JPS5923652Y2 - ブレ−キ倍力装置の混合気侵入防止装置 - Google Patents

ブレ−キ倍力装置の混合気侵入防止装置

Info

Publication number
JPS5923652Y2
JPS5923652Y2 JP15564078U JP15564078U JPS5923652Y2 JP S5923652 Y2 JPS5923652 Y2 JP S5923652Y2 JP 15564078 U JP15564078 U JP 15564078U JP 15564078 U JP15564078 U JP 15564078U JP S5923652 Y2 JPS5923652 Y2 JP S5923652Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative pressure
brake booster
valve
brake
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15564078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5571963U (ja
Inventor
憲治 柴野
Original Assignee
富士重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士重工業株式会社 filed Critical 富士重工業株式会社
Priority to JP15564078U priority Critical patent/JPS5923652Y2/ja
Publication of JPS5571963U publication Critical patent/JPS5571963U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5923652Y2 publication Critical patent/JPS5923652Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関の吸入負圧を利用したブレーキ倍力
装置の混合気侵入防止装置に関するものである。
前記のようなブレーキ倍力装置、一般に吸入管に開口す
る負圧通路を、逆止弁を介してブレーキ倍力装置のパワ
ーシリンダに連通させているが前記負圧通路は管径が比
較的小さく、一端が開口しかつ他端が閉じた閉回路とな
る。
このため、吸入管内の混合気の脈動が負圧通路内に作用
し、この通路内に混合気が導かれて逆止弁を通ってブレ
ーキ倍力装置のパワーシリンダ内に侵入するようになり
、ブレーキ倍力装置はダイヤフラムなどのゴム製部品を
多用しているので、これらの部品に混合気中の燃料が付
着し、これらを膨潤劣化する。
また、寒冷時には混合気中の水分が凍結して、燃料が負
圧通路内に閉じこめられ、逆止弁より漏れ燃料がブレー
キ倍力装置内に導かれ易くなるなどこの装置の正常な機
能を妨げるという問題が考えられる。
この問題を解決するために本考案の考案者は、前記負圧
通路を、この通路の吸入管への開口と逆止弁との間の位
置でオリフィスを介して大気圧側と連通させることによ
り、ブレーキ倍力装置の負圧通路内の脈動を少なくして
混合気の負圧通路内への侵入を防止し、混合気中の燃料
や水分による前述した問題を解決して、ブレーキ倍力装
置のゴム製部品の耐久性を向上させ得るようにしたもの
を先に提案し、多大の成果を収めた(実願昭53−89
109号参照)。
本考案は、前述したその考案者が先に提案したものの効
果を損うことなく、ブレーキ作動時に負圧通路の負圧が
、オリフィスを経て負圧通路内に導かれる空気によって
小さくなることを防止することによりブレーキ倍力装置
の機能がオリフィスを設けないものと何ら変らないよう
にすることを目的とするもので゛ある。
すなわち、本考案によるブレーキ倍力装置の混合気侵入
防止装置は、前述した目的を達成するために、内燃機関
の吸入負圧を利用したブレーキ倍力装置において、吸入
系のスロットル弁下流側に開口しかつ逆止弁を介してブ
レーキ倍力装置のパワーシリンダと連通ずる負圧通路を
、前記開口と逆止弁との間の位置で、オリフィスおよび
ブレーキ作動時に閉し非作動時に開きかつオリフィスと
直列に配置した弁を介して大気圧側と連通させたもので
ある。
なお、本考案の構成申、ブレーキ倍力装置自体について
は、実開昭53−163487号公報に関連する先行技
術がみられる。
以下、図面を参照して本考案の実施例を具体的に説明す
る。
第1図は、本考案の適用されるブレーキ倍力装置の構成
説明図であって、図中符号1は、エアクリーナ、2は気
化器、3は吸入管で、これらによって内燃機関4の吸入
系が構成されている。
5は後述するブレーキ倍力装置で、パワーシリンダ6内
のダイヤフラム7で仕切られた一室8に、前記吸入管3
に開口する比較的小径の負圧通路9が連通され、この負
圧通路9には、逆止弁10が設けられている。
なお、この逆止弁10は、パワーシリンダ6の前記室8
内の負圧力を維持するものである。
前記ブレーキ倍力装置5は、パワーシリンダ6内に前記
ダイヤフラム7とパワーピストン11とが設けられ、パ
ワーピストン11は、戻しばね12で支持され、かつマ
スクシリンダ13のピストン13aを作動させるブツシ
ュロッド14が一体に設けられ、さらにブレーキペダル
(図示せず)に連結された操作ロッド15で操作される
ようになっている。
パワーシリンダ6内の一室8とダイヤフラム7で仕切ら
れた他室18は、前記−室8と常開の真空弁16を介し
て連通され、かつ常閉の大気弁17を介して大気側と連
通されるようになっている。
そして、ブレーキペダルの踏込みにより操作ロッド15
を操作すると、真空弁16が閉じて一室8との連通が遮
断された他室18は大気弁17が開いて負圧力が低下し
、両室8,18間に圧力差が生じ、小さいペダルの踏圧
力でパワーピストン11を戻しばね12に抗して移動さ
せ、ブツシュロッド14を介してマスクシリンダ13の
ピストン13 aを押して高い油圧を発生してブレーキ
を操作することができ、また発生したマスクシリンダ1
3の油圧による反力か′パワーピストン11に作用して
真空弁16と大気弁17とを共に閉し、ペダルの踏圧力
と反力とが平衡する状態となる。
さらに、ペダルを解放すると、マスクシリンダ13の油
圧による反力と戻しばね12の復元力とにより真空弁1
6が開き大気弁17が閉じるなど、各部材が作動前の状
態に戻る。
前述したブレーキ倍力装置5の構成および作動は従来公
知のものである。
前記負圧通路9の吸入管3への開口19と逆止弁10と
の間の部分9aは、オリフィス20およびこれと直列に
配置した電磁弁24とを介して、気化器2のスロットル
弁21上流側でエアクリーナ1のフィルタエレメント2
2下流側に、管路23によって連通されている。
