JPS59230244A - 痕跡成分を真空室内で分析する方法 - Google Patents

痕跡成分を真空室内で分析する方法

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JPS59230244A
JPS59230244A JP59099667A JP9966784A JPS59230244A JP S59230244 A JPS59230244 A JP S59230244A JP 59099667 A JP59099667 A JP 59099667A JP 9966784 A JP9966784 A JP 9966784A JP S59230244 A JPS59230244 A JP S59230244A
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vacuum chamber
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curtain
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、痕跡成分を真空室内で分析する方法に関す
るものである。
以下の説明((おいて、「サンプルガス」(sampl
e gas  )なる用語は、キャリヤガス中に含まれ
検知される痕跡ガス(trace gas )の意味で
用いられるものとする。
多量の空気あるいはその他のキャリヤガス中に含まれる
痕跡ガスを検出分析するための従来装置にあっては、以
下に述べる如く高い感度を得るために多くの問題がある
通常、質量分析器あるいは他の検出器は真空室内に配置
されなげればならないが、サンプルガスは真空室の外部
から供給されねばならない。真空を維持するために、ガ
スを導入するためのオリフィスは非常に小さくなげれば
ならない。場合によっては、大きなオリフィスの使用を
可能にするために圧力の段階化が行なわれるが、ポンプ
の大きさの実際的な制限のために、オリフィスの大きさ
には制限がある。小さなオリフィスでは真空室への信号
伝達が制限され、装置の感度が低くなる。
従ってこの発明は、気体と真空室の間を物体を移送し、
その際カーテンガスは気体が真空室内へ進入することを
阻止するばかりでな(、カーテンガスの低温ポンプ処理
(cryo−pumping )によって真空室内の真
空を維持するようにせしめた痕跡成分を真空室内で分析
する方法を提供するものである。
低温ポンプ処理の可能なガスを用いたこの発明によるガ
スカーテンは、また、第1の気体から第2の気体へ一方
から他方へのガスの大きな移動を生じることなく物体あ
るいは固体を移送するのに用いられる。この発明によれ
ば、例えば痕跡ガスあるいは液体を吸着したワイヤある
いはテープが真空中に移送することによってこれが実現
される。
この発明によれば、また、分析すべき痕跡イオンが不活
性なカーテンガスを介して電場の影響下で真空室中に移
送される。この発明 7− の一実施例においては、ガスカーテンはサンプルガスの
真空室への進入を阻止し水蒸気、粒子等の真空室への進
入を阻止する。しかしながらカーテンは、電場により吸
引されるイオンに対しては透明なので、カーテンはイオ
ン窓として働く。例えば使用されるサンプルガスが、ガ
スクロマトグラフからの溶出物であるときは、ガスカー
テンは真空室に入る流れがガスクロマトグラフからの流
れに対抗を必要をなくす。これによって単一のサイズの
オリフィスの使用が可能となり、このオリフィスのサイ
ズは、使用可能なポンピング速度によってのみ制限され
る。ガスカーテン用のガスは、低温ポンプ処理可能であ
ることが好ましく、これによってポンピング速度が高ま
ると共にオリフィスサイズが大きくなり、装置の感度が
高まる。
この発明の他の実施例によれば、ガスカーテンの流速が
制御され、ガスカーテンのガスと共にサンプルガスのガ
ス流の一部が真空室 8− に進入可能となる。ガスカーテンは、従ってサンプルガ
スによっである程度まで開口させられることになる。こ
れによって後述する如く種々の利益が得られる。
以下、添付の図面に示す実施例に基いてこの発明の詳細
な説明する。
第1図および第2図において、この発明による装置は、
イオン反応部2、ガスカーテン部4および真空室(およ
び分析室)6よりなる。反応部2とカーテン部4とはイ
ンターフェースプレート8により接続され、カーテン部
4と真空室6とはオリフィスプレート10により接続さ
れている。プレー)8.10は絶縁部材11により分離
されている。
反応部2は、鐘形のインレット12と円筒形のダク)1
4を有し、このダクト14は16においてプリーナム1
8 (plenum  )に接続されている。プリーナ
ム18は、図示せぬ同期ファンにダクト20を介して接
続されている。この同期ファンは、インレット12から
分析すべき空気その他のガスをダク)14内に吸引する
ように働(、安定スクリーン(図示せず)をインレツ)
12の前方に設けて、渦流を防ぎ層流の形成の助げとな
るよ5にしてもよい。
ダクト14内には、軸方向に細長い中央電極22が設け
られている。この電極22は、第2図に示す如く、ナイ
