JPS5923977B2 - 合成樹脂製成形物の成形方法 - Google Patents
合成樹脂製成形物の成形方法Info
- Publication number
- JPS5923977B2 JPS5923977B2 JP4028682A JP4028682A JPS5923977B2 JP S5923977 B2 JPS5923977 B2 JP S5923977B2 JP 4028682 A JP4028682 A JP 4028682A JP 4028682 A JP4028682 A JP 4028682A JP S5923977 B2 JPS5923977 B2 JP S5923977B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- synthetic resin
- reinforcing core
- resin molded
- lubricant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は補強芯で補強された合成樹脂製成形物成形方法
に関するものである。
に関するものである。
合成樹脂製成形物を成形する際に剛性を付与するために
鉄パイプ、鉄棒等の補強芯で補強することが行われてい
るが、補強芯で補強された合成樹脂製成形物は内部に補
強芯が存在することによつて補強芯の長手方向の成形収
縮が不均一となり、成形物に歪が生じる欠点があつた。
鉄パイプ、鉄棒等の補強芯で補強することが行われてい
るが、補強芯で補強された合成樹脂製成形物は内部に補
強芯が存在することによつて補強芯の長手方向の成形収
縮が不均一となり、成形物に歪が生じる欠点があつた。
本発明は補強芯で補強された合成樹脂製成形物を成形す
る際に、補強芯に滑剤を塗布することを特徴とする合成
樹脂製成形物の成形方法に関するものである。
る際に、補強芯に滑剤を塗布することを特徴とする合成
樹脂製成形物の成形方法に関するものである。
本発明方法に依れば、補強芯に滑剤が塗布されているこ
とによつて成形物の内部に補強芯が存在するにもかかわ
らず、補強芯の長手方向の成形収縮が均一となり、成形
物に歪が生じることを防止することができる。
とによつて成形物の内部に補強芯が存在するにもかかわ
らず、補強芯の長手方向の成形収縮が均一となり、成形
物に歪が生じることを防止することができる。
本発明は補強芯で補強された種々の合成樹脂製成形物を
成形する際に適用することができるが、合成樹脂製パレ
ットの作製方法に基づいて本発明を図面とともに説明す
ると、次の通りである。
成形する際に適用することができるが、合成樹脂製パレ
ットの作製方法に基づいて本発明を図面とともに説明す
ると、次の通りである。
第1図は本発明に従つて成形したパレット下部1の一例
を示した一部破断斜視図であり、第2図はパレット下部
1とこれと同一構造のパレット上部2とを貼り合せて作
製した合成樹脂製パレットの一例を示した透視図である
。本発明に於て使用し得る補強芯3としては、例えば鉄
、ステンレス、銅、アルミニウム等の金属によつて作製
されるか、或いはガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等の
繊維により強化されたポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂に
よつて作製されたパイプ、棒等を挙げることができる。
を示した一部破断斜視図であり、第2図はパレット下部
1とこれと同一構造のパレット上部2とを貼り合せて作
製した合成樹脂製パレットの一例を示した透視図である
。本発明に於て使用し得る補強芯3としては、例えば鉄
、ステンレス、銅、アルミニウム等の金属によつて作製
されるか、或いはガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等の
繊維により強化されたポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂に
よつて作製されたパイプ、棒等を挙げることができる。
