JPS59230608A - 廃水処理場の凝集剤注入制御方法 - Google Patents
廃水処理場の凝集剤注入制御方法Info
- Publication number
- JPS59230608A JPS59230608A JP10567183A JP10567183A JPS59230608A JP S59230608 A JPS59230608 A JP S59230608A JP 10567183 A JP10567183 A JP 10567183A JP 10567183 A JP10567183 A JP 10567183A JP S59230608 A JPS59230608 A JP S59230608A
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- Japan
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- tank
- flocculant
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は工場等の廃水処理場で凝集槽における濁質の凝
集を良好に行なえるようにした廃水処理場の薬品注入量
制御方法に関する。
集を良好に行なえるようにした廃水処理場の薬品注入量
制御方法に関する。
第1図は一般的な廃水処理場で原水の浄化過程における
濁質の凝集工程を示す構成図である。
濁質の凝集工程を示す構成図である。
工場よシ排出された生産系排水は油水分離槽で油を除き
、原水調整槽1に導びかれ、原水調整槽1よシボンプ2
で反応槽3へ送水される。反応槽3では希硫酸4、硫酸
バンド5、苛性ソーダ6を注入し、pH調整とアルカリ
度調整を行ない濁質が凝集しやすい水質に調整する。次
に、反応槽3より凝集槽7に送水し、凝集剤8を注入す
る。この段階で原水に合まれる濁質(微粒子)は凝集し
、微細なフロックを形成する。
、原水調整槽1に導びかれ、原水調整槽1よシボンプ2
で反応槽3へ送水される。反応槽3では希硫酸4、硫酸
バンド5、苛性ソーダ6を注入し、pH調整とアルカリ
度調整を行ない濁質が凝集しやすい水質に調整する。次
に、反応槽3より凝集槽7に送水し、凝集剤8を注入す
る。この段階で原水に合まれる濁質(微粒子)は凝集し
、微細なフロックを形成する。
加圧浮上槽9ではフロックの沈殿を促進させ、フロック
をスカム槽13に送9、上澄み液をp過原水槽10に送
る。p過原水槽10よシボンプ2でp過器11に送水し
、加圧浮上槽9で除去できなかった極小微粒子を除去し
、活性炭原水槽12に送水される。この後、原水は活性
炭吸着塔、滅菌槽を経由して放流又は再利用される。
をスカム槽13に送9、上澄み液をp過原水槽10に送
る。p過原水槽10よシボンプ2でp過器11に送水し
、加圧浮上槽9で除去できなかった極小微粒子を除去し
、活性炭原水槽12に送水される。この後、原水は活性
炭吸着塔、滅菌槽を経由して放流又は再利用される。
このように、廃水処理場の浄水過程で、凝集槽7に注入
する凝集剤8を原水の水質に対応して適切な量だけ注入
することは重要である。
する凝集剤8を原水の水質に対応して適切な量だけ注入
することは重要である。
良く知られているように、凝集剤8には、通常、硫酸ア
ルミニウム、もしくは、ポリ塩化アルミニウムが用いら
れる。このような凝集剤を注入するのに従来は単位体積
の原水に対する注入率を原水濁度Tと原水アルカリ度A
から次式に従って求める。
ルミニウム、もしくは、ポリ塩化アルミニウムが用いら
れる。このような凝集剤を注入するのに従来は単位体積
の原水に対する注入率を原水濁度Tと原水アルカリ度A
から次式に従って求める。
D=g(A、’r) (1)
D:凝集剤の注入率 g:関数 A:原水アルカリ度 T:原水濁度 なお、関数gは過去の運転データを統計的な手法で解析
し定めている。
D:凝集剤の注入率 g:関数 A:原水アルカリ度 T:原水濁度 なお、関数gは過去の運転データを統計的な手法で解析
し定めている。
ところが式(1)に示す注入率算定式に従って凝集剤を
注入すれば、当然ながら原水量の増大とともに比例的に
凝集剤が必要となる。又、凝集槽でのフロック形成作用
が短くなシその結果、フロック形成作用が低下し、フロ
ックを形成せず加圧浮上槽で沈殿しない微粒子が増加す
る。それ故、濾過器への負荷が高まり濾過砂の閉塞を起
こすという現象を生じる。
注入すれば、当然ながら原水量の増大とともに比例的に
凝集剤が必要となる。又、凝集槽でのフロック形成作用
が短くなシその結果、フロック形成作用が低下し、フロ
ックを形成せず加圧浮上槽で沈殿しない微粒子が増加す
る。それ故、濾過器への負荷が高まり濾過砂の閉塞を起
こすという現象を生じる。
このような好ましくない状態を生ずるのは、凝集剤の注