ロン糸24のような絶縁物質によって三方からダクト1
4の軸と合致する位置に保持されている。図示せぬ別の
絶縁ワイヤが電極22に必要な電圧を与えるように配置
されている。電極22を取り囲んでいるダクト140部
分は、ダイアグラム的に26で示されている絶縁ジヨイ
ントによって鐘形のインレット12から絶縁されており
、従って、このジヨイント26の下流にあるダクト14
の壁部分は、第2電極あるいは外部電極28を形成する
。この二つの電極22゜28の間には、トリチウム箔の
如きリング状のイオン化装置30が配置されている。
操作に際して、分析すべきガスを含む空気その他のキャ
リヤガスは、同期ファンによって円筒形のダクト14内
に吸引される。この吸引速度は、層流を形成するが拡散
効果(effects of 5pecies dif
fusion)を少なくするのに充分なだけの高速にさ
れる。ガスがイオン化装置30を通過すると、領域32
においてイオンが形成されて、ガス内に正および負のイ
オンの混合したものが発生する。イオン生成領域は環状
であり、その断面は第1A図に示す如くである。この図
で装置30からの距離がy軸にプロットされ(装置は0
点にある)、生成されるイオンの相対数がX軸にプロッ
トされている。
このイオン生成中、トリチウム箔からのベータ線は空気
他のキャリヤガス成分をイオン化し、−次反応物イオン
を形成する(空気他のキャリヤガス中の一連の反応の後
に)。
−次反応物イオンのあるものはさらに、痕跡ガス(tr
ace gas )の分子と反応して痕跡11 − ガスから生成物イオンを形成する。これによって生成物
イオンと反応物イオンの混合体が形成される。これらの
混合体のうち、生成物イオンが優先的に選択され分析さ
れるべきものである。
電極22および28、インターフェースプレート8およ
びオリフィスプレート10に与えられる適箔な電位によ
り形成される電場は、流体流に重ね合される。イオンは
、部分的な速度V’/ = Vt 十に一部で流れる。
ここで、VZは部分的な流速、マは部分的な電場ベクト
ルおよびKは問題となるものの移動度である。装置に与
えられる電位および装置の形状は(以下に詳述するが)
、極性および移動度を選択された必要なイオンが、反応
領域32から中央電極22の前方下流の中央領域であっ
て電極22の軸と合致する領域へほぼ円錐状に集まるよ
うなものにぎれている。従って必要なイオンは、インタ
ーフェースプレート8の中央開口34に向って集中され
た束とな 12− って移動される。反応領域32を通過して流れる試料か
らのイオンの一部は、インターフェースプレートの中央
開口34を通過する。
60〜100の間の7ラツクス集中係数が得られる。
以下に、真空分析室6内への集中されたイオンの移動に
ついて説明する。移動は、ガスカーテン部4を経由して
行なわれる。ガスカーテン部4は、分析さるべきイオン
との反応を防ぎかつ好ましくは真空室6内へ低温ポンプ
(cryopump )される適当なカーテンガス(例
えばCO□)の供給を受けている。反応部2と真空室6
の間のカーテンあるいはガスメンプランとして働くカー
テンガスは、インレットダクト40(第3図)によりガ
スカーテン部4内に導入される。このインレットダクト
40は、はぼ円形の70−パターンを形成し、このパタ
ーンが周囲成分を有するがガスカーテン部4内に半径方
向内方に導びかれるように配置されている。カーテンガ
スは、真空室6への採取に適しかつインターフェースプ
レート8の中央開口34からゆっくりと流れでる程度に
過剰であるような充分な流量と、キャリヤガスがインタ
ーフェースプレート8とオリフィスプレー l−10と
の間の空間へ入ることを防ぐのに充分な流量を与えられ
ている。しかしながら集中されたイオン束は、この静か
なカーテンガスの流れ出しに抗してオリフィスプレート
10の適当な吸引電位により引かれ、次いでオリフィス
プレートのオリフィス42を通過するカーテンガス部分
に捕えられて真空室6内へ運ばれる。
真空室6(第4図も参照のこと)は、フィン46を備え
た流体冷却タンク44を含んでいる。タンク44は、液
体窒素48を収容していることが好ましい。目的のイオ
ンを含んでいるカーテンガスがオ9リフイス42から外
べ拡散すると、CO□分子はフィン46に衝当し、そこ
に凝固し、真空室内の圧力を下げる。
フィン46は、適当なトラップ面の形状を有しく低温ポ
ンプ技術では周知である)、CO2分子のトラップおよ
び凝固を最大限にする。
これにより高い等価ポンピング速度が得られ、10−5
〜 lO″”  )/l/(Torr )  (質量分
析に適した)の動作真空が、約0.033crILの直
径の注入オリフィス42を用いることによって得られる
。この直径は、通常用いられている最大0.002cm
あるいはそれ以下のオリアイスの直径よりも大きく、従
って真空室内へ入るイオン束は、この発明によれば、開
口面積の比で、数百倍以上に増大される。
一旦、真空が確立されると(当初に中程度の真空が小さ
な機械的なポンプの如き適当な手段により形成され、次
いで低温ポンプにより上昇される)、真空室内へ入った
目的のイオンはフリージェット50として広がり、第1
