JPS5923711Y2

JPS5923711Y2 - キヤツプ付き容器

Info

Publication number: JPS5923711Y2
Application number: JP15732279U
Authority: JP
Inventors: 隆生岸
Original assignee: 株式会社吉野工業所
Priority date: 1979-11-13
Filing date: 1979-11-13
Publication date: 1984-07-14
Also published as: JPS5675153U

Description

【考案の詳細な説明】本案はキャップ付き容器に係る。

本案の目的は、びんの口頚部へキャップを螺着するよう
にしたものにおいて、キャップの締付は終点で、該キャ
ップのびんに対する向き合わせが自動的に具合よく行え
、また、緩み止めも行えるようにしようとすることにあ
る。

以下、図示の実施例について説明する。

図において、１は口頚部１１に螺条１２を有するびんで
あり、該びんは、胴部１６の横断面外周形状を、円形で
且つ前面等の一面において直線状にして、胴部１６の前
面等一面を垂直平坦面１７に形成し、また、肩部１３も
上面を水平平坦面１３ａに形成して、該肩部１３上面に
左右対称に一対の突子１４、１４を突設し、口部１５は
、外周縁を係合縁１５ａに形成して、該口部１５へ中央
に注出口４１を有する注出中栓４を嵌着係合している。

上記びん１及び注出中栓４は、適宜合成樹脂により成形
して成る。

２は上記口頭部１１に着脱自在に螺着の螺旋であり、該
螺旋は、内側の中途に上記注出口４１を閉塞する閉板２
１を横設し、該閉板下面中央にその注出口４１へ嵌入の
栓子２１ａを垂設している。

また、上記螺旋は、外周面上部がら螺旋方向下方に複数
の板状のばね２２・・・を配設垂下し、該ばね２２・・
・の下端に鍔状のリング２３を水平方向に連設し、該リ
ング２３の下面に上記突子１４．１４に対応してこれへ
保合する一対の凹部２４．２４を形成しており、螺旋上
端部内周に縦方向のローレット２５を周設している。

以上の螺旋２、ばね２２・・・リング２４は、適宜合
成樹脂で一体成形して威る。

３はキャップ本体であり、該キャップ本体は、頂壁３１
を半球面状に、周壁３１をびん胴部１６の外周面に面一
に合致する形状に形成し、従って、周壁の横断面外周形
状が円形で且つ前面等の一面において直線状であり、こ
れにより前面等の一面を垂直平坦面３３に形成している
。

また、キャップ本体は、頂壁３１の内面がら上記螺旋２
の上端部内周に嵌まる嵌合筒３４を垂設しており、該嵌
合筒３４の周面に、螺旋上端部内周の上記ローレット２
５と係合するローレット３５を形成しており、上記周壁
３１の内面の後部等適所に上記リング２３案内用の縦突
条３６を設けている。

上記リング２３は、外周形状をキャップ本体周壁３２内
周に上下摺動自在に嵌合するよう形成すると共に、上記
縦突条３６に係合し回り止めを得る切欠２６を形成して
いる。

而して、キャップ本体３は、上記螺筒２へ被せ、キャッ
プ本体の周壁３２内にリング２３を上記ばね２２・・・
に抗して上下摺動自在に且つばね２２・・・も可動に収
容すると共に、リング２３の切欠２６をキャップ本体周
壁３２の縦突条３６へ係合して回り止めし、キャップ本
体の嵌合筒３４を螺筒２上端部内に嵌入して、双方のロ
ーレツ）２５．３５を互いに係合させている。

ところで、その際の方向性については、びん１における
垂直平坦面１７に対する突子１４．１４の位置と、キャ
ップ本体３における垂直平坦面３３に対するリング２３
の凹部２４．２４の位置が合致するものとする。

以上のように螺筒２関係とキャップ本体３関係とを連係
一体化し、これを以てキャップＡを構成している。

如上の構成であるから、キャップＡを、キャップ本体３
を持って螺筒２をびん１の口頭部１１へ螺合し締付けれ
ば、締付は終点近くになってリング２３が突子１４．１
４上へ突き当り、更に締付けられることによってリング
に連なるばね２２・・・が撓み、締付は終点でリング２
３の凹部２４．２４が突子１４、１４に弾性嵌合する。

この際、螺筒２の閉板２１において枠子２１ａが注出
中栓４の注出口４１へ嵌入してこれを閉じる。

このようにして、キャップＡがびん１の口頚部１１へ螺
着締付けられると、リング２３の凹部２４゜２４とびん
の突子１４．１４が嵌合することで、びん１に対するキ
ャップＡの方向が確定されて、びん胴部１６の外周面と
キャップ本体周壁３２の外周面とが面一に合致する。

本案によれば、びんの口頚部へキャップを螺着するよう
にしたキャップ付き容器において、キャップの締付は終
点でリング２３の凹部２４．２４がびん１の肩部１３に
ある突子１４．１４へ嵌合し、従って、びんに対するキ
ャップの向きを自動的に合致させることができ、しかも
、その凹部と突子の嵌合の際、ばね２２・・・が作用す
ることから快音を発生させることができ、且つ嵌合ショ
ック伝達を得ることができ、その締付は終点の聴覚及び
触覚からの確認力呵能となり、更に、キャップの緩み止
めがで゛きる。

【図面の簡単な説明】

図面は本案実施例で、第１図は一部裁断斜視図、第２図
は分解斜視図である。１・・・びん、２・・・螺筒、３・・・キャップ本体、
１１・・・口頚部、１２・・・螺条、１３・・・肩部、
１４・・・突子、１５・・・口部、１６・・・胴部、１
７・・・垂直平坦面、２１・・・閉板、２１ａ・・・
枠子、２２・・・ばね、２３・・・リング、２４・・・
凹部、２５・・・ローレット、２６・・・切欠、３１・
・・頂壁、３２・・・周壁、３３・・・垂直平坦面、３
４・・・嵌合筒、３５・・・ローレット、３６・・・縦
突条。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】イ口頚部１１に螺条１２を有するびん１の肩部１３に
突子１４．１４を突設し、ロ上記口頭部１１へ着脱自在に螺着する螺旋２を設け
、ハ上記螺旋内にその螺着に伴いびん口を閉塞する閉板
２１を横設し、二上記螺旋２の外周適所がらばね２２・・・を垂設し
、ホ上記ばね２２・・・の下端にリング２３を水平方向
に連設すると共に、該リング２３の下面適所に上記突子
１４．１４と係合する凹部２４．２４を形成し、へま
た上記螺旋２に連ねてこれを上方がら覆い且つ上記ばね
２２・・・及びリング２３を可動に収容するキャップ本
体３を設けたキャップ付き容器。