JPS5926614B2 - ラセミ体2−ジュ−テロ−3−フルオロ−アラニンおよびその塩の製法 - Google Patents

ラセミ体2−ジュ−テロ−3−フルオロ−アラニンおよびその塩の製法

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JPS5926614B2
JPS5926614B2 JP50133150A JP13315075A JPS5926614B2 JP S5926614 B2 JPS5926614 B2 JP S5926614B2 JP 50133150 A JP50133150 A JP 50133150A JP 13315075 A JP13315075 A JP 13315075A JP S5926614 B2 JPS5926614 B2 JP S5926614B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C227/00Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C227/04Formation of amino groups in compounds containing carboxyl groups
    • C07C227/06Formation of amino groups in compounds containing carboxyl groups by addition or substitution reactions, without increasing the number of carbon atoms in the carbon skeleton of the acid
    • C07C227/08Formation of amino groups in compounds containing carboxyl groups by addition or substitution reactions, without increasing the number of carbon atoms in the carbon skeleton of the acid by reaction of ammonia or amines with acids containing functional groups
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B2200/00Indexing scheme relating to specific properties of organic compounds
    • C07B2200/05Isotopically modified compounds, e.g. labelled

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般に、グラム陽性及びグラム陰性型の病原
菌の生長を阻止するのに有効な強力な抗菌剤2−ジユー
テロー 3−フルオローD−アラニン、その塩及びエス
テルを製造する中間体として価値ある2−ジユーテロー
3−フルオロ−アラニンのラセミ体及びその塩の製法
に関するものである。
更に詳しくは、本発明は、3−フルオロ−ピルビン酸の
塩またはその水化物をアルカリ金属硼ジユーテロ化物(
borodeuteride)を使用した還元的アミノ
化に供して直接ラセミ体2−ジユーテロー3 −フルオ
ロ−アラニンの塩を形成させる還元的アミノ化法によつ
て3−フルオロ−ピルビン酸、その水化物またはその塩
をラセミ休2−ジユーテロー 3−フルオロ−アラニン
に変換する方法に関するものである。この還元的アミノ
化法における中間体である2−イミノー3 −フルオロ
−プロピオネート塩及びその水化物は新規化合物である
。この還元的アミノ化法は、有利には、はじめにアンモ
ニア水溶液中においてフルオロピルビン酸水化物の塩(
