JPS5926392B2 - アルミニウムの抵抗溶接法 - Google Patents
アルミニウムの抵抗溶接法Info
- Publication number
- JPS5926392B2 JPS5926392B2 JP12382476A JP12382476A JPS5926392B2 JP S5926392 B2 JPS5926392 B2 JP S5926392B2 JP 12382476 A JP12382476 A JP 12382476A JP 12382476 A JP12382476 A JP 12382476A JP S5926392 B2 JPS5926392 B2 JP S5926392B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistance welding
- strength
- welding method
- welding
- joint
- Prior art date
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- Expired
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
At板等を抵抗溶接法で接合し構造物を得る方法は、航
空機、車輛、小型構造物製品等、種々の工業製品に適用
されている。
空機、車輛、小型構造物製品等、種々の工業製品に適用
されている。
本発明は、このAt−AtwL、溶接法において溶接部
の強度を飛躍的に増大させることを目的としており、A
t−Atの抵抗溶接部に、予めTiの薄板などの薄層を
介することによつて、抵抗溶接時にTiとAtを瞬間的
に反応せしめてAt−Atの接合を容易にすることを要
旨とする。
の強度を飛躍的に増大させることを目的としており、A
t−Atの抵抗溶接部に、予めTiの薄板などの薄層を
介することによつて、抵抗溶接時にTiとAtを瞬間的
に反応せしめてAt−Atの接合を容易にすることを要
旨とする。
本発明を実施することにより、 At−Atの接合部の
強度を数倍以上に大きくすることができる。本発明をA
t−Atの接合に適用すれば、溶接機の電流容量を数分
のl以下に小さくできるのでエネルギの節約に役立ち、
しかも接合部の強度が増大し、強度のばらつきなども極
めて小さくなるので、接合部の信頼性が著しく向上する
。また、本発明による方法は、Tiの薄板をAt板の間
に挿入するか、あるいは予めAtの表面にTiをめつき
しておくというような簡単な工程で実施することができ
るので、超音波溶接法などに比較して極めて低価格の溶
接法で、かつ高強度の接合部が得られる。このため、種
々の工業製品に広く適用することができる。したがつて
、工業的効果は極めて大きい。本発明の効果を以下の実
施例によつて、さらに詳しく説明する。実施例 l 第1図はAt−Aιおよび50μのTi箔を介して抵抗
接合したAt−Ti−At接合部の接合強度と接合時間
との関係で、抵抗溶接時の電流は4000Aで、他の条
件も全く同様にして接合した結果である。
強度を数倍以上に大きくすることができる。本発明をA
t−Atの接合に適用すれば、溶接機の電流容量を数分
のl以下に小さくできるのでエネルギの節約に役立ち、
しかも接合部の強度が増大し、強度のばらつきなども極
めて小さくなるので、接合部の信頼性が著しく向上する
。また、本発明による方法は、Tiの薄板をAt板の間
に挿入するか、あるいは予めAtの表面にTiをめつき
しておくというような簡単な工程で実施することができ
るので、超音波溶接法などに比較して極めて低価格の溶
接法で、かつ高強度の接合部が得られる。このため、種
々の工業製品に広く適用することができる。したがつて
、工業的効果は極めて大きい。本発明の効果を以下の実
施例によつて、さらに詳しく説明する。実施例 l 第1図はAt−Aιおよび50μのTi箔を介して抵抗
接合したAt−Ti−At接合部の接合強度と接合時間
との関係で、抵抗溶接時の電流は4000Aで、他の条
件も全く同様にして接合した結果である。
第1図からあきらかなように、At−Aιの接合強度は
接合時間約O、5secまでは比較的急速に接合強度は
増大するが、O、5sec以降は接合強度の増大が極め
て小さくなる。これに対して、At−Ti−At接合に
おける接合強度は接合時間の増大とともに極めて急激に
増大し、Aι−Aι接合の接合強度の3倍以上の強度と
なる。Aι−Atの接合に対して、Tiの箔を挿入した
At−Ti−Atの接合強度が著しく大きくなる理由に
ついては明らかではないが、次のような効果が考えられ
る。
接合時間約O、5secまでは比較的急速に接合強度は
増大するが、O、5sec以降は接合強度の増大が極め
て小さくなる。これに対して、At−Ti−At接合に
おける接合強度は接合時間の増大とともに極めて急激に
増大し、Aι−Aι接合の接合強度の3倍以上の強度と
なる。Aι−Atの接合に対して、Tiの箔を挿入した
At−Ti−Atの接合強度が著しく大きくなる理由に
ついては明らかではないが、次のような効果が考えられ
る。
先ず、Aι−Atの抵抗溶接が他の金属に比較して難か
しいのは、Atの電気伝導度および熱伝導度が大きいこ
とにある。このため、抵抗溶接するための点加圧部に電
流が十分に集中しないので、ジュール熱の発生によるA
tの醇け込みも十分ではない。これに対して、At一A
tの間にTiを介すると、Atより電気伝導度が1〜2
桁小さいTiの部分では、電流が集中して十分なジユー
ル熱の発生がみられる。これとともに、At−Atの接
触点がTiの挿人によつて醇接部の接触点が極めて薄い
間隔で2倍とな)6接触抵抗による集中的な発熱が生ず
る。これに加えてAt−Ti系では..TiAノ,,T
iAt(γ相)などの金属間化合物が形成され、接合部
の電気抵抗は極めて大きくな勺、周囲のAtが士分に鼎
けるような局部的発熱が生ずる。TiAt3などの金属
間化合物が存在すると接合部の強度が落ちる場合もある
が、Tiの箔が士分に薄ければTiはAt中に?け込ん
で化合物を残留することはない。通電初期の化合物の形
成はAtの表面を活性化してAtを反応しやすくするの
でAtの接合面積のばらつきを少なくする。これととも
に、接合界面部へのTif)溶解によりAtは固容強化
あるいは析出硬化を起こすため、接合部の強度が増大す
る。At−Atの間に挿入するTi箔の厚さは、?接す
べきAtの厚さ6電極チツプの大きさ6使用電流などの
条件によつて異なるが、上記のような目的を達成するた
めには、通常2〜3μから200〜300μが適当な厚
さである。
しいのは、Atの電気伝導度および熱伝導度が大きいこ
とにある。このため、抵抗溶接するための点加圧部に電
流が十分に集中しないので、ジュール熱の発生によるA
tの醇け込みも十分ではない。これに対して、At一A
tの間にTiを介すると、Atより電気伝導度が1〜2
桁小さいTiの部分では、電流が集中して十分なジユー
ル熱の発生がみられる。これとともに、At−Atの接
