JPS5923878Y2 - 磁気ばね装置 - Google Patents

磁気ばね装置

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Publication number
JPS5923878Y2
JPS5923878Y2 JP10911080U JP10911080U JPS5923878Y2 JP S5923878 Y2 JPS5923878 Y2 JP S5923878Y2 JP 10911080 U JP10911080 U JP 10911080U JP 10911080 U JP10911080 U JP 10911080U JP S5923878 Y2 JPS5923878 Y2 JP S5923878Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
threads
operating shaft
magnetic
thread
female
Prior art date
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Expired
Application number
JP10911080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5625844U (ja
Inventor
悦四 鈴木
進 橋本
千明 岩垂
富雄 樫原
強 小玉
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は磁気結合させたねじをばねとして利用する磁
気ばね装置に関する。
従来、各種の機器に用いられているコイルばねは、設計
する際に用途に応じてばね定数、ばね自由長、コイル径
などの設計値が計算されてがら製作される。
しかしながら、設計値にもとづいて作られたコイルばね
であっても、材質の不均一や加工条件の変化などによっ
て設計値と一致したばね定数のコイルばねを得ることは
非常に難がしい。
また、ばね自由長やコイル径に制限があるときには、ば
ね定数の設計範囲が限られてしまう。
さらに、ばね定数の大きいばね、すなわち剛性が非常に
高いばねを必要とするときには、いくつかの剛性の高い
ばねを並列に組合せて使用することがある。
しかしながら、ばねの占める空間が限定されているとき
には、たくさんのばねを並列に使用することができない
などの欠点があった。
この考案は上記事情にもとづきなされたもので゛、その
目的とするところは、内面にめすねじが形成された鉄心
に、外周におすねじが形成された作動軸を微少間隔を介
して挿入するとともに、この作動軸の回転を規制するガ
イドを設け、上記めすねしとおすねじとを磁気結合する
ことによって上記作動軸の軸方向に作用する力をこの作
動軸の軸方向の変位によって吸収するようにし、ばね定
数を必要に応じて任意に調節することができるようにし
たものであって、従来のコイルばねとは全く異質の磁気
ばね装置を提供することにある。
以下、この考案の一実施例を第1図乃至第3図にもとづ
いて説明する。
図中1は円筒状に形成されたケースで、このケース1の
上端面には挿通孔2aが穿設された蓋2が設けられてい
る。
上記ケース1には上部スペーサ3と磁気コアとしての鉄
心4および下部スペーサ5が順次嵌入されている。
上記鉄心4は断面形状がほぼコ字状の筒状に形成され、
その凹部内に直流電源(図示せず)に接続された励磁コ
イル6を有し、がつ上記凹部を除く内周面にはめすねじ
7か゛刻設されている。
上記上部スペーサ3と下部スペーサ5とは、非磁性体で
内周面に段部を有する段付き円筒状に形成され、それぞ
れの段部にはスラストベアリング3a。
5aが設けられている。
これらのスラストベアリング3a、5aによって上下動
自在に磁性体からなる作動軸8が、その一端側を上記蓋
2の挿通孔2aから突出させて挿入されている。
この作動軸8の外周面には、そのほぼ全長にわたって上
記約すねじ7と同一ピッチでおすねに9が形成されてお
り、そのねじ山とめすねじ7とのねし山との間にはわず
がな間隙が形成されている。
このおすねじ9の谷部骨は、非磁性体9aで上記おすね
じ9のねし山と谷との凹凸をなくすようにモールドされ
ている。
また、上記作動軸8には案内溝10が形成され、この案
内溝10と係合するように上記蓋2にはガイド11が設
けられ、作動軸8の動きを軸方向だけに規制している。
さらに、作動軸8の上端部には負荷台12がわじ込まれ
、この負荷台12を回転することによって第1図に示す
長さL、すなわちばね自由長りを変えることができるよ
うになっている。
つぎに、上記構成の作用について説明する。
まず、負荷台12のねし込み量と作動軸8の挿入位置と
によってばね自由長りを決定する。
このとき、めすねじ7とおすねじ9とのねし山は対向す
るようにして、負荷台12のねし込み量を調整してばね
自由長りを微調整する。
そして、励磁コイル6を直流電源によって付勢すると、
上記励磁コイル6によって発生する磁束がめすねじ7と
おすねじ9とのねし山間を流れて閉磁路を形成するので
、このめすねじ7とおすねし9とは磁気結合する。
このときの磁気結合力は、励磁コイル6を付勢する電流
値、めすねじ7とおすねじ9との対向するねし山数、こ
れらのねし山の幅などに比例する。
そののち、負荷台12に加重Fを加えると、作動軸8は
上記加重Fに応しガイド11に沿って軸方向に変位する
作動軸8が変位してめすねじ7とおすねじ9とのねし山
の対向状態が゛第2図に示すように変化すると、これら
のねし山間には復元力が発生する。
この復元力は第3図に示すように変位量および励磁コイ
ル6を付勢する電流値に比例する。
したがって、負荷台12に加重Fを加えて作動軸8が変
位すると、第3図から分かるようにこの変位量に比例し
