JPH0547731U - 気化式加湿器の蒸発メデイア - Google Patents

気化式加湿器の蒸発メデイア

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JPH0547731U
JPH0547731U JP10281091U JP10281091U JPH0547731U JP H0547731 U JPH0547731 U JP H0547731U JP 10281091 U JP10281091 U JP 10281091U JP 10281091 U JP10281091 U JP 10281091U JP H0547731 U JPH0547731 U JP H0547731U
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JP
Japan
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plate
elements
evaporation medium
evaporation
type humidifier
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Pending
Application number
JP10281091U
Other languages
English (en)
Inventor
保夫 山本
Original Assignee
ウエツトマスター株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 〔目的〕 板状加湿エレメントの表面積を増加させると
同時に空気の流れに淀みをつくることなく、スムースな
流れにおいて流体力学的に乱流を生ぜしめて物質伝達係
数を大きくし、加湿効率を高めて同一加湿量に対して使
用材料を少なくして製造コストを安価にし、コンパクト
化によって空気調和機内への組み込みを容易とし得る蒸
発メデイアを提供する。 〔構成〕 多孔性合成樹脂の毛細管現象を生ぜしめる板
状加湿エレメントを複数枚一定間隔毎に重層して構成し
た蒸発メデイアであって、夫々の板状加湿エレメントに
同一方向に膨らんだ多数の膨出部を形成して、これら加
湿エレメントを夫々の膨出部が重なる位置を保って配置
してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、暖房装置等空気調和機に装備される気化式加湿器の蒸発メデイア に関する。
【0002】
【従来の技術】
気化式加湿器の蒸発メデイアとして、多孔性合成樹脂の毛細管現象を生ぜしめ る板状加湿エレメントを複数枚一定間隔毎に重層して構成したものは、例えば実 開平1−102227号等により公知である。また、この板状エレメントに多数 の小突起を平均に分布突設したものあるいは多数の凹凸を設けたものも例えば実 開昭63−125723号,特開平3−134427号等で公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような気化式加湿器において、流入空気の温湿度,流速、流入空気に対 する直角断面積及び流れ方向の長さ、板状エレメントの配列ピッチ等を一定にし た場合、加湿量を増加させる方法は板状エレメントに小突起や凹凸を設けて流通 空気との接触面積を増やすか流通空気に乱流を生ぜしめて、濡れたエレメントの 表面から流通空気に湿分がよく移行するように即ち物質伝達係数を大きくすれば よい。 しかし、この場合重要なことは流通空気の抵抗(圧力損失)を可能な限り小さ くして送風機のエネルギー損失を抑えることである。
【0004】 本考案は、上記の課題に鑑みてなしたもので、板状加湿エレメントの表面積を 増加させると同時に空気の流れに淀みをつくることなく、スムースな流れにおい て空気力学的に乱流を生ぜしめて物質伝達係数を大きくすることができ、その結 果加湿効率を高めることになるので、同一加湿量に対して使用材料を少なくして 製造コストを安価にし又コンパクト化によって相手空気調和機内への組み込みを 容易にする気化式加湿器の新規な蒸発メデイアを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案蒸発メデイアでは、夫々の板状加湿エレメ ントに同一方向に膨らんだ多数の膨出部を形成し、これら加湿エレメントを夫々 の膨出部が重なる位置を保って配列してあることを特徴とする。 また、本考案加湿メデイアでは、上記膨出部の形状が、半球状より膨出高さが 低い円形状であることが好ましい。 さらに、上記多数の膨出部が千鳥状に配列してあることが効果的である。
【0006】
【作用】
上記のように構成された本考案蒸発メデイアでは、夫々の加湿エレメントに多 数の膨出部が形成されているから、各エレメントの表面積が多くなり、それだけ 物質伝達の割合が高まる。そして特に本考案では、夫々のエレメントに同一方向 に膨らんだ膨出部を形成し、夫々のエレメントの膨出部が重なる位置を保って重 層してあるから、各エレメント間の間隔はどの位置をとっても一定であり、淀み など生ずることなく空気通過がスムースであるだけでなく、膨出部を通る空気と 平板部を通る空気に流速差が生じ、その結果圧力差が発生し、空気は周りの空気 を呼び込んで乱流となり物質伝達係数が大きくなる。
