JPS59230555A - 便器付ベツド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は便器付ベッド装置の改良に関する。

たとえば、病人や老人などのように床に臥せだままで自
刃で排泄することのできない人の数は非常に多く、この
ような人のために便器付ベッド装置が開発されている。

従来、このような便器付ベッド装置としては、実願昭５
６−１８１８８８号に示されるようなものがある。すな
わち、ベッドフレームの上面に載置されるクッション体
に開口部を形成し、この開口部に盆体を開閉自在に設け
るとともに、上記ベッドフレームの下面側にレールに沿
って水平にスライドする便器を設け、上記蓋体の回動と
便器のスライドをリンクによって連動させ、使用時に蓋
体が下方に回動して上記開口部が開放されたときに、便
器が開口部の下方に位置するようになっている。

しかしながら、このような従来のものによると、便器が
ベッドフレームの下面側で水平にスライドする構成であ
るため、上記便器を上記開口部内に入シ込ませることが
できない。そのだめ、上記便器の上端開口面とクッショ
ン体の上面との間に段差が生じるばかシか、便器の上端
開口面とベッドフレームの下面との間に隙間が生じるの
で、汚物が開口部の内周面に付着しだシ、上記隙間から
周囲に飛散するなどのことがあり、極めて不衛生であっ
た。

この発明は上記事情にもとづきなされたもので、その目
的とするところは、使用時に庚器をクッション体の開口
部内に入り込ませることができるようにして、汚物が開
口部の内周面に付着しだシ、周囲に飛散するなどのこと
がないようにした便器付ベッド装置を提供することにあ
る。

以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。

図中１はベッドフレームである。このベッドフレーム１
の長手方向中央部分には一対の横桟２が所定間隔で離間
して架設されている。一方の横桟２には第２図に示すよ
うに一対の支軸３によって可動床板４が回動自在に連結
されている。こ゛の可動床板４は図示せぬ駆動源によっ
て第４図に鎖線で示すように任意の角度に回動上昇させ
る゛ことができるようになっている。上記一対の横桟２
間にｌｄ′ベッドフレーム１の長手方向に凸って一対の
縦桟５が架設され、上記横桟２とで矩形状の枠部６を形
成している。

まだ、上記縦桟５の上面には仕切板７が突設されている
。なお、上記ベッドフレーム１には上記枠部６を除く部
分と可動床板４とにネット８り・シン１ン伸 このちデふ−ぷ９には上記枠部６と対応する個所に開口
部１０が形成されている。なお、この開口部１０の内周
面両側には上記仕切板７が接合し、開口部１０の膨脂れ
を防止している。

一方、上記一対の横桟２には各々一対の嘔付杆１１が上
端部を固着して垂設されている。これら取付杆１１の下
端部には断面コ字状をなした一対のレール１２がベッド
フレーム１の長手方向に沿って架設されている。このレ
ール１２には矩形枠状に形成された台車１３がこの両側
面に取着された走行ロー２１４を係合させて走行自在に
設けられている。この台車１３の長手方向つまり走行方
向一端部両側には各々一対の第１のリンク１５が一端を
枢着し、他端部両側には同じく各一対の第２のリンク１
６が一端を枢着して設けられている。第１のリンク１５
の他端には上面に弾性体からなる閉塞体１７が取着され
た第１の取付体１８が枢着されている。