触点がTiの挿人によつて醇接部の接触点が極めて薄い
間隔で2倍とな)6接触抵抗による集中的な発熱が生ず
る。これに加えてAt−Ti系では..TiAノ,,T
iAt(γ相)などの金属間化合物が形成され、接合部
の電気抵抗は極めて大きくな勺、周囲のAtが士分に鼎
けるような局部的発熱が生ずる。TiAt3などの金属
間化合物が存在すると接合部の強度が落ちる場合もある
が、Tiの箔が士分に薄ければTiはAt中に?け込ん
で化合物を残留することはない。通電初期の化合物の形
成はAtの表面を活性化してAtを反応しやすくするの
でAtの接合面積のばらつきを少なくする。これととも
に、接合界面部へのTif)溶解によりAtは固容強化
あるいは析出硬化を起こすため、接合部の強度が増大す
る。At−Atの間に挿入するTi箔の厚さは、?接す
べきAtの厚さ6電極チツプの大きさ6使用電流などの
条件によつて異なるが、上記のような目的を達成するた
めには、通常2〜3μから200〜300μが適当な厚
さである。
以上のように、At−Atの抵抗溶接に訃いて11Ti
を挿入すると、A.t.−ALの場合の一〜一の通電時
間、通電量でAt−Atの接合強度の2〜3倍以上の強
度が得られる。
を挿入すると、A.t.−ALの場合の一〜一の通電時
間、通電量でAt−Atの接合強度の2〜3倍以上の強
度が得られる。
このため、接合強度が増大する利点のほかに、電力を節
約することができ、技術的、経済的効果は極めて大きい
。なお、前記のAt間に挿入するTiはその他の不純物
を含まないものが望ましいが、数%程度の不純物が含ま
れても本発明の目的を達成することは可能であるので、
付言して卦く。
約することができ、技術的、経済的効果は極めて大きい
。なお、前記のAt間に挿入するTiはその他の不純物
を含まないものが望ましいが、数%程度の不純物が含ま
れても本発明の目的を達成することは可能であるので、
付言して卦く。
第1図はAt−A.e.とAt−Ti−Atの抵抗?接
強度に及ぼす接合時間の効果を示す図である。
強度に及ぼす接合時間の効果を示す図である。
Claims (1)
- 1 所望とするアルミニウ(Al)板を抵抗溶接法で溶
接する場合において、抵抗溶接を必要とする2枚のAl
板の接合部に、予め所望の方法でTiの薄層を介して抵
抗溶接し、接合部の強度を増大させることを特徴とした
抵抗溶接法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12382476A JPS5926392B2 (ja) | 1976-10-18 | 1976-10-18 | アルミニウムの抵抗溶接法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12382476A JPS5926392B2 (ja) | 1976-10-18 | 1976-10-18 | アルミニウムの抵抗溶接法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5348954A JPS5348954A (en) | 1978-05-02 |
JPS5926392B2 true JPS5926392B2 (ja) | 1984-06-27 |
Family
ID=14870259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12382476A Expired JPS5926392B2 (ja) | 1976-10-18 | 1976-10-18 | アルミニウムの抵抗溶接法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926392B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0659517A1 (en) * | 1993-12-27 | 1995-06-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Method of resistance-welding workpieces of metal and resistance-welded weldment of metal |
EP0688628A1 (en) | 1994-06-23 | 1995-12-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Powder materials for use in resistance welding aluminum articles and method of resistance welding aluminum articles |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5847826Y2 (ja) * | 1978-04-15 | 1983-10-31 | 株式会社リコー | リニアモ−タ |
JPH04344877A (ja) * | 1991-05-20 | 1992-12-01 | Sumitomo Metal Ind Ltd | スポット溶接性に優れたAlまたはAl合金板 |
US5302797A (en) * | 1991-08-30 | 1994-04-12 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Resistance welding of aluminum |
-
1976
- 1976-10-18 JP JP12382476A patent/JPS5926392B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0659517A1 (en) * | 1993-12-27 | 1995-06-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Method of resistance-welding workpieces of metal and resistance-welded weldment of metal |
EP0688628A1 (en) | 1994-06-23 | 1995-12-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Powder materials for use in resistance welding aluminum articles and method of resistance welding aluminum articles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5348954A (en) | 1978-05-02 |
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