JPS5923713B2 - 建築用断熱下地材の製造方法 - Google Patents

建築用断熱下地材の製造方法

Info

Publication number
JPS5923713B2
JPS5923713B2 JP55142830A JP14283080A JPS5923713B2 JP S5923713 B2 JPS5923713 B2 JP S5923713B2 JP 55142830 A JP55142830 A JP 55142830A JP 14283080 A JP14283080 A JP 14283080A JP S5923713 B2 JPS5923713 B2 JP S5923713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
lath
foam
moisture
resin foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55142830A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5659961A (en
Inventor
恒也 辺見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Achilles Corp filed Critical Achilles Corp
Priority to JP55142830A priority Critical patent/JPS5923713B2/ja
Publication of JPS5659961A publication Critical patent/JPS5659961A/ja
Publication of JPS5923713B2 publication Critical patent/JPS5923713B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は防水防湿材、合成樹脂発泡体、ラス材の3者を
一体化させてなる建築用断熱下地材の製造方法に関する
従来、建物の外壁、内壁などはモルタルあるいはプラス
ターの仕上げのみで断熱性能が悪く、断熱性能を向上さ
せるために間柱及び間柱の間の空間にガラスウール、プ
ラスチックスフォーム、炭化コルク、藻土、藁等の断熱
材を入れ、更に柱及び間柱に木材等の側縁を貼り、更に
この側縁の上にループインク、アスファルトフェルト、
ターボリン紙、プラスチックシート、金属板等の防水、
防湿材を貼り、更にこの防水、防湿材の上にメタルラス
、ワイヤーラス、リブラス等のラス材を貼り、更にこの
ラス材の上にモルタルやプラスターを2〜5回塗つてい
た。
しかしながら、これらの下地材は素材が個々に分かれて
おり、特に防水、防湿材及びラス材の多くは剛性がない
ので平滑に施工するのに側縁を壁面全面に貼る必要があ
り、かつ取扱いが容易でなかつた。
又、素材が個々に分かれているため、断熱材、防水防湿
材、ラス材等を個々に取り付けなければならず、最近の
労務費の高騰により、これらの取付工賃の建築費中に占
める割合は無視しえなくなつた。このような理由から近
年断熱材、防水防湿材、ラス材などの個々の素材をあら
かじめ工場で積層一体化しておき、現場での多工程で困
難な取付け作業を省略化することが行なわれている。
たとえば実開昭49−123819号公報に示されてい
るラスボードもこの種のあらかじめ一体化した建築用断
熱下地材である。しかしながらこの種の従来の建築用断
熱下地材は確かに現場での工程は省略化できるものの、
工場においては防水防湿材、断熱板、ラス材などの個々
の素材を、接着剤を使用したり、釘止めしたりして一つ
一つ接合させて製造するものであつて製造工程は現場に
おいて行なわれていた場合と全くかわりがなく、手間が
かかり製造コストも高いものであつた。本発明は従来の
このように手間がかかり、製造コストが高い建築用断熱
下地材の製造方法の欠点を解消し、きわめて容易に製造
し得、したがつて製造コストが安く、しかも性能の良好
な建築用断熱下地材を製造する方法を提供するものであ
る。
すなわち本発明は、防水防湿材3の上に発泡性合成樹脂
を塗布し、自由発泡させ、発泡完了直前あるいは直後の
発泡性合成樹脂が未硬化の内にラス材2を合成樹脂発泡
体1の表面に押しつけて半埋設させ、合成樹脂発泡体1
を硬化させて防水防湿材3、合成樹脂発泡体1、ラス材
2を一体化させることを特徴とする建築用断熱下地材の
製造方法である。合成樹脂発泡体1を形成する発泡性合
成樹脂としては、形成された発泡体が断熱性能があり、
かつ発泡体生成途中において自己接着性を有するもので
ある。
たとえば、軟質ポリウレタンフオーム、半硬質ポリウレ
タンフオーム、硬質ポリウレタンフオーム、フエノール
フオーム、エポキシフオーム、エリアフォーム等のフオ
