JPS5925528Y2 - ギヤタイプミルスピンドル給脂のシ−ル装置 - Google Patents
ギヤタイプミルスピンドル給脂のシ−ル装置Info
- Publication number
- JPS5925528Y2 JPS5925528Y2 JP12899879U JP12899879U JPS5925528Y2 JP S5925528 Y2 JPS5925528 Y2 JP S5925528Y2 JP 12899879 U JP12899879 U JP 12899879U JP 12899879 U JP12899879 U JP 12899879U JP S5925528 Y2 JPS5925528 Y2 JP S5925528Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- ring
- spindle
- sealing device
- type mill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、各種圧延機の圧延ロールに回転を伝達するた
めに用いるギヤタイプのミルスピンドルにおいて、該ミ
ルスピンドルのギヤカップリング部の給脂のシール装置
に関するものである。
めに用いるギヤタイプのミルスピンドルにおいて、該ミ
ルスピンドルのギヤカップリング部の給脂のシール装置
に関するものである。
各種圧延機、例えばタンデムミルやテンションミルにお
いては、圧延ロールの駆動を該ロールの上下動が可能な
状態で行なう必要があり、このため第１図に示すように
、モータの出力軸１と圧延ロール２とを、スピンドル軸
３の両端にギヤカップリング４，４を備えたミルスピン
ドル５で連動することが行なわれている。
いては、圧延ロールの駆動を該ロールの上下動が可能な
状態で行なう必要があり、このため第１図に示すように
、モータの出力軸１と圧延ロール２とを、スピンドル軸
３の両端にギヤカップリング４，４を備えたミルスピン
ドル５で連動することが行なわれている。
このミルスピンドル５のギヤカップリング４の構造は第
２図に示すように、出力軸１又は圧延ロール２と連結す
るリングギヤ６の内周面に内歯歯車７を形成し、このリ
ングギヤ６内に挿入したスピンドル軸３の先端にスピン
ドルギヤボス部８を取付け、かつ該スピンドルギヤボス
部８の先端に、歯先が弧状となるよう形成された歯車９
を前記内歯歯車７と噛合し、スピンドル軸３とリングギ
ヤ６を首振り回動自在に連結して構成されており、内歯
歯車７と歯車９の噛合する部分の摩損を防ぐため、リン
グギヤ６とスピンドルギヤボス部８の嵌合空間にグリス
を充填し、これをシール装置で密封する必要がある。
２図に示すように、出力軸１又は圧延ロール２と連結す
るリングギヤ６の内周面に内歯歯車７を形成し、このリ
ングギヤ６内に挿入したスピンドル軸３の先端にスピン
ドルギヤボス部８を取付け、かつ該スピンドルギヤボス
部８の先端に、歯先が弧状となるよう形成された歯車９
を前記内歯歯車７と噛合し、スピンドル軸３とリングギ
ヤ６を首振り回動自在に連結して構成されており、内歯
歯車７と歯車９の噛合する部分の摩損を防ぐため、リン
グギヤ６とスピンドルギヤボス部８の嵌合空間にグリス
を充填し、これをシール装置で密封する必要がある。
従来のシール装置は、第２図に示すように、リングギヤ
６の先端部内周面に断面Ｖ字型やＹ字型のリング１０を
スピンドルギヤボス部８に外嵌するよう取付けるか、ま
たは第３図に示すように、リングギヤ６の先端部内周面
にゴム製のブーツ１１をその内周がスピンドルギヤボス
部８に摺接せしめるよう取付けるか、またはリング１０
とブーツ１１を併用する構造が採用されていた。
６の先端部内周面に断面Ｖ字型やＹ字型のリング１０を
スピンドルギヤボス部８に外嵌するよう取付けるか、ま
たは第３図に示すように、リングギヤ６の先端部内周面
にゴム製のブーツ１１をその内周がスピンドルギヤボス
部８に摺接せしめるよう取付けるか、またはリング１０
とブーツ１１を併用する構造が採用されていた。
しかしながら、シール部分はリングギヤ６とスピンドル
軸３の首振り回動を許容する必要があり、この角度の吸
収とグリスのシールにゴムの伸縮性を利用する従来のシ
ール装置では、摺接する部分の摩損発生が甚だしく、ｌ
〜６ケ月の間に摩損し、その都度オーバホールして取替
える必要があり、又オーバホールまでの間停機時にグリ
スアップを行なわねばならず、しかもシールの取替時に
グリスが飛散し、圧延油の劣化を促進する等の欠点があ
る。
