JPS59227957A - 耐弗酸性に優れたフレ−クライニング材 - Google Patents

耐弗酸性に優れたフレ−クライニング材

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JPS59227957A
JPS59227957A JP10332683A JP10332683A JPS59227957A JP S59227957 A JPS59227957 A JP S59227957A JP 10332683 A JP10332683 A JP 10332683A JP 10332683 A JP10332683 A JP 10332683A JP S59227957 A JPS59227957 A JP S59227957A
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JP
Japan
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hydrofluoric acid
resin
mica
lining material
flake
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JP10332683A
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JPS6236074B2 (ja
Inventor
Chiaki Tsukamoto
塚本 千秋
Kiyokazu Hachitsuka
八塚 清計
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マスコバイ1へ雲母を不飽和ポリエステル樹
脂又はエポキシ樹脂に混合充填した耐弗酸性に優れたフ
レークライニング材に関する。
更に詳しくは、酸化アルミニウムの含有量が30千 %以」二で、且つ酸化鉄の含有量が3重量%以忠である
高純度のマスコバイ1へ雲母を耐食性の不飽和ポリエス
テル系樹脂又はエポキシ系樹脂に混入充填し、高濃度弗
酸溶液から金属等の腐食を防止する為に該混合物を母材
にライニング施工する耐弗酸性ライニング材に関する。
従来から、フレークライニング材として、鱗片状のガラ
スフレークを不飽和ポリエステル樹脂又はエポキシ樹脂
に混入し、これを薬品の貯槽や排煙脱硫装置の内面、さ
らに石油タンク底板、海洋構築物、船舶等の内外面に防
食材としてフレークライニングする方法が行なわれてい
る。
このようなフレークライニングは、鱗片状のガラスがラ
イニング施工対象母材に平行に重層配列している為、塗
膜を通しての薬液の浸透が極端に妨げられ、母材の防食
効果が極めて大きくなる。
しかしながら、含まれるガラスフレークは通常の酸たと
えば硫酸、硝酸、塩酸といった薬液や塩溶液にはたとえ
高温高濃度の条件でも極めて高い低抗性を示すが、弗酸
水溶液には下記反応式の如く反応し珪弗化水素酸となり
ガラスフレークはフレーク状をとどめなくなる。
5iOz +48F−+SiF4+2820CaSiO
i +68F−+Sj、F4 +CaF 2+3H20
SiF4+4H20→2H2SiFθ十S i (OH
) 4従って、弗素ガスや弗酸溶液を用いる装置や貯槽
のライニング材として、ガラスフレークライニングを適
応することは、意味がなく、逆にフレークを含まない樹
脂のみの場合に比べ母材の腐食が促進される危険性があ
る。
本発明者らは、これらの欠点を改良すべく鋭意検討した
結果、耐弗酸性に優れたフレークライニング材として、
酸化アルミニウムの含有量が30重量%以上で、且つ酸
化鉄の含有量が3重量%以下であるマスコバイト雲母を
不飽和ポリエステル系樹脂又はエポキシ系樹脂に配合し
たコンパウンドが極めて良好な防食効果を示すことを見
い出した。
さらに、ガラスフレークに比べ耐弗酸性ばかりでなく、
耐アルカリ性も優れていることがわかった。不飽和ポリ
エステル樹脂に雲母を配合したフレークライニングが耐
熱性、金属やコンクリート等の母材との接着性或は耐ア
ルカリ性に優れ、且つ雲母としてマスコバイト(白雲母
)が防食フレークライニング材用として使用し得ること
は特開昭52−91044号等で公知である。
本m発明者は、このようなフレークライニング工法の研
究の過程で、通常の酸やアルカリに対する防食性に優れ
るだけでなく、弗酸に体しても良好な耐食性を示す塗膜
組成について種々検討を行った所、フレーク状雲母を用
いた場合、成る時は、侵食され、成る時には良好な耐食
性を示すという現象に直面した。この点に着目して雲母
組成と耐弗酸性の関係について鋭意研究を行った結果、
本願を完成するに至ったのである。
即ち、本願で使用可能な雲母としてはマスコバイト雲母
