JPS592331Y2 - 軸受装置 - Google Patents
軸受装置Info
- Publication number
- JPS592331Y2 JPS592331Y2 JP1977069009U JP6900977U JPS592331Y2 JP S592331 Y2 JPS592331 Y2 JP S592331Y2 JP 1977069009 U JP1977069009 U JP 1977069009U JP 6900977 U JP6900977 U JP 6900977U JP S592331 Y2 JPS592331 Y2 JP S592331Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- bearing member
- impregnated bearing
- impregnated
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Pulleys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はポンプに用いられる軸受装置に関し、駆動中に
含油軸受部材から飛散する油を捕集し、再び含油軸受部
材に帰還させて耐久性の向上をはかったものである。
含油軸受部材から飛散する油を捕集し、再び含油軸受部
材に帰還させて耐久性の向上をはかったものである。
従来の軸受装置では軸受部材内の油の消耗を補うことが
主体である。
主体である。
即ち軸受部材にフェルトなどに含油させたものを入れて
おき、油の消耗をこのフェルトから補充するものであっ
た。
おき、油の消耗をこのフェルトから補充するものであっ
た。
そのため機器の運転中には潤滑剤としての油の消耗以外
に回転によって油が飛散し、その消耗がより促進するも
のとなっていた。
に回転によって油が飛散し、その消耗がより促進するも
のとなっていた。
本考案はこのような従来の欠点を除去することを目的と
し、ポンプケーシングの中央ボス部に圧入した含油軸受
部材と、この含油軸受部材で回転自在に軸支した回転軸
と、この回転軸の先端部に固着したポンププーリー等の
駆動源から動力伝達される回転体と、この回転体の側面
中央寄りに前記含油軸受部材側に向は突出した環状の突
出部と、この突出部内側に圧入固着した前記含油軸受部
材の鍔部のスラスト端面にリング部材を介して摺接する
スラスト荷重受は用の含油メタルと、吸油材を内装し前
記含油軸受部材の鍔部および突出部を覆った油飛散防止
用の環状のキャップとを備え、前記キャップは半断面形
状を略Ｕ字状となし、一側面側の内周端面を、前記鍔部
と中央ボス部の端面とで挾持し、突出部は、その含油軸
受部材側の外周の径を、反対側に比して大径としたもの
であり、軸受の油が運転中に飛散して消耗することがな
く、また油はキャップで捕集され、吸油材で吸油して、
再び含油軸受部材の潤滑に使用され、含油軸受部材の油
の消費を大巾に軽減するものである。
し、ポンプケーシングの中央ボス部に圧入した含油軸受
部材と、この含油軸受部材で回転自在に軸支した回転軸
と、この回転軸の先端部に固着したポンププーリー等の
駆動源から動力伝達される回転体と、この回転体の側面
中央寄りに前記含油軸受部材側に向は突出した環状の突
出部と、この突出部内側に圧入固着した前記含油軸受部
材の鍔部のスラスト端面にリング部材を介して摺接する
スラスト荷重受は用の含油メタルと、吸油材を内装し前
記含油軸受部材の鍔部および突出部を覆った油飛散防止
用の環状のキャップとを備え、前記キャップは半断面形
状を略Ｕ字状となし、一側面側の内周端面を、前記鍔部
と中央ボス部の端面とで挾持し、突出部は、その含油軸
受部材側の外周の径を、反対側に比して大径としたもの
であり、軸受の油が運転中に飛散して消耗することがな
く、また油はキャップで捕集され、吸油材で吸油して、
再び含油軸受部材の潤滑に使用され、含油軸受部材の油
の消費を大巾に軽減するものである。
以下添付図面をもとにその一実施例について説明する。
図はポンプ装置を示すもので、１および２はポンプの渦
室３を形成するポンプケーシングで、両者の間にケーシ
ングパツキン４を介して渦室３の密閉性を確保している
。
室３を形成するポンプケーシングで、両者の間にケーシ
ングパツキン４を介して渦室３の密閉性を確保している
。
この渦室３内には、回転軸５に固着されたポンプランナ
ー６が配設され、回転軸５は鍔部７’、８’を有する含
油軸受部材７，８により回転自在に軸支されている。
ー６が配設され、回転軸５は鍔部７’、８’を有する含
油軸受部材７，８により回転自在に軸支されている。
この含油軸受部材７および８はポンプケーシング１の中
央ボス部９および１０の内面にそれぞれ圧入されている