軸３の首振り回動を許容する必要があり、この角度の吸
収とグリスのシールにゴムの伸縮性を利用する従来のシ
ール装置では、摺接する部分の摩損発生が甚だしく、ｌ
〜６ケ月の間に摩損し、その都度オーバホールして取替
える必要があり、又オーバホールまでの間停機時にグリ
スアップを行なわねばならず、しかもシールの取替時に
グリスが飛散し、圧延油の劣化を促進する等の欠点があ
る。
本考案は、上記のような欠点を解消するためになされた
ものであり、カップリング部の角度吸収を金属製リング
の摺動によって行ない、シールはＯリングで行なうこと
により、耐久性に優れ、オーバホール周期が大幅に延長
できるシール装置を提供することが目的である。
ものであり、カップリング部の角度吸収を金属製リング
の摺動によって行ない、シールはＯリングで行なうこと
により、耐久性に優れ、オーバホール周期が大幅に延長
できるシール装置を提供することが目的である。
以下本考案の実施例を第４図及び第５図に基づいて説明
する。
する。
図示のように、リングギヤ６の先端部内周面に、このリ
ングギヤ６の軸線に対して半径方向に傾斜する周溝１２
が形成され、かつ該周溝１２内には砲金等を用いた金属
製のリング１３が半径方向に移動可能となるよう嵌挿さ
れている。
ングギヤ６の軸線に対して半径方向に傾斜する周溝１２
が形成され、かつ該周溝１２内には砲金等を用いた金属
製のリング１３が半径方向に移動可能となるよう嵌挿さ
れている。
前記周溝１２は第５図に示すように、リングギヤ６の内
周に設けた凹段部と、リングギヤ６の先端面にボルト止
された押えリング１４によって、内周がリングギヤ６の
内方に向けて傾斜するように形成されている。
周に設けた凹段部と、リングギヤ６の先端面にボルト止
された押えリング１４によって、内周がリングギヤ６の
内方に向けて傾斜するように形成されている。
この周溝１２の傾斜角度はリングギヤ６の半径方向の軸
線に対し、１０°〜３０°程度の範囲に選べばよい。
線に対し、１０°〜３０°程度の範囲に選べばよい。
前記金属製のリング１３は周溝１２の傾斜に一致するよ
う、軸線に対して半径方向が傾斜する断面形状に形成さ
れている。
う、軸線に対して半径方向が傾斜する断面形状に形成さ
れている。
上記金属製リング１３の内周面には凹溝１５が設けられ
、この凹溝１５内にスピンドルギヤボス部８の筒状部外
周に外嵌摺接する０ １Ｊング１６が嵌め合わされ、リ
ングギヤ６とスピンドルギヤボス部８の嵌合空間に充填
されたグリスを、このＯリング１６と金属製のリング１
３によってシールしている。
、この凹溝１５内にスピンドルギヤボス部８の筒状部外
周に外嵌摺接する０ １Ｊング１６が嵌め合わされ、リ
ングギヤ６とスピンドルギヤボス部８の嵌合空間に充填
されたグリスを、このＯリング１６と金属製のリング１
３によってシールしている。
なお、第４図に示す例では、リングギヤ６の内側に■リ
ング１０を併用している。
ング１０を併用している。
本考案のシール装置は上記のような構成であり、ミルス
ピンドル 内に充填されたグリスを、金属製リング１３と０ １Ｊ
ング１６によってシールしており、この状態で圧延ロー
ルに回転を伝達した場合、リングギヤ６とスピンドル軸
３に首振り回動が生じると、金属製リング１３は周溝１
２に沿って首振り方向に移動追従し、上下の首振り動作
を吸収することになる。
ピンドル 内に充填されたグリスを、金属製リング１３と０ １Ｊ
ング１６によってシールしており、この状態で圧延ロー
ルに回転を伝達した場合、リングギヤ６とスピンドル軸
３に首振り回動が生じると、金属製リング１３は周溝１
２に沿って首振り方向に移動追従し、上下の首振り動作
を吸収することになる。
以上のように、本考案によると、ミルスピンドルのギヤ
カップリングにおけるリングギヤの内周面に傾斜する周
溝を設け、この周溝内に金属製リングを半径方向に移動
自在に組込み、前記リングの内周にＯリングを取付けた
ので゛、カップリングの上下動を金属製リングの移動に
よって吸収することができ、しかも金属製リングはリン
グギヤの軸線に対して傾斜しているので、カップリング
の首振り動作に対する追従性が良好となり、ミルスピン
ドルの作動に支障を与えることがない。
カップリングにおけるリングギヤの内周面に傾斜する周
溝を設け、この周溝内に金属製リングを半径方向に移動
自在に組込み、前記リングの内周にＯリングを取付けた
ので゛、カップリングの上下動を金属製リングの移動に
よって吸収することができ、しかも金属製リングはリン
グギヤの軸線に対して傾斜しているので、カップリング