例えばリチウム2・2−ジヒドロキシ3−フルオロ−プ
ロピオネート)を2−イミノ3−フルオロ−プロピオン
酸水化物の相当する塩(例えばリチウムまたはナトリウ
ム2−ヒドロキシ−2−アミノ−3フルオロ−プロピオ
ネート)の形成と平衡化させることによつて行われる。
このようにして形成された水化イミン対水化ピルベート
出発物質(即ち2・2−ジヒドロキシ−3フルオロ−プ
ロピオネート)の平衡比はアンモニア濃度のフアンクシ
ヨンである。そして濃厚な水性アンモニア(13N)中
においては、その比は約95:5である。普通好適では
ないがより低い水性アンモニア濃度を使用し得る。例え
ば6.5N水性水酸化アンモニウムを使用する場合は、
平衡比は約90:10である。還元によつて、この混合
物は、必然的に2−ジユーテロ一3−フルオロアラニン
の減少した収量及び2−ジユーテロ3−フルオロ−ラク
テート副生成物の増加した量を与える。37℃における
平衡化は15分の半減期(Half−11fe)を有す
るプソイドーー次反応である。
90分の37℃における平衡化は6倍の半減期(Six
half−11ves)及び95:5の水化イミン対水
化ピルベートの有効比を与える。
水化2−イミノ−3−フルオロ−プロピオネート塩はア
ンモニア溶液から単離しないが、95%純度におけるそ
の存在はNMR(核磁気共鳴)測定によつて容易に証明
される。水化イミン(2−ヒドロキシ−2−アミノ−3
フルオロ−プロピオネート)は、それ自体、水の喪失に
よつて少量の゛2−イミン゛(2−イミノ−3−フルオ
ロ−プロピオネート)と平衡にある;そして同様に水化
ピルベート(2・2−ジヒドロキシ−3−フルオロ−プ
ロピオネート)は、水の喪失によつて少量の゛2−ケト
ン゜゛または゛カルボニル゛(即ちフルオロ−ピルベー
トまたは2−ケト−3−フルオロ−プロピオネート)と
平衡にある。
アルカリ金属硼シューゼロ化物還元操作においては、還
元をうけるのば2−イミゾ゛及び゛カルボニル゛(水化
形態ではない)である。”不ミン゛及び”カルボニル゛
が還元されるにつれて、水化イミン及び水化カルボニル
は急速に夫々イミン及びカルボニルに変換される。アル
カリ金属硼シューゼロ化物を使用しで2−イミン゛を効
果的に゛2−アミン”に還元し得るということそして特
にこの還元を水溶液中でそして濃水性アンモニアの存在
下で実施し得るということの発見は、実際に驚くべきこ
とである。更に、2−ジユーテロ一3−フルオロ−アラ
ニンを形成せしめるイミン基の望ましい還元は、2ジユ
ーテロ一3−フルオロ−ラクテートを形成するカルボニ
ルの還元をなすよりもより緩慢に進行する。
従つて、普通濃水性アンモニアは、初期の平衡化反応に
おいて水化イミン対水化ピルベートの最高の比(即ち9
5:5)を達成するように使用される。そして還元反応
は好適には水化ピルベートへの水化イミンの逆平衡の割
合を避けるためにできる限り急速に実施する。この急速
な還元は、大なる(約5倍まで)過剰のアルカリ金属シ
ューゼロ化物還元剤を使用して有利に達成される(前述
した水化ピルベートへの水化イミンの逆平衡は、より急
速な還元によつてカルボニル基を反応溶液から選択的に
除去する場合に起る。)。しかし乍ら、小なる(例えば
50%)過剰の硼シューゼロ化物還元剤を使用すること
が好適である。このような状況下においては、イミンの
還元速度は減少し、逆平衡は非常にかなりな程度に起り
そして望ましくない副生成物2−ジユーテロ3−フルオ
ロ−ラクテートの形成は実質的に増大する。50%過剰
の硼シューゼロ化物還元剤を使用し乍らこの望ましくな
い逆平衡を最少にすることができるということは、本発
明の好適な実施化である。
これは、硼シューゼロ化物還元剤を平衡溶液に加え次に
急速に溶液から過剰のアンモニアを蒸発することによつ
て達成される。得られた減少されたPH(過剰のアンモ
ニアの実質的な除去に相当する)において、硼シューゼ
ロ化物還元は非常に急速である。アンモニアの蒸発的除