上記第２のリンク１６の他端には便器１９が着脱自在に
設けられた第２の取付体２０が枢着されている。したが
って、第１の取付体１８と第２の取付体２０とは、各リ
ンク１５．１６がほぼ水ヰな状態から起立する方向に回
動することによって台車１３の上方に変位するようにな
っている。なお、上記第２の取付体２０には、第１５図
に示すようにベッドフレーム１の幅方向に沿う両側内面
にガイド溝２１が形成され、このガイド溝２１に上記便
器１９の両側外面に突設されだ突体２２が係合している
。したがって、便器１９は第２の取付体２０に着脱自在
に取着されている。さらに、第２の取付体２０には便器
１９をガイド溝２１に沿って挿入したときにその挿入位
置を規制するストツノ４棒２３が架設されている。また
、上記便器１９は第８図乃至第１０図に示すように上面
が開口した箱形状に形成され、この上面開口は蓋体２４
によって開閉自在に閉塞される。この蓋体２４は上記台
車１３の走行方向に沿う一端部両側に扇形状の一対の取
付部２５を有する。この取付部２５の下端要部にはその
下端に開放した保合溝２６が形成され、この係合溝２６
が上記便器１９の両側面に突設された支軸２７に係合し
ている。したがって、器体２４は便器１９に対して着脱
自在であるとともに、上記支軸２７を支点として回動自
在となっている。また、蓋体２４の一端部上面は円弧状
の曲面２８に形成されているとともに、その曲面２８に
は突条部２９が突設されている。そして、蓋体２４はこ
の突条部２９を介して後述するごとく自動的に回動され
るようになっている。さらに、上記蓋体２４の内面には
遮へい体３０が固着されている。この遮へい体３０は排
泄時に汚物が周囲に飛散するのを防止する。

一方、上記第１の取付体１８と第２の取付体２θとの走
行方向に沿う両側外面には上記し゛−ル１２の上面を走
行するガイドローラ３１が設けられている。これらガイ
ドローラ３ノは台車１３が後述する駆動機構３２によっ
てレール１２に沿い走行させられることによ）、これら
一対のレール１２の長手方向中央部分の上面、すなわち
上記開口部１０と対応する位置に設けられたガイド体３
５に後述するごとく係合するようになっている。このガ
イド体３５は断面コ字状の部材によってほぼＬ字状に形
成された第１のガイド部材３６と第２のガイド部材３７
とからなシ、これらガイド部材３６．３７によって形成
されたＬ字状のガイド路３８，３９の下端開口を上記レ
ール１２の上面に互いに逆方向に向けて位置させている
。

一方、上記駆動機構３２は第１１図乃至第１３図に示す
ごとく構成されている。すなわち、４０にはモータと減
速機とが一体化された駆動源４１が取付けられている。

この駆動源４１の出力軸４２には第１のプーリ４３が嵌
着されている。また、上記レール１２の長手方向他端側
には第２のプーリ４４が支軸４５によって回転自在に支
持されている。上記第１のプーリ４３と第２のプーリ４
４とにはワイヤ４６が張設されている。このワイヤ４６
の両端にはそれぞれ鍔４７を有する軸状′体４８が固着
され、これら一対の軸状体４８には引張ばね４９が張設
されている。また、上記台車１３の走行方向両端の内側
面にはそれぞれ連結板５０が固着されている。各連結板
５０には第１の支持ロッド５ノと第２の支持ロッド５２
とが一端を結合して設けられている。各支持ロッド５１
，５２の他端は。

互いに対向する方向に導かれ、これらの他端には上記鍔
４７よシも小径な巻回部５３が形成されている。この巻
回部５３には上記軸状体４８がスライド自在に挿入され
ている。したがって、上記ワイヤ４６が駆動源４１によ
って第１１図に矢印ａで示す方向に走行させられると、
一方の軸状体４８の鍔４７が第１の支持ロッド５１の巻
回部５３に圧接するから、この第１の支持ロッド５１を
介して台車１３が矢印ａ方向に走行させられる。また、
ワイヤ４６が上記矢印ａと逆方向に走行させられると、
他方の軸状体４８の軸４７によって第２の支持ロッド５
２を介して台車１３が走行させられる。すなわち、ワイ
ヤ４６が駆動源４１によって走行させられると、このワ
イヤ４６の張力が上記引張ばね４９に加わることなく台
車１３が走行させられるとともに、長期の使用によシワ
イヤ４６が伸びると、その分だけ上記引張ばね４９が縮
んでワイヤ４６の伸びを吸収する。なお、上記第１の取
付板４０には上記ワイヤ４６に張力を与える第３のプー
リ５５が支軸５６によって回転自在に設けられている。