の首振り動作に対する追従性が良好となり、ミルスピン
ドルの作動に支障を与えることがない。
また、Ｏリングによりシールを行なっているのでシール
効果が完全であり、金属製リングとの組合せにより、破
損の発生部分が激減し、耐久性が大幅に向上し、オーバ
ホール周期が延長できるので、給脂量や給脂時間の削減
が行なえる効果を有する。
効果が完全であり、金属製リングとの組合せにより、破
損の発生部分が激減し、耐久性が大幅に向上し、オーバ
ホール周期が延長できるので、給脂量や給脂時間の削減
が行なえる効果を有する。
第１図はギヤタイプミルスピンドルの説明図、第２図は
同上におけるギヤカップリングの要部を切欠いた側面図
、第３図は従来のシール装置を示す拡大断面図、第４図
は本考案のシール装置を備えたギヤカップリングの要部
を切欠いた側面図、第５図は同上要部の拡大断面図であ
る。 ３はスピンドル軸、４はギヤカップリング、５はミルス
ピンドル、６はリングギヤ、７は内歯歯車、８はスピン
ドルギヤボス部、９は歯車、１２は周溝、１３は金属製
リング、１６はＯリング。
同上におけるギヤカップリングの要部を切欠いた側面図
、第３図は従来のシール装置を示す拡大断面図、第４図
は本考案のシール装置を備えたギヤカップリングの要部
を切欠いた側面図、第５図は同上要部の拡大断面図であ
る。 ３はスピンドル軸、４はギヤカップリング、５はミルス
ピンドル、６はリングギヤ、７は内歯歯車、８はスピン
ドルギヤボス部、９は歯車、１２は周溝、１３は金属製
リング、１６はＯリング。
Claims (1)
- 内歯歯車を有するリングギヤ内に、その先端に前記内歯
歯車に噛合しかつ該歯先が首振り回動を許容すべく弧状
に形成されたスピンドルギヤを有するスピンドル軸を取
付けて動力源からの回転をミルに伝達するギヤタイプミ
ルスピンドルにおいて、リングギヤとスピンドルギヤの
嵌合部でがつリングギヤの内周面に、リングギヤの軸線
に対して半径方向が傾斜する周溝を形成し、この周溝内
に金属製のリングを半径方向に移動可能となるよう嵌挿
し、更に該リングの内周にスピンドルギヤボス部へ摺接
する０リングを取付けたことを特徴とするギヤタイプミ
ルスピンドル給脂のシール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12899879U JPS5925528Y2 (ja) | 1979-09-17 | 1979-09-17 | ギヤタイプミルスピンドル給脂のシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12899879U JPS5925528Y2 (ja) | 1979-09-17 | 1979-09-17 | ギヤタイプミルスピンドル給脂のシ−ル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5645505U JPS5645505U (ja) | 1981-04-23 |
| JPS5925528Y2 true JPS5925528Y2 (ja) | 1984-07-26 |
Family
ID=29360781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12899879U Expired JPS5925528Y2 (ja) | 1979-09-17 | 1979-09-17 | ギヤタイプミルスピンドル給脂のシ−ル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5925528Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES517523A0 (es) * | 1981-11-21 | 1983-11-16 | Crane Packing Ltd | Sistema para producir un cierre hermetico en el paso de un elemento rotatorio a traves de un tabique divisorio. |
-
1979
- 1979-09-17 JP JP12899879U patent/JPS5925528Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5645505U (ja) | 1981-04-23 |
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