去を充分に急速に達成し、それによつて水化ピルベート
への水化イミンの実質的な逆平衡(これはこの減少され
たアンモニア濃度から得られる)が起る前に非常に促進
された硼シューゼロ化物還元によつて有効にすべてのイ
ミンをアミンに還元することが本発明の特徴である。フ
ラツシユ蒸発装置を使用した場合、前述したパラメータ
は室温またはそれ以上の温度で容易に達成することがで
きるが、混合物を10℃に冷却することによつて濃水性
アンモニアの中の水化イミン95部対水化ピルベート5
部の平衡を”フリーズ(Freeze)′2することが
バツチ操作において有利であることが判つた。
この温度において平衡半減期(37℃で15分)は約5
時間に増大される。次に、硼シューゼロ化物還元剤を冷
溶液に加える。10℃のこの濃アンモニア水溶液中にお
いて、イミンの硼シューゼロ化物還元速度は比較的緩慢
であるが還元速度(この低温度及び小過剰の硼シューゼ
ロ化物還元剤を使用した)は、過剰のアンモニアの蒸発
的除去によつて非常に増大される(その結果アミン即ち
2−ジユーテロ一3−フルオロ−DL−アラニン−のイ
ミンの還元は僅かに10分の期間で起る。
)。このような蒸発は、温度を約10℃に維持し乍ら減
圧下で行われる。この反応は例えば゛塩化リチウムまた
は塩化ナトリウムのようなリチウムまたはナトリウム塩
の如き塩を還元反応混合物に加えることによりて接触さ
れそして2−ジユーテロ一3−フルオロ−DL−アラニ
ンの収量は増大される。この様に前述した特徴を組合せ
た本発明による好適な方法は次の工程からなる。
(a)濃水性アンモニア中における好適には37℃にお
けるフルオロピルベート塩好適にはアルカリ金属または
アルカリ土類金属塩例えばカルシウムフルオロピルベー
ト、ナトリウムフルオロピルベートまたはリチウムフル
オロピルベート水化物などの平衡化。
この温度において、約90分で95:5の比の水化イミ
ン:水化ピルベートが得られる。(b)若し必要ならば
10℃に冷却して平衡をフリーズした後にナトリウム硼
シューゼロ化物、リチウム硼シューゼロ化物などのよう
なアルカリ金属硼シューゼロ化物を添加する。
(c)過剰なアンモニアを充分に急速に蒸発的除去しそ
してその結果として水化ピルベートを形成する実質的な
逆平衡が起る前に促進された硼シューゼロ化物還元によ
つてイミンをアミンに効果的に還元する。
好適な10℃の温度において平衡半減期は約5時間に増
大される。一方アミンへのイミンの完全は還元は僅かに
約10分で起る。還元は、若し必要ならば濃アンモニア
水溶液から過剰のアンモニアを蒸発することなしに室温
またはそれ以上の温度で実施し得るが、この方法におい
ては貧弱な収量を与える。還元に触媒作用をおよぼしそ
して2−ジユーテロ3−フルオロ−DL−アラニンの収
量を増大する塩化リチウムまたは塩化ナトリウムのよう
な塩を若し必要ならば反応混合物に混入することができ
る。還元的アミノ化反応後に、水が溜出するまで反応混
合物を真空蒸発してそれによつて存在するすべてのアン
モニアを実質的に除去する。
何故かというと、残留アンモニウムイオンがイオン交換
カラム精製に移るからである。次に実質的にアンモニア
を含有していない反応溶液を水性塩酸のような水性鉱酸
で酸性にし、それによつて、還元的アミノ化反応中に形
成した2−ジユ゛ニテロ一3−フルオロ−アラニンの硼
素複合体を分裂する。有利には活性炭による処理によつ
て存在し得る着色不純物を除いた酸性化反応混合物を、
次に、ダウエックス50W−X4及びダウエツクス50
W一X8のような酸予備洗滌し強酸性陽イオン交換樹脂
を含有するカラムを通して通過させてそれによつて望ま
しい2−ジユーテロ一3−フルオロ−アラニンを副生成
物フルオロ乳酸及び金属陽イオンから分離する。ダウエ
ツクス50W−X4は、米国標準スクリーンを基にして
メツシユサイズ20〜50メツシユを有するジビニルベ
ンゼン4%を含有するスルフオン化スチレンージビニル
ベンゼン共重合体からなる強酸性の陽イオン交換樹脂で