図でダイアグラム的に示された適当な静電イオンレンズ
部材51により7オーカスされて4極貧量分析器(qu
adrupole mass spec−tromet
er)の如き質量分析器52に入れられ 15− る。質量分析器52は、荷電対質量比によりイオンを分
析しかつイオン計数あるいは他の適当な技術により定量
を行なう。
真空部が充分な時間作動すると、C02のフロストがフ
ィン46に形成され、デフロストが必要となる。従って
デフロストが必要となるまでに充分な時間真空部が作動
できるようにするために充分大きなフィン面積が用意さ
れねばならない。これまで有効に作動してきているこの
発明による装置の一つのプロトタイプにおいては、デフ
ロストが必要となるまでに一週間フルに作動が行なわれ
た。しかしながらこの作動は、しばしば数時間程度でも
充分なことが多い。さらに小さな補助真空ポンプ54を
真空室からの非凝縮性の不純物(窒素の如き)の除去の
ために設けてもよい。
ポンプ54は1便宜的にゲッターイオンポンプを用いる
ことができる。
以下に第5図を用いて、第1図〜第4図の実施例に示し
た交錯する電場と流体の場の相 16− 夏作用について説明する。第5図において、1s56は
キャリヤ流体の流れ(空気でよい)を示し、線58はカ
ーテンガスの流れを示し、線60は電場の等電位ライン
を示しおよび線62はイオンの通路を示している。電圧
v1、V2.V、オJ:びV、  751tLぞれ電極
22 、28゜プレート8,10に与えられる。正イオ
ンの分析のためには、これらの電圧はすべて正でアリ、
V+ > Vt > Vs > V4 テ;h 7)。
第5図から明らかなように、針電極22と包囲電極22
との間の領域においては、電場はほぼ半径方向に形成さ
れ、流体流はほぼ軸方向に形成されている。表■に示す
電圧を用いると仮定すると、サンプルイオンが形成され
る際、正イオンは針電極22の方へ向って内方にかつイ
ンター7エースプレ・−ト8の方向へ向って軸方向にあ
る角度をなすように移動する。負イオンは直ちに分離さ
れダクト壁の方へ吸引、されて、再結合の量を小さくす
る。
理想的には正イオンは針電極22の先端をかすめて開口
34の方向へ吸引されることが好ましい。針電極とダク
ト壁との間の部分におけるイオン軌道は針電極の先端を
僅かに越えた一点に、300〜60°、好ましくは45
゜の角度で円錐形に収れんすることが好ましい。
針電極22の先端より下流の領域においては、電場の半
径方向の成分は小さく、従って、この領域に入るとイオ
ンの半径方向内方への運動は僅かになる。しかしながら
、電極先端とインターフェースプレート8の間の軸方向
の電場は、非常に大きいので、イオンはその部分におけ
る流体速度に比して高速で開口34の方向に吸引される
キャリヤ流体(空気)がインターフェースプレート8に
近付くと、流れの線56に示される如く、キャリヤ流体
は半径方向外方に外らされる。さらにインターフェース
プレート8の開口34から流れ出るカーテンガスがこの
キャリヤ流体と合流し、停滞点STIを形成する。この
停滞点5T1(中央停滞ライン上にある)において流体
の動きはない。しかしながら、この停滞点STlの領域
においては、軸方向の電場は、この点をイオンが前方に
進行するのに充分なだけ高く、イオンは抗らうカーテン
ガスおよび開口34を通過する。
イオンがインターフェースプレート8およびオリフィス
プレート100間の空間に入ると、イオンは、開口34
方向とオリフィス42方向へと分割されるカーテンガス
により生じた第2の停滞点ST2に出会う。軸方向の電
場がイオンをしてこの停滞点ST2を貫通せしめ、さら
にオリフィス42を通過せしめる。
キャリヤ流体は開口34およびオリフィス42のいずれ
をも通過しないので、オリフィスを詰らせるようなキャ
リヤ流体中の物質はここで述べた実施例では生じないこ
とに注目すべきである。
上述の説明から、針電極22の下流側先端は、停滞点8
T1の上流に位置せねばならぬことが明らかであろう。
もし、針電極22が 19− 停滞点STl上あるいはそれよりも下流にあると、電極
先端における流体速度は軸方向成分を有しないかあるい
は逆行することとなって、必要なイオンの全てが電極2
2に吸引され(先端をかすめることなく)失われること
となろう。針電極22の下流側先端を停滞点STIの上
流に置くことによって、多数のイオンの停滞点通過が可
能となる。例えば、電極先端とインターフェースプレー
ト8の間隔は、約3〜8cIrLであり、点STIとイ
ンターフェースプレート80間隔は約1〜2c1rLで
ある。
また、イオンがプレー)8.10の間の空間に入ったと
き、イオンはオリフィス42に向って彎曲する。彎曲さ
れたイオン通路は、オリフィス42へ向かうカーテンガ
スの流れと重ね合された電場とによって形成される。
これを行なうために、プレー)8,100間の空間を通
過する電場により与えられるイオンの速度は、高過ぎな
いように電圧調節が行−20−、 なわなければならない。これが行なわれないと、オリフ
ィス42を介して吸引されるイオン束の半径が不要に小
さくなってしまう。
第6図に示す如く、ガスカーテン部4および真空部6へ
の気相イオン入力を与える代りに、テープあるいはワイ