まだ、上記レール１２の一方の長手方向一端上面には第
１のリミットスイッチ５７が設けられ、他端上面には第
２のリミットスイッチ５８が設けられている。第１のリ
ミットスイッチ５７は上記台車１３が矢印ａ方向に走行
させられたときに、この台車１３の長手方向−側端に取
着された第１の作動体５９によって作動させられる。ま
た、第２のリミットスイッチ５８は台車１３が矢印ａ方
向と逆方向に走行させられたときに、上記台車１３の長
手方向他端側に取着された第２の作動体６０によって作
動させられる。上記第１、第２のリミットスイッチ５７
゜５８は上記駆動源４ノと電気的に接続されていて、そ
の作動によって駆動源４１の出力軸４２０回転方向、つ
ま）ワイヤ４６の走行方向を変える。すなわち、台車１
３が矢印ａ方向に走行させられて第１の作動体５９が第
１のリミットスイッチ５１を作動させると、台車１３の
走行方向が逆方向となシ、この台車１３は第２の作動体
６０が第２のリミットスイッチ５８を作動させるまでそ
の方向に走行する。つまシ、台車１３は第１のリミット
スイッチ５７と第２のリミットスイッチ５８との間で往
復駆動される。

さらに、上記一対の横桟２の一方から垂設された一対の
取付杆１１の内側面上部には、第１４図に示すように支
持板６５が設けられている。これら一対の支持板６５に
は係合ロッド６６のコ字状に曲成された両端部が支持さ
れている。すなわち、係合ロッド６６の端部にはばね６
７が装着されている。このばね６７は一端を上記支持板
６５に固着し、他端を上記係合ロッド６６の端部に係合
させている。したがって、係合ロッド６６は回動自在で
あるとともに、上記ばね６７により図中矢印すで示す方
向に付勢されている。

なお、上記駆動源４１は回示せぬスイッチボックスによ
って遠隔操作できるようになっている。

つぎに、上記構成の作用について説明する。

まず、通常は第３図に示すように第１の取付体１８が上
昇してこの上面に設けられた閉塞体１２がクッション体
９の開口部１θを閉塞している。このような状態から便
器１９を使用するには駆動源４１を作動させてワイヤ４
６を第１１図に矢印ａで示す方向に走行させ、このワイ
ヤ４６の走行に台車１３を連動させる。このように台車
１３が走行し始めると、それまで起立状態にあった第１
のリンク１５が第３図に矢印Ｘで示す方向に倒伏すると
ともに第１の取付体１８に設けられたガイドローラ３１
が第１のガイド部材３６のガイド路３８に案内されて転
動するから、第１の取付体１８が下降する。したがって
、それまで上記閉塞体１７にょシ閉塞されていたクッシ
ョン体９の開口部１ｏが第５図に示すように開放される
。そして、第１の取付体１８に設けられたガイドローラ
３ノはレール１２の上面に当接する。

との状態から台車１３がさらに矢印ａ方向に走行すると
、第２の取付体２ｏに設けられたガイドローラ３１が第
２のガイド部材３７のガイド路３９に入）込み、このガ
イド路３９に沿って転動する。したがって、第２のリン
ク１６が第４図に矢印Ｙで示す方向に回動して起立する
から、第２の取付体２０が台車１３上で上昇し、第２の
取付体２０に取着された便器１９がクッション体９の開
口部１０内に突出することになる。また、第２の取付体
２０のガイドローラ３１が〃イド路３９に入り込む直前
に便器１９の蓋体２４の突条部２９が係合ロッド６６に
係合する。この状態で台車Ｉ３がさらに走行すると、上
記−原体２４が支軸２７を支点として回動させられる。

そして、便器１９が開口部１０内に突出したときには、
第４図に示すように蓋体２４が便器１９の上面開口を開
放した状態に起立させられる。また、このとき上記突条
部２９と係合ロッド６６との係合は外れるが、器体２４
は自重によって起立状態が保たれている。

さらに、便器１９が開口部１０内に突出しだ時点で台車
１３に設けられた２°ｇ１の作動体５９が第１のリミッ
トスイッチ５７を作動させ、駆動源４１が停止する。便
器１９が開口部１０に突出［２，て蓋体２４が開いたな
ら、可動床板４を図示せぬ駆動源によシ第４図に鎖線で
示すように上昇させ、クッション体９上に横臥した利用
者（図示せず）の上半身を起こす。そして、この状態で
利用者は上記便器１９を利用する。