ある。ダウエツクス50W−X8は、それがスルフオン
化スチレンージビニルベンゼン共重合体中に8%のジビ
ニルベンゼンを含有する以外はダウエツクス50W−X
4と同様である。次に吸着した2−ジユーテロ一3−フ
ルオロ−アラニンを含有するイオン交換カラムを脱イオ
ン化水で溶離液がもはや酸性でなくなるまで洗滌し次に
カラムを稀水酸化アンモニウム水溶液で溶離し、樹脂カ
ラム上の2−ジユーテロ一3−フルオロ−アラニンをア
ンモニウムイオンで置換する。次に溶離液を真空蒸発し
て溶離液中に存在するアンモニアを除去し、着色した溶
液を活性炭で脱色し、脱色した溶液を真空蒸発し次に残
留物質を水性アルカノール好適には水性イソプロパノー
ルから結晶化せしめて実質的に純粋な形態の2−ジユー
テロ一3フルオロ−アラニンを得る。以下の例は、本発
明を実施する方法を説明するものである。
しかし乍ら、これらの例は説明のために与えるものであ
つてそして限定のためのものでないことは理解されるべ
きである。例1 良好な撹拌下及び室温で濃水性水酸化アンモニウム約1
50m1に、前述したようにして製造できるリチウムフ
ルオロ−ピルベート水化物18,357を加える。
得られた懸濁液を約35〜37℃に加熱し(それにより
実質的にすべての固体が溶解する。)次に溶液をこの温
度に約1.5時間保持する。暗色の得られた溶液を約1
0℃に冷却し次にこの冷溶液に硼シューゼロ化ナトリウ
ム(SOdiumbOrOdeuteride)1.7
857を加える。
得られた溶液を撹拌下及びはげしい表面下窒素流れ下で
真空下において溶解したアンモニアを除去する。溶液の
温度を約1時間10〜13℃に保持し次に徐々に1時間
にわたつて約25℃に土昇しそして28〜33℃に約1
.5時間保持する。反応溶液を、水が蒸溜しそして溶液
が実質的にアンモニアを含有しなくなるまで35℃で真
空蒸発し次に得られた溶液を2.5N塩酸水溶液約80
m1で酸性にする。酸性にした反応溶液を活性炭(ダル
コKB)約2.5yと共に約15分攪拌し次に沢過する
。沢過した溶液を酸予備洗滌した強酸性陽イオン交換樹
脂(ダウエツクス50W−X4)850m1を含有する
カラムに徐々に通す。
カラムを、溶離液がもはや酸性でなくなるまで、脱イオ
ン化水(水約41が必要)で洗滌し、次にカラムを0.
5N水酸化アンモニウム水溶液で溶離する。ニンヒドリ
ン陽性フラクシヨンを合し次に30℃を超えない温度で
真空蒸発してアンモニアを含有していない約400m1
を得る。この溶液を活性炭(ダルコKB)2.57と共
に室温で攪拌し、木炭を沢過によつて除去し、沢過溶液
を再び活性炭1.57と共に攪拌し次にスラリーを再び
沢過する。沢過した溶液を30℃を超えない温度で真空
蒸発乾固して粗物質約7.37を得る。この物質を約6
0℃の温度の水33m1にとかし、イソプロパノール(
60℃に予備加熱した)約27m1を加え、この水性イ
ソプロパノール溶液に種子として2−ジユーテロ一3−
フルオロ−DL−アラニンの結晶を加え次に得られた混
合物を徐徐にはじめに室温にそれから約0℃に冷却する
結晶性スラリーをO℃で約1〜2時間放置し、スラリー
を沢過し次に沢過器土の結晶性物質を90%水性イソプ
ロパノール5m1づつで2回それからイソプロパノール
5m1づつで2回それから最後にヘキサンで洗滌する。
洗滌した物質を50〜60℃の温度で真空乾燥して2−
ジユーテロ一3−フルオロ−DL−アラニン約5,6y
を得る。例2リチウム フルオロピルベート水化物1.
797(13ミリモル)及び6.5N水性アンモニア1
9.5m1の混合物を攪拌し乍ら2時間37℃に保持し
、25℃に冷却し次にこの冷却溶液に塩化リチウム60
0rf!y(138ミリモル)及び硼シューゼロ化ナト
リウム231mク(5.5ミリモル)を加える。
得られた溶液を37℃で2時間加熱する。反応混合物を
真空蒸発して過剰のアンモニアを除去し、25N塩酸1
0m1で酸性にし次に溶液を活性炭(ダルコKB)0.