前記電磁弁24は、第2図に示すように、収縮性のバネ
に固定されて通常は管路23を開く弁体2つと、この弁
体29を吸引して管路23を閉じるよう作動する励磁コ
イル25を備えた構造のもので、その励磁コイル25が
ブレーキスイッチ26およびキースイッチ27を介して
電源28に接続され、ブレーキ作動時にブレーキスイッ
チ26がオンし、励磁コイル25が励磁されて弁体29
が管路23を閉じ、ブレーキ非作動時にはブレーキスイ
ッチ26がオフとなり、励磁コイル25が消磁されて弁
体29が管路23を開き、この状態を維持するものであ
る。
以上のように構成された混合気侵入防止装置はブレーキ
非作動時には電磁弁24が開いているので吸入負圧によ
り、管路23からオリフィス20を経て負圧通路9の前
記部分9aから開口19を通って吸入管3に至る空気の
流れが生じ、このため、吸入管3を通る混合気に脈動が
あっても、この脈動が負圧通路9内にそのまま作用せず
、脈動が減衰される。
また、前述した空気の流れによって負圧通路9のオリフ
ィス20と連通ずる部分にエアカーテンが張られ、かつ
空気の流れによって混合気が押し戻されることも考えら
れる。
そして、これらの作用で、負圧通路9内への混合気の侵
入が防止される。
しかし、ブレーキ作動時には電磁弁24が閉じるので、
前記管路23から負圧通路9に導かれる空気が遮断され
、負圧通路9およびパワーシリンダ6内の一室8側の負
圧を、この混合気侵入防止装置を設けないものと同様に
大きくすることか゛できる。
第3図および第4図は、第2図に示す電磁弁24に代え
て負圧応動弁30を用いた例を示す。
第3図第4図の負圧応動弁30は、管路23に連通ずる
大気室31とダイヤフラム32で仕切られた負圧室33
が負圧管路34によって気化器2のスロットル弁21の
アイドリング開度直上流に連通されて、ブレーキ作動時
にスロットル弁21が閉じその上流側と連通されて負圧
室33が大気圧になってスプリング35のばね力でダイ
ヤフラム32が撓み弁体36が管路23を閉じる。
通常の運転状態のブレーキ非作動時には、スロットル弁
21が開きその下流側と連通されている負圧室33が所
定負圧になっており、スプリング35が圧縮されて弁体
36が管路23を開き、この管路23からオリフィス2
0を経て負圧通路9に空気が流入し、この状態を維持す
るものである。
なお、第3図、第4図において、負圧管路34はオリフ
ィス37を介して大気圧側と連通され、オリフィス37
が管路23のオリフィス20と同様な機能を果すことに
より、ダイヤフラム32の劣化を防止している。
また、第3図のものはダイヤフラム32に弁棒36 a
で連結された弁体36を備え、第4図のものはダイヤフ
ラム32に板状の弁体36を固着し、管路23のオリフ
ィス20を設けた下流端部23 aを弁筺38内に挿入
したことが、第3図のものと第4図のもので゛相違する
だけである。
以上説明したように、本考案によるブレーキ倍力装置の
混合気侵入防止装置は、吸入系のスロワ1〜ル弁下流側
に開口した負圧通路の逆止弁と前記開口との間を、オリ
フィスおよびこれと直列に配置した弁を介して大気側と
連通させたものであるから、比較的簡単な構成がありな
がら、ブレーキ非作動時には前記弁が開いていることに
より、吸入系の脈動によって混合気が負圧通路内に侵入
することを、この通路に設けた逆止弁より開口側で防止
でき、従って、混合気の燃料がブレーキ倍力装置のダイ
ヤフラムなどのゴム製部品に付着することを確実に防止
でき、前記部品の劣化を防いでこれらの耐久性を向上さ
せることができると共に混合気中の水分が寒冷時に凍結
することに起因する、前述のようなブレーキ倍力装置の
正常な機能を妨げることも防止できる。
さらに、ブレーキ作動時には弁が閉じ、オリフィスを経
て負圧通路内に空気が導かれないことにより、負圧通路
およびブレーキ倍力装置のパワーシリンダ内の負圧が小
さくなることがなく、従ってブレーキ倍力装置の機能を
オリフィスを設けないものと同様に発揮でき、機能の低
下がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成説明図、第2図は
同要部の拡大説明図、第3図、第4図は本考案の互に異
なる変形例を示す要部の拡大説明図である。 1・・・エアクリーナ、2・・・気化器、3・・・吸入
管、4・・・内燃機関、5・・・ブレーキ倍力装置、6
・・・パワーシリンダ、7・・・ダイヤフラム、8,1
8・・・室、9・・・負圧通路、9a・・・負圧通路の
開口と逆止弁との間の部分、10・・・逆止弁、11・
・・パワーピストン、12・・・戻しばね、13・・・
マスクシリンダ、13a・・・ピストン、14・・・ブ
ツシュロッド、15・・・操作ロッド、16・・・真空
弁、17・・・大気弁、19・・・開口、20・・・オ
リフィス、21・・・スロットル弁、22・・・フィル
タエレメント、23・・・管路、23 a・・・管路の
下流端部、24・・・電磁弁、25・・・励磁コイル、
26・・・ブレーキスイッチ、27・・・キースイッチ
、28・・・電源、29・・・弁体、30・・・負圧応
動弁、31・・・大気室、32・・・ダイヤフラム、3
3・・・負圧室、34・・・負圧管路、35・・・スプ
リング、36・・・弁体、36 a・・・弁棒、37・
・・オリフィス、38・・・弁筺。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関の吸入負圧を利用したブレーキ倍力装置におい
    て、吸入系のスロットル弁下流側に開口しかつ逆止弁を
    介してブレーキ倍力装置のパワーシリンダと連通ずる負
    圧通路を、前記開口と逆止弁との間の位置で、オリフィ
    スおよび該オリフィスと直列に配置した制御弁を介して
    大気圧側と連通させ、上記制御弁はブレーキ作動時に閉
    じ、非作動時に開くように構成したことを特徴とするブ
    レーキ倍力装置の混合気侵入防止装置。
JP15564078U 1978-11-11 1978-11-11 ブレ−キ倍力装置の混合気侵入防止装置 Expired JPS5923652Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15564078U JPS5923652Y2 (ja) 1978-11-11 1978-11-11 ブレ−キ倍力装置の混合気侵入防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15564078U JPS5923652Y2 (ja) 1978-11-11 1978-11-11 ブレ−キ倍力装置の混合気侵入防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5571963U JPS5571963U (ja) 1980-05-17
JPS5923652Y2 true JPS5923652Y2 (ja) 1984-07-13