ヤ92の形で入力を形成してもよい。テープあるいはワ
イヤ92上に必要な符号のイオンが集められ、そこでイ
オンは中和される。テープあるいはワイヤ92の表面を
、有機イオン用としてグラファイト、適当な金属、ゼオ
ライト、金属酸化物の如き適当な物質によって処理すれ
ば、イオンはこのテープあるいはワイヤの表面に吸着さ
れ、このテープあるいはワイヤが加熱されるまでとどま
る。物質を適当に選ぶことによって、先にイオン化を伴
なわない痕跡分子の単純な吸着が選択的なプロセスとな
り使用可能となろう。必要あれば、例えば液体クロマト
グラフからの流体成分が、真空室内での分析のために適
当な技術の使用によりテープあるいはワイヤ上に吸着さ
れよう。テープあるいはワイヤ92は、インターフェー
スプレート8の開口34、オリフィスプレート8のオリ
フィス42を介して真空室6に導びかれる。
真空室内でこのテープあるいはワイヤ92は、キャプス
タン94を通過する。このキャプスタン94は、キャプ
スタン間のテープあるいはワイヤに電流を流すように滞
電され、テープあるいはワイヤを加熱し、これに結合し
ている試料を排除する。テープあるいはワイヤ92は、
ローラ96、オリフィス97、ガスカーテンを介して復
帰し、貯蔵リール(図示せず)に巻き取られる。あるい
はこのテープあるいはワイヤ92は、エンドレスのルー
プを形成してもよい。例えば0.2〜5トルの、化学的
なイオン化反応に適した圧力を中に有するためのフード
98をオリフィス42の周囲に設けてもよい。この化学
的なイオン化反応は、吸着分子をイオンに再転換するた
めにフード内で用いられる。フード98は、例えば絶縁
支持部98aによりプレート10から絶縁されている。
テープあるいはワイヤ92を用いることによって空気他
のガスあるいは液体中のガス痕跡は、テープ記録され、
ストアされ、読み出し部として働くこの発明による装置
内で再生されることとなるものであることは明らかであ
る。第1図に示す反応部2は、必要あれば、中央領域に
おいて痕跡ガスからイオンを形成して収れんさせ、そこ
でテープあるいはワイヤに捕えさせるように用いるよう
にすることができる。
カーテンガスとしてCO2が上述の説明では用いられた
が、正あるいは負のイオン分析に用いるのに適した低反
応性および適当な温度で低温ポンプする( cryop
umped )ことができるようなガスであれば他のも
のを用いることができる。場合によっては、例えば通常
のH2O(蒸気)の如き高反応性のガスを用いることも
できる。また種々のフッ素化した炭 23− 化水素ガス、例えばフレオン(freon )の商標で
知られる低い反応性のガス、を用いることができる。し
かしながら少量のカーテンガスがインターフェースプレ
ート8の開口34から拡散するので、使用されるガスは
これを除去する室あるいは手段に受は入れられるような
ものでなくてはならない。カーテンガスの流れは、周線
方向成分を含む必要はないが純粋に半径方向成分を有し
なければならない。
好ましくは、使用されるガスは、固相で凝固したとき、
低温ポンプ面により得られる温度において大気圧、例え
ば10 トルより非常に小さな蒸気圧を有するガスが用
いられるべきである。
必要に応じて、液体窒素を用いる代りに機械的な冷却が
行なわれてもよい。この場合には広範囲なカーテンガス
を用いることができる。例えば、非常に低温の冷却ユニ
ットが、米国、マサチューセッツのクライオジエニツク
ス テクノロジー インク(Cryogenics 2
4− Technology Inc 、 CTI )により
現在製造されている。これらのクーラのあるものは、2
0°にの如き低温で数ワットの熱を除去する能力を有し
ている。これにより、アルゴン、クリプトンあるいは窒
素の如きガスがカーテンガスとして使用可能となる。第
7図および第8図は、波形のフィン46′を有し、機械
的な冷却装置の使用が可能な真空室6′の一例を示して
いる。このフィン46′は、ニッケルメッキされた銅の
如ぎ導通性の高い金属製であり、上述のCTIにより製
造された適当なヒートポンプの冷却バー(図示せず)に
直接結合されている。図示せぬ第2の冷却面が室6′を
取り囲むように設けられ、ポンプの第2の冷却点に接続
されるようにしてもよい。質量分析器52がフィン46
′背後の室6/に位置させられる。真空室がバックされ
ている絶縁手段は図示が省略されている。
カーテンガスを低温ポンプで処理する代りに、室を他の
手段で真空化してもよい(機械的な大ポンプで)ことは
明らかである。これにより上述したカーテンガスの使用
により効果が同様に得られる。ネオンの如き他の比較的
反応性の低いカーテンガスを使用してもよい。
第9図にこの発明のさらに他の実施例を示す。
第9図においてカーテンガス室198は、環状の絶縁体
204で離隔された金属のインターフェースプレート2
00と金属のオリフィスプレート202とを有する。こ
れらのプレー)200,202はそれぞれ同一軸上に開
口206とオリフィス208を有する。
オリフィスプレート202は、質量分析器212を含む
真空室210の一端部を形成し、インターフェースプレ
ート200はイオン化室あるいは反応室214の一端部