2による処理によつて脱色する。脱色した溶液を水素サ
イクル型の強酸性陽イオン交換樹脂(ダウエツクス50
W−X8)100m1のカラムに適用し、カラムを蒸溜
水500m1で洗滌し次に生成物を0.5N水性水酸化
アンモニウムで溶離する。ニンヒドリン一陽性フラクシ
ヨンを合しそして真空蒸発乾個する。この残留物質を6
0℃の水約3.6m1にとかし次にイソプロパノール2
.3m1の添加によつて結晶化させる。得られた結晶性
スラリーをO〜5℃の温度で1時間放置し、沢過し次に
白色の結晶性生成物を真空乾燥して実質的に純粋な2−
デユーテロ一3−フルオロ−DL−アラニン約0.57
を得る。例1及び例2で出発物質として使用したりリチ
ウム フルオロ−ピルベート水化物は、次のようにして
製造し得る。エチルエーテル400m1及び5N水性塩
酸240m1の混合物を約−15℃〜20℃の温度に冷
却する。この混合物に、良好な撹拌及び窒素雰囲気下に
おいて、温度が約15℃〜−20℃に保持されるような
速度で塊を含有していないエチル エトキサリルーフル
オロ アセテートナトリウム塩約138yを加える。添
加完了時に、混合物を室温に加温し、水240m1でう
すめ、水性−エーテル混合物を大気圧下で加熱し次に水
溶液の温度が約102〜105℃に達するまでエーテル
を蒸溜する。次に得られた水溶液を約4時間加熱還流す
る。反応溶液を室温に冷却し、活性炭(ダルコG−60
)約67と共に攪拌し、酸予備洗滌した珪藻シリカ(ス
ーパーセル)を通して沢過し次に沢過器上の不溶性物質
を少量の水で洗滌する。Fi過した溶液を約0〜5℃に
冷却し、固体の水酸化リチウム水化物(LiOH−H2
O約477が必要)の添加によつて中和してPH6,O
〜6.5となし次に得られた中和したスラリーを約0℃
で約15時間放置する。
沈澱した物質を沢過によつて採取し、少量の冷水それか
らメタノール200m1づつで2回それからアセトン2
00m1づつで2回洗滌する。得られた物質を空気乾燥
してリチウム フルオロ−ピルベート水化物約567を
得る。本発明の精神及び範囲から離脱することなしに種
々な変化及び変形を本発明の実施においてなし得る。
これらの変化及び変形が特許請求の範囲内にある限り、
これらは本発明の一部としてみなされるべきである。本
発明の実施態様は次の通り。
(1)特許請求の範囲第1項の方法。
(2)特許請求の範囲第2項の方法 (3)実質的にすべての3−フルオロ−ピルビン酸化合
物を水化2−イミノ−3−フルオロ−プロピオン酸の塩
に変換するのに充分な時間3−フルオロ−ピルビン酸水
化物の塩を濃水性水酸化アンモニウムと反応せしめ、得
られた溶液を約10℃の温度に冷却せしめてそれによつ
て溶液の2−イミノ−3−フルオロ−プロピオン酸成分
を3−フルオロ−ピルビン酸化合物を形成する逆反応に
対して実質的に安定化させ、この冷却した水性アンモニ
ア溶液にアルカリ金属硼シューゼロ化物を加えそして温
度を約10℃に保持し乍ら実質的にすべての過剰のアン
モニアが溶液から蒸発されるまで得られた溶液を減圧蒸
溜し、得られた溶液を10℃に約10分保持し、この時
間の終りに2−イミノ置換分の還元を実質的に完了させ
て2−ジユーテロ一3−フルオロ−DL=アラニンの塩
を形成させる第(1)項記載の方法。
(4) リチウム 3−フルオロ−ピルベート水化物を
約37℃の温度で約90分濃水性水酸化アンモニウムと
反応せしめ、それによつて、水化2イミノ−3−フルオ
ロ−プロピオネート塩約95部及び水化3−フルオロ−
ピルベート塩約5部を含有する平衡溶液を形成させ、得
られた水性アンモニア溶液を約10℃に冷却してそれに
よつて2−イミノ−3−フルオロ−プロピオネート成分
を3−フルオロ−ピルベートを形成する逆反応に対して
実質的に安定化させ、この冷水性アンモニア溶液に約1
.5当量の硼シューゼロ化ナトリウムを加え、得られた
溶液を実質的にすべての過剰のアンモニアが蒸発される
まで10℃で減圧蒸溜し、得られた溶液を10℃で約1
0分保持し、この時間の終りに2−イミノ置換分の還元
を実質的に完了させて2−ジユーテロ一3−フルオロ−
3−DL−アラニンの塩を生成させる第(1)項記載の
方法。
(5) 3−フルオロ−ピルビン酸のアルカリ金属また
はアルカリ土類金属塩またはその水化物を37゜Cの温
度で約90分濃水性水酸化アンモニウムと反応せしめて
それによつて水化2−イミノ−3−フルオロ−プロピオ
