JPS5925463Y2 - 粉体混合装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 二種以上の粉体を混合する混合装置としては一軸のパラ
ドルが円筒容器内を高速で回転する構造の装置又は二軸
のスクリューが並列に設置され高速に回転する構造の装
置が従来より数多く使用されている。

然しなから、これらの混合装置に混合される粉体を定量
に切り出す方法としては重量を基準とするもの又は容積
を基準とするものがあるが、これらはいずれの場合も次
の如きの欠点がある。

即ち■混合装置の上部に粉体貯槽及び定量切り出し装置
を設置する事が必要とされ、大きな設置面積が必要とな
る。

■粉体の計量が間欠的である為に混合された粉体の排出
も間欠的となる。

■間欠排出である為に装置自体が連続排出するものに比
して大型となる。

本考案は上記の如き欠点のない、装置を小型化し、且つ
、連続排出が可能となる、新規なる二粉体の混合装置を
提供することを目的とする。

次に、本考案の１実施例の詳細を説明する。

第１図は本考案の混合装置の機能を示す説明図である。

図に於て混合容器８から遠く離れた高所に設置されてい
る第１粉体用貯槽１及び第２粉体用貯槽２の下部にそれ
ぞれ粉体圧送用容器３，４を取付け、粉体用貯槽１，２
から供給される圧送用容器内の粉体が第２図に見る如く
レベルＬＡに達した際、バルブ５を閉としてその後圧縮
空気をパイプ１２を通して容器下部６より導入すること
によりそれぞれの粉体圧送用容器３，４内の粉体は灰輸
送管７を通って混合容器８に空気輸送される。

輸送された粉体は混合容器８内に層状に自然沈降する。

圧縮空気は上部に備うるバグフィルタ９を通して大気に
排出される。

各粉体用貯槽１，２の下端に設けられる粉体圧送用容器
３，４への圧縮空気導入時間を第１粉体と第２粉体とが
同時になるように調整すると粉体は混合容器８内に均一
に混合沈降する。

２粉体間に粒度、比重に相違がある場合は沈降速度が異
なる為に２粉体の薄い層が形成されることがあるので混
合容器８の下部は船底ホッパ１０に形成し、且つ、二軸
式のスクリュー１１を取付け、薄い層状の粉体を混合し
ながら器外に排出する。

混合容器８の大きさが十分に大きい場合には、二軸式ス
クリューは連続運転で、しかも混合粉体を一定量連続的
に排出することかで゛きる。

粉体の空気輸送間隔を短くすると、第１、第２粉体の分
離層はより薄くなり、第１、第２粉体の混合状態は、よ
り良好となる。

又、定量切り出しを重量基準にする場合は粉体圧送用容
器３，４を計量器上に設置し、供給粉体重量が設定値に
達した時にバルブ５を閉める方法を採用する。

本考案の混合容器は前述の如くホッパ下部が船底に形成
され、且つ、二軸スクリューを取付けているので開孔巾
が広くなり、粉体の棚吊り現象も防止される利点を有す
る。

又、ホッパの高さも低くなり、狭い場所への設置も可能
となる。

更に、粉体貯槽は混合装置の近くに設置する必要がない
ので大きな粉体貯槽を室外に、混合装置を室内の狭い場
所に設置することが可能となる。

粉体に適度な湿度を与える必要がある場合は混合装置内
に二流体のノズルを設置して水を完全霧化の状態で噴霧
することもできる。

又、粉体の輸送サインと合せて、即ち、粉体が輸送され
ている時間のみ、水を噴霧するよう調整すると、より良
好なる調整状態を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の粉体混合装置の１実施例の説明図、第
２図は本考案の構成要素の１つである粉体圧送用容器の
説明図である。 尚、図中の主要部の符号は次の通りである。 １・・・・・・第１粉体用貯槽、２・・・・・・第２粉
体用貯槽、３・・・・・・粉体圧送用容器、４・・・・
・・粉体圧送用容器、５・・・・・・バルブ、６・・・
・・・容器下部、７・・・・・・灰輸送管、８・・・・
・・混合容器、９・・・・・・バグフィルタ、１０・・
・・・・船底ホッパ、１１・・・・・・スクリュー、１
２・・・・・・パイプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 二種以上の粉体を混合するものに於て混合容器に離れて
   第１粉体及び第２粉体貯槽を設け、その下部に備うる粉
   体圧送用容器により第１粉体及び第２粉体を混合容器内
   に同時に空気輸送すると共に、混合容器の下部を船底ホ
   ッパに形成し、これに二軸式スクリューを取り付け、こ
   れにより混合粉体を排出することを特徴とする粉体混合
   装置。