。
央ボス部９および１０の内面にそれぞれ圧入されている
。
１１は軸受部の油補給用のフェルトである。
ポンプケーシング１の中央ボス部１２の内側には、オイ
ルシール１３を配し、ポンプケーシング１の回転軸部の
シールを行なっている。
ルシール１３を配し、ポンプケーシング１の回転軸部の
シールを行なっている。
１４はポンプケーシング２中央部に設けた渦室３への流
入口である。
入口である。
回転軸５の先端部にはポンププーリー等の回転体１５を
配設し、回転軸５にセットビス１６で固着されている。
配設し、回転軸５にセットビス１６で固着されている。
回転体１５にはベル１〜１７がかけられ、モータ等の駆
動源から動力が伝達される。
動源から動力が伝達される。
回転軸５の中央付近にスラスト保持用ブツシュ１８が圧
入されており、前記した含油軸受部材７の鍔部Ｉ′のス
ラスト面に摺接している。
入されており、前記した含油軸受部材７の鍔部Ｉ′のス
ラスト面に摺接している。
回転体１５の中央寄りには、含油軸受部材Ｂ側に向は突
出した環状の突出部１５′を突出形成し、この突出部１
５′の内側にはスラスト荷重受は用の含油メタル１９を
挿嵌させ、前記含油軸受部材８の鍔部８′のスラスト端
面と２枚のリング部材２０を介して摺接している。
出した環状の突出部１５′を突出形成し、この突出部１
５′の内側にはスラスト荷重受は用の含油メタル１９を
挿嵌させ、前記含油軸受部材８の鍔部８′のスラスト端
面と２枚のリング部材２０を介して摺接している。
前記突出部１５′および含油軸受部材８の特に鍔部８′
の外周部を覆うように、吸油材２１を内部に装設した油
の飛散防止用の環状キャップ２２を配する。
の外周部を覆うように、吸油材２１を内部に装設した油
の飛散防止用の環状キャップ２２を配する。
この突出部１５′の外周には、第３図に示すように突出
部１５′の先端から根元に行くに従い径小になるように
、すなわち、含油軸受部材７，８側の外周の径が反対側
のそれに比し径大となるようにテーパを設けである。
部１５′の先端から根元に行くに従い径小になるように
、すなわち、含油軸受部材７，８側の外周の径が反対側
のそれに比し径大となるようにテーパを設けである。
よって突出部１５′の先端は遠心力が大で回転体１５の
回転中はこの回転体に沿って油か゛流出することはない
。
回転中はこの回転体に沿って油か゛流出することはない
。
また、キャップ２２の半断面形状は略Ｕ字形をなし、一
側面側の内周端面は前記含油軸受部材８の鍔部８′と中
央ボス部１０の端面とで挟持するように係着固定し、他
側面側の内周端面は、回転体１５と間隙を設けて挿嵌さ
せ、特に前記した突出部１５′をキャップ２２で覆うよ
うに配設する。
側面側の内周端面は前記含油軸受部材８の鍔部８′と中
央ボス部１０の端面とで挟持するように係着固定し、他
側面側の内周端面は、回転体１５と間隙を設けて挿嵌さ
せ、特に前記した突出部１５′をキャップ２２で覆うよ
うに配設する。
上記構成によれば、環状のキャップ２２の半断面形状は
略Ｕ字形状をなしているので、回転体１５が回転して、
回転体１５を伝わって油が流出しようと、しても、第３
図のようにキャップ２２内部に油が゛捕獲されて外部に
飛散しない。
略Ｕ字形状をなしているので、回転体１５が回転して、
回転体１５を伝わって油が流出しようと、しても、第３
図のようにキャップ２２内部に油が゛捕獲されて外部に
飛散しない。
捕獲された油は、キャップ２２内の吸油材２１に捕集さ
れる。
れる。
この吸油材２１は含油軸受部材８の鍔部８′の外周に位
置し一部が接しているため、この吸油材２１に含浸した
油は再び含油軸受部材８に帰還する。
置し一部が接しているため、この吸油材２１に含浸した
油は再び含油軸受部材８に帰還する。
また含油軸受部材７，８や吸油材１１から回転軸５を伝
って流出する油も全てこのキャップ２２内に捕集出来る
のである。
って流出する油も全てこのキャップ２２内に捕集出来る
のである。
以−Ｌの１ように本考案の軸受装置は、ポンプケーシン
グの中央ボス部に圧入した含油軸受部材と、この含油軸
受部材で回転自在に軸支した回転軸と、この回転軸の先
端部に固着した回転体と、この回転体の側面中央寄りに
前記含油軸受部材側に向は突出形成した環状の突出部と
、この突出部内側に挿嵌した前記含油軸受部材の鍔部の
スラスト端面と摺接するスラスＩ・荷重受は用の含油メ
タルと、吸油材を内装し前記含油軸受部材の鍔部および
突出部を覆った油飛散防止用の環状のキャップとを備え
、前記キャップは半断面形状を略Ｕ字状となし、一側面
の内周端面を、前記鍔部と中央ボス部の端面とで挟持し
たものであり、軸受の油が運転中に飛散して消耗するこ
とがなく、また油はキャップで捕集され、吸油材で吸油