このようにして便器１９を開口部１０内に突出させて使
用したならば、駆動源４１を再び作動させてワイヤ４６
を先程と逆方向に走行させる。これによって台車１３も
先程と逆方向に走行するから、この台車１３の走行によ
ってまず第２の取付体２０が開口部１０から抜は出てこ
の開口部１０が開放される。つぎに、第１の取付体１８
のガイドローラ３ノが第１のガイド部材３６のガイド路
３８に入シ込み、このガイド路３８に沿って転動するこ
とによシ第１の取付体１８が上昇し、その上面に設けら
れた閉塞体１７によって上記開口部１０が第３図に示す
ように閉塞される。また、第２の取付体２０を下降させ
ながら台車１３を走行させると、起立した上記蓋体２４
の曲面２８が係合ロッド６６にの汚物の臭気が外部に漏
れるのを防ぐ。さらに、上記遮へい体１７が開口部１０
を閉塞した時点で台車１３に設けられた第２の作動体６
０が第２リミツトスイツチ５８を作動させ、駆動源４１
が停止する。

すなわち、上記構成の便器付ベッド装置によれば、便器
１９を使用するとき、この便器１９をクッション体９の
開口部１０内に突出させることができるので、便器１９
の開口した上面とクッション体９の上面との段差が小さ
くなる。

しだがって、開口部１０の内周面に汚物が付着しずらく
、衛生的に使用することができる。また、便器１９は第
２の取付体２０に着脱自在に設けられているから、便器
１９を第２の取付体２０から取外して容易に清掃するこ
とができる。

しかも、汚物が付着しやすい蓋体２４は便器１９に着脱
自在に設けられているから、この蓋体２４の清掃も容易
に行なえる。

以上述べたようにこの発明は、ベッドフレームの下面側
にレールを架設し、このレールに台車を走行自在に設け
、この台車に閉塞体と便器とを上昇可能に設け、上記台
車の走行によって上記閉塞体または便器をガイド体によ
υ上昇させてクッション体に形成された開口部内に突出
させるようにした。したがって、便器が開口部内に突出
することによシ、便器の開口した上面とクッション体の
上面との段差を小さくして便器を使用できるから、上記
開口部の内周面に汚物が付着しずらく、長期にわたって
衛生的に使用することができるばかシか、便器内への汚
物性 の排泄を容易かつ確実に水なえる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、嬉１図はベッド装置
の斜視図、第２図はベッドフレームの中央部分の平面図
、第３図はクッション体の開口部が閉塞体で閉塞された
状態の側面図、第４図は上記開口部に便器が突出しだ状
態の側面図、第５図は閉塞体と便器とがともに途中の位
置にある状態の側面図、第６図は第１の取付体と第２の
取付体からそれぞれ閉塞体と便器を除去した台車の平面
図、第７図は第６図■−■線に沿う断面図、第８図は便
器の平面図、第９図は同じく側面図、第１０図は第８図
Ｘ−Ｘ線に沿う断面図、第１１図は駆動機構の構成図、
第１２図は第１１図刈−ｘｔｈｓに沿う断面図、第１３
図は上記駆動機構のワイヤの端部の斜視図、筑１４図は
保合ロッドの端部の斜視図、第１５図は第２の取付体と
便器との係合状態の断面図である。 １・・・ベッドフレーム、９・・・クッション体、１０
・・・開口部、１２・・−レール、１３・・・台車、１
７・・・閉塞体、１９・・・便器、３１・・・ガイドロ
ーラ、３２・・・駆動機構、３５・・・ガイド体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上面にクッション体が載置されたベッドフレームと、上
   記クッション体に形成された開口部と、この開口部と対
   応して上記ベッドフレームの下面側に設けられたレール
   と、このレールに走行自在に設けられ駆動機構によって
   往復駆動される台車と、この台車に上昇可能に連結され
   た閉塞体および便器と、これら閉塞体と便器とにそれぞ
   れ設けられたガイドローラと、上記開口部と対応するベ
   ッドフレームの下面側に設けられ上記台車の走行方向に
   応じて上記ガイドローラが係合し上記閉塞体または便器
   を台車から上昇させて上記開口部内に突出させるガイド
   体とを具備したことを特徴とする便器付ベッド装置。