であり、且つA 1203成分が30重量%以で、酸化
鉄含有量が3重量%以下であることが必要である。Al
2O3成分が30重量%未満になると耐弗酸性が悪くな
り、また酸化鉄成分の含有量が3重量%を越えると、弗
酸ばかりでなく塩酸。
硫酸といった他の酸に対する耐酸性も低下する。
ここでいう酸化鉄成分とは、FeO及びFe2O3の合
計量である。樹脂に混入するマスコバイト雲母の厚さは
通常0.5〜30ミクロン程度で厚さが薄い程好ましく
、また平均粒径は24〜325メツシユが適当で、好ま
しくは48〜250メツシユである。
粒径が24メツシユより粗くなりすぎるとライニング施
工が困難となり、325メツシユより細かすぎると防食
性能が低下する。樹脂への混入量は、樹脂100部に対
し5〜100部で、好ましくは20〜80部である。混
入量が5部未満では防食効果が低下し、100重量部以
上になるとコンパウドの粘度が高くなりすぎライニング
施工が困難となる。尚マスコバイト雲母以外のタルク、
硫酸バリウム、ガラスフレーク、グラファイト、金属フ
レーク、アルミナ等の充填剤を同時に混合併用すること
も可能である。
本発明において使用する樹脂は不飽和ポリエステル系樹
脂及びエポキシ系樹脂である。
不飽和ポリエステル系樹脂としては、一般のイソフタル
酸系、テレフタル酸系、ヘット酸系ポルエステル樹脂等
でもよいがより耐食性のあるビスフェノールA系、ビニ
ルエステル系、フェノールノボラック型ビニルエステル
系のポリエステル樹脂が好ましい。これらの樹脂は通常
スチレン等の反応性モノマーが20〜70重量%含有し
ており、これをメチルエチルケトンパーサイド等の有機
過酸化物を用い重合硬化させる。樹脂中にはコバルト、
ジメチルアニリン等の促進剤や顔料、揺変剤等を必要に
応じ混入する。エポキシ系樹脂はビスフェノールA系の
ものが好ましいがその他公知のものはすべて使用できる
。又硬化剤としては、ジアミン、ポリアミン、アミド、
アミドアミン等が好ましいがその他の硬化剤を併用する
こともできる。
マスコバイト雲母と樹脂間の親和性を高めるためには公
知のカンプリング剤を用いることは有効であり、カップ
リング剤としては有機シラン系、有機チタネート系が好
適である。カップリング剤は。
あらかじめマスコバイト雲母表面に処理する方法を採れ
ばよいが、樹脂中にカップリング剤を先に添加した後、
雲母を混合する方法でも効果は認められる。ライニング
基材は鉄、鋼等の金属が一般的であるが1モルタルやコ
ンクリ−1−等にも施工可能である。マスコバイト雲母
を配合した樹脂コパウンドのライニング施工法は下記の
ようにしてして行われる。たとえば金属基材の場合、ブ
ラスト処理により5ISSa2.5以上に仕上げプライ
マーを塗布する。次に硬化剤を均一混合したコンパウン
ドをスプレー又はコテ及びローラーを用いてプライマー
塗布した基材上に塗布する。プラス1へ処理後、直ちに
コンパウンドを塗布する場合、プライマー塗布を省くこ
とができる。尚プライマーとしては基材及び不飽和ポリ
エステル系樹脂又はエポキシ系樹脂と親和性のあるもの
であれば特に制約はない。フレークコンパウンドの塗布
厚さは通常一層当り0.1〜2mmで好ましくは0.2
〜]、 m川である。従って厚い塗膜層を必要とする場
合には2〜3層塗り重ねる。塗膜厚みが0.1+n+n
以下では耐食性能が低く、基材の腐食が短期に発生する
また厚く塗布しても施工コス1への上昇を招くだけであ
り、一般に0.1〜4mmが適当である。フレークコン
パウンド施工後、塗膜の表面状態をよくする為、トップ
コート仕上げをする。1−ツブコートとしては、フレー
クコンパウンドの樹脂と同系統の樹脂をベースにし、必
要に応じ充填剤や若色顔料を用いる。また不飽和ポリエ
ステル系樹脂をトップコートに使用する場合、空気が表
面の硬化を妨げる為、通常ワックスを添加するか、空気
硬化可能な樹脂又は添加剤を用いる。塗布厚みは10〜
500μが適当である。
このようにしてライニング施工された装置や貯槽は、高
濃度の弗酸に対しても使用でき、ガラスフレークに比べ
弗酸に対しより強い抵抗性を有するマスコバイト雲母フ
レークを含有する為、長期間優れた耐弗酸性を示す。
以下実施例をあげて本発明のライニング材の特徴を説明
する。
実施例 ビニールエステル系不飽和ポリエステル樹脂100部に
、表1に示した平均粒径100メツシユの各種フレーク
状充填材を40部添加、さらに6%ナフテン酸コバルI
−0,8部及び日本ユニカー社製シランカップリング剤
A−174を0.5部添加し樹脂中に均一混合した。次
に硬化剤であるメチルエチルケトンパーオキサイドを上
記コンパパウンド100部に対し、1部添加し均一混合
後、試験用試料作成に供した。試験用サンプルは、]−
000mm幅) X 100mrn(長さ)X3mm(
