JPS5924223B2 - 硝子綿乾燥熱処理法 - Google Patents
硝子綿乾燥熱処理法Info
- Publication number
- JPS5924223B2 JPS5924223B2 JP14952578A JP14952578A JPS5924223B2 JP S5924223 B2 JPS5924223 B2 JP S5924223B2 JP 14952578 A JP14952578 A JP 14952578A JP 14952578 A JP14952578 A JP 14952578A JP S5924223 B2 JPS5924223 B2 JP S5924223B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass cotton
- hot air
- passage
- heat treatment
- glass
- Prior art date
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- Expired
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は硝子綿乾燥熱処理方法に関するものである。
断熱材等として有用な硝子綿の繊維相互間を結合させる
ための乾燥熱処理は硝子綿を乾燥成形機で熱風と接触さ
せて行なう。
ための乾燥熱処理は硝子綿を乾燥成形機で熱風と接触さ
せて行なう。
乾燥熱処理後に得られる硝子綿の品質は前記熱処理過程
をどのように遂行したかにより大きく左右される。
をどのように遂行したかにより大きく左右される。
すなわち硝子綿と熱風とをどのような方法で接触させた
かによる。
かによる。
かかる観点からみた従来の熱処理方法の代表的なものと
しては次に挙げるものがある。
しては次に挙げるものがある。
(1)帯状硝子綿の表面及び裏面に沿って等圧で熱風を
流送する方法。
流送する方法。
(2)帯状硝子綿の厚み方向に熱風を通過させる方法。
(1)の場合は硝子綿の内層に熱が伝わりにくいため内
層と外層との間に温度むらが生じるという欠点がある。
層と外層との間に温度むらが生じるという欠点がある。
(2)の場合はさらに三つの方法がある。その−は、硝
子綿の全長に亘って同一方向に熱風を通過させる方法で
ある。
子綿の全長に亘って同一方向に熱風を通過させる方法で
ある。
この方法は硝子綿の一側面と他側面との間に温度むらが
生じ、加えて熱風圧力によって硝子綿に反りが発生する
ことがある。
生じ、加えて熱風圧力によって硝子綿に反りが発生する
ことがある。
その二は、硝子面の全長間で交互に送風方向を逆向きと
する方法である。
する方法である。
この方法によると第一の方法の欠点は軽減されるものの
完全ではなくまた設備が複雑となる結果設備費が高くな
るという新たな欠点を有している。
完全ではなくまた設備が複雑となる結果設備費が高くな
るという新たな欠点を有している。
その三は、帯状硝子綿の表面及び裏面に沿って圧力差の
ある熱風をそれぞれ流送し、その圧力差に応じて熱風の
一部を硝子綿厚み方向に通過させる方向である。
ある熱風をそれぞれ流送し、その圧力差に応じて熱風の
一部を硝子綿厚み方向に通過させる方向である。
この方法によると、熱風が硝子綿の表面及び裏面に沿っ
て流れかつその一部が硝子綿を厚み方向に通過するから
前記(IX2)の欠点を相互に補完することができるが
、しかし熱風の一部の通過方向が硝子面の全長に亘って
高圧側から低圧側へ向くので、該硝子綿に反りが発生し
易いという欠点を有する。
て流れかつその一部が硝子綿を厚み方向に通過するから
前記(IX2)の欠点を相互に補完することができるが
、しかし熱風の一部の通過方向が硝子面の全長に亘って
高圧側から低圧側へ向くので、該硝子綿に反りが発生し
易いという欠点を有する。
本発明は前述の従来方法が具有する欠点を完全に解消し
得る方法を提案するものであり、以下その実施例を図面
に基づき説明する。
得る方法を提案するものであり、以下その実施例を図面
に基づき説明する。
1は上部圧力箱、2は下部圧力箱であって、これらの間
を帯状の硝子綿3が矢印X方向に移動する。
を帯状の硝子綿3が矢印X方向に移動する。
図面から明らかなように、上部圧力箱1の内部及び下部
圧力箱2の内部は波形の通路4.5として構成されてぢ
り、該通路4,5の一側が入口6.7、他側が出口8,
9に連通している。
圧力箱2の内部は波形の通路4.5として構成されてぢ
り、該通路4,5の一側が入口6.7、他側が出口8,
9に連通している。
そして上部通路4の山部4Aは下部通路5の谷部5Bに
対向し、上部通路4の谷部4Bは下部通路5の山部5A
に対向する。
対向し、上部通路4の谷部4Bは下部通路5の山部5A
に対向する。
以上において、硝子綿3を一定速度で直線状に送り込み
つつ、熱風炉10で発生させた熱風を前記入口6,7か
ら上部通路4及び下部通路5へ送入する。
つつ、熱風炉10で発生させた熱風を前記入口6,7か
ら上部通路4及び下部通路5へ送入する。
この場合熱風は共通の送風機11により等圧で各通路4
.5内へ送入される。
.5内へ送入される。
上部通路4を流れる熱風はその山部4A、谷部4B、山
部4Aを順次通過して出口8から送風機11へ循環され
、熱風炉10からの新たな熱風と混合されて再び上部通
路4又は下部通路5へ送入される。
部4Aを順次通過して出口8から送風機11へ循環され
、熱風炉10からの新たな熱風と混合されて再び上部通
路4又は下部通路5へ送入される。
下部通路5へ流れる熱風も同様に谷部5B、山部5A、
谷部5Bを経て出口9に至り、さらに上部通路4を経た
熱風と混合されて循環使用される。
谷部5Bを経て出口9に至り、さらに上部通路4を経た
熱風と混合されて循環使用される。
熱風が各通路4.5を流れるとき、山部4A、5Aでは
流速が小さいので高圧となり、谷部4B、5Bでは流速
が大きいので低圧となる。
流速が小さいので高圧となり、谷部4B、5Bでは流速
が大きいので低圧となる。
このことはベルヌイの定理からも明らかである。