を形成する。
目的の痕跡成分(原子あるいは分子)を含むサンプルガ
スは、パイプ218を介してソース216から反応室2
14へと導びかれる。
針状放電電極220が、パイプ218からの流れの中で
あってインター7エースプレート200に対向する室1
24の壁に配置され、開口206,208と同軸上にあ
るよりにされる。適当な強度と符号の電位が電極220
とプレート200,202に寿えられて、電41端とイ
ンターフェースプレー)20(1)間でイオン化が行な
われる。これらの部材間の電場を示す線が222で示さ
れている(第5図と同じ形状の線で示す。第11図)。
動作に際して、痕跡成分は、電極220からの放電ある
いは他の放出プロセス(熱あるいはRF’フィールド等
)により直接イオン化される。あるいはこのイオン化は
、化学的なイオン化プロセスのステップを踏んで、間接
的に行なうようにしてもよい。この場合、一つあるいは
それ以上の化学的な試薬ガスを必要に応じてパイプ21
8に接続したパイプ224から試料に注入するようにし
てもよい。
必要なイオン−分子反応が室214内で行な 27− われ、供給されたガス混合体に応じてイオンが形成され
る。
サンプルガスの他の形成方法について以下に説明する。
分析すべき痕跡物質が溶媒中に溶解される。例えば、痕
跡物質を含む空気が溶媒中に気泡として通される。痕跡
物質が水に含まれているときは、水自身が溶媒となる。
あるいは、痕跡物質は活性炭の如き固体基体上に集めら
れることもあり、その場合は基体は溶媒(例えばベンゼ
ン)中で振動させられる。溶媒としてはベンゼン、塩化
メチレン、ヘキサン、イソオクタン等が用いられる。
痕跡物質を包含する溶媒はついで蒸発させられる。これ
は溶媒を熱したキャリヤガス流中に噴射させることによ
って行なわれる。化学的なイオン化プロセスが好ましい
ときには、溶媒は化学的なイオン化試薬が用いられ、ま
た補助的な試薬がキャリヤガスの一部または全部として
用いられる。
痕跡物質はまた、液体クロマトグラフから28− 取り出され、この場合イオン化に先立って液体キャリヤ
は蒸発させられる。
第9図の実施例に示すカーテンガスは、インレットダク
ト230から供給され、周線方向成分を含むが半径方向
内方に向けられた円形のフローパターンを有している。
円形のフローパターンを形成するために他の手段を用い
てもよい。カーテンガスは、ソース234から供給パイ
プ232を介して供給される。
パイプ232に設けたバルブ236がカーテンガス室1
98中の圧力をコントロールする。
第9図の実施例において、カーテンガスの流れは、オリ
フィス208から真空室210への流れに対抗するため
に少ないか、等しいかあるいは多いかの種々の状態で作
動する。
これらの状態のそれぞれの場合に利点がある。
しかしながらこの流れの如伺にかかわらず、電極220
とプレー) 202に与えられた電圧および同一方向に
プレート204に与えられた第3の電圧によって室21
4中の電場は、イオンが、ガス流よりも高速で吸引され
て室214、カーテンガス室198のガスカーテンを介
して真空室210へと導かれるように構成される。第9
図の実施例に用いられる電圧がこの説明の末尾に付は加
えられている。
室214中の過剰のガスが、インターフェースプレート
200に隣接する室214の外壁に設けた通気孔240
から脱出しあるいはポンプにより排出される。
カーテンガス供給パイプ232からのカーテンガスが、
ガス室198からオリフィス208へと流れる流れに匹
敵するかあるいは僅かにこれより多い場合には、反応室
214から真空室へのサンプルガスの流れは阻止される
がイオンは伝達されることになる。これは第1図の実施
例の作動と同じモードである。
ガスカーテンは、以下に述べる利点を有する。
第1に、サンプルガスの流れは、真空室に入る流れとは
無関係である。種々のソースからのサンプルガス流、例
えば毛細管ガスクロマトグラフ、パックされたカラムの
ガスクロマトグラフ、直接の空気サンプル、トラップか
らキャリヤガス中へ離脱したサンプルなどの全てのサン
プルは、それぞれの最適のガス流を保持し、これらのガ
スの注入装置にオリフィス208を合致するように変更
することな(これらのガス流を受は入れることが可能で
ある。
第2に、如何なるサンプルガスでも使用可能である。す
なわち、低温ポンプ処理可能な(cryopumpab
le )あるいは処理可能ナカス(例、ヘリウム)、水
分もしくは粒子を含んだガス(例、通常の空気)などを
殆んどあらゆる温度で使用可能である。カーテンガスを
用いる゛ことによってオリフィス208は詰まることが
なくなり、カーテンガス自身は高純度を有しかつ乾いて
おり独立してコントロールされた温度を有しているので
、好ましくない不平衡クラスタリング(non −eq
uiHbriumclustering)が生じない。
この不平衡クラス 31− タリングとは、真空室内での膨張に際しての冷却効果に
よる断熱フリージェット膨張で生じる反応を意味してい
る。痕跡ガスイオンの周囲に最も集まる分子は通常水の
分子他の不純物であるので、この不平衡クラスタリング
は純粋なカーテンガスの使用により大幅に減少させるこ
とができる。