ームを形成する合成樹脂が使用できる。本発明に使用す
るラス材2としては、モルタルやプラスタ一等が埋め込
みうる空間を有する網目状下地材であればよい。
たとえば、合成樹脂発泡体に半埋設した時に合成樹脂発
泡体の表面に突出しているラス材の一部と該合成樹脂発
泡体の表面の間に空隙を有する構造のものでもよいし埋
設しているラス材の一部から合成樹脂発泡体の表面に対
し垂直に突出している構造のものでもよい。前者の構造
を有しうるラス材としては、紐状体、棒状体、帯状体等
を大きな凹凸が生じるように編んだり、組み合せたもの
がある。これらの具体的な構造のラス材の1例としては
、図面に示す如きラス厚の大きい金網状のラス材2(ワ
イヤーラス)がある。後者の構造を有しうるラス材とし
てはハニカムコア等の正多角形細胞を多数あつめた形態
を有する構造のラス材等がある。ラス材2の素材として
は鉄、銅、アルミニウム等の金属、ポリプロピレン樹脂
、ポリエチレン樹脂等の合成樹脂等が使用できるが、あ
る程度の剛性があり補強材となりうる素材であればいず
れの素材も使用できる。
又、本発明に使用するラス材2は合成樹脂発泡体1に半
埋設した状態で、更にモルタルやプラスタ一等を塗布し
た時に埋め込められる空隙を設けていなければならない
ので、(いわゆる喰い込み構造になつていなければなら
ないので)ある程度のラス厚が必要である。
好ましくは2mm以上のラス厚が必要である。ラス厚が
2mTI1未満であると半埋設工程の時に作業性が低下
するので好ましくない。又、ラス材2が合成樹脂発泡体
1により半埋設された状態で、該合成樹脂発泡体1の表
面上に突出ている高さは0.5能以上あればよい。
0.5mTIL未満であると、突出ている部分のラス材
2により形成される空隙にモルタルやプラスタ一が充分
に塗り込むことができないのでよくない。
該発泡性合成樹脂の表面上に突出る高さの上限はモルタ
ルやプラスタ一の厚みにより異なる。該モルタルやプラ
スタ一の厚みを突き出ないものであればよい。更に本発
明に使用するラス材2の網目の大きさは、合成樹脂発泡
体1に半埋設された状態のラス材2の空隙にモルタルや
プラスタ一が塗り込める程度の目の荒さであればよい。
本発明に使用する防水防湿材3としてはポリエチレン樹
脂、ポリ塩化ビニール樹脂、ポリプロピレン樹脂などの
プラスチツタシート、ループインク、アスフアルトフエ
ルト、ターポリン紙、アルミ箔、金属板、両面又は片面
にポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などのプラス
チツクシートをラミネートした紙、アルミ箔を貼合せた
紙、アスフアルトを含浸した石綿紙、ガラス繊維系不織
布やプラスチツク繊維系不織布等の両面又は片面にプラ
スチツクシートをラミネートしたシート等のいわゆる一
般的な防水防湿材3が使用できる。
次に本発明の建築用断熱下地材の製造方法の一実施例を
図面に従い説明する。防水防湿材である両面をポリエチ
レン樹脂シートでラミネートした紙3の上に合成樹脂発
泡体1を形成させるために硬質ウレタンフオームの原液
を均一に塗布し発泡させる。
次に発泡が完了する直前にラス材である金属線を千鳥編
みにしてつくられたラス厚の大きい金網(ワイヤーラス
)2の下側半分を半埋設させる。硬質ウレタンフオーム
は未硬化の状態なのでラス厚の大きい金網の下側半分は
容易に半埋設できる。このとき硬質ウレタンフオームの
間を0.5中以上になるようにする。しかも両面をポリ
エチレン樹脂シートでラミネートした紙と硬質ウレタン
フオームは硬質ウレタンフオームの発泡時の自己接着性
能により接着する。これはラス厚の大きい金網と硬質ウ
レタンフオームとの間でも同様の理由により、充分に接
着される。又、このとき硬質ウレタンフオームを自由発
泡させるので表面に硬いち密な表皮を形成させることが
できる。更に該表面は微隆起状態になる。このようにし
て得られた合成樹脂発泡体1は表面に硬くち密な表皮4
を形成する。又、自由発泡させているので表面は微隆起
状態になる。更に合成樹脂発泡体1と防水防湿材3、合
成樹脂発泡体1とラス材2との間は発泡性合成樹脂の発
泡時における自己接着性能により充分な接着が得られる
更に本発明において、図面に示すごとく、ラス材2を合
成樹脂発泡体1より大きいものを使用してラス材2が合
成樹脂発泡体1の隣接する二方向に延設ささせた延設部
5を有する構造にすることもできる。
このような構造のものは施工時に、断熱下地材の二方向
に延設した延設部を重ね合せることが出来、隣接するラ
ス材同志を針金などで結束することができ好ましい。本
発明は以上のように、防水防湿材の上に発泡性合成樹脂
を塗布し、自由発泡させ、発泡完了直前あるいは直後の
発泡性合成樹脂が未硬化の内にラス材を半埋設させ、し
かる後合成樹脂発泡体を硬化させるものであるから、ラ
ス材は発泡性合成樹脂の表面に軽く当接するだけで簡単
に半埋設することができ、しかも強固に一体取付けする
