JPS5925362B2 - 電圧非直線素子面への高抵抗層形成方法 - Google Patents
電圧非直線素子面への高抵抗層形成方法Info
- Publication number
- JPS5925362B2 JPS5925362B2 JP54130576A JP13057679A JPS5925362B2 JP S5925362 B2 JPS5925362 B2 JP S5925362B2 JP 54130576 A JP54130576 A JP 54130576A JP 13057679 A JP13057679 A JP 13057679A JP S5925362 B2 JPS5925362 B2 JP S5925362B2
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- Japan
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- resistance layer
- voltage
- voltage nonlinear
- nonlinear element
- high resistance
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電圧非直線素子面に高抵抗層を形成させる方法
に関する。
に関する。
電圧非直線素子の表面または側面に高抵抗層を形成させ
るのは、素子自身を周囲環境から保護し、さらに電気絶
縁を高め、沿面放電を防ぎ、放電耐量を向上させるため
である。
るのは、素子自身を周囲環境から保護し、さらに電気絶
縁を高め、沿面放電を防ぎ、放電耐量を向上させるため
である。
この方法として、従来から高分子を利用してエポキシあ
るいはシリコーン樹脂等で被覆する方法が挙げられるが
、いずれも長期課電寿命において、コロナ発生等により
クラックが入ったりして不安定である。
るいはシリコーン樹脂等で被覆する方法が挙げられるが
、いずれも長期課電寿命において、コロナ発生等により
クラックが入ったりして不安定である。
また1放電等により素子が発熱すると樹脂が軟化し、電
圧非直線素子面との密着が悪くなり、沿面放電が起りや
すくなる。
圧非直線素子面との密着が悪くなり、沿面放電が起りや
すくなる。
この対策として無機物で構成された絶縁層で素子を保護
することが考えられた。
することが考えられた。
その製造方法として、ある種の材料を素子の表面または
側面に塗布し、素子焼結時に反応生成させて絶縁層を形
成する方法と、焼結体にアルミナ酸化物等の高絶縁物を
溶射する方法とがある。
側面に塗布し、素子焼結時に反応生成させて絶縁層を形
成する方法と、焼結体にアルミナ酸化物等の高絶縁物を
溶射する方法とがある。
これらの製造方法、例えば前者ではある種の材料を溶剤
、結合剤で混合し、ペースト状にして刷毛あるいはそれ
に相当する治具で素子に塗布される。
、結合剤で混合し、ペースト状にして刷毛あるいはそれ
に相当する治具で素子に塗布される。
しかしながら、この方法は塗布膜厚の不均一を招き、放
電耐量のバラツキを生じる。
電耐量のバラツキを生じる。
しかも均一に塗布するには熟練を要し、量産的ではない
。
。
一方、後者ではアーク溶射を行うもので、高温に熱せら
れて液化状態になった高絶縁材料を吹付けるから、素子
の外周面に歪み、ひび割れを起させる原因になったり、
あるいはそれらの影響で素子の電気的特性に悪影響を与
える。
れて液化状態になった高絶縁材料を吹付けるから、素子
の外周面に歪み、ひび割れを起させる原因になったり、
あるいはそれらの影響で素子の電気的特性に悪影響を与
える。
これらの欠点を改善する方法として、高抵抗材料をシー
ト化し、電圧非直線素子面に溶剤を塗布してシート状成
形品を貼付ける方法とか、電圧非直線素子面にシート状
成形品を巻き付け、真空吸引で貼付ける方法とかが提案
されているが1前者の方法ではシート状成形品が溶剤に
溶け、厚みが不均一になったり、作業性の面でも問題が
ある。
ト化し、電圧非直線素子面に溶剤を塗布してシート状成
形品を貼付ける方法とか、電圧非直線素子面にシート状
成形品を巻き付け、真空吸引で貼付ける方法とかが提案
されているが1前者の方法ではシート状成形品が溶剤に
溶け、厚みが不均一になったり、作業性の面でも問題が
ある。
後者の方法では付着強度が十分でない等の問題があった
。
。
本発明はこれらの欠点を改善すべくなされたもので、シ
ート状成形品と電圧非直線素子面の付着を静水圧プレス
による圧着だけで行い、溶剤等は使っていない。
ート状成形品と電圧非直線素子面の付着を静水圧プレス
による圧着だけで行い、溶剤等は使っていない。
そのため高抵抗材の厚みは一定であり、焼結体での高抵
抗層の厚みは一定になる。
抗層の厚みは一定になる。
以下、その一実施例を図に基づいて説明する。
図において、1はZnOを主成分としJ1203tC0
2032MnO2,5b203.Cr2O3,5i02
゜At203を副成分として含んだ電圧非直線素子、2
a、2bは電圧非直線素子1の側面に形成されたBi
、Sb、Siの酸化物からなる高抵抗層、3a。
2032MnO2,5b203.Cr2O3,5i02
゜At203を副成分として含んだ電圧非直線素子、2
a、2bは電圧非直線素子1の側面に形成されたBi
、Sb、Siの酸化物からなる高抵抗層、3a。
3bは電圧非直線素子10両平面にAt溶射により形成
された電極である。
された電極である。
次に、製造法について説明する。
ZnOを主成分とし、Bl 203 + CO203t
MnO2jSb203.Cr2O3,SiO2,At