第3に、サンプルガス流が真空室へのガス流と無関係で
よいということによって、はんの少量のサンプルガスし
か使用可能でないとき(例、小さなサンプルガス容器か
らの)および痕跡成分のイオン化に対して必要な化学反
応係数が低いときでも高い感度が得られるという利点が
ある。例えば、従来周知のストップカラムクロマトグラ
フィを用いることができ、この場合、ガスクロマトグラ
フからのガス流は必要な時間間隔で停止させられ、分析
を与えられたサンプルについて行なうことが可能となる
。また同様にこの発明によれば、ガス流は長時間反応室
214内にサンプルガ 32− スを保持するように調節することができ、必要な痕跡成
分が反応室214に入ったときを検出するようにするこ
とができる。
分析器212の出力信号は、このとき増加するので、反
応室214への必要な痕跡成分の進入が検知される。こ
のときパイプ218に設けられたパルプ242がサンプ
ルガス流を停止させるかあるいは減少させて、サンプル
をより完全にイオン化させる。反応室214内の圧力が
減少したサンプルガス流のために低下したときは、カー
テンガス流もバルブ236により同時に減少せしめられ
、サンプルガスがカーテンガス室へ入るのを阻止しかつ
カーテンガスが反応室214へどっと進入しないように
調節される。
必要があれば第10図に示すように、目的の痕跡成分が
反応室214に達したとき、増加する質量分析器からの
出力信号は、増幅器250により増幅されスレッショル
ド検出器252を作動させるのに用いることができる。
検出器252における信号が、過渡的な効果を打ち消す
のに充分な時間セットされた所定時間経過後に、プリセ
ットされたトリガーレベルを越えると、検出器252は
作動して、出来るだけ長時間反応室214内にサンプル
を保持するようにガス流を調節する如くパル7”236
,242(例えば、ンレノイドバルブ)を制御する。パ
ルプ236,242は、増幅器240の出力が検出器2
52のスレッショルドレベルを下回ったとき、手動的あ
るいは自動的にリセットされる。
必要あれば、目的のサンプルガスが停止され分析された
後、反応室214は短時間カーテンガス流を増加させる
ことによってカーテンガスで充たすようにされる。
カーテンガスは適尚な低温ポンプ処理可能なガスであり
、低温ポンプはサンプルガスそれ自身が容易には処理で
きない場合にももちろん使用できるという利点がある。
第9図の装置における第2のモードは、「ビアストカー
テyJ  (pierced curtain )と呼
ばれる。このモードにおいて、カーテンガス流はオリフ
ィス208から真空室210に入るガス流に対抗するに
は不充分である。
従ってカーテンガス流は、サンプルガスに対しては無限
に調節可能なオリフィスを形成しイオンのための窓とし
ては最大限に開いた固定のオリフィスを形成するように
制御される。
これは第11図に示されており、ここで電場ラインは2
22で示され、カーテンガス流は260で、サンプルガ
ス流は262でおよびイオン束は264で示されている
カーテンガス流は同軸上にあるオリフィス208と開口
206の軸に向かって半径方向内方に形成されるので、
このカーテンガス流は真空室へ入るサンプルガス流を包
囲することになる。カーテンガス流260が増加すると
、このガス流は漸次オリフィス208と開口206の中
心軸に向かってサンプルガス流262を制限する。これ
により必要な程度に 35− までサンプルガス流を減少させることになる。
過剰のサンプルガスが存在するときは通気孔240から
排出される。
作動に際して、カーテンガス流は、圧力変換器および指
示器266によりサンプルガスバイブ218の圧力をモ
ニタしパルプ236を調節することによって制御され、
必要なサンプルガス流が真空室210に入るようにする
。このサンプルガス流は、最大の状態(真空ポンプの能
力が充分高げれば)から零まで連続的に変化させること
ができる。またオリフィス208は、使用できる真空ポ
ンプ装置が許す限り大きくすることができ、また低温ポ
ンピングが有効である。
この可変オリアイスによる作動モードの利点は、種々の
サンプルガス流が真空室内への流れに適切にマツチする
ようにできるという点にある。例えば、大きなオリフィ
ス208は毛細管ガスクロマトグラフの動作に最も適し
た流れよりも犬ぎな流れを通過させ、カラ36− ム圧力を大気圧より低下させ動作を劣化させる。カーテ
ンガス流の充分な補充によってこの問題は解決する。必
要あれば圧力指示器266からの信号が、パイプ218
内の圧力を必要な大きさに維持する如くパルプ236を
制御するのに用いられる。
上述した流れのマツチング能力は、イオン窓モードの作
動(当初に説明した)にも存在した。この場合過剰のカ
ーテンガス流とサンプルガスは通気孔240から排出さ
れたが、可変オリフィスモードの作動ではこの流れのマ
ツチング能力は以下の利点を有する。
第1に、第11図に示す如(イオン束線264は電場ラ
イン222に直交していることが明らかである。従って
開口206を通過するイオン束2640部分のみが必要
なイオン信号として作用する。開口206の外側にある
イオンは金属のインターフェースプレート200に当っ