Family

ID=29144852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15564078U Expired JPS5923652Y2 (ja) 1978-11-11 1978-11-11 ブレ−キ倍力装置の混合気侵入防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5923652Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5571963U (ja) 1980-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4248047A (en) Exhaust bypass valve assembly for an exhaust gas turbo-supercharger
US4158352A (en) Apparatus for providing additional air to aid starting of I.C. engines
JPS58117320A (ja) ターボチャージャ制御装置
US7128059B2 (en) Air induction system and evaporative emissions control device
US4109464A (en) Vapor guard system
JPS5825856B2 (ja) 排気ブレ−キ装置
JPS599746B2 (ja) 気化器のエアベント切換機構
US3794004A (en) Throttle pedal controlled throttle override system
JPS5923652Y2 (ja) ブレ−キ倍力装置の混合気侵入防止装置
CA1094915A (en) Exhaust gas valve position regulator assembly
US4545347A (en) Intake system for an automotive engine
US4071006A (en) Exhaust gas recirculating system
JPS6034523Y2 (ja) ブレ−キ倍力装置の混合気侵入防止装置
US4216758A (en) Automobile fuel intake system
US20100282069A1 (en) Active Brake Booster System
JPH0710053Y2 (ja) 内燃機関の排気還流制御装置
JPS5918131Y2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JPS601242Y2 (ja) 気化器における減速スロツトル弁オプナ
JPS647202Y2 (ja)
US3357414A (en) Vacuum breaker for internal combustion engines
JPS634672Y2 (ja)
JPS6220680Y2 (ja)
JPS6027793Y2 (ja) 内燃機関の空気式調速機
JPS5918112Y2 (ja) 絞り弁閉速度制御用ダツシユポツト
JPS6315549Y2 (ja)