本発明に於て使用し得る滑剤としては、例えば東芝シリ
コン社製XS52−906、YF3808、TSK54
32Mの如きシリコン系滑剤、構造式C17H35CO
NH−CH2−HNOCH35C、7で示されるアミド
系滑剤、フッ素系滑剤などを挙げることができる。
コン社製XS52−906、YF3808、TSK54
32Mの如きシリコン系滑剤、構造式C17H35CO
NH−CH2−HNOCH35C、7で示されるアミド
系滑剤、フッ素系滑剤などを挙げることができる。
補強芯3に滑剤を塗布するには、例えば滑剤をトルエン
、キシレン、メチレンクロライド、トリクロロエタン、
イソプロピルアルコール等の有機溶剤によつて希釈して
濃度を3〜20重量%とし、ハケ塗り、吹付塗装、浸漬
塗装等によつて塗装した後に、室混もしくは加熱硬化さ
せて皮膜を形成させてもよいし、或いは滑剤が粉末状で
ある場合には滑剤を平板上に均一に散布し、その上で加
熱した補強芯3を回転させて滑剤を付着溶融させた後に
、室温で冷却させてもよい。滑剤を塗布した補強芯3を
金型内に配置し、ポりエチレン、ポリプロピレン等の熱
可塑性樹脂を金型内に射出することにより補強芯3によ
り補強された合成樹脂製成形物を成形する。合成樹脂製
成形物は非発泡体でもよいし、或いは発泡体でもよい。
第1図に示すような補強芯3で補強されたパレツト下部
1を成形する場合には、フオーク挿入孔4に対して直角
に複数本の補強芯3を配置してもよいし、さらに必要に
応じてフオーク挿入孔4に沿つて複数本の補強芯を配置
してもよい。また、第1図に示すように、補強芯3の両
端部を成形物から露出させることにより、成形時に成形
物に歪が生じることを防止する上でさらに良好な効果を
挙げることができる。合成樹脂製パレツトを製造するに
は、第1図に示すような補強芯3で補強されたパレツト
下部1とこれと同一構造のパレツト上部2とを成形し、
パレツト上部2を裏返し、パレツト下部1の接合部5と
パレツト上部2の接合部に180〜240℃に加熱した
鉄板を30〜90秒間接触させて加熱溶融させた後に、
パレツト下部1の接合部5とパレツト上部2の接合部と
を重ね合せて圧力0.5〜8k9/(17712で30
〜120秒間押圧し、一体とすれびよい。
、キシレン、メチレンクロライド、トリクロロエタン、
イソプロピルアルコール等の有機溶剤によつて希釈して
濃度を3〜20重量%とし、ハケ塗り、吹付塗装、浸漬
塗装等によつて塗装した後に、室混もしくは加熱硬化さ
せて皮膜を形成させてもよいし、或いは滑剤が粉末状で
ある場合には滑剤を平板上に均一に散布し、その上で加
熱した補強芯3を回転させて滑剤を付着溶融させた後に
、室温で冷却させてもよい。滑剤を塗布した補強芯3を
金型内に配置し、ポりエチレン、ポリプロピレン等の熱
可塑性樹脂を金型内に射出することにより補強芯3によ
り補強された合成樹脂製成形物を成形する。合成樹脂製
成形物は非発泡体でもよいし、或いは発泡体でもよい。
第1図に示すような補強芯3で補強されたパレツト下部
1を成形する場合には、フオーク挿入孔4に対して直角
に複数本の補強芯3を配置してもよいし、さらに必要に
応じてフオーク挿入孔4に沿つて複数本の補強芯を配置
してもよい。また、第1図に示すように、補強芯3の両
端部を成形物から露出させることにより、成形時に成形
物に歪が生じることを防止する上でさらに良好な効果を
挙げることができる。合成樹脂製パレツトを製造するに
は、第1図に示すような補強芯3で補強されたパレツト
下部1とこれと同一構造のパレツト上部2とを成形し、
パレツト上部2を裏返し、パレツト下部1の接合部5と
パレツト上部2の接合部に180〜240℃に加熱した
鉄板を30〜90秒間接触させて加熱溶融させた後に、
パレツト下部1の接合部5とパレツト上部2の接合部と
を重ね合せて圧力0.5〜8k9/(17712で30
〜120秒間押圧し、一体とすれびよい。
伺、パレツト下部1並びにパレツト上部2に於ては補強
芯3の両端部が成形物から露出しているけれども、デツ
キボード6並びに壁7によつて囲まれているパレツト下
部1とパレツト上部2を重ね合せて溶融接合にて一体と