ことができる。
また発泡性合成樹脂は発泡途中において強力な自己接着
力を有するから、他にどのような接着手段を要せず、こ
の自己接着力によつて防水防湿材及びラス材は合成樹脂
発泡体と強力に接着一体化することができる。このよう
に単に防水防湿材の上に?泡性合成樹脂を塗布し、発泡
性合成樹脂の発泡完了直前あるいは直後にラス材を当接
するだけのきわめて簡単な作業工程で、ラス材、合成樹
脂発泡体、防水防湿材の3者が一体化された建築用断熱
下地材を得ることができるものであるから、従来の多工
程の作業工程を飛躍的に短縮することができ、短時間で
大量の製造ができ、作業者も少数で良く大幅なコストダ
ウンがはかれるものである。さらに、コンベアーライン
などにより発泡性合成樹脂材料を、連続的に操り出した
表面材上に塗出してゆき、裏面材と挟着して連続的に断
熱サンドイツチパネルを製造する周知の製造装置を使用
して本願発明を実施することもでき、このような場合、
防水防湿材を連続的に操り出し、発泡性合成樹脂を該防
水防湿材の上に塗布し、自由発泡させ、発泡が完了する
前後にラス材を操り出して合成樹脂発泡体の表面に当接
して上部のコンベアーなどにより軽く押圧すればラス材
は合成樹脂発泡体に半埋設され、連続的に製造してゆく
こともできるものである。
こうするとさらに作業能率は向上するものである。本発
明によつて得られる建築用断熱下地材は断熱材である合
成樹脂発泡体にラス材を半埋設させ、かつ該合成樹脂発
泡体の他面に防水防湿材を設けているので、断熱性のあ
るモルタルあるいはプラスタ一用下地材として一度の貼
り付け施工により、簡単に取り付けられるので、作業上
取り扱いが簡単でしかも短時間に行えるので労務費が安
くなり、全体の建築費も安価になる。
又、作業日数も短縮できる。更に、本発明によつて得ら
れる建築用断熱材において、ラス材としてラス厚の大き
い金網状のラス材の如く、合成樹脂発泡体に半埋設した
時に合成樹脂発泡体の表面に突出しているラス材の一部
と該発泡性合成樹脂の表面に空隙を有する構造のラス材
を使用すれば、該ラス材の未埋設部の大部分がモルタル
やプラスタ一に包摂されるように埋設されるのでモルタ
ルやプラスタ一と建築用断熱材がより強固に接着するこ
とができる。
更にまた本発明の建築用断熱下地材において、ラス材を
合成樹脂発泡体に半埋設させるにあたり、発泡性合成樹
脂を自由発泡させてラス材を半埋設させるものであるか
ら、該合成樹5脂発泡体の表面は硬くち密な表皮が形成
される。
この表皮はモルタルやプラスタ一と接着した時、該モル
タルやプラスタ一に含まれている水分が合成樹脂発泡体
側へ浸透するのを防止することができる。又、自由発泡
させているので該合成樹脂発泡体の表面は微隆起状態に
なり、表面積が増大する。この表面積が増大することに
より、モルタルやプラスタ一との接着面積が増大し、合
成樹脂発泡体とモルタルやプラスタ一との接着性がより
強固になるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明によつて得られた建築用断熱下地材の一実
施態様を示す一部欠截した斜視図である。 1・・・・・・合成樹脂発泡体、2・・・・・・ラス材
、3・・・・・・防水防湿材、4・・・・・・表皮、5
・・・・・・延設部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 防水防湿材の上に発泡性合成樹脂を塗布し、自由発
    泡させ、発泡完了直前あるいは直後の発泡性合成樹脂が
    未硬化のうちにラス材を合成樹脂発泡体の表面に押しつ
    けて半埋設させ、合成樹脂発泡体を硬化させて防水防湿
    材、合成樹脂発泡体、ラス材を一体化させることを特徴
    とする建築用断熱下地材の製造方法。
JP55142830A 1980-10-13 1980-10-13 建築用断熱下地材の製造方法 Expired JPS5923713B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55142830A JPS5923713B2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13 建築用断熱下地材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55142830A JPS5923713B2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13 建築用断熱下地材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5659961A JPS5659961A (en) 1981-05-23
JPS5923713B2 true JPS5923713B2 (ja) 1984-06-04