203を副成分として、混合、成型して得た成型体を9
00℃〜1050℃程度で1次焼結させた電圧非直線素
子1の側面に、例えばBi2O3が4〜12m0t%。
MnO2jSb203.Cr2O3,SiO2,At
203を副成分として、混合、成型して得た成型体を9
00℃〜1050℃程度で1次焼結させた電圧非直線素
子1の側面に、例えばBi2O3が4〜12m0t%。
5b203が10〜30m0t%、5i02が60〜8
0mot%からなる混合物を結合剤、溶剤、可塑剤を用
いてポットミルにて混合し、そのスラリーをドクタブレ
ード工法のようなシート成形方法によって所定の厚みに
シート成形し、該素子1の側面に等しい面積に切断した
シート状成形品を該素子1の側面に巻きつけ、これをゴ
ム袋に入れアスピレータで真空にした後、ゴム袋を封じ
、静水圧プレスにかける。
0mot%からなる混合物を結合剤、溶剤、可塑剤を用
いてポットミルにて混合し、そのスラリーをドクタブレ
ード工法のようなシート成形方法によって所定の厚みに
シート成形し、該素子1の側面に等しい面積に切断した
シート状成形品を該素子1の側面に巻きつけ、これをゴ
ム袋に入れアスピレータで真空にした後、ゴム袋を封じ
、静水圧プレスにかける。
圧力としては300〜700Kq/caが好ましい。
300 Kit/cd未満ではシートの接着が不十分で
あり、700Kf/crlを超えるとシート面に多くの
ふくれが生じる。
あり、700Kf/crlを超えるとシート面に多くの
ふくれが生じる。
しかる後、シート状成形品の圧着した電圧非直線素子1
を1200℃程度で本焼結を行い、高抵抗層2at2b
を形成した後該素子10平面面にAt溶射を行い、電極
3a 、3bを形成した。
を1200℃程度で本焼結を行い、高抵抗層2at2b
を形成した後該素子10平面面にAt溶射を行い、電極
3a 、3bを形成した。
ここで、素子1の側面に形成された高抵抗層2a、2b
は該素子10表面の一部にかかるようにして設けられて
もよい。
は該素子10表面の一部にかかるようにして設けられて
もよい。
以上、本実施例によれば高抵抗層の厚みが均一のものが
でき、放電耐量も一定なものができた。
でき、放電耐量も一定なものができた。
尚、シートの巻数を2回以上にしても均一度は変らず、
さらに放電耐量を向上させることができた。
さらに放電耐量を向上させることができた。
図は本発明方法により得られた電圧非直線素子の一例を
示す断面図である。 1・・・・・・電圧非直線素子、2a、2b・・・・・
・高抵抗層。
示す断面図である。 1・・・・・・電圧非直線素子、2a、2b・・・・・
・高抵抗層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 I Bi、Sb、Stの酸化物からなる混合物のシー
ト状成形品を、ZnOを主成分とした電圧非直線素子の
側面に被覆し、静水圧プレスにより上記シート状成形品
を上記電圧非直線素子面に圧着させ、しかる後に上記電
圧非直線素子の焼結過程中で焼付けを行うことを特徴と
する電圧非直線素子面への高抵抗層形成方法。 2 静水圧プレスの圧力を300〜700 h/crr
fにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
電圧非直線素子面への高抵抗層形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54130576A JPS5925362B2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | 電圧非直線素子面への高抵抗層形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54130576A JPS5925362B2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | 電圧非直線素子面への高抵抗層形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5654008A JPS5654008A (en) | 1981-05-13 |
JPS5925362B2 true JPS5925362B2 (ja) | 1984-06-16 |
Family
ID=15037524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54130576A Expired JPS5925362B2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | 電圧非直線素子面への高抵抗層形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925362B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6297303A (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-06 | 松下電器産業株式会社 | 電圧非直線抵抗体 |
-
1979
- 1979-10-09 JP JP54130576A patent/JPS5925362B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5654008A (en) | 1981-05-13 |
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