故に上部通路4の最初の山部4Aを通過する熱風の一部
は下部通路5の谷部5Bへ向かって流れ、硝子綿3内部
を通過する。
は下部通路5の谷部5Bへ向かって流れ、硝子綿3内部
を通過する。
また下部通路5の山部5Aを通過する熱風の一部は上部
通路4の谷部4Bに向って流れ、硝子綿3内部を通過す
る。
通路4の谷部4Bに向って流れ、硝子綿3内部を通過す
る。
結局、上部通路4又は下部通路5へ等圧で送入された熱
風の一部は各通路4,5間で対向する山部4A、5Aと
谷部4B 、5Bとの間を蛇行状に流れ、この蛇行流1
2における方向転換部分の中間部が硝子綿3を斜めに通
過する。
風の一部は各通路4,5間で対向する山部4A、5Aと
谷部4B 、5Bとの間を蛇行状に流れ、この蛇行流1
2における方向転換部分の中間部が硝子綿3を斜めに通
過する。
また硝子綿3の密度の大小によって相対向する山部4A
、5Aと谷部4B、5Bとの間の必要な圧力差は変化
するが、これは送風機11の運転調整により循環熱風速
度を変化させて調節することができる。
、5Aと谷部4B、5Bとの間の必要な圧力差は変化
するが、これは送風機11の運転調整により循環熱風速
度を変化させて調節することができる。
ちなみに圧力差は風速の2乗の差に比例する。
この実施例では、硝子綿3がその長手方向に一定速度で
送られているところに、その上手側から上部通路4及び
下部通路5へ等圧で熱風を送太し、その熱風の一部が形
成する蛇行流10を硝子綿3に通過させるから、硝子綿
3は外層、内層に亘って均一に乾燥処理され、反りも発
生しない。
送られているところに、その上手側から上部通路4及び
下部通路5へ等圧で熱風を送太し、その熱風の一部が形
成する蛇行流10を硝子綿3に通過させるから、硝子綿
3は外層、内層に亘って均一に乾燥処理され、反りも発
生しない。
そして、硝子綿3の長手方向の温度むらも発生しにくい
。
。
なおaは空気、fは燃料を示している。以上の説明から
明らかなように、本発明によると、硝子綿の外層及び内
層共に均一に熱処理されかつ反りも発生しないため製品
品質を向上させることができる。
明らかなように、本発明によると、硝子綿の外層及び内
層共に均一に熱処理されかつ反りも発生しないため製品
品質を向上させることができる。
また直線状に送り込まれる硝子綿を挾むように形成され
た断面が波形をなす一対の通路のそれぞれに等圧で熱風
を送入するから、設備が極ゆて簡単なものとなるため設
備費も安くなる。
た断面が波形をなす一対の通路のそれぞれに等圧で熱風
を送入するから、設備が極ゆて簡単なものとなるため設
備費も安くなる。
図面は本発明実施例の説明図である。
3・・・・・・硝子綿、4・・・・・・上部通路、5・
・・・・・下部通路、4A、5A・・・・・・山部、4
B 、 5B・・・・・・谷部、6.7・・・・・・入
口、8,9・・・・・・出口、12・・・・・・熱風の
一部の蛇行流。
・・・・・下部通路、4A、5A・・・・・・山部、4
B 、 5B・・・・・・谷部、6.7・・・・・・入
口、8,9・・・・・・出口、12・・・・・・熱風の
一部の蛇行流。
Claims (1)
- 1 直線状に送り込まれる硝子綿を挾むように形成され
た断面が波形をなす一対の通路間で一方の通路の山部と
他方の通路の谷部とを相互に対向させ、各通路の入口か
ら前記硝子線表面に沿う方向に等圧の熱風を送太し、こ
の熱風を前記各通路中に通過させつつ、前記山部と谷部
との圧力差によりその一部を硝子線内に通過させること
を特徴とする硝子綿乾燥熱処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14952578A JPS5924223B2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | 硝子綿乾燥熱処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14952578A JPS5924223B2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | 硝子綿乾燥熱処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5576155A JPS5576155A (en) | 1980-06-09 |
JPS5924223B2 true JPS5924223B2 (ja) | 1984-06-07 |
Family
ID=15477034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14952578A Expired JPS5924223B2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | 硝子綿乾燥熱処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924223B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5753883B2 (ja) * | 2013-10-18 | 2015-07-22 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品に係るシート状部材の製造装置、及び製造方法 |
JP5753884B2 (ja) * | 2013-10-18 | 2015-07-22 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品の製造装置、及び製造方法 |
-
1978
- 1978-11-30 JP JP14952578A patent/JPS5924223B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5576155A (en) | 1980-06-09 |
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