て場を形成し、ソース温度が充分高げれば分子ともて直
ちに再放射される。
第1のモードすなわちイオン窓モードでは、これらの分
子は通気孔240から排出された。
可変オリフィスモードでは、これらの分子はサンプルガ
ス流262によって前方に移送され、中央領域において
再びイオン−分子反応の機会を与えられ、反応イオンと
の接触によって再イオン化する。このようにして再イオ
ン化された痕跡分子はイオン信号として寄与し、全イオ
ン信号の計数を増加させる。
さらにこのビアストカーテンモードは、オリフィス20
8の直後でのガスのダイナミック膨張に際してカーテン
ガスがサンプルガスを拘束するという利点を与える。こ
れにより痕跡イオンはオリフィス208の中心軸近、く
に保持され、質量分析器212へのフォーカスが容易と
なる一方、周囲のガスは剥され除去されることになる。
サンプルガス流の殆んど全部が真空室210内に導びか
れる場合には、イオン化手段は反応室214内にではな
く真空室210内に位置せしめられ、電極220および
プレート200.202の電位により与えられる電場は
取り除かれる。その代りに電磁的にコリメートされた電
子銃270の如き適当な手段によってイオン束が真空室
210内に形成され、この電子銃はオリフィス208か
ら放出される流れに向って電子流272を放出し、電子
衝撃によって真空室内に痕跡イオンを発生させる。オリ
フィス208の直後の領域内でのサンプルガスの膨張を
制限するカーテンガスの拘束効果によって、得られたサ
ンプルイオンは装置の中心軸に向って極めて制限された
領域で形成され、これによりイオンは質量分析器212
に有効にフォーカスされることになる。
カーテンガスはこの発明のイオン移送という観点からは
低温ポンプ処理可能である必要はないが、低温ポンプ処
理できる方が好ましい。カーテンガスを低温ポンプ処理
することによって、通常の同様なポンプ速度をもった 
39− 真空ポンプ装置を備えた装置よりも小型軽量かつ安価な
装置とすることが可能となる。
真空室内のフィンの冷却温度に応じて、これらのカーテ
ンガスとしては、窒素、アルゴン、炭酸ガス、酸素(正
イオン用)、適当な7レオンガスなどが低温ポンプ可能
なガスとして用いられる。これらのガスは全て、真空室
の壁が冷却可能な温度において大気圧(10””トルあ
るいはそれ以下)より非常に小さな蒸気圧を有している
またサンプルガスそれ自身が低温ボンピンク可能であっ
てもよい。これらのガスは、水蒸気、イソブタン、プロ
パン、ベンゼン、塩化メチレン、ヘキサン、イソオクタ
ンその他の化学的な試薬ガスであることができる。サン
プルガスはまた窒素あるいはアルゴンの如きガスである
ことができる。この場合、サンプルガスが真空室中に導
びき入れられたときでも、低温ポンプは使用可能である
−4〇− 表  ■ VI O:  +1000〜+3000ボルトVll:
  +50  〜+300 ボルトV12:  +2 
 〜+20  ボルト上記の電圧は、正のイオン形成と
移送のためであり、電圧の符号は負イオンに対しては反
転される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例の説明図、 第1A図は、第1図の装置のイオン形成領域のグラフ。 第2図は、第1図の2−2線に治ってみた断面図、  
   − 第3図は、第1図の3−3線に沿ってみた断面図、 第4図は、第1図の低温ポンプの断面図、第5図は、流
体の流れ、電場およびイオン通路を示すグラフ、 第6図は、この発明の他の実施例の断面図、第7図は、
真空室の一変形例の断面図、第8図は、第7図の8−8
線についてみた断面図、 第9図は、この発明の他の実施例の断面図、第1O図は
、第9図の実施例の制御システムのブロックダイアグラ
ム、および、 第11図は、第9図と同様であるが他の作動モードを示
す断面図。 2 ・・・・・・反  応  部 4 ・・・・・・ガ
スカーテン部6・・・・・・真 空 部 8 ・・・・・・インターフェースプレート10 ・・
・・・・オリフィスプレー ト34・・・・・・開  
  口 42・・・・・・オリフィス22・・・・・・
電   極 43−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)痕跡成分を真空室内で分析する方法において、 (a)  痕跡成分に対して低い反応性を有するカーテ
    ンガスを選択し、 (b)  このカーテンガスを真空室に隣接する第1の
    領域に導き、 (C)この第1の領域と真空室との間のオリスイスを介
    してカーテンガスの少なくとも一部分が真空室内へ入る
    ことを可能となし、 (d)  真空室内の真空を維持して前記オリフィスの
    軸を中心として真空室内でのカーテンガスの膨張を行な
    わしめ、 (e)  前記第1の領域に隣接する第2の領域に対し
    て分析すべき痕跡成分を含むサンプルガスを供給し、 げ)第1の領域に流入するサンプルガスを制限するよう
    に第1の領域に向かうカーテンガスの流れを制御し、 (g)  前記第2の領域において痕跡成分の少なくと
    も一部をイオン化して痕跡イオンを形成し、 (h)  前記第1および第2の領域に電場を形成し、