することにより補強芯3の両端部が密閉された空間内に
保持され、水と接触することを防止し得るため、補強芯
3を金属で作製した場合にも錆が生じることを防止する
ことができる。実施例 1 芝シリコン社製XS52−906をトリクロロエタンで
希釈して濃度を8重量%とし、溶液中に長さ1040m
m,外径13.8mmの鉄パイプ3を浸漬させた後に、
熱風乾燥炉に於て110℃で2分間乾燥させた。
芯3の両端部が成形物から露出しているけれども、デツ
キボード6並びに壁7によつて囲まれているパレツト下
部1とパレツト上部2を重ね合せて溶融接合にて一体と
することにより補強芯3の両端部が密閉された空間内に
保持され、水と接触することを防止し得るため、補強芯
3を金属で作製した場合にも錆が生じることを防止する
ことができる。実施例 1 芝シリコン社製XS52−906をトリクロロエタンで
希釈して濃度を8重量%とし、溶液中に長さ1040m
m,外径13.8mmの鉄パイプ3を浸漬させた後に、
熱風乾燥炉に於て110℃で2分間乾燥させた。
前記の如くシリコン系滑剤を塗布した鉄パイプ3を5本
用意し、フオーク挿入孔4に対して直角となるように金
型内に平行に配置した後にポリエチレンを射出すること
により、第1図に示すような鉄パイプ3の両端部をデツ
キボード6並びに壁7によつて囲まれた空間内に露出さ
せたパレツト下部1を成形したところ、鉄パイプ3が存
在するにもかかわらず均一に成形収縮してパレツト下部
1には歪が生じなかつた。
用意し、フオーク挿入孔4に対して直角となるように金
型内に平行に配置した後にポリエチレンを射出すること
により、第1図に示すような鉄パイプ3の両端部をデツ
キボード6並びに壁7によつて囲まれた空間内に露出さ
せたパレツト下部1を成形したところ、鉄パイプ3が存
在するにもかかわらず均一に成形収縮してパレツト下部
1には歪が生じなかつた。
パレツト下部1とこれ.と同一構造のパレツト上部2と
を用意し、パレツト上部2を裏返し、パレツト下部1の
接合部5とパレツト上部2の接合部に190℃に加熱し
た鉄板を60秒間接触させて加熱溶融させた後に、すみ
やかにパレツト下部1の接合部5とパレツト上部2の接
合部とを重ね合せて圧力3k9/Cm2で60秒間押圧
し、一体とすることにより合成樹脂製パレツトを得た。
を用意し、パレツト上部2を裏返し、パレツト下部1の
接合部5とパレツト上部2の接合部に190℃に加熱し
た鉄板を60秒間接触させて加熱溶融させた後に、すみ
やかにパレツト下部1の接合部5とパレツト上部2の接
合部とを重ね合せて圧力3k9/Cm2で60秒間押圧
し、一体とすることにより合成樹脂製パレツトを得た。
得られた合成樹脂製パレツトは鉄パイプ3の両端部が密
閉された空間内に保持されているため鉄パイプ3に錆が
発生することを防止することができた。実施例 2構造
式Cl7H35cONH−Cr−HNOC,7H35で
示される粉末状アミド系滑剤を平板上に均一に散布し、
その上で150℃に加熱した長さ1040朋、外径13
.8m7!Lの鉄パイプ3を回転させてアミド系滑剤を
付着溶融させた後、室温で冷却させた。
閉された空間内に保持されているため鉄パイプ3に錆が
発生することを防止することができた。実施例 2構造
式Cl7H35cONH−Cr−HNOC,7H35で
示される粉末状アミド系滑剤を平板上に均一に散布し、
その上で150℃に加熱した長さ1040朋、外径13
.8m7!Lの鉄パイプ3を回転させてアミド系滑剤を
付着溶融させた後、室温で冷却させた。
前記の如くアミド系滑剤を塗布した鉄パイプ3を5本用
意し、フオーク挿入孔4に対して直角となるように金型
内に平行に配置した後にポリエチレンを射出することに
より、第1図に示すような鉄パイプ3の両端部をデツキ
ボード6並びに壁7によつて囲まれた空間内に露出させ
たパレツト下部1を成形したところ、鉄パイプ3が存在
するにもかかわらず均一に成形収縮してパレツト下部1
には歪が生じなかつた。パレツト下部1とこれと同一構
造のパレツト上部2とを用意し、パレツト上部2を裏返
し、パレツト下部1の接合部5とパレツト上部2の接合