ン酸の塩約95部及び3−フルオロピルビン酸の水化塩
5部を含有する平衡溶液を形成させ次に得られた平衡溶
液を約10℃の温度に冷却せしめてそれによつて溶液の
2−イミノ−3−フルオロ−プロピオン酸成分を3−フ
ルオロピルビン酸化合物を形成する逆反応に対して実質
的に安定化することを特徴とする方法。
6)特許請求の範囲第3項の方法。
7)水化2−イミノ−3−フルオロ−プロピオン酸の塩
を硼シューゼロ化ナトリウムと反応せしめて2−ジユー
テロ一3−フルオロ−DL−アラニンの塩を形成させる
第(6)項記載の方法。
113)水性アンモニア溶液中において2−ヒドロキシ
−2−アミノ−3−フルオロ−プロピオン酸の塩をアル
カリ金属硼シューゼロ化物と一緒にしそして溶液から過
剰のアンモニアを蒸発せしめてそれによつて2−ジユー
テロ一3−フルオロ−DL−アラニンの塩を形成させる
第(6)項記載の方法。
))実質的に過剰のアンモニアを含有していない水溶液
中において、水化2−イミノ−3−フルオロ−プロピオ
ン酸のリチウム塩及び硼シューゼロ化ナトリウムと一緒
にしそれによつて2イミノ置換分を還元して2−ジユー
テロ一3フルオロ−DL−アラニンのリチウム塩を形成
させる第(6)項記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3−フルオロピルビン酸の塩またはその水化物を還
    元剤としてアルカリ金属硼ジユーテロ化物を利用した還
    元的アミノ化に供し2−ジユーテロ−3−フルオロ−D
    L−アラニンの塩を形成させることを特徴とする方法。 2 3−フルオロ−ピルビン酸のアルカリ金属またはア
    ルカリ土類金属塩またはその水化物を水性水酸化アンモ
    ニウムと反応せしめて2−イミノ−3−フルオロ−プロ
    ピオン酸水化物の塩を形成させ次に後者の化合物をアル
    カリ金属硼ジユーテロ化物と反応せしめて2−ジユーテ
    ロ−3−フルオロ−DL−アラニンの塩を生成させるこ
    とを特徴とする方法。 3 2−イミノ−3−フルオロ−プロピオン酸化合物を
    アルカリ金属硼ジユーテロ化物と反応せしめて2−ジユ
    ーテロ−3−フルオロ−DL−アラニン化合物を生成さ
    せることを特徴とする方法。
JP50133150A 1974-11-08 1975-11-07 ラセミ体2−ジュ−テロ−3−フルオロ−アラニンおよびその塩の製法 Expired JPS5926614B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/522,185 US3972921A (en) 1974-11-08 1974-11-08 Synthesis of racemic 2-deutero-3-fluoro-alanine and its salts

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5170722A JPS5170722A (en) 1976-06-18
JPS5926614B2 true JPS5926614B2 (ja) 1984-06-29

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ID=24079796

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50133150A Expired JPS5926614B2 (ja) 1974-11-08 1975-11-07 ラセミ体2−ジュ−テロ−3−フルオロ−アラニンおよびその塩の製法

Country Status (26)

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US (1) US3972921A (ja)
JP (1) JPS5926614B2 (ja)
AR (1) AR208722A1 (ja)
AT (1) AT344136B (ja)
BE (1) BE835358A (ja)
CA (1) CA1053697A (ja)
CH (1) CH622772A5 (ja)
CS (1) CS199501B2 (ja)
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