Family

ID=15324601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55142830A Expired JPS5923713B2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13 建築用断熱下地材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5923713B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62182517U (ja) * 1986-05-12 1987-11-19

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS499571A (ja) * 1972-05-23 1974-01-28

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4978569U (ja) * 1972-10-26 1974-07-08
JPS49123819U (ja) * 1973-02-14 1974-10-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS499571A (ja) * 1972-05-23 1974-01-28

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62182517U (ja) * 1986-05-12 1987-11-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5659961A (en) 1981-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4409768A (en) Prefabricated wall panel
US3449879A (en) Building panel with foam layer and methods of connecting and attaching the panel
US5842276A (en) Synthetic panel and method
US3760546A (en) Modular roof construction
US4292775A (en) Building wall structure
US20110036030A1 (en) Building Insulation Sheathing Systems and Methods of Use Thereof
EP0327261A1 (en) Building panels
CA1040380A (en) Roof-sheeting element with integral lath structure
US3866372A (en) Mounting element and method for a loosely laid synthetic resin film and roof construction containing same
JPS5923713B2 (ja) 建築用断熱下地材の製造方法
JPS59228547A (ja) 外断熱二重壁の構造
JPS6233378B2 (ja)
JPH03119241A (ja) デッキプレートとgrcパネルとの合成床及び合成屋根の乾式工法
JPH08193409A (ja) 繊維強化プラスチックパネル、その接合体および不燃複合繊維強化プラスチックパネル
JP2835026B2 (ja) 壁パネル
JPS5835801Y2 (ja) 建築用断熱下地材
RU213233U1 (ru) Сэндвич-панель для модульного дома
JPS626185Y2 (ja)
JPS641384Y2 (ja)
JPS6016542B2 (ja) コンクリ−トスラブの施工法
JPS6127532B2 (ja)
JPS6223942Y2 (ja)
JPH0243136Y2 (ja)
JPH038732Y2 (ja)
JPH0314497Y2 (ja)