶鋼からキルド鋼を製造
するにあたり、未脱酸状態で出鋼し、出鋼時のボイリン
グを利用して水素含有量を低減させた後、Atもしくは
At合金からなる脱酸剤を添加することを特徴とするキ
ルド鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13523179A JPS5926643B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | キルド鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13523179A JPS5926643B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | キルド鋼の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5658919A JPS5658919A (en) | 1981-05-22 |
JPS5926643B2 true JPS5926643B2 (ja) | 1984-06-29 |
Family
ID=15146868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13523179A Expired JPS5926643B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | キルド鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926643B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01135949U (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-18 | ||
JPH0529718Y2 (ja) * | 1987-06-22 | 1993-07-29 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109837361B (zh) * | 2019-04-01 | 2021-06-15 | 山东钢铁集团日照有限公司 | 一种低碳不脱氧钢防絮流的rh单联工艺 |
-
1979
- 1979-10-22 JP JP13523179A patent/JPS5926643B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0529718Y2 (ja) * | 1987-06-22 | 1993-07-29 | ||
JPH01135949U (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5658919A (en) | 1981-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8048197B2 (en) | Low carbon steel sheet and low carbon steel slab and process for producing same | |
US3459537A (en) | Continuously cast steel slabs and method of making same | |
JPH09263820A (ja) | クラスターのないAlキルド鋼の製造方法 | |
JPH0230711A (ja) | 清浄度に優れた極低炭素鋼の製造方法 | |
US4073643A (en) | Continuously cast steel slabs for steel sheets having excellent workabilities and method for production thereof | |
JP6642174B2 (ja) | 高炭素溶鋼の連続鋳造方法 | |
JP2999671B2 (ja) | Ca添加鋼の溶製方法 | |
JPS5926643B2 (ja) | キルド鋼の製造方法 | |
US3990887A (en) | Cold working steel bar and wire rod produced by continuous casting | |
JP2002060831A (ja) | 清浄鋼の製造方法 | |
JP2991796B2 (ja) | マグネシウム脱酸による薄鋼板の溶製方法 | |
KR900003223B1 (ko) | 용강의 탈산방법 | |
JPH07268440A (ja) | 溶鋼の脱酸方法 | |
JP4042672B2 (ja) | 高清浄鋼の製造方法 | |
CN115161434B (zh) | 一种低合金钢的生产方法 | |
SU1191472A1 (ru) | Способ получени крупных слитков из низкоуглеродистой стали | |
US3518079A (en) | Production of rimmed steels | |
JP3631629B2 (ja) | 条用の軟鋼およびその製造方法 | |
JP2000087131A (ja) | 極低炭素鋼の溶製方法 | |
JPH10152755A (ja) | 欠陥の少ない缶用鋼板用鋼材および製造方法 | |
JPH08283823A (ja) | 表面性状に優れた極低炭素鋼の製造方法 | |
SU779408A1 (ru) | Способ раскислени низкоуглеродистой стали | |
JP3027217B2 (ja) | 高濃度Cu含有鉄の不純物を除去する精錬方法 | |
KR800000006B1 (ko) | 연속 주조에 의한 냉간 압조용 붕강 또는 선재의 제조방법 | |
JPH0841530A (ja) | 低アルミニウム・低硫黄ステンレス鋼の製造方法 |