して、再び含油軸受部材の潤滑に使用され、含油軸受部
材の油の消費が大巾に軽減されるものである。
グの中央ボス部に圧入した含油軸受部材と、この含油軸
受部材で回転自在に軸支した回転軸と、この回転軸の先
端部に固着した回転体と、この回転体の側面中央寄りに
前記含油軸受部材側に向は突出形成した環状の突出部と
、この突出部内側に挿嵌した前記含油軸受部材の鍔部の
スラスト端面と摺接するスラスＩ・荷重受は用の含油メ
タルと、吸油材を内装し前記含油軸受部材の鍔部および
突出部を覆った油飛散防止用の環状のキャップとを備え
、前記キャップは半断面形状を略Ｕ字状となし、一側面
の内周端面を、前記鍔部と中央ボス部の端面とで挟持し
たものであり、軸受の油が運転中に飛散して消耗するこ
とがなく、また油はキャップで捕集され、吸油材で吸油
して、再び含油軸受部材の潤滑に使用され、含油軸受部
材の油の消費が大巾に軽減されるものである。
特に本考案は回転軸にかかるスラスト荷重を回転体で受
ける構成において、油の捕獲およびその帰還を確実に行
うために、摩耗等が生しず、耐久性が大巾に改善されき
わめて好都合である。
ける構成において、油の捕獲およびその帰還を確実に行
うために、摩耗等が生しず、耐久性が大巾に改善されき
わめて好都合である。
第１図は本考案の実施例におけるポンプの軸受装置の断
面図、第２図は油の飛散防止キャップと吸油材の斜視図
、第３図は要部の拡大断面図である。 ５・・・・・・回転軸、７，８・・・・・・含油軸受部
材、１５・・・・・・回転体、１５′・・・・・・突出
部、１９・・・・・・含油メタル、２１・・・・・・吸
油材、２２・・・・・・油飛散防止用のキャップ。
面図、第２図は油の飛散防止キャップと吸油材の斜視図
、第３図は要部の拡大断面図である。 ５・・・・・・回転軸、７，８・・・・・・含油軸受部
材、１５・・・・・・回転体、１５′・・・・・・突出
部、１９・・・・・・含油メタル、２１・・・・・・吸
油材、２２・・・・・・油飛散防止用のキャップ。
Claims (1)
- ポンプケーシングの中央ボス部に圧入した含油軸受部材
と、この含油軸受部材で回転自在に軸支した回転軸と、
この回転軸の先端部に固着したポンププーリー等の駆動
源から動力伝達される回転体と、この回転体の側面中央
寄りに前記含油軸受部材側に向は突出した環状の突出部
と、この突出部内側に圧入固着した前記含油軸受部材の
鍔部のスラスト端面にリング部材を介して摺接するスラ
スト荷重受は用の含油メタルと、吸油材を内装し前記含
油軸受部材の鍔部および突出部を覆った油飛散防止用の
環状のキャップとを備え、前記キャップは半断面形状を
略Ｕ字状となし、一側面側の内周端面を、前記鍔部と中
央ボス部の端面とで挟持し、突出部は、その含油軸受部
材側の外周の径を、反対側に比して大径とした軸受装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977069009U JPS592331Y2 (ja) | 1977-05-27 | 1977-05-27 | 軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977069009U JPS592331Y2 (ja) | 1977-05-27 | 1977-05-27 | 軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53163445U JPS53163445U (ja) | 1978-12-21 |
| JPS592331Y2 true JPS592331Y2 (ja) | 1984-01-23 |
Family
ID=28977413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977069009U Expired JPS592331Y2 (ja) | 1977-05-27 | 1977-05-27 | 軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592331Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5717657Y2 (ja) * | 1972-04-28 | 1982-04-13 |
-
1977
- 1977-05-27 JP JP1977069009U patent/JPS592331Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53163445U (ja) | 1978-12-21 |
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