て復元力が働くので、上記加重Fと磁気復元力とは作動
軸8が一定量変位したところで釣り合う。
これは、上記作動軸8がばわ作用を呈することを示して
いる。
さらに、作動軸8の変位によって発生する復元力は励磁
コイル6を付勢する電流値により増加するので、電流値
を変えることによって加重Fに対する作動軸8の変位量
、すなわちばね定数を調節することができる。
なお、上記の一実施例では断面形状がほぼコ字状の筒状
の鉄心を用い、この鉄心に励磁コイルを内蔵したが、鉄
心の形状は第4図に示す形状であってもよい。
以下、第4図にもとづいて説明する。なお、同一部分に
は同一記号を付して説明を省略する。
すなわち、断面形状がほぼコ字状に形成された連結体2
0の両端に半割状の鉄心21 a、 21 bを設ける
とともに、上記連結体20の中間部20 Hに励磁コイ
ル6を巻回しである。
このように鉄心21 a、 21 bを半割状にするこ
とによって、おすねじ9に対向するめすねに7のねし山
数を増加させることができるので、大きな磁気結合力を
得ることができる。
また、上記の実施例では励磁コイルを用いてめすねしと
おすねじとを磁気結合したが、これらのねじを永久磁石
にすれば励磁コイルを用いないでめすねしとおすねじと
を磁気結合することができる。
さらに、作動軸の動きを規制するガイドについては蓋に
固定して設けたが、この蓋の挿通孔の一部を突出させて
ガイドとしてもよく、要は作動軸の動きを軸方向だけに
規制するものであればよい。
以上述べたようにこの考案においては、内面にめすねじ
が形成された磁気コアに、外周面におすねじが形成され
た作動軸を上記ねじのねし山間に微少間隔を作って挿入
するとともに、この作動軸の回転を規制するガイドを設
け、上記めすねしとおすねじとをこれらのねし山間に通
る磁束により磁気結合することによって上記作動軸の軸
方向に作用する力を、この作動軸の軸方向の変位によっ
て増加する磁気復元力と釣り合うようにしたがら、常に
一定のばね定数をもつすぐれたばね装置とすることがで
きる。
また、上記めすねしとおすねじとの磁気結合力を変える
ことによって任意のばね定数が得られる。
また、負荷台のねじ込み量や作動軸の挿入位置によって
ばね自由長を調節することができるなど従来のコイルば
ねでは得られなかった利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の概略的構成を示す断面図
、第2図は同じく第1図の要部を拡大した断面図、第3
図は同じく変位量と復元力との関係を示すグラフ、第4
図はこの考案の他の実施例を示す断面図である。 4、21 a、 21 b・・・・・・鉄心(磁気コア
)、7・曲・めすねし、8・・・・・・作動軸、9・・
・・・・おすねじ、11・・・・・・力゛イド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一定ピッチのめすねじが形成された磁気コアと、外周面
    に上記めすねじと同一ピッチのおすねじが形成され上記
    磁気コアにねし山間に微少間隙を保って挿入された作動
    軸と、この作動軸の回転を規制するガイドと、上記めす
    ねしとおすねじとのねし山間を通る磁束を発生しこのね
    し山間を通る磁束によって上記おすねしとめずねじとを
    磁気結合するとともに上記作動軸の軸方向に作用する力
    で上記ねし山の対向状態がずれたときにそのずれを補正
    する復元力を発生する励磁手段とを具備したことを特徴
    とする磁気ばね装置。
JP10911080U 1980-07-31 1980-07-31 磁気ばね装置 Expired JPS5923878Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10911080U JPS5923878Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31 磁気ばね装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10911080U JPS5923878Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31 磁気ばね装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5625844U JPS5625844U (ja) 1981-03-10
JPS5923878Y2 true JPS5923878Y2 (ja) 1984-07-16

Family

ID=29341709

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JP10911080U Expired JPS5923878Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31 磁気ばね装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61162402U (ja) * 1985-03-29 1986-10-08
JPH04132902U (ja) * 1991-05-30 1992-12-10 株式会社太平製作所 多刃鋸盤における材料送り装置
JP6178604B2 (ja) * 2013-04-12 2017-08-09 アズビル株式会社 磁気バネ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5625844U (ja) 1981-03-10

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