    痕跡イオンを第1の領域から第2の領域へさらにオリフ
    ィスを介して真空室へと吸収し、カーテンガスが真空室
    へ入るサンプルガスの量を制限すると共に電場の作用下
    にイオンの通過するイオン窓としても機能するようにな
    し、 (i)前記イオンを膨張するカーテンガスから離れた通
    路に沿って真空室内に位置す・る分析装置に導いて、お
    よび、 (j)  この分析装置により前記イオンを分析するよ
    うにした方法。 2)前記第1の領域に導ひかれるカーテンガスの流速を
    サンプルガスが第1の領域に流入することを阻止するの
    に充分なものに維持する過程を含む特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。 3)前記第1の領域に導かれるカーテンガスの流れを制
    御し、サンプルガスの制限された流れが第1の領域とオ
    リフィスを介して真空室内へ流入するようにした過程を
    含む特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4)カーテンガスの流れを制御してサンプルガスの第1
    の領域における圧力を所定のものに維持するようにした
    過程を含む特許請求の範囲第1項に記載の方法。 5)前記第2の領域がサンプルガス形成装置の出口に接
    続し、さらにカーテンガスの流れを制御して前記装置の
    圧力が大気圧以下に低下することを阻IEする過程を含
    む特許請求の範囲第4項に記載の方法。 6)カーテンガスの方向と流速を制御して第1の領域を
    流れるサンプルガス流をカーテンガスが包囲しかつ制限
    するようにした過程を含む特許請求の範囲第3項に記載
    の方法。 7)カーテンガスの方向と流速を制御してオリフィスを
    介して流れるサンプルガス流をカーテンガスにより取り
    囲み、真空室内のオリフィス直後でのサンプルガスの膨
    張を制限するようにした過程を含む特許請求の範囲第3
    項に記載の方法。 8)限られた容積のンースからサンプルガスを供給して
    その量を制限するようになしおよび所定の時間少な(と
    もサンプルガス流を制御して第2の領域における痕跡ガ
    ス分子を保持しイオン化される痕跡ガス分子の数を増加
    させるようにした特許請求の範囲第1項に記載の方法。 9)所定の時間カーテンガスの流れを太き(増加させて
    第2の領域をカーテンガスで充満させるようにした特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 10)所定の温度において固相に凝固したとき 3− 大気圧より大きく下回る蒸気圧を有するカーテンガスを
    選択し、前記所定の温度以下に真空室内の内面の少なく
    とも一部を冷却し前記内面の前記一部においてカーテン
    ガスを凝固するようにした特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。 11)真空室内で痕跡成分を分析する方法において、 (a)  痕跡成分に対して低い反応性を有するカーテ
    ンガスを選択し、 (b)  真空室に隣接する第1の領域内にカーテンガ
    スを導入し、 (C)  第1の領域と真空室との間のオリフィスを介
    してカーテンガスの少なくとも一部分が真空室内へ入る
    ことを可能となし、((1)真空室内の真空を維持して
    前記オリフィスの軸を中心として真空室内でのカーテン
    ガスの膨張を行なわしめ、 (e)  第1の領域に隣接する第2の領域に対して分
    析すべき痕跡成分を含むサンプル 4− ガスを供給し、 (f)  第1の領域に対するカーテンガスの流れを制
    御して第1の領域へ入るサンプルガス流の制限された流
    れがオリアイスを介して真空室内へ流れるようになし、 (g)  前記第1の領域におけるカーテンガス流の方
    向を制御してカーテンガスにより第1の領域およびオリ
    フィスを流れるサンプルガスを取り囲んでその直径を制
    限し、 (h)  サンプルガス中の痕跡成分の少なくとも一部
    をイオン化し、 (i)  前記イオンを膨張するカーテンガスから離れ
    た通路に沿って真空室内に位置する分析装置に導いて、
    および、 (j)  この分析装置により前記イオンを分析するよ
    うにした方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6686592B1 (en) 1999-09-20 2004-02-03 Hitachi, Ltd. Mass spectrometer, mass spectrometry, and monitoring system
JP2010519526A (ja) * 2007-02-23 2010-06-03 マイクロマス ユーケー リミテッド 質量分析計

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