【0007】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図中1が公知の通常の多孔性合成樹脂の毛細管現象を生ぜしめる板状加湿エレ メントと同様の加湿エレメントである。本考案では、この加湿エレメントに多数 の膨出部2,2を形成してあり、しかも多数の膨出部2,2は全て同一方向に向 けて膨らませてある。この膨出部2は平面的に見て円形状をしており、その膨出 具合は半球状より僅かに膨出高さを低く構成してある。またこの多数の膨出部は 図2に示すように千鳥状に形成し配列してある。図示した実施例では、エレメン トの板厚を1mmとし、膨出部の直径を6mmとし、膨出高さを2mmとしてあ る。
【0008】 本考案では、このように形成した加湿エレメント1,1を多数重層するが、図 1に示すように夫々のエレメント1に形成された膨出部が重なるように各エレメ ントを配置してあり、これによって各エレメント間においてどの位置をとっても その間隔Pを一定にしてある。図1に示した実施例ではこの間隔即ちピッチPを 4mmとしてある。
【0009】 図5に本考案蒸発メデイア3が装備される空気調和器4が示してあり、図中5 が熱交換器、6が送風機である。
【0010】 上記の通りの本考案蒸発メデイアでは、多数の膨出部によって各エレメント1 の表面積が大きくなりそれだけ物質伝達の割合を大きくして加湿量を増加する。 また、各エレメントに形成された多数の膨出部が夫々同一位置にて重なっている から、各エレメント間の間隔は一定であり、したがって、各エレメント間の通過 空気は淀みなくスムースに通過し、抵抗が少ない。その結果空気調和機としての エネルギー損失を少なくすることができる。
【0011】
【考案の効果】
叙上の如く本考案蒸発メデイアでは、各加湿エレメントの表面積を増加するこ とができ、各膨出部で淀みのない乱流を生ぜしめ、この両者の相乗効果により湿 分の物質伝達の割合を大きくし加湿量を増大することができ、しかも空気の淀み がないから抵抗が少なく効率のよい加湿を得ることができる。したがって、それ だけ加湿効率を低下させないコンパクトな蒸発メデイアを提供できる。その結果 同一加湿量に対して製造コストを安価にし、コンパクト化によって空気調和機内 への組み込み等容易とすることもできるなど大きな実用上の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案蒸発メデイアの部分を示す断面図。
【図2】本考案蒸発メデイアを構成する一枚の加湿エレ
メントの一部の正面図。
【図3】蒸発メデイアを構成する加湿エレメントの図2
上A−A線に沿う断面図。
【図4】同じく蒸発エレメントの図2上のB−B線に沿
う断面図。
【図5】本考案蒸発メデイアを用いる空気調和機を示す
構造図。
【符号の説明】
1 加湿エレメント 2 膨出部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔性合成樹脂の毛細管現象を生ぜしめ
    る板状加湿エレメントを複数枚一定間隔毎に重層して構
    成した蒸発メデイアであって、夫々の板状加湿エレメン
    トに同一方向に膨らんだ多数の膨出部を形成し、これら
    加湿エレメントを夫々の膨出部が重なる位置を保って配
    列してあることを特徴とする気化式加湿器の蒸発メデイ
    ア。
  2. 【請求項2】 上記膨出部の形状が、半球状より膨出高
    さが低い円形状である上記請求項1に記載の気化式加湿
    器の蒸発メデイア。
  3. 【請求項3】 多数の膨出部が千鳥状に配列してある上
    記請求項1に記載の気化式加湿器の蒸発メデイア。
JP10281091U 1991-11-20 1991-11-20 気化式加湿器の蒸発メデイア Pending JPH0547731U (ja)

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JPH0547731U true JPH0547731U (ja) 1993-06-25

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JP (1) JPH0547731U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015064114A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 パナソニック株式会社 加湿機
JP2015203521A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 三菱電機株式会社 加湿器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015064114A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 パナソニック株式会社 加湿機
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