入率を原水濁度、原水アルカリ度という原水の量的関係
のみによって決定しているからである。
入率を原水濁度、原水アルカリ度という原水の量的関係
のみによって決定しているからである。
本発明の目的は、より少ない凝集剤でフロックの形成を
良好に行ない得る廃水処理場の凝集剤注入量制御装置を
提供するにある。
良好に行ない得る廃水処理場の凝集剤注入量制御装置を
提供するにある。
本発明の要点は、加圧浮上槽よシ原水調整槽に1部返送
水し、原水量と返送水量との比率によシ、原水濁度に対
応した凝集剤注入率を決定するにある。
水し、原水量と返送水量との比率によシ、原水濁度に対
応した凝集剤注入率を決定するにある。
本発明の基本的な考え方を説明する。
原水に注入された凝集剤は濁質の表面に吸着しフロック
を形成する。凝集剤の注入量が少なく、濁質の表面に吸
着しているアルミニウムコロイドが少ない場合には、フ
ロックが成長し難くなる。
を形成する。凝集剤の注入量が少なく、濁質の表面に吸
着しているアルミニウムコロイドが少ない場合には、フ
ロックが成長し難くなる。
逆に、凝集剤の注入量が多すぎる場合には、一度形成さ
れたフロックが分解してしまう。いずれにしても、濁質
の表面に適切な量の凝集剤が吸着して、完全にフロック
化し、加圧浮上槽でのフロックを完全に沈殿させること
は非常に困難であシ、未処理の凝集剤やフロックの一部
が加圧浮上槽から流出することとなる。そこで、本発明
は、加圧浮上槽の上澄水の一部を返送水として原水調整
槽に返送させ、その返送水量と原水量との比率によシ、
凝集剤の注入量を変化させるようにしたものである。
れたフロックが分解してしまう。いずれにしても、濁質
の表面に適切な量の凝集剤が吸着して、完全にフロック
化し、加圧浮上槽でのフロックを完全に沈殿させること
は非常に困難であシ、未処理の凝集剤やフロックの一部
が加圧浮上槽から流出することとなる。そこで、本発明
は、加圧浮上槽の上澄水の一部を返送水として原水調整
槽に返送させ、その返送水量と原水量との比率によシ、
凝集剤の注入量を変化させるようにしたものである。
すなわち、第2図に示すように、原水に返送水の一部を
加えることにより、原水濁度を減少させることができる
ことを実験的に確Bp、第3図のように返送水量と原水
量との比率に応じて凝集剤の注入率を下げることにより
、従来の返送水を加えない方式に比べてよシ少ない凝集
剤で同原水量の浄化処理が可能となる。
加えることにより、原水濁度を減少させることができる
ことを実験的に確Bp、第3図のように返送水量と原水
量との比率に応じて凝集剤の注入率を下げることにより
、従来の返送水を加えない方式に比べてよシ少ない凝集
剤で同原水量の浄化処理が可能となる。
第4図は本発明の実施例である。原水調整槽1における
原水濁度、原水アルカリ度、および、原水量はそれぞれ
原水濁度計15、原水アルカリ度計16、流量計17で
測定し、データ入力装置21へ入力する。原水調整槽1
にはいった原水は凝集効果を高めるように反応槽3へ送
られ、反応槽出口のアルカリ度とpHをそれぞれアルカ
リ度計19、pi−r計20で測定し、アルカリ度、p
H制御回路22によジアルカリ度とpHが規定値以上に
なるようにアルカリ注入率を演算し薬品注入機23で注
入する。
原水濁度、原水アルカリ度、および、原水量はそれぞれ
原水濁度計15、原水アルカリ度計16、流量計17で
測定し、データ入力装置21へ入力する。原水調整槽1
にはいった原水は凝集効果を高めるように反応槽3へ送
られ、反応槽出口のアルカリ度とpHをそれぞれアルカ
リ度計19、pi−r計20で測定し、アルカリ度、p
H制御回路22によジアルカリ度とpHが規定値以上に
なるようにアルカリ注入率を演算し薬品注入機23で注
入する。
凝集槽7では、凝集剤注入率演算回路24により、原水
濁度に比例して注入率を求め、注入機23によシ注入さ
れる。加圧浮上槽9の上澄水の一部は返送水管14を通
して、原水調整槽1へ返送される。
濁度に比例して注入率を求め、注入機23によシ注入さ
れる。加圧浮上槽9の上澄水の一部は返送水管14を通
して、原水調整槽1へ返送される。
本発明では、この返送水量と原水量との比率により凝集
剤の注入量を変えるため、返送率演算回路25で原水t
Qlと返送水量QRとの比を求め、その返送率αによシ
、凝集剤注入率演算回路24の凝集剤注入率を修正する
凝集剤注入率修正演算回路26を付加し、凝集剤注入量
を調整する。
剤の注入量を変えるため、返送率演算回路25で原水t
Qlと返送水量QRとの比を求め、その返送率αによシ
、凝集剤注入率演算回路24の凝集剤注入率を修正する
凝集剤注入率修正演算回路26を付加し、凝集剤注入量
を調整する。
なお、図中18は流量計である。
本発明によれば、より少ない凝集剤で凝集沈殿処理をす
ることができる。
ることができる。
第1図は廃水処理場の原水浄化過程を示す系統図、第2