部に190℃に加熱した鉄板を60秒間接触させで加熱
溶融させた後に、すみやかにパレツト下部1の接合部5
とパレツト上部2の接合部とを重ね合せて圧力3kg/
CIn2で60秒間押圧し、一体とすることにより合成
樹脂製パレツトを得た。
意し、フオーク挿入孔4に対して直角となるように金型
内に平行に配置した後にポリエチレンを射出することに
より、第1図に示すような鉄パイプ3の両端部をデツキ
ボード6並びに壁7によつて囲まれた空間内に露出させ
たパレツト下部1を成形したところ、鉄パイプ3が存在
するにもかかわらず均一に成形収縮してパレツト下部1
には歪が生じなかつた。パレツト下部1とこれと同一構
造のパレツト上部2とを用意し、パレツト上部2を裏返
し、パレツト下部1の接合部5とパレツト上部2の接合
部に190℃に加熱した鉄板を60秒間接触させで加熱
溶融させた後に、すみやかにパレツト下部1の接合部5
とパレツト上部2の接合部とを重ね合せて圧力3kg/
CIn2で60秒間押圧し、一体とすることにより合成
樹脂製パレツトを得た。
得られた合成樹脂製パレツトは鉄パイプ3の両端部が密
閉された空間内に保持されているため鉄パイプ3に錆が
発生することを防止することができた。
閉された空間内に保持されているため鉄パイプ3に錆が
発生することを防止することができた。
第1図は本発明に従つて成形されたパレツト下部の一例
を示した一部破断斜視図であり、第2図はパレツト下部
1とこれと同一構造のパレツト上部2とを貼り合せて作
製した合成樹脂製パレツトの一例を示した透視図である
。 1・・・・・・パレット下部、2・・・・・・パレツト
上部、・・・・・・補強芯。
を示した一部破断斜視図であり、第2図はパレツト下部
1とこれと同一構造のパレツト上部2とを貼り合せて作
製した合成樹脂製パレツトの一例を示した透視図である
。 1・・・・・・パレット下部、2・・・・・・パレツト
上部、・・・・・・補強芯。
Claims (1)
- 1 補強芯で補強された合成樹脂製成形物を成形する際
に、補強芯に滑剤を塗布することを特徴とする合成樹脂
製成形物の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4028682A JPS5923977B2 (ja) | 1982-03-16 | 1982-03-16 | 合成樹脂製成形物の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4028682A JPS5923977B2 (ja) | 1982-03-16 | 1982-03-16 | 合成樹脂製成形物の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58179617A JPS58179617A (ja) | 1983-10-20 |
JPS5923977B2 true JPS5923977B2 (ja) | 1984-06-06 |
Family
ID=12576361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4028682A Expired JPS5923977B2 (ja) | 1982-03-16 | 1982-03-16 | 合成樹脂製成形物の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923977B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106081305B (zh) * | 2016-06-03 | 2019-07-26 | 上海鸿研物流技术有限公司 | 板状件及其制造方法 |
-
1982
- 1982-03-16 JP JP4028682A patent/JPS5923977B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58179617A (ja) | 1983-10-20 |
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