厚さ)の5S−41の鉄板を用意し、ブラスト処理後プ
ライマーとして変性ビニルエステル系樹脂[昭和高分子
(株)製リポキシR−802DA]を0.05mmの厚
みに塗布し、次いで表1のNo、 ]〜No7に記載の
各種フレークを夫々上記の手順で配合してフレークコン
パウンドを作iJ、コテとローラーを用いて1層当り1
mmの厚さで2層塗り重ねた。
このようにして出来上った塗布サンプルを1重量%の弗
酸を含む水溶液中に80℃にて浸漬し、3ケ月後の塗布
サンプルの外観及び重量変化を調べ表1に併記した。
マスコバイト雲母でA 1203含有量30%以上で、
且つFeO+Fe2O3合計含有量が以下のものは耐弗
酸性が極めて良好であるが、Al2O3成分が少ない場
合及びFeO+Fe20s成分が多すぎる場合は重量増
加が大きく、塗膜にブリスター(ふくれ)を発生し易く
なる。またガラスフレークを用いた場合は、ガラスが弗
酸に溶解されるため重量減少が大きく、ついには塗膜中
フレークが存在した部分が空洞化される。
実施例8〜9 エピコート828(シェル化学製)とエビキュアー13
8(シェル化学製)を用いたエポキシ樹脂をベースに組
成の異なるマスコバイト雲母i母を樹脂100部に対し
35部配合しフレークコンパウンドを作成した。フレー
クの粒径は平均48メツシユである。
このフレークコンパウンドを実施例1と同様の基材に1
mmの厚さにコテとローラーを用いて塗布し。
テストサンプルとした。浸漬液は20重量%の弗酸を含
む水溶液を用い常温で浸漬を行なった。その結果を表2
に示した。
”I′□・′1□゛イ・「1.□O()士F(!:J:
]ノ51こ3フ4以′   土/:′−ニツ゛L 、f
、j、(−1、)・す1つた力;この条件5()・(’
 fil、、 i:、己1、抛例)]ては」−1量増加
が大きく、塗膜の−1;1:れが認めら扛た。
特許出願人 東洋ゴム工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 酸化アルミニウムの含有量が30重量%以上で。 且つ酸化鉄の含有量が3重量%以下であるマスコバイl
    へ雲母を不飽和ポリエステル系樹脂又はエポキシ系樹脂
    に配合したことを特徴とする耐弗酸性に優れたフレーク
    ライニング材。
JP10332683A 1983-06-08 1983-06-08 耐弗酸性に優れたフレ−クライニング材 Granted JPS59227957A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10332683A JPS59227957A (ja) 1983-06-08 1983-06-08 耐弗酸性に優れたフレ−クライニング材

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JP10332683A JPS59227957A (ja) 1983-06-08 1983-06-08 耐弗酸性に優れたフレ−クライニング材

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JPS59227957A true JPS59227957A (ja) 1984-12-21
JPS6236074B2 JPS6236074B2 (ja) 1987-08-05

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ID=14351052

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0881251A1 (de) * 1997-05-28 1998-12-02 CT-Chemie GmbH Effektkitt für Natur- und Kunststeine

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918615A (ja) * 1972-06-21 1974-02-19
JPS5223134A (en) * 1975-08-14 1977-02-21 Kansai Paint Co Ltd Water-based anticorrosion paint
JPS5291044A (en) * 1976-01-27 1977-08-01 Kuraray Co Ltd Method of processing mica flake lining

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JPS6236074B2 (ja) 1987-08-05

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