JPS5923450B2 - 電磁石の鉄心 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、溶融金属を圧入して形成した隈取コイルを
備えた、例えば、電磁開閉器等の電磁石の鉄心に関する
ものである。

従来の電磁石の鉄心は、第１図、第２図に示すように、
鉄心１の上端部１１に設けられた溝部３１にアルミニウ
ム又は銅等の溶融金属を圧入して形成した隈取コイル２
１において隈取コイルの上端面２２、２３と、鉄心１の
上端面１２、１３、１４とが同一平面を成していた。

この隈取コイル２１の上端面２２、２３及び鉄心１の上
端面１２、１３、１４は平面度を向上するための隈取コ
イル形成後、隈取コイル上端面２２、２３及び、鉄心上
端面１２、１３、１４を同時に研削加工を行う。この研
刷加工において、アルミニウム又は銅の研削粉が研削砥
石につまり、研削能率を著しく低下させる欠点があつた
。この発明は、従来の電磁石の鉄心における上記のよう
な欠点を解消することを目的として成されたものである
。

以下に、この発明の実施例を第３図、第４図に基づいて
詳述する。第３図、第４図において、従来と同一の方法
でアルミニウムは、銅等の溶融金属を圧入して形成した
隈取コイル２１の隈取コイル上端面２２、２３は、鉄心
上端面１２、１３、１４に対し、隈取コイル２１側に段
差ａが設けてある。

従つて、この発明による電磁石の鉄心によれば、隈取コ
イル２１の形成後の研削加工において、上記段差ａによ
り研削される部分は、鉄心上端面１２、１３、１４のみ
で、アルミニウム又は、銅等の圧入金属部分を研削しな
いので、砥石の目ずまりが少なくなり研削能率が向上す
る。

【図面の簡単な説明】 第１図は従来の電磁石の鉄心の正面図、第２図はその側
面図、第３図は本発明による電磁石の鉄心の正面図、第
４図はその隈取コイル部分の拡大斜視図である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。 １ ・・・・・・鉄心、１２、１３、１４・・・・・・
鉄心上端面、２１、、、、、、隈取コイル、２２、２３
・・・・・・隈取コイル上端面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 中央脚及び、この中央脚の両側に位置する外側脚と
   を備えたＥ形鉄心、このＥ形鉄心の上記外側脚の端部に
   形成された凹溝、及びこの凹溝内に溶融金属を圧入して
   形成された隈取コイルとを備え、上記Ｅ形鉄心の外側脚
   部の上端面より、上記隈取コイル凹溝部の上端面の方を
   低く形成したことを特徴とする電磁石の鉄心。