図は原水濁度に応じfc返送水/原水比と上澄液濁度の
関係を示すグラフ、第3図は凝集剤注入率と原水濁度と
の関係を示すグラフ、第4図は本発明の一実施例の系統
図である。 1・・・原水調整槽、3・・・反応槽、7・・・凝集槽
、9・・・加圧浮上槽、14・・・返送水管、15・・
・原水濁度計、16・・・原水アルカリ度針、17・・
・流量計、18・・・流量計、19・・・アルカリ度計
、20・・・[)H計、21・・・データ入力装置、2
2・・・I)Hアルカリ度制御回路、23・・・薬品注
入機、24・・・凝集剤注入率演算回路、25・・・返
送率演算回路、26・・・凝集剤茅2 固 迦迭永/赤永え辛りy、う 茅30 葉品注入車
図は原水濁度に応じfc返送水/原水比と上澄液濁度の
関係を示すグラフ、第3図は凝集剤注入率と原水濁度と
の関係を示すグラフ、第4図は本発明の一実施例の系統
図である。 1・・・原水調整槽、3・・・反応槽、7・・・凝集槽
、9・・・加圧浮上槽、14・・・返送水管、15・・
・原水濁度計、16・・・原水アルカリ度針、17・・
・流量計、18・・・流量計、19・・・アルカリ度計
、20・・・[)H計、21・・・データ入力装置、2
2・・・I)Hアルカリ度制御回路、23・・・薬品注
入機、24・・・凝集剤注入率演算回路、25・・・返
送率演算回路、26・・・凝集剤茅2 固 迦迭永/赤永え辛りy、う 茅30 葉品注入車
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 16廃水処理場における凝集剤注入量の制御方法におい
て、 原水流量と加圧浮上槽からの返送流量とに基づいて凝集
剤注入量の制御をおこなうことを特徴とする廃水処理場
の凝集剤注入制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10567183A JPS59230608A (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 廃水処理場の凝集剤注入制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10567183A JPS59230608A (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 廃水処理場の凝集剤注入制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59230608A true JPS59230608A (ja) | 1984-12-25 |
Family
ID=14413897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10567183A Pending JPS59230608A (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | 廃水処理場の凝集剤注入制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59230608A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02277507A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-11-14 | Fuji Electric Co Ltd | 汚水の凝集装置、管状凝集器及び処理設備並びに凝集剤の注入方法 |
WO2017068825A1 (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 株式会社東芝 | 凝集剤注入支援装置及び制御方法 |
-
1983
- 1983-06-15 JP JP10567183A patent/JPS59230608A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02277507A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-11-14 | Fuji Electric Co Ltd | 汚水の凝集装置、管状凝集器及び処理設備並びに凝集剤の注入方法 |
WO2017068825A1 (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 株式会社東芝 | 凝集剤注入支援装置及び制御方法 |
JP2017077525A (ja) * | 2015-10-20 | 2017-04-27 | 株式会社東芝 | 凝集剤注入支援装置及び制御方法 |
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